せっかく購入したマットレスが「硬すぎる」もしくは「柔らかすぎる」寝心地で、体に合わないと感じている方のための内容です。
どちらにしても、そのまま我慢して使用し続けない方が得策です。
なぜかというと、身体や睡眠に悪影響を及ぼしてしまう可能性が高いから。
マットレスが体に合わないことにどんな悪影響があるか確認し、そんなときの対処法をご紹介します。

目次
体に合わないマットレスや布団を使い続けるデメリット
体に良くない寝具
- 硬すぎるマットレス
- 柔らかすぎるマットレス
- 床付きのある布団
上記の3つのパターンがよくあるマットレス・布団選びの失敗例となります。それぞれが体に与える悪影響を見ていきましょう。
硬すぎるマットレスの場合
硬すぎるマットレスを使いつづけると、マットレスに強く当たる部位(肩・背中・腰回り)が圧迫されることにより、血行不良が起こって体の痛みに繋がります。
また、硬すぎることで沈み込みがなく、仰向けになったときに腰が浮いた状態となってしまい、腰や背中の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。
柔らかすぎるマットレスの場合
柔らかすぎるマットレスだと、逆に体圧が強くかかる部位が沈み込みすぎてしまい、不自然な寝姿勢になることで腰や肩・背中に大きな負担がかかります。
背骨は緩やかなカーブであることが体に負担のかからない状態といえるのです。
また、身体が沈み込むことで、マットレスとの間に隙間が全くできなくなります。すると風通しが悪くなり、その結果蒸れやすい睡眠環境になってしまいます。
さらにもう1点、寝ているのに身体の疲れが取れないときはありませんか?沈み込みすぎると、寝返りに大きな力が必要になることが原因の可能性があります。
床付きのある敷布団
床付きのある敷布団で寝続けることは、硬すぎるマットレスで寝続けるときの影響と同じです。
第一に寝心地が悪いということがあげられますが、体圧が強くかかる部位に大きな負担がかかり、寝起きの身体の痛みや慢性的な腰痛を引き起こしてしまうでしょう。
マットレスや布団が体に合わないときの対処法
「硬すぎる・柔らかすぎるマットレス」と「床付き布団」は同じ対処法で解決ができます。
マットレストッパーを使用する
お使いの寝具をそのまま使用したい方が、寝心地を改善するには「マットレストッパー」が最適です。
むしろ、マットレストッパーを使わないのであれば、買い替えるしか道は残っていません。
マットレストッパー使用時の注意点
注意しなければならないのが、マットレスや布団の上にトッパーを敷くことが、通気性の悪化を招いてしまうことです。
通気性が悪化すると、ダニやカビの発生など、取り返しのつかない結果となってしまいます。
その対処法は、除湿シートを敷くことです。
敷く位置は、マットレス、もしくは布団とマットレストッパーの間です。
絶対にダニやカビはいやだという方は忘れずに使用しましょう。
マットレスがへたっている場合は買い替え時期!
マットレストッパーはもちろん寝心地改善策として、最適な選択になるのですが、その対処にも限界があります。
マットレストッパーが対処しきれない範囲というのがマットレスがへたってしまったときです。
「へたった」とは以下の3つの状態のことで、マットレス自体の寿命が来ていると判断できる場合です。
- 中心部がへこんだ
- 弾性がなくなった
- コイルがギシギシと鳴る
この場合は、あきらめて新しいマットレスに買い替えた方が効率的といえるでしょう。
柔らかすぎたときにおすすめのマットレストッパー3選
私がおすすめする、寝具(マットレスや布団)が柔らかすぎたときのマットレストッパーは以下の3つのポイントを踏まえて選びました。
3つのポイント
- 硬めの高反発トッパー
→柔らかいものを敷いても意味がない - 10cmくらいの厚みがある
→5cmなど薄すぎると意味がないことがある - 値段が安すぎないトッパー
→値段が安すぎると耐久性が低く意味がない
それではご紹介していきます!
ソムレスタトッパー
ソムレスタトッパーは、密度の高い高弾性ウレタンを使用しています。密度が高ければ高い分、耐久性も高くなるので寿命も長くへたりにくいトッパーです。また「硬すぎず柔らかすぎない」と商品説明にはありますが、実際はけっこう硬めです。ただそれくらい硬めの方が柔らかすぎる寝具に敷くトッパーとしてピッタリともいえます。
エマ・トッパー
大人気のエマスリープからリーズナブルに寝心地を改善できるトッパータイプが発売されました。両面仕様で、硬めの面は180Nもあるためしっかり腰を支えてくれます。一見価格は高いですがセールが頻繁におこなわれ、半額近くなることもあるので一度公式サイトを確認してみると良いですよ。
トゥルースリーパー セロ
トゥルースリーパー セロはエアブリッドという独自のファイバー素材を使っているのが特徴です。シャワーで丸洗いができます。高反発タイプなので寝心地は硬めです。片面は通気性重視、もう片面は保温性重視と、裏表で違う素材を使用し季節に合わせて変えられて1年中快適な寝心地にできます。