この記事では2023年12月3日に販売開始した、トゥルースリーパーエアフリーを私が実際に購入したレビューを紹介しています。
また、口コミ評判の紹介やどんな人におすすめなのか、どんな人が使うと満足しやすいのかなど、専門家目線で解説するので購入の参考にしてみてください。
トゥルースリーパーの口コミ評判はこちらの別記事でまとめてます。
▼エアフリーの寝心地や使い方など動画で解説しています!
トゥルースリーパーエアフリーとは|人気の理由
トゥルースリーパーエアフリーとは、腰部分が硬めに設計された「腰」のためのマットレストッパーです。ハニカムピラーと呼ばれる独自の六角形の切り込みが入ったウレタンフォームが特徴で、点で支えられるポケットコイルのような体圧分散性をもった寝心地を実現しています。
身体の負担を効率よく分散できる
エアフリーでもっとも特徴的なのが、このハニカムピラー構造です。
通常、ウレタンフォームは「面」で支える寝心地です。面による寝心地だと硬く感じてしまい、背中や腰を痛めることがあります。ハニカムピラー構造は、ウレタンでありながら「点」で支える寝心地のため、ひとつひとつの点が柔軟に動くことで体圧を効率よく分散しやすくなります。
ポケットコイルや凹凸プロファイルカットに近い寝心地ですね。
ポケットコイル | 凹凸(ウレタン) |
コイルがひとつひとつ不織布などに包まれ独立しるため体の動きに合わせて沈む。 | 卵型の凹凸が特徴。点で支えるため体圧分散性が高く血流を邪魔しにくい。 |
寝返りがスムーズにできる
寝返りがスムーズにできると以下のようなメリットがあり、それぞれが快眠に必要な要素です。
- 余計な力を使わずに済む
- 中途覚醒を未然に防ぐ
- 体熱がこもりにくい
- 筋肉のコリを軽減する
ヒトは腰を支点にして寝返りを打つので、腰まわりにある程度のサポート力が必要です。
エアフリーは寝返り時に支えとなる腰部分が他と比べて硬めにつくられているのが特徴のひとつ。
寝返りのための支えがしっかりとあるためスムーズな寝返りが打てるような設計です。
敷くだけで簡単に快眠度アップ
トゥルースリーパーエアフリーはトッパータイプです。トッパーとは、マットレスや敷布団の上に敷いて使う寝具で、買い替えることなく手軽に寝心地を変えられる便利なアイテムです。
「せっかく新しく買ったマットレスの寝心地が合わなかった」「最近あまり眠れていない」「今のマットレスだと腰が痛む」といった悩みに応えてくれます。
トゥルースリーパーエアフリーの評価
トゥルースリーパーエアフリーを実際に体験して評価、寝心地を写真付きで解説しています。まずは筆者自身のレビュー評価をごらんください。
レビュー評価
▼総合評価:70/100点
項目 | 評価 |
---|---|
あお向け | 8/10 |
横向き | 7/10 |
端の沈み込み | 5/10 |
通気性 | 7/10 |
腰サポート | 9/10 |
反発弾性 | 8/10 |
耐久性 | 8/10 |
素材 | 6/10 |
振動吸収性 | 7/10 |
コスパ | 7/10 |
硬さの見方は?
硬さ | 推奨体重 | 推奨体型 |
---|---|---|
0~3 | 40kg以下 | 小柄・お子様 |
4~7 | 41~69㎏以下 | 痩せ~ふつう |
8~10 | 70kg | ふつう~がっちり |
※体験者:身長175cm/体重65kg/ふつう体型
※当サイトの評価基準について
評価に対するコメント
トゥルースリーパーエアフリーは、特許申請中の「ハニカムカット」構造によって「点」の寝心地が表現されています。そのため体圧分散性が高く、心地よいフィット感がある寝心地となってます。腰部分と頭や脚部分の硬さが違うゾーニングであることで、寝姿勢がきれいに保ちやすく腰痛対策にもなるでしょう。ただし下に敷く寝具には十分に注意するべきです。良ければ「低反発マットレスの上に敷くのはNG」も参考にしてみてください。
トゥルースリーパーエアフリーの体験レビュー
トゥルースリーパーエアフリーを開梱から写真付きで紹介しています。実際に使用した感じがどうだったのか、購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてください。
開梱~検品~設置
人気商品なのか、注文日から1週間以上かかり商品が到着しました。
中をあけると、圧縮されたエアフリーが入っています。
今回、エアフリー自体は単品の購入でしたが、他商品も同時購入しています。単品でもカバーはついていますので安心してください。
エアフリーはトッパーなので、マットレス上に設置します。
圧縮から開封後間もないので角が少し潰れてます。
上記箇所は気づいたときには元に戻っていました。ちなみに他の箇所はすぐにきれいな形に復元していました。
硬さ・感触
なんといっても、エアフリーはハニカムカットのウレタンがなかなか圧巻です。見た目ではそこまで伝わりにくいかもしれませんが、手で押すとこんな感じ。
硬さは、濃いグレーがふつうよりちょっと硬め、明るいグレーがふつう程度といったところです。硬さを示すニュートン値でいうと以下のとおりです。
部位 | ニュートン(N) |
---|---|
頭 | 103N |
腰 | 123N |
脚 | 108N |
頭肩部分が103ニュートン(ふつう)、腰部分が123ニュートン(かため)、脚部分が108ニュートン(ふつう)となります。
写真でわかるとおり、押した部分のみしか動かないので、体にフィットしやすく、横揺れしにくい構造となってます。
専用カバーを装着してみます。
触り心地は、伸縮性があって非常に滑らかに仕立ててあります。
体の沈み込みに合わせて伸びやかに対応してくれるので、動くときのストレスを感じにくいメリットがあります。
ただ装着時にウレタンフォームが滑りにくいので、少々苦労しました。
とはいえ、コツをつかめばすぐにできるようになると思います。
寝心地:あお向け・横向き
エアフリーはトッパーなので、硬めの寝心地であるGOKUMIN三つ折りマットレスの上に敷いてレビューしていきます。また、沈み込みなどわかりやすいようにカバーは付けていませんが、本来はカバーを装着後に使用するものです。
あお向けの寝心地は?
まずあお向けです。
真ん中がやや硬めになってるので、腰は支えられながらも肩やかかとへの圧迫感が軽減されています。硬さの違いはこちらの画像をみるとなんとなく伝わるかなと思います。
また、専用カバーを外した状態だからか「点」の寝心地を実感します。
必要な箇所が必要な部分だけ沈むことによる適度なフィット感が心地よいです。
横向きの寝心地は?
次に横向き寝です。
腰が心地よく持ち上げられます。肩は元のGOKUMINだけだと圧迫感が強かったのですが、エアフリーのおかげでかなり和らぎました。
寝起き時の肩のしびれや肩こりなどが改善されそうです。
また、寝姿勢も良い状態を保てているので、体型が合えばですが体への負担も小さくなるでしょう。
寝返りのしやすさ
寝返りのしやすさは弾力性が大きく関わります。
エアフリーは反発弾性率が高いマットレスです。そのため寝返りも少ない力ででき、腰への負担も少ないでしょう。
反発弾性率の求め方は「跳ね返りの高さ÷50㎝(落とす位置)×100」です。今回私が検証してみると、50㎝の高さから球を落としたら22cmはね返ってきたので「反発弾性率=44%」となりました。
反発弾性率 | 分類 |
50%以上 | 高反発 |
15~49%未満 | レギュラー |
15%未満 | 低反発 |
44%という数値は、上記表に当てはめると、高反発の中でも高い反発力を持つマットレスに分類されることがわかります。
トゥルースリーパーエアフリーの下に低反発はNG!その理由を解説
トゥルースリーパーエアフリーに関わらず、「トッパー」と呼ばれるものは硬い寝心地の寝具上に敷いて使います。
「じゃあ低反発の上に敷くとどうなるの?」と疑問に思う人もいるはずですので、実際に低反発マットレスの上に敷いて検証してみました。
結論としては以下のとおりです。
- エアフリーの弾力低下
- 寝姿勢の悪化
まずトッパーは下の寝具の影響を受けやすいという前提があります。つまり「下の寝具によって寝心地が良くも悪くもなる」ということ。
エアフリーは弾力が高く、寝返りしやすいのが大きな特徴でウリのひとつです。そのエアフリーを低反発マットレスの上に敷くと、弾力が低下し、不思議なくらい寝返りがしにくくなります。
また、下層が低反発マットレスだと寝姿勢が崩れます。あお向けのときはお尻周りが大きく沈んでいて、不自然な寝姿勢になっているのが見て取れると思います。
横向きのときは一見なんともないのではないかと思いますが、かなり埋まってる感があって、脚との落差を大きく感じます。
上記画像のような寝姿勢で寝ていると、あっというまに腰痛や肩こりなど身体に不調をきたすので注意してください。
正しい寝姿勢は上記2枚の画像のように、あお向けでは自然な立ち姿が基準、横向きでは首の頸椎や背骨がまっすぐ床と平行になっているかが基準です。
トゥルースリーパーエアフリーの口コミ評判
トゥルースリーパーエアフリーの口コミ評判をまとめています。
主な口コミは以下のとおりです。
- 触るとふわふわした感じ
- フィット感がある
- 肩回りが包み込まれる
- 雲の上で寝てるよう
- 腰あたりがしっかりしてる
ふわふわ、フィット感があるといった評判が多い印象です。また、腰のあたりはしっかりしたサポート力があって、寝返りが楽にできるという声もありました。価格帯は安くはないですが、満足度が高くコスパの良さがうかがえます。
トゥルースリーパーエアフリーの使い方は?
トゥルースリーパーエアフリーは今お使いの寝具の上に敷いて使います。マットレスだけでなく、敷布団の上にも敷いてもだいじょうぶです。
こちらでは使い方について詳しく解説します。
上下の向きは決まってる?
エアフリーの上下の向きは決まっています。肩部分、腰部分、脚部分の3ヵ所がそれぞれ違う硬さで設計されているので、上下正しい向きで使う必要がある商品です。
どんな寝具の上だとより効果を感じやすい?
公式サイトでは、どんな寝具の上に敷けばいいのか、また特に指定もおすすめもありません。そのため私自身の見解になりますが、より効果的に使いたい人は参考にしてください。
トゥルースリーパーエアフリーの「硬さ」という特徴を最大限に活かすことを考えると、「ふつう~硬め」の寝具の上に敷くのが良さそうです。
柔らかすぎる寝具の上に敷くとエアフリーごと沈んでしまいます。
それぞれのおすすめ度はこんな感じ。
- 柔らかめ →✕
- やや柔らかめ→×
- ふつう →○
- やや硬め →◎
- 硬め →◎
もっともおすすめなのはやや硬め・硬め、ふつうでもトゥルースリーパーエアフリーの恩恵は大きいと思います。やや柔らかめ以下の寝心地の上に敷くのはなるべくやめておくことをおすすめします。
トゥルースリーパーエアフリーのメリットとデメリット
トゥルースリーパーエアフリーのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリット
- 腰痛改善が期待できる
- 寝具の廃棄などの手間がない
- 電気毛布や湯たんぽが使える
- 60日間自宅で試せる
腰痛改善が期待できる
エアフリーは寝返りがしやすく、ちょうど良い沈み込みのため、腰への負担が軽減されるような寝心地です。腰への負担が減ると、腰痛持ちであれば改善が期待できるでしょう。
寝具の廃棄などの手間がない
トッパーのため、寝具を入れ替える必要がなく、今お使いのものをそのまま使用できるので廃棄をする手間がかかりません。
大型ゴミで捨てなければならないマットレスを使用している場合には、わざわざゴミの手配をする必要がないので、エアフリーは楽に寝心地を変える選択肢となります。
電気毛布や湯たんぽが使える
電気毛布や湯たんぽが使えるので寒い地域にお住いの人や、就寝中に暖房器具を使いたくない人におすすめできます。注意点は以下の引用でご確認ください。
ご使用になれます。電気毛布に直接触れて熱いと感じない設定温度で、就寝時(10時間以内が目安)にご使用になる限り、品質に問題ありません。※ご使用の際には電気毛布の取扱説明書もあわせてご確認ください。電気毛布表面温度が40度を超えない範囲でご使用ください。
引用:ショップジャパン
一般的なウレタン素材のマットレスやコイルマットレスでは、熱耐性がないことが多いです。使用予定のある人はこの辺も選ぶポイントとなると思います。
60日間自宅で試せる
トゥルースリーパーのマットレスは、エアフリーのみに関わらず、60日間の返品保証が付いています。
この保証制度は購入後60日以内であれば、体に合わなかったなどの理由でも返品できるサービスです。腰痛持ちの人は寝具選びがデリケートになってきますので、こういった返品保証が付いているマットレスを選んだ方が安心度が高くなるといえます。
デメリット
デメリット
- 下に敷く寝具次第では合わない
- 腰痛持ち以外には魅力が薄い
下に敷く寝具次第では合わない
下に敷く寝具が柔らかすぎる、硬すぎるといった特徴を持っていると、トゥルースリーパーエアフリーのメリットが活かされない可能性があります。
とはいえ、おそらく今お使いの寝具がどんな硬さなのか、いまいちよくわからないでしょう。本当に合うかどうかは60日間返品保証制度を利用して、試してみるのが一番手っ取り早いともいえます。
腰痛持ち以外には魅力が薄い
エアフリーは「腰痛改善」に焦点をあてた商品です。そのため腰痛持ちの人にはメリットが大きい反面、「単純に寝心地を良くしたい」「高級ホテルのマットレスに少しでも近づけたい」といった需要であれば、他の低反発系モデルを選んだ方が寝心地良く感じやすいでしょう。
エアフリーとプレミアリッチとの違いをわかりやすく解説!
エアフリーはこれまでのトゥルースリーパーとは寝心地の雰囲気がかなり違います。ここではトゥルースリーパー人気No.1のモデル「プレミアリッチ」と簡単に比較して違いを解説していきます。
プレミアリッチの寝心地について詳しく知りたい人は、筆者による「プレミアリッチ体験レビュー」も参考にしてください。
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違い①高反発であること
プレミアリッチと大きく違う点ひとつめは、エアフリーが高反発、プレミアリッチが低反発タイプという特長です。
正確にいうとプレミアリッチは低高反発2層タイプですが、主な寝心地のイメージとしては低反発のもっちりとした感触となります。一方、エアフリーは「硬め」の寝心地となっているため、従来のトゥルースリーパーとは一線を画したようなモデルでしょう。
違い②表面の独特なカット方法
プレミアリッチと大きく違う点ふたつめは、ウレタンフォームの加工方法です。エアフリーはトゥルースリーパー独自の「ハニカムピラー」と呼ばれる加工が施されています。このハニカムピラーは、最新のエアフリーのみ使われています。
これまでは、プレミアリッチはじめ、他トゥルースリーパーモデル共通ですべてフラットなタイプでした。
エアフリーはこのことだけでも、トゥルースリーパーが新たな試みとして生み出した革新的モデルであることがわかります。
それぞれのおすすめできる人を比較
エアフリーは腰痛持ちの人や横向き寝が主体の人、比較的体重が重ためな人におすすめしたいトッパーです。一方、プレミアリッチは腰痛持ちにもおすすめできますが、比較的体重が軽めであることが必須条件かなと思います。他に包み込まれる寝心地が好きという人にもおすすめです。
まとめ|トゥルースリーパーエアフリーがおすすめな人
エアフリーがおすすめな人
- 買ったばかりのマットレスが体に合わなくて悩んでいる人
- 敷布団の寝心地を改善したい人
- ふつう~やや硬めの寝具を使っている人
- 硬いだけでなく適度な沈み込みが欲しい人
- 腰痛持ちで悩んでる人
エアフリーはとにかく腰痛で悩んでいる人が使うと満足しやすいトッパーマットレスです。
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