この記事はマニフレックスDDウイングの口コミ評判まとめや、筆者が実際に体験したレビュー評価を紹介しています。
他人気三つ折りマットレスとの比較もあるので、上質な折りたたみマットレスを求めている人はぜひご参考ください。
マニフレックスDDウイングとは?
マニフレックスDDウイングは十分な厚みと高いフィット感を持つ、イタリアメーカーのマニフレックスで販売される三つ折りタイプの中で最上位のマットレス。三つ折りタイプは日本の風習に合わせたものなので国内限定モデルです。
特徴は?
マニフレックスDDウイングの特徴は以下のとおりです。
- 低高反発の2層構造
- 柔らかくリッチな寝心地
- 裏表で硬さを調整できる
マニフレックスDDウイングはフィット感の高い柔らかくリッチな寝心地が特徴です。その寝心地を生むのがマニフレックス独自素材である低反発ウレタンフォーム「エリオセルマインドフォーム(MF)」と高反発フォームの「エリオセル」です。MFは約2㎝、エリオセルは約10cmほどの厚みがあり、そのバランスが絶妙と評判です。また、裏表で硬さを変更できるので、サポート性が高い方が好みといった場合でもひっくり返すだけで調整できます。
マニフレックスDDウイングの評価
マニフレックスDDウイングを実際に体験して評価、寝心地を写真付きで解説しています。まずは筆者自身のレビュー評価をごらんください。
レビュー評価
▼総合評価:76/100点
硬さの見方は?
硬さ | 推奨体重 | 推奨体型 |
---|---|---|
0~3 | 40kg以下 | 小柄・お子様 |
4~7 | 41~69㎏以下 | 痩せ~ふつう |
8~10 | 70kg | ふつう~がっちり |
※体験者:身長175cm/体重65kg/ふつう体型
※当サイトの評価基準について
評価に対するコメント
マニフレックスDDウイングはふわっとしたフィット感があり、お尻や肩が包みこまれるような印象です。高い反発力を求める場合は、裏面を使えば硬めの寝心地に変えられるのでニーズに合わせた使い方ができます。シンプルな構造ですが、全体的にバランスが良く、満足度の高い寝心地です。三つ折りタイプで探してて、より上質な睡眠をとりたい人におすすめしたいマットレスですね。
マニフレックスDDウイングの体験レビュー!
マニフレックスDDウイングの体験レビューです。写真多めですので、使用感をイメージしながらごらんください!
開梱~内容チェック
マニフレックスDDウイングは圧縮梱包で届きます。コンパクトな上に、重さは10kgちょっとと軽めなので開封したいベッドまで楽に運べます。
中にはマットレス本体と保証書が入っていました。
開封していきます。カッターで本体を傷つけないように注意しながらそーっとビニールをあけます。
くるくるっと。
ビニールをあけるとシューという音とともにあっというまに膨らみます。
ビニール完全に取り外します。
設置完了です。
素材で使われるマインドフォームは低反発ウレタンなので、高反発のものよりも復元にやや時間がかかります。
開封直後に計ると12.5cmと、公式サイズより0.5cm足りませんでした。
その後、完全復元には1日かかりました。
外観・硬さ
外観と硬さをチェックしていきます。
見た目は薄いブルーで爽やかな印象。
ダブルニット生地で伸縮性が高いながらも耐久性の高いカバーです。
「magniflex」のロゴがバランスよくちりばめられています。裏表で硬さが違い、「MF(マインドフォーム)」のタグが縫い付けられている面が柔らかめ面。
「エコテックス認証」のマークが縫い付けられている面が硬めの面です。
高級感のあるジャガード織りを採用しているので、チープさを感じさせません。さすが世界のマニフレックスです。触れてみると滑らかとさらさらの中間くらいの感覚で、通気性の良さそうな印象を持ちました。
硬さはしっとりとした感じで、モチモチしています。
グッと押したあとに手を離すと、一瞬跡が残る感じです。
低反発の特長そのものですね。
ひっくり返して裏面の硬さを確認してみると、明らかにしっかりした感触です。
こちらも先ほどのマインドフォーム面のときのようにグッと押した後に手を離してみます。
高反発なのでもちろん跡は残りません。
それでもガチガチに硬いわけでなく、適度な反発感があります。
持ち手がついているため、持ち運びも楽々ですね。
寝心地:あお向け・横向き
マニフレックスDDウイングは裏表ひっくり返すだけで硬さを変更ができます。
低反発のマインドフォームの寝心地は気持ちよかったのですが、少し柔らかいなと感じました。裏面の硬めの寝心地が私の体型にはちょうど良い寝心地です。
それではまずは「エリオセル(かため)」側のレビューをしていきます。マインドフォーム(柔らかめ)側の面も後ほどレビューしています。
エリオセル(かため)
あお向けは、腰がしっかり支えられる感覚がありますが、強い圧迫感はありません。
硬めなのでフィット感がないのでは、と思いましたがちょうど良く沈みます。
横向きのときは圧迫されやすい腰や肩のでっぱりに注意したいところです。
その点DDウイング(硬め面)の寝心地は、すごく硬いわけではないので負担が軽減されています。
沈み具合がわかりやすいように、端っこで横になり撮影しました。
あお向けも横向きも寝姿勢が整っていてキレイになってるのがわかります。寝姿勢がキレイだと身体への負担が少なくなるので、腰痛や肩コリなどを未然に防いでくれるでしょう。
また、大変心地よい反発力があって寝返りもしやすい寝心地です。
マインドフォーム(柔らかめ)
続いて、マインドフォーム(柔らかめ)の面です。こちらがDDウイングの正規の寝心地となります。
まずあお向けです。
あお向けは先ほどの硬めの面と比べ、しっかりフィットする感覚。少し腰が沈みすぎてしまっている印象です。
横向きでも同じく、沈み込みが強すぎてしまっているため、寝姿勢が崩れて背骨が歪んでいます。
私の体型(身長175cm/体重65㎏)だと合わない寝心地です。こちらも沈み込みがわかりやすいように端っこに寝て撮影した写真を用意しました。
あお向けでは腰が沈みすぎて少し沿っているのがわかりますでしょうか。横向きのときも上半身がよく沈んでおり、落ち込んでしまっています。この状態で使用を続けると、体の軸の歪みを引き起こし、腰痛や肩コリの原因となってしまうでしょう。
マニフレックスDDウイングは、万が一体に合わない寝心地でも、もう片面が違う硬さになっているので私のようにどちらかが体に合うような寝心地となっているはずです。そういった意味では、多くの人に合いやすいでしょうし、硬さを選べることは購入時に心配事がひとつ減るようで、心理的ハードルが下がるのではないでしょうか。
マニフレックスDDウイングのメリットやデメリット
マニフレックスDDウイングを実際に使って感じたメリットやデメリットを紹介します。
メリット
マニフレックスDDウイングのメリットは以下のとおりです。
メリット
- フィット感が高く寝心地良い
- もちもちで子供が喜ぶ
- 硬さを合わせやすい
フィット感が高く寝心地良い
マットレスにおいて寝心地の良さってだいじですよね。寝心地の良さはフィット感や適度な反発力といった要素がポイントになります。DDウイングはフィット感も適度な反発力も持ち合わせているので、多くの人が寝心地良く感じやすいはずです。
モチモチで子供が喜ぶ
お子様は身体のラインが平坦なことから、比較的硬めの寝心地が好まれます。DDウイングの場合は硬め面がちょうど良い硬さなので、小さなお子様にも合いやすい寝心地です。加えて、特にモチモチな感触が小さなお子様には喜ばれるポイントです。
硬さを合わせやすい
マットレス選びでもっとも気にする点は「硬さ」ですよね。DDウイングは硬さを裏表ひっくりかえすだけで変えることができるので、片面が合わなくても裏返せば合う可能性が高いマットレス。自分は硬いマットレスがいいのか、それとも柔らかめでフィット感が高い方が良いのか、硬さ選びで躓いている人には大きなメリットです。
高反発要素も低反発要素も兼ね備えているため万人に合いやすい商品といえるのではないでしょうか。
デメリット
デメリット
- ガチガチに硬い寝心地が好き
- 通気性がやや低め
ガチガチに硬い寝心地が好き
「ガチガチに硬い寝心地」というのは、フランスベッドの高密度連続スプリングの寝心地や、クッション性のない硬いウレタンマットレスのことです。DDウイングは適度なクッション性があり、筋肉量が多かったり、敷布団の寝心地に慣れている人が好きな傾向の寝心地ではないので、ガチガチに硬い寝心地が好きな人には合わないと思います。
通気性がやや低め
DDウイングはウレタンにしては通気性が高めのマットレスです。しかし、カバーがジャガート織でリッチな反面、ややムレを感じる人もいると思います。私は夏でもストレスを感じるほど厚さを感じませんでしたが、汗っかきな人や暑がりな人には不向きかもしれません。
そういった場合は、メッシュウイングを選んだ方がムレは改善されるでしょう。
マニフレックスDDウイングの口コミ評判
マニフレックスDDウイングの口コミ評判は以下のとおりです。
〇良い評判 | △悪い評判 |
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それぞれの口コミをいくつか紹介していきます。
良い評判
ソフトな割には腰が沈まない
それからマットレスに寝転んでみて思ったことは「高反発という割にソフトな感じ」と「ソフトな感じの割には腰の辺りが沈み込まない」という点でした。そのまま入眠して翌朝目覚めたところ、ここ最近ヘタったマットレスで寝ていたせいでよくあった背中や腰の強張りが全く感じられませんでした。
引用:Amazon
DDウイングはソフトな寝心地なのに腰が沈み込まず支えられます。フィット感の良さとサポート性の高さ両方を求めている人に合いやすい寝心地ですね。
沈み込まないから寝返りもスムーズになり、睡眠の質が高まりやすくなります。
裏返せば硬めにできる
固すぎず柔らかすぎず、それでいてちょっと固さを求めたい時は裏返えせばいいだけ。たった2センチメートルのエリオセル・マインドフォームがいい仕事をしてくれている。10年経ってDDウィングがへたってきたら、きっとまたDDウィングを買うだろう。
引用:Amazon
裏返せば硬めにできるので、自分自身が硬めが合うのか柔らかめが合うのかわからない場合にも対応できるのがDDウイングの良いところです。
メッシュウイングよりも断然良い
悩んだ末、何度も何度もメッシュウィングとDDウィングを寝比べてみたのですが、メッシュウィングがどう頑張ってもDDウィングに勝つことはできず、私の初マットレスの購入はDDウィングとなりました。
引用:Amazon
店舗に出向いて実際にメッシュウイングと寝比べてみると、明らかにDDウイングの寝心地の方が上等に感じられます。腰痛持ちでガタイが良い人以外で、寝心地の良さを求めるならDDウイングを選ぶべきでしょう。
悪い評判
10年も持たない
10年保証といっているがそんなにはもたない。
引用:Amazon
保証が10年ついていながら、10年はもたないとのことです。実際の使用環境は使い方や使用者の体型などによって大きく異なりますので、長くて10年といったところではないかなと思います。最低限のローテーションや陰干しといったお手入れを欠かさずおこないましょう。
毛玉の管理が大変
以前より腰や背中の痛みが悪化した。最初は固めだったが今では柔らかくなり姿勢がおかしくなる。毛玉も大量に出るので維持も面倒に。
引用:Amazon
専用カバーは化学繊維も使用してますので、毛玉ができやすいデメリットがあります。毛玉発生を防ぐには、洗濯時に優しいコースで洗う・洗濯ネットを使うなどの対策をする必要があり、ややめんどうです。なるべく専用カバーを洗う必要性がなくなるよう、別でシーツや敷パッドを利用するのが良いでしょう。
【専門家が解説】マニフレックスDDウイングが合わない人の特徴まとめ
マニフレックスDDウイングスの寝心地などから、合わない人の特徴は以下の2つが考えられます。
- 体重が重ため・ガタイが良い
- 柔らかい寝心地が苦手
体重が重ため・ガタイが良い
体重が重ためであったり、ガタイが良い場合は比較的硬めの寝心地が合いやすい傾向です。柔らかめの寝心地だと身体が沈みすぎて寝姿勢が崩れる場合があり、腰痛や肩こりの原因になりかねません。
また、体重が重いほど低反発系のマットレスだとへたりが早くなりがちのため、さらに厚みがあったり高反発のマットレスを選んでみると長く使えます。当サイトがおすすめするマットレスランキングも参考にしてみてください。
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参考【2024年最新】マットレス人気おすすめ比較ランキング10選!寝具の専門家が厳選
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柔らかい寝心地が苦手
マニフレックスDDウイングの片面は比較的柔らかめの寝心地です。そのため、柔らかい寝心地が好きな人は裏表ひっくり返す必要性がないと思います。硬めの寝心地だけで十分な場合はメッシュウイングを選んでみてください。もしくはメッシュウイングよりもリーズナブルでほぼ寝心地が変わらない「サスティナブルウイング」がおすすめです。
他に硬めの寝心地を探してみたい人は以下の記事も参考にしてみてください。
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参考【プロが厳選】おすすめの硬めマットレス10選|合う人合わない人も再確認!
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マニフレックスDDウイングとメッシュウイングの違い
マニフレックスDDウイングとメッシュウイングの違いはひとことでいうなら「硬さが柔らかめかどうか」です。DDウイングが柔らかめ、メッシュウイングが硬めの寝心地となってます。
スペックなどの違いは以下の表でまとめてますのでご参考ください。
ニュートン値だけで見ると、DDウイングの高反発面は170N、メッシュウイングも170Nと同じなので一見同じ硬さに思います。しかし実際は、DDウイングの方が柔らかく感じます。
理由はDDウイングの場合は70Nのマインドフォームが土台となって下層にあるからです。メッシュウイングは1層構造なので下層にはなにもありません。いうなれば床やすのこが土台としてある状態になります。「下層が低反発のDDウイング」と、「下層が床やすのこのメッシュウイング」はどちらが硬く感じるか想像つくと思います。
つまり、両モデル共に同じ素材(エリオセル)を使っていながら、DDウイングの方がクッション性が高く柔らかく感じる寝心地であるといえます。