ベッドフレームの上に置かずにフローリングや畳に直置きをしたい方も多いのではないかと思います。
そんな方のために、この記事では「床に直置きができるおすすめのマットレス」をご紹介します。ただ、普通のマットレスは本来床に直置きで使うものではありません。

そのためマットレスの機能的に直置き可能かどうかを事前に確認しておくことが大切です。さらに、いくつか注意点もあるので軽く目を通しておきましょう。
この記事ではご紹介していませんが、エムリリーの三つ折りタイプもおすすめです。

目次
マットレスを床に直置したときのメリット
マットレスを床に直置きするメリット
- 空間を有効的に使える
- 引っ越しの際に楽
床に直置きする場合のメリットとしては、お部屋の空間を有効的に使えることです。
日中はマットレスを片づけて部屋を広く使うこともできますし、ベッドフレームがないことによりお部屋がすっきりとシンプルになります。
また、数年のうちに引っ越しをする可能性があるような方にもメリットがあります。それは引っ越しがしやすいことです。
引っ越し時のベッドフレームの解体や、処分はなかなか大変ですよね。ベッドフレームをもともと購入しないことで、荷物を少なくできるのでかなり楽になるでしょう。

マットレスを床に直置きするときは正しい知識で
本来マットレスを床に直置きで使うことはNGとされています。それは、湿気によるトラブルの問題からです。しかし、マットレスの「正しい選び方」と「湿気への対策」をすれば、まったく問題なく使えることをご存じでしょうか。
直置き可能マットレスの正しい選び方
直置き可能なマットレスかどうかは以下の3つの条件がすべてそろっていることが必須。
- 通気性
- 厚み
- 重さ
快眠するためにはとても重要な3つなので少し詳しく解説します。
通気性
通気性の良さはカビやダニの原因に直結します。
もちろん湿気対策の観点でも大切な項目ですが、通気性が悪いことでの弊害がもうひとつあります。マットレス内に熱がこもり、背中が暑くなって暑い時期に汗をかく量が多くなることです。
主に夏ですが、それが原因でじとーっとした寝心地の悪い睡眠環境となり睡眠の質を下げてしまいます。通気性へのこだわりや、高い通気性をうたっているマットレスを選びましょう。
厚み
厚みは直置きで使う時に底付きが起きてしまわないようにするために必須です。底付きというのは、マットレスに横になった時に体の沈み込みの度合いで、床まで届いてしまうことです。
底付きを感じたまま寝ることで、[肩こり・腰痛・各部位の痛み]の原因となります。

最低でも10㎝以上で高反発のマットレスを選びましょう。10㎝以下の低反発だと、沈み込みすぎて床付きが発生します。
重さ
重さは一見関係なさそうですが、日中にしまう時や陰干しをするときに大事です。主に毎日のお手入れのしやすさですね。
重いマットレスだと、持ち上げて壁に立てかけたりすることがだんだん辛くなりさぼりがちに。
目安の重さは10㎏~15㎏程度でしょうか。

これ以上の重さになると毎日立てかけるのは大変になってしまいます。
直置きマットレスの湿気対策
マットレスを床に直置きしたいとき、床の素材がフローリングの場合はしっかりとした「湿気対策」が必要です。
その理由は、フローリングは畳と違って通気性が全くないからです。
逆に畳の場合は通気性があるのでいくらかはマシです。
(畳でも対策はするべき)
湿気対策を怠ると、カビやダニ大発生の原因になり、不快な事態になってしまいます。
最悪、高価なマットレスを捨てる羽目になります。
この湿気対策ができないのであれば、直置きはやめた方が無難です。
定期的な陰干し
マットレスを直置きする場合は定期的な陰干しが必要です。どれくらいの頻度でしたらいいかというと、季節にもよりますが、できれば3.4日に1度はおこなってください。
特に梅雨時期や、雨が続いた日は、マットレスを使用していない時間帯(日中)に壁に立てかけておくなどの対策忘れないようにをしましょう。
陰干しの正しいやり方は、こちらをご覧ください。「ウレタン素材」とありますが、陰干しのやり方としては前マットレス共通です。
>>ウレタン素材マットレスの手入れ方法
すのこや除湿シートの使用
すのこや除湿シートを使用することで、マットレスの陰干しの回数を減らすことができます。
すのこを敷き、マットレスと床に隙間をつくるだけで通気性問題がかなり解消されます。
除湿シートは、ずっと敷いておけば良いわけではなく、湿気を吸い切ると目印がでます。
その目印は各製品ごとに表示のされ方が違いますが、色が変わったりするので、その度に外に干したり洗濯することが必要となります。
マットレスを床に直で置くときは冬でも注意が必要
湿気によるマットレスへの対策はよく汗をかく夏だけと思いがちですが、実際には冬にも注意が必要です。それは冬にも寝汗はかくことと、結露による問題です。

上記の画像は、体温と床の温度差によってマットレス内部の湿気が結露して湿気ってしまう現象を構図化しています。簡単な例でいうと、「氷の入ったグラスの外側が外気に触れて水滴がつく現象」と同じことがマットレス内部で起きてしまうんです。
見落としがちなので、マットレスの直置きを考えているか方は、この「結露」に関しても頭に入れておいた方が良いです。
直置きメリットを活かせる「すのこベッド」
先ほども湿気対策でご紹介した「すのこ」をマットレスの下に敷くことで通気性を格段に上げることができます。さらに、直置きのメリットはお部屋をシンプルに見せること。
その直置きのメリットを、すのこだと最大限に活かすことができるんです。そんなすのこの中でもとっておきのブランドがこちらです。
源ベッド「ひのき製すのこベッド」
それはこちらの源ベッド「ひのき製すのこベッド」です。
ひのき素材は湿気をコントロールしてくれる上に、防臭・消臭・防虫効果と、リラックス効果のある香りを持っています。
マットレスのトラブルすべてをカバーしてくれるポテンシャルを秘めているんです。
しかも、このひのき製すのこベッドは折りたためて、部屋の隅に置くこともできる優れモノなんです。気になる方は公式サイトでチェックしてみてください。
この「ひのき製すのこ」を使うことで通気性がアップし、床に直置きするメリットを活かしつつ、マットレスを立てかけたり、陰干しする回数を減らすことができます。
床に直置き&おすすめマットレス5選
これまでのことをしっかりと確認したうえでマットレス選びをしていきましょう。

どれも[通気性・厚み・重さ]を考慮し、私が最適なものと判断したマットレスばかりです。ぜひ参考にしてください。
硬さ選びの基準(N)
N(ニュートン)はマットレスにおける硬さの単位です。75以下が「やわらかめ」で、75~110Nが「普通」、110~150Nが「かため」、150N以上が「かなり硬め」になります。110N以下は床への底付きを感じてしまう恐れがあるため、なるべく避けた方がいいと覚えておくと良いでしょう。
ソムレスタ『マットレスプレミアム』
サイズと価格(税込) | S:39,600円 SD:49,500円 D:59,400円 WD:69,300円 |
厚み | 10㎝ |
重さ | S:9.6㎏ SD:11.5㎏ D:13.8㎏ WD:14.9㎏ |
素材 | SOMRESTA®フォーム (超高密度・高弾性/高反発ウレタンフォーム) |
かたさ | 硬め(154N) |
通気性 | |
三つ折り | 可 |
保証期間 | 3年間 |
グッドデザイン賞受賞マットレス
2020年にグッドデザイン賞を受賞した[機能性・デザイン性]を認められた実力派マットレスです。
耐久力や衛生面で「ボーケン」という第三者検査機関が試験を実施し、どれも高い評価を得ています。
外せて洗濯機で丸洗いできるキルティングカバーの中綿は、ソムレスタの中芯の「洗えないウレタン」に届かないように留める機能を持っています。
だから衛生面でとても高い評価を得ているんですね。
この記事ではご紹介していませんが、ソムレスタが気になる人はモットンや雲のやすらぎもおすすめです。
収納も簡単、軽くて使い勝手抜群の折りたたみマットレス15選をご紹介している記事も参考にしてください。

ソムレスタについてもっと詳しく!
>>ソムレスタの体験レビュー
>>ソムレスタ口コミ評判セールまとめ
昭和西川『ムアツスリープスパX』

ムアツスリープスパX
サイズと価格(税込) | S:132,000円 SD:165,000円 D:198,000円 |
厚み | 10㎝ |
重さ | S:8㎏ SD:9.9㎏ D:11.5㎏ |
素材 | 高反発ウレタンフォーム |
かたさ | 1層目 上層:160N 中層:220N 下層:220N |
通気性 | |
三つ折り | 可 |
保証期間 | なし |
ムアツシリーズの最高峰
「ムアツふとん」で有名な昭和西川が販売しているムアツシリーズ3種類のうちの最上級モデル。
卵をヒントに得た点で支える構造が特徴です。凹凸構造(点で支える)にことで、身体への圧力を減らして寝ているあいだの血流の妨げを防ぎます。

その結果、快適な寝心地とすっきりした目覚めをあなたにもたらしてくれます。
ムアツスリープスパについてもっと詳しく!
>>スリープスパ3つの違いと選び方
>>スリープスパの販売店やセール情報
エアウィーブ『四季布団』

四季布団
サイズと価格(税込) | S:99,000円 SL:106,700円 SD:118,800円 D:138,600円 |
厚み | 8㎝ |
重さ | S:8.5㎏ SL:9㎏ SD;10㎏ D:11.5㎏ |
素材 | 高反発エアファイバー |
かたさ | (表面カバーのかたさ) |
通気性 | |
三つ折り | 可 |
保証期間 | 3年間 (中材のエアファイバーのみ) |
無料お試し期間 | なし |
マットレスまるごと洗い流せる
寝返りのしやすさや体圧分散がしっかりしているのにも関わらず、日本人の古くからの「布団」に近いふっくら感を持っているマットレス。
飛びぬけてエアウィーブの値段が高いですよね。その理由は素材にあります。高反発エアファイバーは、マットレス素材の中でも高級品。その特徴的な機能性は、抜群の通気性と素材まるごと洗い流せることです。
ウレタン素材のマットレスは水に弱いので、濡れるとボロボロになり捨てるしかなくなります。それに対し、ファイバー素材が複雑に絡み合うエアファイバーは、毎日洗うこともできますし速乾性もあるんです。ちなみに洗う時は、シャワーなどを使って簡単に洗い流せます。エアウィーブはカバーも洗濯機で洗えるので、丸ごと洗えるマットレスです。
すのこベッドを使うことで直置き可能『エマスリープ』
サイズと価格(税込) | S:67,000円 SD:77,000円 D:87,000円 Q:97,000円 K:107,000円 |
厚み | 25㎝ |
重さ | S:21㎏ SD:25㎏ D:29㎏ Q:33㎏ K:37㎏ |
素材 | 特殊ウレタンフォーム |
かたさ | 1層目 1層目:70N 2層目:150N 3層目:120N |
通気性 | |
三つ折り | 不可 |
保証期間 | 10年間 |
無料お試し期間 | 100日間 >>詳しく見る |
世界200万人に愛されるマットレス
エマスリープのマットレスは、ドイツ生まれです。日本にやってきたのは2020年の12月、発売以来SNSを中心に徐々にその名が広まっています。横向き寝のときに圧力が強くかかる腰や肩にあたる部分の硬さが違う(ゾーニング)ことが特徴です。つまり、横向き寝がとても楽な構造になっているということ。25㎝の厚みのウレタンでありながら通気性には定評があります。通気性が良いとはいえ、なかなかの厚みと重さにより、最低でもすのこベッドを使用しなければ使いづらいといえるでしょう。
エマスリープのコスパがありえないほど高い理由
エマスリープは、本来シングルサイズでも10万円近くするようなマットレスの質。
しかし、実際にはシングルサイズが67,000円と、かなりコスパが高いブランドとして評判を集めています。
それは実店舗を持たないことや、広告にお金をかけずに、SNSを使ったマーケティング方法を駆使することによってコストを最小限に抑えているのが理由でできることなんです。
値段相応ではありません。
値段以上です!

ノーリスク100日間返金保証つき!
エマスリープについてもっと詳しく!
>>エマスリープの口コミ評判と魅力
>>エマスリープとコアラマットレス比較
>>エマスリープのセール最新情報
すのこベッドを使うことで直置き可能『NELLマットレス』

NELLマットレス
サイズと価格(税込) | S:75,000円 SD:90,000円 D:105,000円 Q:135,000円 K:150,000円 |
厚み | 21㎝ |
重さ | S:19.1㎏ SD:23.38㎏ D:27.08㎏ Q:34㎏ K:39.7㎏ |
素材 | 中芯:ポケットコイル ウレタンと不織布の層 |
かたさ | |
通気性 | |
三つ折り | 不可 |
保証期間 | 10年間 |
無料お試し期間 | 120日間 >>詳しく見る |
寝返りに特化した腰痛対策マットレス
NELL(ネル)マットレスは、前述のエママットレスと同じく実店舗を持たないブランドで「高級ホテル並みの質を半分の価格で」というコンセプトを掲げています。
寝返りが腰痛や睡眠の質に重要なポイントであるとし、発案者と福岡の老舗マットレス工場との共同開発。
なにがすごいのかというと、ポケットコイルのコイルの数が20万円ほどのハイブランドマットレスと比較しても遜色ないほど贅沢に使われているところです。

さらにすごいのが、返品・返金保証です。
ネルマットレスの反発力・体圧分散・表面生地の包み込まれるような寝心地は実際に3か月(120日間)使用して体験できます。
興味のある方は、ぜひお試ししてみてください。
ネルマットレスが最高すぎる!
>>ネルマットレスの実体験レビュー
直置きマットレス選びのポイントまとめ
マットレスの直置きは気をつけることをしっかりと確認しておけば可能です。
まとめ
- 直置きマットレス選びポイント
・通気性が高いもの
・厚さが10㎝未満のもの
(すのこを使うと厚さは気にする必要なし)
・重すぎないもの
(立てかけるときにきつくない重さ) - 湿気対策
・定期的な陰干し
⇒3.4日に1度(何も敷かず直置きの場合)
・すのこや除湿シートを敷く
うっかり油断してカビやダニを発生させてしまい、マットレスを捨てる羽目にならないようにしましょう。

個人的に絶対チェックして欲しい記事は折りたたみマットレス15選をご紹介している記事です。ぜひ参考にしてくださいね。