ベッドをこれから購入する人、すでに購入した人は他に必要なアイテムがあるのか気になるはずです。
この記事ではベッドを買うときに必要な一式を紹介したうえで、「これはなくてもなんとかなる」というものもお伝えしながら最低限欲しいものを解説していきます。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠の質向上には寝具が重要と気づいて7年経つ寝具選びのプロ。自宅の一室は検証のためのマットレスだらけ。マットレス以外にも睡眠の大切さを世の中に広げる活動をしている。
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ベッドを買うときに最低限必要なものはこの7つ
ベッドを買うときに、「結局なにをそろえれば寝られるの?」と迷う方は多いですよね。
先に結論をいうと、最低限必要なのは、マットレス・シーツ・敷きパッド・枕・枕カバー・掛け布団・掛け布団カバーです。
これだけあれば、ひとまず寝る環境は整います。
そのうえで、長く清潔に使いたい人や、子どもと一緒に寝る人は、必要に応じて保護アイテムを追加していくのがおすすめです。
最低限必要な寝具(まずはこれだけあれば寝られる)
とにかく最低限でそろえるなら、必要なのは次の7つです。
最低限必要な寝具
- マットレス:マットレスがなければ始まらない
- ベッドシーツ:衛生上必須
- 敷パッド:夏冬快適に過ごすため
- 枕:枕なしでいい人はほぼいない
- 枕カバー:衛生上必須
- 掛け布団:季節に応じた掛け布団は必須
- 掛け布団カバー:衛生上必須
上記一覧の中でも特に重要なのは、マットレス・枕・掛け布団の3つです。
寝心地や睡眠の快適さに直結しやすいので、ここはなるべく妥協しすぎないほうが失敗しにくいでしょう。
一方で、シーツやカバー類は「直接肌に触れる部分を清潔に保つもの」と考えるとわかりやすいです。
マットレスや枕、掛け布団をそのまま使うと汚れや汗がつきやすくなるため、カバー類も実質的には必需品といえます。
長く使う人だけ追加したいもの
ベッドや寝具を長くきれいに使いたいなら、最低限セットに加えて次のようなものがあると安心です。
必要に応じて追加したい寝具
- ベッドパッド:汗や汚れから守りたい人向け
- 除湿シート:湿気やカビ対策をしたい人向け
- プロテクター:汚れ・ダニ・防水までまとめて対策したい人向け
- ベッドフレーム:通気性や乗り降りのしやすさを重視する人向け
- トッパー:寝心地を微調整したい人向け
ベッドパッドやマットレスプロテクターは、汗や汚れからマットレスを守るのに役立ちます。
マットレスは安い買い物ではないので、できるだけ長持ちさせたい人には相性がいいアイテムです。
また、床に近い環境は湿気がこもりやすいため、除湿シートがあるとカビ対策になります。
ベッドフレームも絶対に必要ではありませんが、通気性を確保しやすく、立ち座りもしやすくなるので、快適さを重視するなら検討したいところです。
子どもと寝るなら追加したいもの
小さい子どもと一緒に寝るなら、汚れ対策やおねしょ対策まで考えておくと安心です。
子どもと寝るなら追加したい
- 防水シート:おねしょや飲みこぼし対策
- プロテクター:マットレスの保護を強化したい場合
- 洗い替え用のシーツ
- 洗い替え用の枕カバー
子どもと寝る環境では、汗、飲みこぼし、おねしょなどで寝具が汚れることもあります。
そのたびにマットレス本体まで汚れてしまうと、お手入れがかなり大変です。
防水シートやプロテクターを1枚入れておくだけでも、後の負担はかなり変わります。
また、シーツや枕カバーは洗い替えがあると便利です。急に汚れてもすぐ交換できるので、毎日の寝る準備がぐっと楽になるでしょう。
ベッドに必要なもの一覧|役割と優先度がひと目でわかる
ベッドを買うときに一緒に揃えたい必要なものを一覧にしています。
「必要度合い」は1~3の星でわかりやすく表しています。
星評価の概要
- 星1:なくても良い
- 星2:あった方が良い
- 星3:絶対欲しい
| 寝具 | 必要度合い | 役割 | 必要な理由(筆者のコメント) |
|---|---|---|---|
| マットレス | ★★★ | ・敷布団のような役割 ・場合によって腰痛改善が見込める |
マットレスは快眠へ導くための必須アイテムです。 |
| ベッド | ★★☆ | ・通気性向上 ・寝室の快適さを向上させる ・インテリアとして魅せれる |
ベッドはマットレスのために存在しているものなので カビ対策など各方面でメリットが多いです。 |
| ベッドシーツ | ★★★ | ・直接汚れが付くのを防ぐ ・ダニやホコリなどのアレルゲンを防ぐ |
ベッドシーツは主に汚れ防止効果がありますが、 素材を吟味することで肌触りの良い寝心地に変えられます。 |
| ベッドパッド | ★☆☆ | ・マットレスを保護する | ベッドパッドはなくても良いですが、あった方が マットレス本体の清潔さや寿命を長く保てるアイテムです。 |
| 敷パッド | ★★☆ | ・マットレスを保護する ・季節の変化に合わせた寝心地補助 |
敷パッドは直接肌に触れる寝具で、季節の変化にあわせた 機能性をもつ「冷感or温感パッド」が一般的ですね。 |
| 枕 | ★★★ | ・頭や肩を支えて正しい寝姿勢にする | 枕は首の骨の自然なS字カーブを維持するたいせつな寝具です。 稀に枕なしで寝る人もいますが骨格差によるものだと思います。 |
| 枕カバー | ★★★ | ・枕を長持ちさせる ・枕の清潔さを維持する |
枕カバーは清潔さを保つため、洗い替え用を余分に用意して おきましょう。 |
| 掛け布団 | ★★★ | ・季節に応じて寝心地を補助 | 夏はタオルケットや薄めの掛け布団、冬はあったかい羽毛布団、 最近ではあまりみかけないシルクの布団も暖かく吸 放湿性に優れているのでおすすめです。 |
| 掛け布団カバー | ★★★ | ・掛け布団の清潔さを維持する | 掛け布団カバーは清潔さを保つため、洗い替え用を余分に 用意しておくと便利です。 |
| 除湿シート | ★★☆ | ・湿気を吸い取る | 寝汗は1年中かきます。その寝汗はカビの大きな原因となる 湿気へと変わります。カビを防ぎたい人、湿気の多い季節は 特に持っておきたいアイテムです。 |
| 防水シート | ★☆☆ | ・マットレスに水分が浸透するのを防ぐ | お子様がいるご家庭は基本的に用意しましょう。 おねしょや飲み物をこぼしたときにマットレスを守ります。 |
| プロテクター | ★★☆ | ・マットレスを汚れから守る ・カビ対策になる ・ダニの侵入を防ぐ |
プロテクターは欧米では一般的なア保護アイテムです。 「絶対長持ちさせたい」人はぜひ検討してみてください。 |
| トッパー | ★☆☆ | ・寝心地を大きく変える | マットレス購入後に「硬すぎた」「柔らかすぎた」といった イメージの相違があったときに使うと寝心地を簡単に改善で きます。 |
上記はマットレスを購入することを前提とした必要なものです。もし敷布団を購入、使っている場合はベッドの必要度がなくなります。
ベッドまわりの基本アイテム
マットレス
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マットレスはベッドの上で使用します。もちろん睡眠環境をもっとも左右するのはマットレスです。硬すぎたり柔らかすぎたりすると腰痛や肩こりなど身体の不調の原因となりやすいですが、正しい選び方をすると最高の寝心地を得られます。予算や使用者の体に合ったものを選ぶといいでしょう。
まだどんなマットレスが良いか探し始めの人は、おすすめのマットレスランキング10選も参考にして選んでみてください。
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合わせて読みたい【2026年最新】マットレス人気おすすめ比較ランキング10選!睡眠の専門家が厳選
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ベッドフレーム
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ベッド(ベッドフレーム)はマットレスを乗せるための寝具です。素材は木製のものからスチール、ファブリック(布張り)などさまざまです。種類も二段ベッド、すのこベッド、収納ができるもの、ロフトタイプとあり、家族構成や使用目的によって選択肢がたくさんあります。
湿気対策重視ならシンプルなすのこベッド、機能性重視なら二段ベッドや収納付き、デザイン重視ならファブリックを選んでみてはいかがでしょう。
こちらのベッドフレームおすすめ15選も参考にしてみてください。
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合わせて読みたい【専門家が選ぶ】ベッドフレームおすすめランキング|丈夫で長く使える国産から安い人気モデルまで
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シーツ
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ベッドシーツ(ボックスシーツ)はマットレスを包むカバーで、肌触りを変えたり汚れ防止の役割を持ちます。主な素材には綿や麻、化学繊維のものがあります。マットレスをピシッと包み込むので、見た目は綺麗な印象になりますが、生地が薄いため寝汗を十分にガードできません。
寝汗が多い自覚がある人は敷パッドやベッドパッドを併用するべきでしょう。
敷パッド
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敷きパッドは、寝心地や温度調整を助けるアイテムです。
マットレス・シーツの上に敷いて使い、夏はひんやり系、冬はあたたかい素材など、季節に合わせて使い分けしやすいのが特徴です。
なお、ベッドパッドと役割が似ているように感じるかもしれませんが、実際は目的が少し異なります。
ベッドパッドと敷きパッドの違いは?両方必要な場合とそうでない場合もあわせてチェックしてみてください。
枕
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枕はあたりまえに必要と考える人が多いと思います。ただなんでもいいわけではありません。体に合わない枕は肩コリや首痛、頭痛の原因になりかねません。
体圧分散性の高い低反発枕、寝返りがしやすいような高反発枕、高さ調節ができるセミパーソナライズ枕などがあります。個人的におすすめしたいのが、低反発ウレタンと高反発ウレタンを使用したハイブリッドタイプの枕です。
他にもファイバー素材を使用した枕だとムレにくい特徴があり、ふつう洗えない枕が素材まるごと洗えたりするので、暑がりで衛生面を気遣う人にもおすすめです。
枕カバー
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購入した枕専用のカバーの他に、市販の枕カバーを準備しましょう。枕カバーは皮脂汚れや寝汗から枕本体を守るために必要です。できれば3~5日に1度は洗いたいところです。そのため洗い替え用にもう一枚購入しておくことをおすすめします。
コットンかシルクカバーがおすすめ!
上級睡眠健康指導士 今真一
掛け布団
掛け布団はいろんなタイプがあります。
| 素材イメージ | 価格 | 温度調整 | 保温性 | 吸湿放湿性 |
羽毛 |
高め | ○ | ◎ | △ |
綿 |
ふつう | ○ | 〇 | ○ |
羊毛 |
ふつう | ◎ | 〇 | ○ |
キャメル |
高級 | ◎ | ◎ | ◎ |
シルク |
高め | ◎ | ◎ | ◎ |
ポリエステル |
安め | ○ | △ | △ |
素材によって特徴が大きく変わってきますが、上記表でなんとなく機能性を把握して、あとは予算で選ぶといいです。
おすすめは軽くて温度調整能力が高く、さらに吸湿放湿性も高いシルクの掛け布団です。薄ければ夏でも使えますし、冬にはアンダー掛け布団として補助用にも使えるため1枚持っておくだけで1年中活用できます。
ちなみに昔はシルク素材が主流だったらしいですが、近年は安価なポリエステルや綿素材の布団が主流となっています。
掛け布団カバー
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掛け布団カバーにも素材はいろいろありますが、肌に直接触れるものなので、オーガニックコットンのような肌触りが良いものを選ぶことをおすすめします。もし予算に余裕があればシルクの掛け布団カバーもおすすめです。
中間色で落ち着いた空間に
上級睡眠健康指導士 今真一
マットレスを守るための追加アイテム
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マットレスは汚れや湿気に弱いため、使い方によっては保護アイテムを追加しておくと安心です。
特に、長く使いたい人や、小さなお子様・ペットと一緒に使う人は検討しておきたいところです。
除湿シート・防水シート・プロテクターの違い
除湿シートは、マットレスの下にたまりやすい湿気を吸い取るためのアイテムです。
床置きや湿気がこもりやすい部屋で使う場合、カビ対策として役立ちます。
防水シートは、おねしょや飲みこぼしなどの水分がマットレスに染み込むのを防ぐためのアイテムです。
赤ちゃんや小さなお子様と一緒に寝る場合は、優先度が高くなります。
プロテクターは、汚れ防止・ダニ対策・防水などをまとめて補いたいときに便利なアイテムです。
マットレスをできるだけ長く清潔に使いたい人に向いています。
どれが必要かは使い方によって変わるので、必要になりやすいケースだけ押さえておけば十分です。
詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
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参考【上級睡眠健康指導士監修】除湿シートおすすめランキング|湿気・カビ対策の決定版!
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マットレスプロテクターについては「マットレスプロテクターは本当に必要?メリット・デメリットと不要なケースまで徹底解説」も参考にしてみてください。
シーン別のおすすめの組み合わせ
「結局どれを組み合わせればいいの?」という方のために、使い方に合わせたおすすめパターンをまとめました。
まずは自分に近いものからチェックしてみてください。
小さなお子様と一緒に寝る家庭
おすすめの組み合わせは、マットレス+防水シート+シーツ+敷きパッドです。
| 清潔さ | ◎ |
| 防水性 | ◎ |
| カビ対策 | ◎ |
| ダニ対策 | ◎ |
| ムレ感 | △ |
おねしょや飲みこぼしなどでマットレスが汚れるのを防ぎたい家庭に向いています。
防水性を優先するぶんムレやすさは出やすいので、敷きパッドは通気性の高いものを選ぶと使いやすいでしょう。
3年程度の短期使用なら最低限セットでも十分
おすすめの組み合わせは、マットレス+シーツ+敷きパッドです。
| 清潔さ | ○ |
| 防水性 | ✕ |
| カビ対策 | △ |
| ダニ対策 | △ |
| ムレ感 | ◎ |
ひとり暮らしで使用期間がそこまで長くない場合は、まずは最低限セットから始めても十分です。
ただカビやダニ、湿気対策はほぼできていない状態です。陰干しの頻度を高めてマットレス内部の湿気を常に放湿させる工夫をしましょう。また、シーツは1週間に1度、スムーズに洗えるように洗い替えをもう1枚持っておくことをおすすめします。
長く使いたい人は保護アイテムを追加
おすすめの組み合わせは、マットレス+ベッドパッド+シーツ+敷きパッドです。
| 清潔さ | ◎ |
| 防水性 | ◎ |
| カビ対策 | ◎ |
| ダニ対策 | ◎ |
| ムレ感 | △ |
防水性まで重視するなら、ベッドパッドの代わりにプロテクターを使う方法もあります。
お気に入りのマットレスをできるだけ長く清潔に使いたい人向けの組み合わせです。
寝汗や汚れがマットレス本体に入りにくくなる反面、重ねるものが増えるぶん寝心地が少し変わることもあります。なるべく薄めのものを選ぶと、元の寝心地を保ちやすいです。
3年程度の短期使用なら最低限セットでも十分
値段がそこまで高くないマットレスを使う場合や、使用期間が3年程度の予定であれば、まずは最低限の寝具をそろえるだけでも問題ありません。
実際、私自身も20代でひとり暮らしをしていた頃は、マットレスとベッドフレーム、シーツ、掛け布団といった最低限の組み合わせで3年ほど過ごしていました。正直、大きな不便は感じませんでした。
ただし、質の良いマットレスを選んだ場合は話が少し変わります。
せっかく買うなら、できるだけ長く清潔に使いたいと感じる方も多いはずです。そうした場合は、ベッドパッドやプロテクターなど、マットレス本体を守る寝具も活用すると安心です。
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必要な寝具は総合的に考えよう
よく「マットレスだけは質を良くするべき」「ベッドは良いものを」などいわれることもあります。ただ私がいままで寝具にたずさわってきた経験をもとにするならば、必ずしも単体が良ければいいという単純なものではありません。
マットレスの質、ベッドの頑丈さや素材、シーツの肌触り、敷パッドの機能性など、たくさんの要素があわさってはじめて快眠できる環境がつくられます。もしあなたが少しでも睡眠の質を向上したいという気持ちがあるなら、今回紹介した「必要な寝具一覧」を参考に、最高の睡眠環境を目指しましょう!
今 真一