・マットレスクリーニングってどういうもの?
・マットレスクリーニングの料金は?
マットレスは洗浄せず何年も使っていると、汚れが蓄積してダニが繁殖し、健康を害する可能性があります。
定期的にクリーニングして、清潔な状態で長く使い続けましょう。
本記事ではマットレスクリーニングの料金相場や依頼方法、依頼する際の注意点などを紹介します。
汚れてきたマットレスを洗うかどうか、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
マットレスのクリーニングとは?
マットレスクリーニングとは「クリーニング業者へ依頼して、マットレスを洗浄してもらう」サービスのことです。
クリーニングでは一般に、マットレスのホコリ除去、高温スチームを使った洗剤洗浄、熱風乾燥をおこないます。
他にもオプションで防臭・抗菌加工、シミ抜き、ペット専用消臭などが可能です。
業者が出張対応してくれるため、店舗に持ち込む手間がなく便利です。
マットレスをクリーニングする頻度は?
マットレスは、2年に一度クリーニングするのがおすすめです。
長い間使ったマットレスは汗や皮脂、ホコリなどで汚れ、ダニが繁殖してしまいます。
そのまま放置しておくと、体のかゆみや湿疹、アトピーやぜんそくなどアレルギーの悪化をまねく可能性があります。
マットレスが原因で体調不良を引き起こさないために、定期的にクリーニングしましょう。
マットレスクリーニングにだせる種類
素材や種類などさまざまなタイプがあるマットレス、そのすべてがクリーニングできるわけではありません。
高温スチームを使って洗浄しますので、熱や水でへたってしまう素材はクリーニングに不向きです。
素材 | クリーニング | 代表的なブランド |
スプリングコイル | ◯ | サータ・NELL |
ファイバー素材 | エアウィーヴ | |
高・低反発ウレタン | × | コアラマットレス |
ラテックス | SweetNight |
クリーニングができないマットレスは、自分でお手入れする必要があります。
部分的な汚れであれば、ご家庭にあるクエン酸や重曹などで簡単に落とせますので、ぜひやってみましょう。
以下の記事で、特徴的な汚れの落とし方を紹介しています。
また、クリーニングできないマットレスでも、独自の方法で対応している業者があります。
たとえば兵庫県を拠点とする株式会社ローズグループでは、折りたたみ式など低反発ウレタンマットレスのクリーニングをおこなっています。
クリーニング業者は地域ごとに異なりますので、お住まいの地域で対応できる業者はあるか確認してみましょう。
マットレスクリーニングの料金相場
マットレスクリーニングの料金相場は、次のとおりです。
マットレスのサイズ | 料金相場 |
シングル | 8,000〜12,000円 |
セミダブル・ダブル | 13,000〜15,000円 |
クイーン・キング | 15,000〜30,000円 |
マットレスの両面をクリーニングする際は、料金は1.5〜2倍になります。
汚れがマットレスの表面だけで内部がきれいな場合は、片面クリーニングだけで十分です。
おねしょなどで内部まで汚れていたり、ダニがマットレス全体に広がっているときは、両面クリーニングするほうがよいでしょう。
マットレスクリーニングの依頼方法
マットレスクリーニングの依頼は、次の手順でおこないます。
step.1
電話やホームページから問い合わせ
step.2
料金見積もりをもらう
step.3
依頼して訪問日を決定する
step.3
当日、自宅でクリーニング作業をしてもらう
クリーニングしたマットレスは、完全に乾くまで時間がかかります。
業者でも最後に簡易乾燥をおこないますが、作業後もしっかり陰干しすることをおすすめします。
その日の夜に使える状態にするためには、日中に訪問作業してもらうほうがよいでしょう。
マットレスクリーニング依頼時の注意点
マットレスクリーニングを下手に依頼してしまうと、高額な料金を支払ったり十分な清掃効果がなく、後悔するかもしれません。
本項ではクリーニングを依頼するときの注意点を、3つ紹介します。
知らずに損することのないよう、チェックしておきましょう。
①相見積もりをとる
料金相場で見たとおり、マットレスクリーニングの費用は高額です。
さらに作業内容が同じでも、業者によって金額が変わります。
余計にお金を支払わないように、複数業者へ問い合わせて見積もりをもらいましょう。
また業者によっては、作業当日に諸経費(出張費や駐車場代など)を請求してくるところがあります。
見積もりにない追加費用が発生するかどうか、事前に確認しましょう。
②買い替えも検討する
長年使っているマットレスは、買い替えも検討しましょう。
マットレスの寿命は、種類ごとに以下のようになっています。
マットレスの種類 | 寿命 |
ポケットコイル | 8〜10年 |
ボンネルコイル | 6〜8年 |
高反発ウレタン | 6〜8年 |
低反発ウレタン | 3〜5年 |
寿命が近いマットレスは、クリーニングしても長く使えない可能性があります。
するとクリーニング費用が割りに合わなくなりますので、買い替えるほうがおすすめです。
③寝心地がわずかに落ちる
クリーニングができるマットレスでも、寝心地が変化することがあります。
たとえばコイルマットレスは、表層にウレタン素材を使用しています。
ウレタンは熱や水に弱く、クリーニングで使う高温スチームでわずかに劣化します。
また高温スチームをあてることで、マットレスにダメージが与えられるので、本来の耐用年数よりも寿命が短くなります。
これらデメリットを承知のうえ、クリーニングに申し込みましょう。
まとめ
マットレスは2年に一度、専門の業者にクリーニングしてもらうのがおすすめです。
クリーニング費用の相場は8,000〜30,000円で、サイズや片面・両面によって変わります。
価格は業者によっても変わりますので、必ず相見積もりをとり、場合によって買い替えも検討しましょう。
クリーニングを上手に利用して、マットレスを清潔に長く使い続けてください。