マットレスを2台つなげる使い方は搬入や移動が楽になる一方で、注意点もあります。
快適に眠るための正しいつなぎ方や、マットレスを連結するメリットとデメリットもご紹介しているので参考にしてくださいね。
シングルマットレス2台をつなげるときの注意点
マットレスを2台つなげて使うのであれば、知っておいたほうがいい注意点があります。
今回は3つの注意点について詳しく紹介します。
マットレスとベッドのサイズを合わせる
マットレスを2台つなげて使うときは、ベッドフレームのサイズも合わせなければいけません。
このとき必要になる、ベッドフレームのサイズは次の通りです。
サイズ | 1台の幅 | 2台つなげたときの幅 |
セミシングル | 90㎝ | 180㎝ ★クイーンサイズと同程度 |
シングル | 100㎝ | 200㎝ ★キングサイズと同程度 |
セミダブル | 120㎝ | 240㎝ ★ワイドクイーンサイズと同程度 |
ベッドフレームのサイズを誤って買ってしまった、なんてミスもできれば避けたいですよね。
マットレスを2台つなげたい、ベッドフレームも合わせて検討中の人は、上記の表を参考にしてください。
すき間の開かないベッドを選ぶ
マットレスを2台つなげるときのベッドフレームは、サイドにフレームのないフラットタイプを選びましょう。
フレーム有りのベッドフレームを横並びにすると、フレーム同士がぶつかります。
真ん中に広くすき間が開いてしまい、寝たときにそこだけ沈むような感覚があります。
敏感な人であれば、夜中に起きてしまったり、眠りが浅くなる場合もあるでしょう。
すき間があると、寝ている間に子どもが落ちて挟まったりする可能性もあります。小さな子どもがいる家庭では特に注意が必要です。
ズレないようにする
マットレスを2台つなげるときは、ズレないように固定しましょう。
睡眠中の寝返りなどでマットレスがズレていくことがあります。
小さな子どもがいる家庭なら「子どもが遊びながらマットレスに飛び込む」なんてこともあると、すきまはどんどん空いていきます。
マットレスが動かないようにあらかじめ対策をしましょう。
次の項目ではマットレスを2台つなげる方法やおすすめアイテムを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
2つ並べたマットレスのズレを防ぐ方法
シングルサイズのマットレスを2台並べたときに、ズレるのを防ぐ方法を紹介します。
ボックスシーツを使う
大きいサイズのボックスシーツで2台のマットレスを包みこむ方法です。
1台の大きなマットレスのようなスッキリした見ためで、すきまもしっかりカバーしてくれます。
マットレスのズレ防止にも効果的です。ボックスシーツならお手入れも楽ですし、いつもどおり家庭用洗濯機で洗うだけです。
滑り止めシートを使う
マットレスとベッドフレームの下に滑り止めシートを敷くのもズレ防止に効果的です。ボックスシーツだけでは心許ないと感じる人は、併せて取り入れてみましょう。
滑り止めシートは大判で、好みのサイズにカットして使うタイプがおすすめです。
小さめサイズですが100円均一などでも購入できるので、気になる人は一度お試ししてみるといいかもしれません。
マットレスは湿気が溜まりやすいので、抗菌や防カビ機能付きの滑り止めシートにすると、衛生面で安心できます。
マットレスバンドを使う
マットレス2台の側面を囲うように取り付けるのが、マットレスバンドです。
ボックスシーツや滑り止めシートだけではどうしてもズレてしまうときに取り入れましょう。
マットレス同士をしっかり固定してくれるので、ズレが気にならなくなるはずです。
なるべく幅広で固定力があり長さ調整できるタイプを選ぶと良いです。簡単に着脱できるように配慮されたものを選ぶと使用時のストレスもなくなります。
マットレスを手入れするために外したあとも、女性一人で取り付けや取り外しができます。
マットレス2台連結のメリット
マットレスを2台つなげて使うと、スペースが広くなる以外にもうれしいメリットがあります。
搬入や設置、移動もしやすい
1台の大きなマットレスよりマットレス2台をつなげる使い方のほうが、搬入や設置や移動がしやすいです。
例えば、人気のポケットコイルマットレス「NELLマットレス」なら横幅140cm×縦195cmのダブルサイズで重さは約27㎏です。
横幅190㎝×縦195㎝のキングサイズなら約40㎏と、到底女性1人で動かせる重さではありません。
しかし同じNELLマットレスのシングルサイズなら約19㎏で女性1人でも動かすには問題ないはずです。
搬入や設置はもちろんですが、マットレスは立てかけなどの手入れも重要です。
シングルサイズくらいの比較的軽めのマットレスをつなげたほうが、掃除や模様替えが格段に楽になるでしょう。
ひとつずつでも使える
2台つなげて使っていたマットレスは、それぞれひとつずつにわけても使えるのがメリットです。
子どもが大きくなったから別々に寝たいなど、家族や環境の変化に合わせて対応が可能です。
大きいサイズのマットレスも広くて快適ですが、別々にすることはできません。
マットレスをつなげて使う方法は、将来的な使い方も考慮しておきたい人におすすめです。
安眠しやすい
マットレス2台がわかれているので、寝返りなどによる振動が一緒に寝ている人に伝わりません。
お互いに睡眠を邪魔する心配がないため、安眠しやすくなります。
なかには仕事で朝が早かったり、帰りが遅くて、寝るタイミングがいつも別々になる夫婦もいるでしょう。
隣で寝ている人が動くたびに目覚めていたら、あなたが睡眠不足になります。
マットレスを2台つなげて、お互いの睡眠環境を守りましょう。
寝具の種類が選べる
シングルやダブルのように一般的なサイズのマットレスは、合わせて使うシーツや毛布敷パッドなどの寝具の種類が豊富です。
そのため好みの色や柄、インテリアに合わせて選べます。
クイーンやキングのような大きいサイズは、シングルやダブルに比べると寝具の種類は少ないです。
需要が少ないため仕方ありませんが、寝具にもこだわりたい人にとっては物足りないはず。
マットレスを2台つなげる方法は、寝室の雰囲気を大切にしたい人にもおすすめです。
たくさん種類がある中からシーツや寝具を選べるので、妥協することなく楽しめますね。
マットレス2台連結のデメリット
次にマットレス2台連結をするときにデメリットに感じることについてです。
寝室が広くなければいけない
マットレスを2台つなげて使うとなれば、それなりに寝室の広さが必要になります。
マットレス購入前に寝室の間取りを必ず確認しましょう。
セミシングルやシングルでも2台つなげると横幅は約2mです。
クイーンやキングのマットレスと同程度の横幅です。場合によっては家具の配置を変更する必要が出てくるかもしれません。
マットレス間のすきまにゴミが溜まる
マットレスをつなげて使うと、つなぎ目にゴミが溜まります。
まったく同じマットレスを2台つなげたとしても、すき間をゼロにするのは至難の業。
数ミリのすき間から、ホコリやチリが入り込みます。コマメに「掃除機をかけたりすれば問題ありませんが、気になる人もいますよね。
すき間を埋めたい、ゴミが溜まらないようにしたい人は、次で紹介するアイテムを取り入れて対策しましょう。
マットレスバンドおすすめ2選
マットレスをつなげて使う時に欠かせないのが、すき間やズレ防止になるマットレスバンドです。
今回はとくにおすすめのマットレスバンド2選を紹介します。
アイリスプラザ マットレスズレ防止バンド
「アイリスプラザのマットレスバンド」は、装着しても目立ちにくいホワイトカラーが特徴です。
太目大型バックルを採用しており、女性一人でも簡単に着脱できます。
ダブルを2台つなげたワイドキングでも、しっかり固定可能です。
Qucover すき間パッド
マットレスバンド「Qucover すき間パッド マットレスバンド」は、マットレスの周囲を囲むバンドと、マットレスのすき間を埋めるパッドがセットになったアイテムです。
バンドでしっかりズレ防止をしつつ、幅20cmのパッドが気になるすき間も防止してくれます。
まとめ
マットレスを2台つなげると、寝るスペースが広く確保できます。
一緒に寝ている人の寝返りの振動も感じにくく、必要となれば別々にも使えるメリットがあります。
「子どもが小さいうちは家族川の字で寝たい」「夫婦で寝たいけど狭いのは嫌」という人にこそおすすめの使い方です。
ただし、注意したいのが、マットレスを2つ並べただけでは不十分という点。
並べたマットレスが動かないように固定したり、すき間を作らないための対策をして、快適な睡眠環境を手に入れてくださいね。
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