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ベッドパッドと敷パッドの違いは?両方必要な場合と

マットレスの補助用品としてベッドパッドと敷パッドがあります。ネットなどで商品名を見て、「いったい何が違うのかわからない」という方も多いはず。

この記事では、あらためてベッドパッドと敷パッドの役割を解説したうえで、両方必要なのかを判断していただけるような内容となってます。

【結論】ベッドパッドと敷パッドは両方必要?

結論をいうと、ベッドパッドと敷パッドは両方必要ではありません

用途や目的によってどちらを使うか、または両方使わないのかを選択します。パターン別に例をだして解説します。

絶対に汚したくない高級マットレスを買った場合

こう使う!

マットレス→ベッドパッド→ボックスシーツ

絶対に汚したくない高級マットレスを買った場合は、ベッドパッドを使いましょう。ベッドパッドは汗がマットレス本体にしみ込むのを防ぎ、長期的に清潔な環境を保つために必須です。敷パッドとシーツだけでは防ぎきれない汚れもベッドパッドが受け切ってくれます。

季節ごとに温度の調整をしたい場合

こう使う!

マットレス→ボックスシーツ→冷・温感敷パッド

敷パッドは肌に直接触れる使い方をします。そのため、冷感素材や温感素材を使用した商品が多数あります。暑いときや寒い時、季節ごとに温度の調整をしたい場合は敷パッドがおすすめです。

予算を抑えたいから最低限で良い

こう使う!

マットレス→ボックスシーツor敷パッド

中には予算を抑えるために最低限の衛生面を保てればいい、といった考えの人もいると思います。その場合、シーツか敷パッドどちらかの使用でも十分です。よりマットレス本体に汚れがしみ込みにくいのは敷パッド。また、ボックスシーツだけ使う場合は、マットレス本体のカバーが外せるかどうかも判断材料になるでしょう。

ただし、どちらにせよ1週間に1度は洗濯が必要で、衛生的に使い続けるためにも最低限洗い替え用をもう一枚準備しておく必要はあります。参考にしてみてください。

ベッドパッドと敷パッドそれぞれの役割・特徴

ベッドパッドと敷パッドそれぞれの役割や特徴を見ていきましょう。

ベッドパッドの役割や特徴

ベッドパッドの目的

  • 汗などの汚れを防ぐ
  • 寝心地を少し調整する

寝ている間は、コップ1杯の汗をかくといわれています。

ベッドパッドなしだと、マットレスが直接汗を吸いとってしまうことになりますよね。マットレス素材がウレタンやコイルタイプだと洗うことができません。洗えても業者に頼むことになるため、最低でも1万円以上は費用が掛かります。であれば、マットレス本体に汚れが届かないようにする方がよっぽどコスト削減につながるでしょう。

他に。汗や汚れをベッドパッドが受け止めてくれることでマットレスの劣化を遅らせてくれるメリットもあります。また、ベッドパッドは中綿が入っているものがあり、体圧分散性が高まったり寝心地を調整するという役割も少なからずあります。

敷パッドの役割や特徴

敷パッドの目的

  • 季節の温度変化に合わせた睡眠環境にできる
  • 扱いやすい

敷パッドの目的はシンプル。夏は寝苦しく、冬は寒いという季節の睡眠環境の変化を快適にサポートしてくれます。

ニトリで「冷感素材」や「保温素材」の敷パッドが販売されているのを想像するとわかりやすいかと思います。ベッドパッドよりも薄めの素材ですので、洗濯もしやすく扱いやすいのも特徴です。

ベッドパッドと敷パッドの使い方を画像付きで解説!

ベッドパッドと敷パッドの使い方を画像付きで解説しています。

ベッドパッドの使い方

ベッドパッド

ベッドパッドは、マットレスとシーツの間に敷いて使います。そのため、直接的に肌には触れることはない寝具です。厚手のものが多いため、お手入れはやや困難です。洗濯槽に入りきらなかったり、ウール素材であれば洗濯不可の場合が多くなってます。

もし自宅での洗濯が不可の場合は、クリーニングに出して洗ってもらう必要があります。一般的なクリーニング店での平均価格は、シングルサイズで1,000円~2,000円の場合が多いようです。

扱いはむずかしくても汗の吸いとりや汚れ防止効果は高いため、高級なマットレスで10年以上使用する予定であればベッドパッドがおすすめです。

ベッドパッド おすすめ ランキング
参考【素材別】ベッドパッドおすすめ12選|5つのチェックポイントで選ぼう

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敷パッドの使い方

敷パッドはシーツの上に敷き、肌に直接触れる前提のものです。季節の温度変化の調整をしたり、好みの肌触りに変えることができます。

お手入れはベッドパッドと比べてるとお手軽。自宅で洗濯可能な場合が多く、薄手のものだと乾きも早いです。手軽に汚れを防ぎたい人は敷パッドを選ぶことをおすすめします。

ベッドパッドと敷パッドで使われる素材を確認!

ベッドパッドと敷パッドで使われる主な素材は5つです。

  • 綿(コットン)
  • 麻(リヨン)
  • 羊毛(ウール)
  • ポリエステル
  • テンセル™リヨセル繊維

それぞれの素材の価格帯やメリットなどを以下の表でまとめています。

イメージ 麻 リネン 素材 ウール 羊毛 化学繊維 テンセル™リヨセル繊維
素材 綿(コットン) 麻(リネン) 羊毛(ウール) ポリエステル テンセル™
価格帯 ふつう 高め 高め 低め 高め
肌触り やさしくサラッとしている シャリっとした肌触り 保温性があり冬もあったか ややムレやすい 通気性良くやわらか
吸湿性
おすすめ季節 通年 春夏 夏以外 主に夏 春~夏
特徴
  • タオルのようにふわふわ
  • 吸水性が高い
  • 吸湿性が高い
  • 1年中使える
  • 肌にやさしい
  • 湿度を一定に保つ
  • ごわごわして硬め
  • 伸縮性がある
  • シワになりにくい
  • 汚れがつきにくい
  • 温かく保温性がある
  • 速乾性がある
  • 洗濯で縮まない
  • 紫外線に強い
  • 熱に強い
  • 防ダニ
  • 再生繊維でエコ
  • シルクのような光沢
  • 上品なイメージ
  • やわらかい
  • 保湿性が高い
  • 伸縮性が高い
  • 速乾性がある

通年で使いたいなら綿(コットン)がおすすめ

通年で快適な寝心地を保てたらいいなと考えている人は綿(コットン)100%のベッドパッドや敷パッドがおすすめ。各特性を考慮して季節に合った素材を選んでみてください。

側生地がポリエステルの商品は要注意!

吸水性の高い綿などが中材で使われていても、側生地がポリエステルだと綿の吸水性が活かされません。暑がりな人や汗っかき、夏でもさらっとした肌触りを保ちたいという人は、側生地がポリエステルではないベッドパッドや敷パッドを選びましょう。

ベッドパッドと敷パッドの違いや使い方まとめ

これまで紹介してきたことのまとめです。

種類 ベッドパッド 敷パッド
厚さ 0.5㎝~2㎝ 厚くても1㎝
使用目的 ・寝心地改善
・マットレス保護
・睡眠環境改善
使い方 マットレスとシーツの間に敷く シーツよりも上に敷く
平均価格帯 3,000円~数万円 1,000円~10,000円程度
必要な時 ・いま使用中のマットレスが
へたってきたとき
・購入したマットレスが
合わなかったとき
・夏冬に暖かくしたり
涼しくしたりしたいとき
メリット リーズナブルに寝心地改善できる 睡眠時の温度を調整できる

汚れ防止にはマットレスプロテクターもチェックしてみて!

「マットレスプロテクターとはなんですか?」と聞かれることがたまにあります。

マットレスプロテクターとは、汚れ防止・カビ防止・ダニ防止に特化したボックスシーツタイプの寝具です。ベッドパッドは、「汗などの湿気を吸い取る」のが主な目的でしたよね。それに対し、マットレスプロテクターは「汚れ防止」を目的とした寝具です。

どんな人におすすめ

ただ、日本ではマットレスプロテクターはポピュラーではないため、あまり種類は販売されていないのが現状です。ペットがいるご家庭や、ダニの発生、カビなどが気になる方はマットレスプロテクターを使うことを推奨します。

別でシーツは必ず使う

マットレスプロテクターは主にボックスシーツタイプで、シーツと同じように使います。しかし、ボックスシーツは必ず別で用意し、使うようにしましょう。なぜならマットレスプロテクターは肌触りの良さを考慮してつくられていないからです。

おすすめのマットレスプロテクター

当ブログでおすすめしているプロテクターは「プロテクト・ア・ベッド」という世界の一流ホテルで採用されている米国メーカーのものです。以下の記事で詳しく紹介しているので気になる人はぜひ参考にしてみてください。

>>マットレスを汚さないためのプロテクター

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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