ネルマットレスはカビが生えやすいのかどうか気になる方も多いとおもいます。
結論からいうと、ネルマットレスはカビが生えにくいといえるマットレスです。
理由としては、薄い不織布やウレタンシートが折り重なった特殊な13層構造による通気性の高さや、そもそもポケットコイルであることがカビが生えにくい要因となっています。ただカビが生えないわけではなく、あくまでも"生えにくい"だけです。
また、フローリングや畳の上に直置きすることは公式サイトにおいても推奨されていません。
本記事ではなぜネルマットレスはカビが発生しにくいのか、なぜ直置きは非推奨なのかを専門家の観点で解説していきます。

目次
ネルマットレスにカビが発生しにくい理由2つ
ネルマットレスにカビが発生しにくい理由は2つあります。
- ポケットコイルであること
- ネルが特殊な13層構造だから
ポケットコイルであること
ひとつめの理由「ポケットコイルであること」は、素材の特性上カビが生えにくいことを指しています。
ウレタンマットレスに比べてスプリングで構成されているポケットコイルマットレスの方が、空洞が多いので通気性が高いといえます。
通気性がそもそも高いので、湿気に強くカビが生えにくいです。
ネルが特殊な13層構造だから
ネルマットレスは特殊な13層構造でつくられています。
13層の中には薄いウレタンフォームと不織布の層があります。
ウレタンのデメリットである通気性の悪さや放湿性の低さを、不織布で挟むことにより解消しています。

さらに通気性の高いスプリング素材と合わさることでよりカビの生えにくい環境をつくることができるのです。
ネルマットレスにカビが生えた口コミはある?
ネルマットレスにカビが生えたという口コミは2022年12月時点ではどこにもありません。ちなみに調査したサイトは以下の2媒体です。
調査サイト
- 公式サイトのレビュー
ネルマットレス販売開始から2度の夏を越えていますがカビに関する口コミ自体まだありません。
そのためカビトラブルについては何とも言えないのが実際のところです。ただカビは生えにくいだけで条件が合えば生えるものです。
ネルマットレス購入する予定の方や使用者は、カビを最大限におさえるお手入れ方法を知っておくべきといえるでしょう。

ネルマットレスのカビ発生リスクを最大限に抑えるお手入れ方法
ネルマットレスにカビが生えるリスクを最大限に抑える方法をご紹介していきます。
日々のお手入れとして、ぜひ取り入れてみてください。
- 朝起きたら布団をあげておく(毎日)
- 寝室の窓を開けて換気(毎朝1時間程度)
- 陰干しをする(週に1,2回)
朝起きたら布団をあげておく(毎日)
朝起きたら布団はあげておいたままにしましょう。
朝起きてすぐキレイにベッドメイキングすることはとても素晴らしいとおもいますが、湿気対策としてはNG行動です。
寝汗や夜中の内に吸いとった湿気は、マットレス内部に溜まっている状態です。
その溜まった湿気を放湿したいのに布団が覆いかぶさった状態では湿気を逃がすことはできません。
結果、マットレス内部に湿気が残ったままになり、日中気温が上がった状況になると、カビやダニにとって居心地の良い環境ができてしまうのです。
朝起きたら布団を足元にあげることは、毎日の日課として取り入れましょう。
寝室の窓を開けて換気(毎朝1時間程度)
窓を開けて換気することでカビ対策になります。
こちらも布団上げと同様、ぜひ毎朝起きたらやってほしいことです。
1時間程度窓を開け、換気をすることで寝ているあいだに部屋に溜まった湿気を外に逃がすことができます。
部屋に溜まる湿気はマットレスから放湿されたものや、寝汗が蒸発したものです。
それに寝ている部屋は体温で室温が上昇することもあるので、室温を下げるという意味合いもあります。

窓を開けるだけで簡単なので習慣づけてみてください。
陰干しをする(月に1回)
月に1回、風通しを良くしてネルマットレスを壁に立てかけて陰干ししましょう。
先ほどの「寝室の窓を開けて換気」+「壁に立てかける」というカビ防止お手入れ方法です。
通常のウレタン素材マットレスであれば、湿気が溜まりやすいので週に1回立てかけないと不安です。
しかしネルマットレスの場合は通気性が高いので月に1回程度の陰干しをすることで長く清潔を保つことができますよ。

ネルマットレスが直置きがおすすめできない理由|デメリット5つ
ネルマットレスが直置きがおすすめできない理由は5つあります。

- 冬場が寒い
- カビが生えてしまう
- ホコリを吸いやすい
- コイルがサビてしまう
- そもそもネル側が非推奨
ひとつずつ解説していきます。
冬場が寒い
温かい空気は上に、冷たい空気は下にきます。
そのため冬は寒さを感じやすく、底冷えによって睡眠が邪魔されるなんてことになりかねません。
また、夏場は良くても冬場は特に床の冷たさも直に伝わるデメリットがあります。
冷え性の人や寒さが苦手な人は、寒くて眠れないなんてことも。
それにお子様も風邪を引きやすくなってしまうことがあります。
カビが生えてしまう
直置きするとカビが発生しやすい環境をつくってしまいます。
カビはじめじめした空気と20~30℃くらいの気温を好みます。
寝汗によってマットレス内部がじめじめし、体温によって温かい環境になってしまうのです。
直置きだとマットレスと床の間にすき間がなく、熱や湿気の逃げ場が少なくなってカビが発生しやすくなるということですね。
ホコリを吸いやすい
マットレスを直置きすると、ホコリを吸いやすくなってしまうということがいえます。
ホコリは低い位置であればあるほど多く舞っていますね。
それに目に見えなくても床にはホコリやハウスダストは落ちているものです。
ホコリやハウスダストは多く吸い込みすぎるとアレルギーの原因となってしまいます。
床から少しでも高い位置で寝るだけでホコリを吸うリスクは大きく減らせます。
コイルがサビてしまう
ネルマットレスを直置きすると、床の冷たさと寝ているときの体温でマットレス内部が結露します。
そして結露してしまうと金属であるコイル素材がサビてしまう恐れがあり、コイルの劣化をまねく原因となります。
ちょっとやそっとじゃサビることはないですが、長期間使用することを考えると寿命を縮めないためにも少しでもリスクは避けたほうが良いです。
そもそもネル側が非推奨
周りがどういおうがブランド側が非推奨といっているのだからおすすめはできないのです。
ただし、NELLマットレスも直置きは推奨しておりませんので、ご注意ください。
引用:WENELL
上記はWENELLというNELL公式ブログ記事の一文です。
ネルマットレス側が非推奨ならそれに従って直置きしないほうが無難でしょう。
ネルマットレスをどうしても直置きしたいときの方法
ネルマットレスをどうしても直置きで使いたい方もいるでしょう。
ただ本当に直接床に置くことはどんな方法を用いたとしても当サイトではおすすめはできません。
そこで今回はネルマットレスと床の間にアイテムを入れることで、準直置きを実現していただく方法をご紹介していきます。

- すのこを敷く
- 畳みマットを敷く
- アルミシートや除湿マットを敷く
すのこを敷く
すき間がしっかりあって丈夫なすのこを選ぶ
すのこを敷くことで準直置きを実現します。
すのこの選び方としては2点気をつけると良いです。
ひとつめは、床とすのこのすき間が十分にあること。
床とすのこがほぼ密着しているようなすのこだと、床に直置きしているのと変わりません。
最低でも5cm以上は欲しいところですね。
ふたつめは、丈夫なすのこであることです。
すのこの中には低価格のものもありますが、あまり安すぎると耐久性やギシギシ音が気になってしまい、快眠を邪魔してしまいます。
上記2点をクリアしていて、当サイトで推奨するすのこは「源ベッド」というメーカーのすのこです。
国産で高品質なすのこは、まちがいなく満足できるアイテムとなっています。
畳みマットを敷く
畳みマットのい草の香りでリラックス&空気の浄化
畳マットを敷くのはかなりおすすめです。
い草にはリラックス効果、快眠効果、森林浴効果があり、さらに有害物質を吸着し、空気を浄化するという役割まであるのです。
また、お子様の集中力がUPするという効果も期待できるといわれてます。

おすすめの畳みマットを3つご紹介しておきますので参考までにごらんください。
上記の畳みマットはどれも高評価レビューだったものです。
私が実際に使用したものではないので最高の商品だと確証はできないですが、商品ページをみて総合的に選びました。
アルミシートを敷く
アルミシートを敷くことも湿気対策のひとつです。
アルミシートは熱を遮断するもの。夏は床からの熱を伝わらせず、冬は床の冷たさと体温の温度差でマットレス内部に結露するのを防ぎます。
ネルマットレスは布団乾燥機の使用NG
ネルマットレスは布団乾燥機の使用はNGです。
他にも電気毛布の使用がNG対象となっています。
ネルマットレスの公式サイトによると、耐熱試験をおこなっていないので推奨できないとのことです。
NELLマットレスは耐熱試験を行っていないため、熱を伴うお手入れは推奨しておりません。
引用:NELLマットレス
また、気をつけなければいけないのは熱によるダメージでネルマットレスの寝心地が劣化しても、保証対象外になってしまう点です。
そのためネルマットレスの湿気を放散させるときは陰干しすることがもっとも無難で正しい方法だといえます。
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