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エマスリープが気になっている方の中には「ウレタンマットレスだけど通気性が悪いんじゃないの?」「コスパ良くてもカビが心配」と考える方もいるでしょう。
はっきりいってエマスリープにカビが生える可能性は高いです。特に暑くてジメジメした夏は要注意。
ウレタン素材は気をつけなければうっかりカビが生えてしまうなんてことはよくあります。
「通気性が高い」と評判のエマスリープですが、日々のお手入れをさぼればカビの餌食です。
ただこの記事をひと通り目を通していただければ「こんな簡単なお手入れで良いのか」とカビの心配もなくなるはず。
購入前にエマスリープのカビ対策をしっかり確認して、推定寿命10年のエマスリープマットレスを最後まで使い切りましょう。

目次
エマスリープにカビが生えた報告はある?
エマスリープにカビが生えた経験のある人がいないかと、SNSで調査しましたがひとりも見当たりませんでした。
エマスリープの通気性の高さが機能している証拠なのではないかなと思います。
ただ油断すべきでない理由が、エマスリープの素材であるウレタン自体はカビが生えやすいデメリットがあることです。
ポケットコイルやファイバー素材に比べて湿気が残りやすく、また、床面と体温との温度差で結露する可能性もおおいにあります。
私的には湿気の多い夏以外でもなるべく油断しない方が良いという見解です。

エマスリープのカビを防ぐための最低知識
エマスリープにカビが発生することを防ぐために、なんとなくでも良いのでカビの特徴を知っておきましょう。
カビの生育温度

出典:文部科学省
上記は文部科学省のホームページに載っているカビについての資料からの引用です。ほとんどのカビは一度発生すると0~40度の間なら生き続けることができます。
つまりそれ以外の温度を保つことで、発生を防ぐことができるということです。
しかしそんなことは日常生活では不可能ですね。
最適生育温度の25~28度も季節によっては防ぎようがないのが現実です。そのため、湿度をしっかり管理する必要があります。
カビが好む湿度
文部科学省の資料によると湿度は常に60%以下で保つことができると、カビは生育できない環境となるようです。
環境の相対湿度を温度変化に拘わらず常に60パーセント以下に保つことが必要である。
引用:文部科学省
寝汗や時期的な湿気によって、マットレス内部は80~90%以上になることもあります。そのため、どうしても日々のお手入れや湿気を防止するアイテムが必須となるわけです。

カビのエサ
カビはエマスリープ内部に溜まる湿気だけで発生するのではありません。
しっかりと栄養を摂って育ちます。
その栄養源であるエサというのが「皮脂」「フケ」「髪の毛」「ダニ」。
つまり普段から清潔に保つことが必要があるといえます。

エマスリープのカビ対策4つをチェック

引用:エマスリープ
こちらでご紹介するエマスリープのカビ対策は4つです。
最低限これをしましょうね、というものです。
- 定期的な立てかけ
- 床とマットレスの間にすのこなどを敷く
- 掛布団は毎朝あげる
- たまに掃除機をかける
この3つを習慣化するとカビ発生のリスクはかなり低くなりますよ。
ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
定期的な立てかけ
2週間に1回程度、晴れた日に3時間ほど立てかける
エマスリープは通気性の高い機能をもっていますが、定期的に立てかけて風通しのいいところに1日置いておく必要があります。
頻度は2週間に1回程度、湿気の多い季節で週に1回程度晴れた日の風通しのいい場所で床から離して3時間ほど立てかけておきましょう。
床とマットレスの間にすのこなどを敷く

引用:源ベッド
間に敷くおすすめ寝具
- 除湿シート
- すのこ
- すのこのローベッド
床とマットレスの間に、なにも敷かないのはよくありません。
気づいたときには湿気がたまり、内部にカビが生えてしまっていてもおかしくない使い方です。
除湿シートやすのこを敷くとその心配はかなり解消されます。
もし部屋のデザイン性が気になるのであれば、中板がすのこになってるローベッドを使うとおしゃれに見せることができますよ。
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参考エマスリープのベッドフレームはどんな特徴がある?評判やデメリットも解説!
続きを見る
掛布団は毎朝あげる
見た目は綺麗だけどNG行為
朝起きたら掛け布団をきれいに全体にかぶせる方もいると思います。

しかし、実は湿気対策面ではやってはいけないことのひとつです。
マットレス内部の湿気が外に逃げにくくしてしまうからです。
起きたら掛け布団を三つ折りにして足元へよせましょう。
たまに掃除機をかける
たまに掃除機をかけてあげましょう。
エマスリープはウレタン素材、カバーは防ダニ機能のあるポリエステルやポリプロピレンを使った素材です。
しかし皮脂やフケなどを餌にするダニはまったく発生しないとも言い切れません。
マットレス上の小さなゴミを掃除機でしっかり吸い上げることでダニのリスクも減らしましょう。
カビが生えやすいマットレスの素材を確認
マットレスの素材には[ウレタン・ラテックス・ファイバー・コイル]と4種類あります。
上から通気性が高い順
ファイバー
⇓
コイル
⇓
『ウレタン・ラテックス』
カビが生えやすいマットレス素材は気密性の高いウレタンとラテックスです。
内部がバネでできているコイルは、カビのほかにもサビのリスクがあります。
基礎知識としてエマスリープは一番カビが生えやすい「ウレタン」でできているので、湿気対策は必須ということですね。
ファイバーが圧倒的に通気性が高い

ファイバーはシャワーで洗える素材
ファイバー素材は通気性が一番高い素材です。
しかし、デメリットとしてマットレスの値段が高くなることがあげられます。
エマスリープは25㎝の厚みがありますが、その厚みのファイバーマットレスの売値は20万円近くになります。
いくら性能が良くても値段が高ければ購入も躊躇してしまいますよね。
その点エマスリープはファイバーほどの通気性はありませんが、通気性もありつつ値段も低いのでバランスが良いといえます。
エマスリープがウレタンなのに通気性が高い理由は次です。
エマスリープはウレタンなのにカビが生えにくい
先ほどウレタンは通気性が良くないといいました。ただエマスリープの場合は、ウレタンでありながら通気性が高いのです。

エマスリープのオープンセル構造

エマスリープ内部構造
通常、ウレタンマットレスは気密性が高く通気性が悪い素材です。しかし上記の画像のようにエマスリープのウレタンマットレスは大きな穴があります。
その穴から寝ている人が動くたびにマットレス内部の空気が外に出て、湿った空気を溜め込みません。

カバーの通気性が高い

エマスリープのカバー
エマスリープは洗濯機で簡単に洗えるカバーです。

カバー素材は[ポリエステル・エラスタン・ポリプロピレン]とあります。
それぞれの役割をみていきます。
▼それぞれの素材の役割
- ポリエステル
⇒通気性 - エラスタン
⇒伸縮性 - ポリプロピレン
⇒強度
エマスリープのカバーは、高機能で通気性を重視したマットレスカバーです。
汗をかいても洗濯できますし、マットレス内部の湿気も外に逃がしやすい機能性となってます。
エマスリープだけじゃない!そもそもカビが生える原因を知る
カビが生える原因は「湿気」です。ここでいう湿気は、部屋の湿気ではなくマットレス内部の湿気です。
もちろんエマスリープだけでなく、どんなマットレスにも同じことがいえます。
マットレス内部に湿気がたまる理由
ではどうやってマットレス内部に湿気がたまるのか。それは、体温と床の温度差に原因があります。

湿気でマットレスが結露
上記の画像を見ていただくとわかると思います。冷たい水を入れたコップに水滴がつくような現象が、体温と床の温度差でマットレス内部にも発生してしまうんです。
また、寝汗もマットレス内部に湿気が溜まる原因のひとつです。寝汗の量はひと晩にコップ1杯分(約200ml)といわれます。
寝汗は湿気としてマットレス内部に残るので、毎日放出する必要があります。そのため本記事でご紹介しているカビ対策をおこなうべきといえます。
マットレス内部の湿気放置でカビが生える
湿気がたまる理由はわかっていただけたと思います。
マットレス内部の湿気(水滴)をできるだけ外に逃がさなければいけません。

湿気を放置することでカビの好む環境ができあがり、カビが生えてしまいます。
油断すると寿命が10年のエマスリープといえども、数年でカビ発生による快眠の妨げが起きて最悪早期に捨てる羽目になります。
カビ・湿気対策をすることは家族を守ること
小さなお子様がいるご家庭は特に気をつけるべきです。
カビはアレルギーやシックハウス症候群などの原因となる可能性があります。
一度カビが発生してしまうと、除去をするのには一苦労します。
初めからカビを発生させない努力は最低限必要になります。

その最低限の努力が、自分や家族のカビによる病気のリスクを守ることに繋がるんです。
エマスリープの寿命は何年?
エマスリープの寿命は推定約10年といえます。根拠はひとつで、製品保証が10年ついているからです。
製品保証期間内であれば2.5cm以上のへたりが確認でき次第、新品と交換してくれるとのこと。
ただ本来なら第三者機関において耐久試験をおこなうのが一般的ですが、エマスリープの場合は自社テストです。もちろん自社テストだから悪いことはありませんし、エマスリープは自社研究施設があるので、そこで適正な試験がおこなわれていることでしょう。

自信があるからこそ10年の長期保証をつけているはずなので、今は信じるしかなさそうです。
まとめ
エマスリープを使用するときはいくら通気性が良いとはいえ、なにも敷かずに床に直に置くのはやめたほうが無難のようです。先述した通りの対策は最低限するべきです。
エマスリープのカビ対策
- 定期的に立てかけて陰干しをする
- 掛布団は毎朝あげる
- 床とマットレスの間にすのこなどを敷く
- 掃除機をかけてダニのエサになるものを排除
エマスリープに限らずマットレスのカビ対策は以上の方法が通じます。
高価なマットレスですので、基礎的な知識としてしっかりと把握しておきましょう。
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