「エマ・マットレス ハイブリッド」と「ネルマットレス」はどちらも似ているマットレスなので、迷う人も多いでしょう。
解決する疑問
- エマハイブリッドとネルマットレスの違いは?
- 寝心地や機能性の違いはなに?
- 逆に共通点が知りたい!
筆者は睡眠健康指導士の資格を持っており、どちらのマットレスも体験・検証済みです。
両マットレスについて、特徴の違いから共通点まで表などを使いながらわかりやすく伝えてますので、ぜひ最後までごらんください。
また、その上でどちらがどんな人におすすめできるのかを紹介しています。
先にエマハイブリッドとネルマットレスの違いを比較表でまとめてるのでざっくりごらんください。
公式サイトにはわかりやすいエマ・マットレス 比較表もありますので、迷っている人は一度確認してみましょう。なおこの現在は「エマハイブリッドV2」にリニューアルし、寝心地の良さが向上しています。当ページで紹介しているのは「旧エマハイブリッド」となりますが、おおまかな寝心地は変わっていないため、引き続きネルマットレスとの違いを参考にしてみてください。
【結論】エマハイブリッドとネルマットレスの違い|それぞれのおすすめな人
まず、この記事で比較した両マットレスの違いとそれぞれのおすすめな人をまとめています。
エマハイブリッドとネルマットレスの違いは?
エマハイブリッドとネルマットレスの違いは、コイル素材とウレタン素材の使用比率です。だいたいのイメージですが、エマハイブリッドはウレタン素材の寝心地が主体、ネルマットレスはコイル素材の寝心地が主体となるようなつくりです。

エマ・ハイブリッド
エマハイブリッドの素材の割合は「ウレタン=12cm,コイル:12cm」、ネルマットレスは「ウレタン&綿=5cm,コイル=16cm」です。

ウレタンが主体になる場合と綿素材が主体になる場合と、大きく異なるのは「直感的に感じる硬さ」です。
言葉ではなかなか表しにくいですが、ウレタン主体だと密度が高くグッと支えられる感覚で、綿主体だとふわふわ感が先行する感じですね。
エマハイブリッドがおすすめな人
エマハイブリッドがおすすめな人は以下のとおりです。
エマハイブリッドがおすすめな人
- 腰痛や肩こりに悩む
- 高いフィット感が欲しい
- モチモチした感触を求める
- カバーを取り外して洗いたい
- 持ち手がついている方が嬉しい
- 比較的体重重ため・ふつう~大柄
筆者のコメント
低反発ウレタンの癒されるフィット感を求めるならエマハイブリッドをおすすめします。また、お手入れ目線でいうと、カバーを外せたり持ち手が付いていて陰干し等しやすいのはエマハイブリッドです。NELLマットレスはカバーの取り外しはできず、持ち手がないというデメリットがあります。
体型的には、比較的サポート力が高めのエマハイブリッドは体重が重ためであったり、ふつう~大柄の体型の人におすすめします。痩せ型の人は腰が浮く感じがする可能性があるでしょう。
ネルマットレスがおすすめな人
ネルマットレスがおすすめな人は以下のとおりです。
ネルマットレスがおすすめな人
- 腰痛や肩こりに悩む
- 普段寝返りがうまくできてない
- コイルがより多い方が良い
- 両面ローテーションしながら使いたい
- 比較的体重が軽め・ふつう~痩せ体型
筆者のコメント
NELLマットレスの大きなメリットは両面ローテーションできることです。同じ寝心地なので裏返しながら使うことでより長く変わらない寝心地を保つことができるでしょう。
体型的にいうと、比較的体重が軽めであったり、ふつう~痩せ型、体の凹凸がハッキリしている人に向いています。ガタイが良かったり筋肉質の場合は腰や肩が深く沈みすぎ、寝姿勢が崩れて腰痛の原因となる可能性があります。
エマハイブリッドとネルマットレスの違いを9項目で比較
エマハイブリッドとネルマットレスを9項目で比較していきます。
比較項目 | エマハイブリッド | NELLマットレス |
---|---|---|
構造 | 5層構造 | 11層構造 |
硬さ | やや硬め | やや硬め |
あお向け・横向き | 仰向◎ 横向◎ | 仰向◎ 横向○ |
体圧分散性 | ||
お手入れのしやすさ | ◎ | △ |
寝返りのしやすさ | ||
通気性 | ||
機能性 | ○ | ◎ |
セール価格 | 66,500円 | 67,500円 |
睡眠の専門家である筆者が、上記表の内容となった理由や根拠をそれぞれ詳しく解説していきます。
構造の違いは?
構造と素材 | |
エマハイブリッド | ネルマットレス |
![]() |
![]() |
5層構造 | 11層構造 |
衛生加工特になし | 防ダニ・抗菌・消臭 |
エマハイブリッドもネルマットレスはどちらともポケットコイルを使ったマットレスです。
エマハイブリッドは5層構造で、主に高弾性のウレタンフォームが使われています。コイル層は5つの硬さに分かれたゾーニング構造となっており、体の部位ごとに合わせた沈み込みで体圧分散性を高めています。
ゾーニング構造とは
一方ネルマットレスは11層構造で、薄めのウレタンフォームと不織布、高機能綿が重なり合っている構造です。
高機能綿は、帝人の「※マイティトップⅡ」と「※キュートリー」という素材が使われています。ネルマットレスは、腰部分と外周強化のためのゾーニング構造となっており、寝返りのしやすさと、ベッドからのずり落ち防止の役目を持ちます。
※各取扱いメーカーにリンクしてます。
硬いのはどっち?
硬さはハッキリどっちが硬いというのは言いにくいですが、強いていうならエマハイブリッドの方が硬めの寝心地です。
エマハイブリッドは表面層が上から[40N/52N/30N}となっており、フィット感の高い寝心地となっています。それぞれの層の微妙な硬さの違いを活かし身体をほど良い硬さで受け止めてくれます。

エマ・ハイブリッド
一方、ネルマットレスは表面には綿が使われているため、エマハイブリッドのウレタン主体の寝心地よりもふかふかした印象です。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
かたさ | ![]() |
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筆者のコメント
素材が違えば硬さの質も違うため、どちら硬いとハッキリいえませんがエマハイブリッドの方が体全体をグッと支えてくれるようなサポート性の高さを感じました。
あお向け・横向きしやすいのはどっち?
エマハイブリッドもネルマットレスも同じくらいあお向けしやすいです。
両マットレスともに「センターハード構造」で、腰をしっかりサポートしてくれるので、適度な沈み加減です。少しの差ですが、エマハイブリッドの方が硬く、サポート力の高さを感じます。
この辺の感覚は人によると思います。実際に他のサイトでは逆の意見だったりします。
横向きについてはよりフィット感の高いエマハイブリッドの方がしやすいでしょう。ネルマットレスは同じく腰部分のサポート力が高いことが仇となり、やや腰に圧迫感を覚えます。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
あお向け | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
横向き | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
寝心地の違いをまとめると以下のとおりです。
寝心地を比較 | |
エマハイブリッド | ネルマットレス |
|
|
筆者のコメント
エマハイブリッドは表面がモチっとした低反発層なので、腰をやさしく包み込む一方、ネルマットレスの表面層は寝返りのしやすさ重視で沈み込みが弱すぎる印象もあります。
センターハード構造ってなに?
体圧分散性が高いのはどっち?
エマハイブリッドの方が体圧分散性が高いです。
体圧分散性が低いと身体の一部に圧力がかかりやすくなり、血流が滞り、寝起きで体のだるさを感じたり、肩こりや腰痛の原因になります。
両方ともポケットコイルであることと、ゾーニング製法であることで、それぞれがもつ体圧分散性レベルは高いといえます。しかしエマハイブリッドの方は、表面が6cm分が低反発層となってます。一般的に低反発フォームは密着度が高く体圧を分散しやすいことが知られています。
一方ネルマットレスは綿素材の詰め物なので、低反発フォームよりも体圧分散性に劣るといえるでしょう。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
体圧分散性 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
筆者のコメント
体圧分散性がより高いマットレスを選ぶことで腰痛や肩こりの原因を未然に取り除くことができるでしょう。
お手入れしやすいのはどっち?
エマハイブリッドの方がお手入れしやすいです。
理由はエマハイブリッドだけカバーが外せて洗えることと、持ち手がついていること。
上記のようにエマハイブリッドはカバーを2つに分割して取り外せるので、上層の汚れやすい面だけ洗うことも可能です。
また持ち手はこんな感じでついています。
この意外とうれしい細かな配慮があるとないとでは、陰干し時の立てかけのしやすさに大きな差が生まれます。ネルマットレスには持ち手がついていない代わりに少しだけ軽めです。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
カバー洗濯 | 〇 | ✕ |
持ち手 | 〇 | ✕ |
重さ | シングル:23kg | シングル:19.1㎏ |
筆者のコメント
持ち手があると移動するときもらくらくです。他のマットレスを選ぶときも持ち手があるかどうかを気にして選んでみてください。
寝返りしやすいのはどっち?
ネルマットレスの方が寝返りしやすいです、
ネルマットレスは「寝返り特化」のマットレスなだけあって、寝返りに対してのこだわりが強く感じられます。一方エマハイブリッドも寝返りのしやすさは高いのですが、ここだけ切り取るとネルマットレスには敵わないでしょう。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
寝返り | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
筆者のコメント
エマハイブリッドはネルよりも寝返りしにくいですが、弾力性の高いフォームが表面層にあるため、一般レベルでみるとけっして低いレベルではありません。むしろ寝返りしやすいほうです。
通気性が高いのはどっち?
通気性が高いのはネルマットレスです。
ネルマットレスの方が通気性が高い理由は上層に「TEIJIN マイティトップⅡ」や「キュートリー」という綿素材や不織布が使用されていることです。
エマハイブリッドの上層(体に当たる面)はウレタンフォームなので、綿素材や不織布が使われてい寝るマットレスの方がムレにくいといえます。
ただしエマハイブリッドもウレタンフォームに通気孔がある、そのウレタンがオープンセル構造といった特徴から、通気性は低いとは言い切れません。そのためどちらも暑い夏を快適に過ごせるような品質とはいえるでしょう。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
あお向け | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
横向き | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
筆者のコメント
少しでもムレにくいマットレスが良いならネルマットレスを選ぶと快適に感じやすいですね。
オープンセル構造とは?

分子レベルの構造の違い
空気が通るすきまが小さい通常のウレタン素材の構造は「クローズセル」といい、通気孔が無数にあるエマハイブリッドのウレタンは「オープンセル」構造といいます。
多機能性なのはどっち?
機能性が多いのはネルマットレスです。ただ多ければいいというわけではないので、以下の内容を見て魅力的な方を選んでみると満足しやすいでしょう。
商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
構造 | 5層構造 | 13層構造 |
両面 | ✕ | 〇 |
消臭 | ✕ | 〇 |
抗菌 | ✕ | 〇 |
防カビ | ✕ | 〇 |
振動吸収 | ◎ | 〇 |
カバー洗濯 | 〇 | ✕ |
筆者のコメント
エマハイブリッドは抗菌防カビ消臭機能がない代わりにカバーが取り外して洗えるので清潔さを保ちやすいです。ネルマットレスはカバーが外せないので抗菌防カビ消臭加工をしっかりしています。
価格:セール・割引・保証
商品画像 | ![]() |
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商品名 | エマハイブリッド | ネルマットレス |
---|---|---|
シングル | 133,000円 →66,500円 |
75,000円 →67,500円 |
セミダブル | 148,000円 →74,000円 |
90,000円 →81,000円 |
ダブル | 162,000円 →76,000円 |
105,000円 →94,500円 |
クイーン | 177,000円 →85,000円 |
130,000円 →117,000円 |
キング | 192,000円 →96,000円 |
150,000円 →135,000円 |
割引 | 55%OFFセール | 10%OFFクーポン →『minhack』 |
製品保証 | 10年間 | 10年間 |
お試し期間 | 100日間 | 120日間 |
定価で見ると、ネルマットレスの方が断然低価格。ただエマハイブリッドは半額セールをおこなうことが多いです。そのためエマハイブリッドの方が値段は安く手に入ります。
製品保証については、両マットレスとも同じ10年間あり、万が一へたってしまったときに安心です。
また、お試し期間はネルマットレスが少し多いサービス内容。最長でも2~3週間で体が慣れるといわれるので、エマの100日でも十分な期間お試しできます。
合わせて読みたい!
エマハイブリッドとエママットレスの違いもチェック!
エマハイブリッドとスタンダードモデルのエママットレスは実際に両方比べてみると、体圧分散性の高さが圧倒的に違うと感じました。
また、腰のサポート力もエマハイブリッドの方がしっかりある印象です。
詳しくは動画でまとめてますので、興味のある人はぜひごらんください。エマハイブリッドのリアルな質感もわかります!
エマハイブリッドとネルマットレスの共通点は?
エマハイブリッドとネルマットレスの違いを解説してきましたが、ここでは逆に共通点を紹介していきます。
以下にまとめます。
共通点
- D2Cのためネット販売のみ
- ポケットコイルマットレス
- センターハード構造
- 保証が充実している
- サイズ展開(S~K)
- 圧縮梱包
- 返品にリスクがない
両マットレスともに主な素材はポケットコイル、構造は腰部分硬めのセンターハード構造です。また製品保証が10年間、返品保証はエマが100日、ネルが120日となっており、両マットレスとも返品時の手数料は一切かかりません。
サイズ展開もシングルサイズからキングサイズまでの5サイズ共通です。配送は圧縮ロール配送となり、両マットレスともにコンパクトで搬入しやすいといえます。