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布団を干す時間はいつどれくらい?素材の種類別に解説!

布団の素材によって干し方や干す時間、頻度など変える必要があります。

正しい干し方を実践できれば布団はふわふわ、ダニやカビ対策にもなるので衛生的にも安心です。

今回は、布団の干し方を素材別に詳しく紹介します。適切な干し時間や頻度も解説していくので、参考にしてくださいね。

布団を干す時間を素材別に解説!

布団を干す時間は素材によって変える必要があります。まずは布団の素材別に適切な干し時間を確認しておきましょう。

干し時間を確認するのは以下の4タイプの素材です。

  • 綿素材
  • 羊毛素材
  • ポリエステル素材
  • 羽毛素材

綿素材の布団

綿素材の布団は、掛布団なら1~2時間、敷布団なら2~3時間を目安に干すべきです。

綿は吸湿性に優れた素材で寝汗をよく吸ってくれますが、同時に湿気も吸収します。

放湿性には長けていないため、吸収した湿気が溜まりやすい一面もあります。

十分に干して水分を外に逃がしてあげると、ふっくらした手触りに戻ります。

羊毛素材の布団

羊毛素材の布団は、掛布団なら1~2時間、敷布団なら2~3時間を目安に干してください。

羊毛は吸湿性に優れた素材で、綿の約2倍、化学繊維の約40倍の吸湿力で寝汗を吸収します。放湿性にも優れており、汗をかきやすい時期でも湿っぽさは感じません。

湿気には強い羊毛ですが紫外線には弱く、直射日光に当たりすぎると変色します。普段は室内で陰干しにして、月1~2回天日干しするときはシーツやカバーは付けたままで干しましょう。

ポリエステル素材の布団

ポリエステル素材の布団は、掛布団なら1.5~2時間、敷布団なら3時間を目安に干しましょう。

化学繊維であるポリエステルは、綿のような天然素材に比べて汗をあまり吸いません。そのぶん湿気を溜め込まないので、頻繁に干さなくても大丈夫です。

ただ、ポリステル素材の布団は、表面に水分が付きやすいのが特徴です。適度に干して水分を放湿してあげないと、睡眠中の体を冷やす原因になります。

羽毛素材の布団

羽毛素材の布団は、掛布団なら1時間、敷布団なら1~2時間を目安に干しましょう。

羽毛や羊毛のような天然素材の布団は、長時間直射日光に当たると傷みます。

シーツやカバーを付けて干すか、風通しのいい室内で陰干しにしてあげてください。

また、羽毛は熱に弱い一面があります。高熱に長時間さらされると変質し、二度と元には戻りません。

羽毛素材の布団を、高温になりやすい金属製のフェンスに干すのは控えましょう。

同様に、布団乾燥機を使うときも注意が必要です。温度は70℃以下に設定し、30分以上は使わないように気をつけてください。

布団を干す時間は夏と冬でも変わってくる

布団を干す時間は、季節によっても変わります。夏と冬ではどのくらい変わるのか、表にまとめたので確認してみましょう。

布団の素材 布団の種類 夏の干し時間 冬の干し時間
綿 掛布団 2時間 2~3時間
敷布団 2~3時間 3~4時間
羊毛 掛布団 1~2時間 2時間
敷布団 2時間 2時間
ポリエステル 掛布団 1.5~2時間 2~3時間
敷布団 2時間 3時間
羽毛 掛布団 0.5~1時間 1~2時間
敷布団 1~2時間 2時間

布団は30分くらい干しただけでは不十分です。

布団が吸った寝汗をしっかり乾かすために最低でも片面30分~1時間は必要です。

なるべく午前中から干して途中で一度ひっくり返し、15時までに取りこむようにしましょう。

布団の干しすぎ日光に当たり過ぎると布団が傷む原因になるのでNGです。

また、布団は遅くても、午後3時までに取り込むようにしましょう。

夕方になると気温は徐々に下がり、空気中の湿度は上がります。せっかく干してふわふわになった布団も、湿気を吸って重たくなってしまうでしょう。

布団を干す頻度は夏と冬それぞれどれくらい?

布団は夏か冬かに関わらず、少なくとも週1回は干すようにします。素材によっても干す頻度は多少変わるので、詳しくは次の表で確認してみましょう。

布団の素材 干す頻度
綿 週に1~3回
羊毛 1~2週に1回
ポリエステル 週に1回
羽毛 月に1回

湿気が溜まりやすい綿素材の布団は、干す頻度も多めです。

反対に羊毛や羽毛は放湿性に優れているため天日干しはあまり重要ではありません。

週に1回くらい室内で陰干しするだけでも、湿気を外に逃がせます。

ただ、どんな素材の敷布団でも、床に直接敷いて寝ると湿気は溜まりやすくなります。

上記の回数+1~2回は多く干すように心がけましょう。昼間は家にいない、頻繁に干せない人は布団乾燥機の活用もおすすめです。

布団を干すメリットは3つ

布団を干すだけで、たくさんのメリットがあります!今回は布団を干すメリットを3つ紹介します。

ダニを死滅できる

布団を干すだけでもダニ対策にはなりますが、ダニを死滅させるには50℃以上の高温で20分以上加熱する必要があります。

布団を干してダニ対策をしたいときは、黒い布やビニール袋をかけて干しましょう。

黒が熱を吸収して、布団を効果的に加熱してくれます。仕上げに布団用掃除機をかければ死滅したダニやホコリもキレイに取り除けるでしょう。

 

ただ、ダニ対策目的で布団を干すときは、朝10時を過ぎてからにしましょう。朝8時など早い時間はまだ日差しが弱く、湿気が多い時間帯です。その時間から布団を干しても、布団が湿気を吸うだけで逆効果。ふとんを干すのは湿気が少なくなる10時以降から、14時くらいの間がベストです。

不快な匂いがなくなる

天日干しすると、紫外線で布団が殺菌されます。消臭効果も期待できるため、寝室や寝具のニオイが気になるときはコマメに干すようにしましょう。

私たちの肌が直接触れる布団は、汗や皮脂が溜まりやすい場所です。そこに湿気が加わると、ダニや雑菌が繁殖して、不快なニオイが生まれます。

布団は正しく干して、定期的にしっかり乾燥させましょう。溜まった湿気を取り除けば、布団の匂い対策にもなります。

布団がふわふわになる

天日干しして湿気を飛ばし乾燥させた布団は、ふわふわ軽い感触です。

ふわふわになった布団はそれだけで寝心地が良く、睡眠の質を高める効果も期待できます。

私たちが睡眠中にかく汗は、一晩で約コップ1杯ぶんです。

干さずに使い続ければ湿気が溜まって吸湿性も下がり、布団はしっとり重たくなります。

カビやダニを繁殖させる原因にもなるし、何より寝ていて心地いいものではありません。

まずは使っている布団の素材をチェックして、適切な時間・頻度で干すようにしましょう。

適切な手入れを心がけるだけで、いつもと同じ布団でもぐっすり眠れるようになりますよ。

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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