腰痛を軽減したいと考えている方の多くが悩むのが、「どのくらいの硬さのマットレスが合うのか?」という問題です。
実際に「マットレス 診断」「マットレス診断 ai」「マットレス 硬さ診断」といった検索が増えていることからも、自分に合うマットレスを客観的に知りたいというニーズがとても高いことが分かります。
ただし、はっきり言うと「腰痛にはこの硬さが正解」という絶対的な答えはありません。
なぜなら、腰痛対策のマットレス選びは「硬いか・柔らかいか」ではなく、「体重と体格に対して適正かどうか」が最重要だからです。
この記事では、主に以下の内容をわかりやすく解説していきます。
- 腰痛対策になるマットレスの正しい考え方
- 「マットレス 選び方 診断」に近いロジック
- 自分に合うマットレスを見つけるための基準
すぐに自分に合うタイプを知りたい方は、以下のマットレスAI診断を活用してください。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
>>プロフィール
マットレス診断とは?自分に合うマットレスを知る方法
最近では「マットレス 診断」「マットレス診断 ai」「マットレス 選び方 診断」といった検索をする方が増えています。
これは「なんとなく選ぶ」のではなく、体重・寝姿勢・悩み(腰痛・肩こりなど)から自分に合うマットレスを論理的に選びたい人が増えているからです。
当サイトのマットレスAI診断では、こうした要素をもとに「マットレス 硬さ診断」や「自分に合う マットレス 診断」ができる仕組みを採用しています。
腰痛とマットレスの硬さの関係|間違えると悪化する理由
腰痛対策になるマットレスと硬さには深い関係があります。そしてマットレスの硬さ次第で腰痛を引き起こすのか、腰を痛めるのか、または改善できるのかという腰痛の今後が分かれてきます。
あなた自身に合った適切な硬さを見つけることがだいじです。もしも無理をして硬さの合わないマットレスを使い続けると、腰に負担をかけるばかりなので気をつけましょう。
結論|腰痛には「硬め」ではなく「体に合う硬さ」が正解
「細かいことは良いから腰痛にはどんなマットレスが良いの?」
腰痛対策には少なくとも腰が深く沈み込みすぎない柔らかすぎず硬すぎない高反発マットレスであることは前提となってくるでしょう。
つまり、「高反発マットレスの中でも自分の体重に合った柔らかすぎず硬すぎないものがおすすめ」ということがいえます。
具体的には、硬さの異なる素材を2層以上重ね体圧分散性や反発力を、センターハードで腰のサポート力を向上させているマットレスのことですね。
例をあげますと以下のようなものです。
| 商品名 | 構造 |
| NELLマットレス | 13層&センターハード構造 |
| エマ・マットレス | 3層&センターハード構造 |
| エアウィーヴ四季布団 | センターハード構造 |
| 快眠タイムズ | 3層&センターハード構造 |
『原因』について次で詳しく見ていきましょう。
マットレスで腰痛が悪化する3つの原因
冒頭でお話しした「マットレスの硬さが自分の体に合っていない」状態は、マットレス診断やマットレス硬さ診断でも最も多く見つかる失敗パターンです。ここでは、その代表的な原因を3つに分けて解説していきます。
マットレスが柔らかすぎる
柔らかすぎるマットレスの場合、寝返りや起き上がり時に腰が深く沈み込んでしまっている分、グッと力をいれることになります。
![]()
このときに腰に大きな負担がかかるので、腰を痛めることに繋がってしまいます。また、一般的にも低反発マットレスは腰が沈みやすく、腰痛対策には不向きといわれます。
マットレスが硬すぎる
逆に硬すぎてもいけません。
![]()
硬すぎるマットレスは体を強く圧迫することになり、腰以外にも肩や背中を痛めてしまう場合がありますね。腰を痛めてしまう上に、血行を悪くして筋肉のコリを引き起こすでしょう。さらに高齢者の場合だと「褥瘡(床ずれ)」となることがあり気をつける必要があります。
マットレスがへたっている
マットレスは基本的に2.5cm以上へたっていると、通常の機能性による恩恵を受けられず、寝心地が悪くなります。
腰痛に対してももちろん最悪で、腰部分がへたることで身体が「くの字」になり寝姿勢が崩れます。さらに寝返りも打ちにくくなってしまいます。
もともと負担のかかりやすい腰にさらに負担がかかってしまうので、へたっているマットレスを使い続けることは、得てして腰痛悪化の原因となります。
体重別|腰痛対策マットレスの硬さ目安一覧
ここからは実際に自分の体重に合った硬さの目安を知ってもらうために、あくまでも目安となりますが、以下の表をごらんください。
モットンの体重別硬さの選び方目安表
こちらはモットンという高反発マットレスの体重と硬さの選び方目安表です。
モットンにはソフト、レギュラー、ハードという3タイプの硬さがあり、わかりやすいので例に出しています。硬さにはニュートン(N)という値があり、これは硬さ選びの指標です。
ニュートン(N)とは
ニュートンとはマットレスの硬さの指標となる数値です。消費者庁の「家庭用品品質表示表」により、各ブランドのマットレスにニュートン(N)を表示することが義務付けられています。
参考:消費者庁ホームページ
モットンの3タイプそれぞれのニュートンは以下のとおり。
- ソフト:140N
- レギュラー:170N
- ハード:240N
モットンの中で1番柔らかくても140Nあるため、すべて高反発マットレスの中で分けられた硬さと理解しておいてください。いくつまで低反発マットレスなのか、いくつから高反発マットレスなのかはこちらです。
| 110N未満 | 低反発マットレス |
| 110N以上 | 高反発マットレス |
以上を踏まえると、モットンは腰痛対策の条件を満たしたうえで自分の体重に合う硬さを選べるマットレスとして、とても都合の良い商品だということがいえます。もう一度先ほどの「モットンの体重別硬さ目安表」をもとに自分に合ったニュートン(N)を確認してみてください。
マットレス診断でよくある失敗ポイント
腰痛対策になるマットレスは硬さが大事だとお伝えしてきましたが、それ以外にも考慮すべきことがあります。
ここでは腰痛対策のために「できればこんなマットレスは避けたい」というポイントを解説していきます。
- 厚みが薄すぎるマットレス
- サイズが合ってないマットレス
- 耐久性が低いマットレス
厚みが薄すぎるマットレス
マットレスの厚みが薄すぎると、床付き感がでるうえに寝心地が悪く腰痛にも悪い影響がでてしまいます。
| マットレスの厚み | 特徴 |
| 9cm以下 | 基本的に1枚で使用することはできず、マットレスや布団の上に重ねて使用するものが多いです。 |
| 10~14cm以下 | 使用者の体重によって左右されますが、この厚みから1枚で直置きできるようになってきます。ウレタンマットレスでは一般的な厚みです。 |
| 15~19cm以下 | 使用者の体重が70㎏以上あっても十分対応できる厚みです。この辺からスプリングコイルが使われるマットレスが増えてきます。 |
| 20~29cm以下 | 床付きの心配は一切なく、寝心地や通気性など他の機能性についても工夫されたマットレスが多く値段も7~8万円以上となってきます。 |
| 30cm以上 | マットレスは厚ければ良いものではありませんが、厚みがあるほど寝心地や機能性に工夫ができます。重量は増えていき使い勝手は悪い代わりに他の機能性は最高級クラスとなります。 |
一般的な厚みの考え方でいうと上記のとおりです。
ただ各ブランドのさまざまな企業努力により、マットレスによって誤差はでます。
例えばマットレスの厚みが「9cm以下でも床付きを感じることなく快眠できるものある」などです。その都度問い合わせることをおすすめします。
サイズが合ってないマットレス
サイズが合ってないマットレスは寝返りがしにくくなることがあるので避けましょう。
寝返りがスムーズにできることは腰痛対策にも関わる重要なポイントのひとつです。
「サイズ」とはマットレスの「横幅」を指しています。
| サイズの種類 | 特徴 |
| セミシングル | 80㎝ |
| シングル | 95㎝ |
| セミダブル | 120㎝ |
| ダブル | 140㎝ |
| ワイドダブル | 150㎝ |
| クイーン | 160㎝ |
| キング | 180㎝ |
※一般的なサイズなのでブランドによって数字が増減します。
セミシングルというサイズも見かけますが、横幅が80~90㎝と狭く、寝返りに支障をきたす可能性が高いといえるので避けるのが無難です。
成人の方がひとりで寝る場合、体格が大きければシングルではなく、セミダブルを選ぶと余裕をもって寝返りをうつことができます。
2人で使用するときも、ダブルではなくクイーンもしくはキングサイズを選ぶことをおすすめします。
使用人数や体格に比べてマットレスの横幅が狭いとスムーズな寝返りが妨げられるので、腰痛持ちの方は特に余裕を持ったサイズを選ぶと良いでしょう。
耐久性が低いマットレス
マットレスの耐久性が低いことは一見関係なさそうにみえますが、事前に知っておくべきポイントのひとつです。
耐久性が低いとすぐにマットレスはへたってしまいます。
![]()
上記画像のように肩や腰の部分がもっとも圧力がかかりやすくへたりやすい箇所です。
この部分がへたって凹んでしまうとちょうど良い硬さだったマットレスも、結局は沈み込みすぎてしまうことと同じになってしまいます。
耐久性が低いマットレスは安価なものが多く、「2~3万円でコスパ良いマットレスが買えた」と喜んでいるのも束の間、1年足らずで腰痛対策に適さない寝心地となることもあるのです。
そのため、耐久性を見極めていただきたいところです。
耐久性は密度Dと関係しています。本記事では密度Dの説明は省きますが、詳しく知りたい方は以下のリンクを合わせてお読みください。
![]()
上記画像のとおり、なるべく密度が高いと寿命も長いという関係となっています。
ただ密度が高い分、価格も高くなってくるのは仕方ないので、予算を少し上げるなどの対応も必要になってくるかと思います。
マットレス診断とは?AI診断と通常診断の違い
「マットレス診断」と検索する人の多くは、自分の体に合うマットレスを客観的に知りたいと考えています。
最近ではマットレス診断AIのように、体重・身長・寝姿勢・悩み(腰痛・肩こりなど)を入力することで最適なタイプを判定できるツールも増えています。一方で、「マットレス 硬さ診断」などの簡易診断は、あくまで目安であり、実際の寝心地までは完全には分かりません。
そのため本当の意味での「自分に合うマットレス診断」とは、数値+実体験の両方を組み合わせて判断することが重要です。
腰痛対策マットレス選びの最終チェックリスト
腰痛対策になるマットレス選びは以下の4つのポイントで選びましょう。
- 体重が自分に合うかどうか
- 厚みが適切かどうか
- 寝返りしやすいサイズかどうか
- 耐久性が高いかどうか
上記を基準としたうえで実際に試してみることが最終的に大切となってきます。
近年では100日~120日間程度自宅で普段通り試すことが可能なマットレスもあるのでおすすめです。(このあとのリンク集にある「返金保証付きのマットレス」のこと)
腰痛対策になるマットレスを探している人には本記事がけっこう便利だとおもうので何度か見返してみてくださいね。
また、他の探し方もしてみたい人は以下のリンクも参考になると思うのでぜひごらんください。
- ポケットコイルおすすめ15選
- 腰痛対策マットレス
↑※まずは腰痛対策でしょ↑ - 床に直置きできるマットレス
- 返金保証付きのマットレス
↑※よく読まれています↑ - コスパが高いマットレス
- 折りたためるマットレス
- 同棲カップルにおすすめのマットレス
マットレス診断に関するよくある質問
- マットレス診断AIは本当に当たりますか?
- 体重・身長・寝姿勢・悩み(腰痛・肩こりなど)をもとにロジックで判定するため、方向性としてはかなり参考になります。ただし最終的な寝心地は個人差もあるため、試せるマットレスであれば実際に横になって確認するのがおすすめです。
- マットレス硬さ診断だけで選んでも大丈夫ですか?
- 「硬さ診断」はマットレス選びの大きなヒントになりますが、厚み・耐久性・サイズ(寝返りのしやすさ)なども重要です。硬さだけで決めるのではなく、この記事で紹介しているチェックポイントもあわせて確認してください。
- 自分に合うマットレス診断は、腰痛がある人にも使えますか?
- はい、腰痛持ちの方向けに「体重に対して沈み込みすぎないか」「寝返りのしやすさ」といった観点も組み込んでいます。ただし、痛みが強い場合や持病がある場合は、医師の診断もあわせて参考にしてください。
- マットレス診断AIと、人によるアドバイスはどちらがいいですか?
- マットレス診断AIはブレが少なく、短時間で客観的な結果が得られるのがメリットです。一方、人によるアドバイスは「好み」や「生活環境」など細かいニュアンスも反映しやすいという利点があります。両方を参考にしながら選ぶのが理想的です。
- 診断結果と違う硬さのマットレスが気になる場合は?
- どうしても気になるマットレスがある場合は、返品保証やお試し期間の有無をチェックしましょう。一定期間試せるマットレスなら、診断結果を目安にしつつ、実際の寝心地で最終判断ができます。
今 真一