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すのこベッドのメリットとデメリットを解説!

毎日使っているマットレスや布団まわりは、家の中でもとくに湿気が溜まりやすい場所です。

とくに梅雨のジメジメした時期は、カビやダニも心配になります。そんな人におすすめなのがすのこベッドです。

今回は、すのこベッドのメリットやデメリットについて知ってもらうことを目的とした内容となってます。

すのこベッドのメリット4つ

日本生まれの「すのこ」を使ったすのこベッドには私たちの生活に適したさまざまなメリットがあります。

まずは、すのこベッド4つのメリットについて確認しましょう。

  • 湿気が溜まりにくい
  • 夏は涼しい
  • マットレスも布団も使える
  • ベッド下の掃除がしやすい

湿気が溜まりにくい

すのこベッド最大のメリットは、湿気が溜まりにくいことです。

マットレスやベッド下にこもりやすい湿気を逃がしてくれるので、ジメジメした時期の湿気対策ができます。

ベッドフレームによっては、この湿気をうまく逃がせないタイプもあります。

例えば、ベッド下に引き出し収納がついたベッドフレームです。お部屋をスッキリ見せられる人気のデザインですが、ベッド下が物だらけにな湿気の逃げ場がありません。

睡眠時の汗はマットレスや布団内部に吸収され、そのまま放出されることなく溜まっていきます。

その点すのこベッドは風通しが良く放湿しやすい設計になっており、湿気が溜まりにくくカビ予防に最適です。

夏は涼しい

すのこベッドは、通気性の良さもメリットです。高温多湿な日本の夏は、マットレスや布団に熱がこもりやすくなります。

とくにウレタン素材やラテックス素材のマットレスは、密度が高いため熱がこもりやすく、通気性がいいとは言えません。

熱がこもりやすいマットレスを使っているなら、尚更すのこベッドがおすすめです。すのこのすき間から体熱も湿気と一緒に逃がしてくれるので、夏の暑い時期でも快適に眠れます。

マットレスも布団も使える

すのこベッドは、マットレスを置いても布団を敷いても使えるメリットがあります。

いま使っているマットレスや布団とベッドフレームのサイズが一致すれば、買い替える必要がありません

一般的なベッドフレームは、マットレスと併せて使うことを想定して作られています。専用のベッドフレームが必要な高級マットレスなら、丸ごと買い替えが必要です。

すのこベッドなら布団からマットレスに切り替えても、ベッドフレームはそのまま使えます。

ベッド下の掃除がしやすい

すのこベッドの中でも、脚がついた少し高さのあるタイプなら掃除がしやすいです。

ベッドの下に物を置かず、10cm以上の高さがあれば、ロボット掃除機も入れます。折りたたみ式のすのこベッドなら、折りたたて移動がしやすいのもメリットです。ベッドをよけて、あまり掃除ができない奥側までキレイにできます。

カビ予防のためにも、ベッド下はこまめに掃除して清潔な状態をキープしたい場所。掃除しやすく湿気も溜まりにくいすのこベッドなら、ダニやノミの繁殖も防げるでしょう。

すのこベッドのデメリット3つ

メリットの多いすのこベッドですが、当然デメリットもあります。ここでは、すのこベッドならではのデメリットを3つ紹介します。

  • 冬は寒い
  • ギシギシ音が気になる
  • 寝心地が堅い

冬は寒い

すのこベッドは、寒さを感じやすいのがデメリットです。通気性に優れている反面、冬は床からの冷気が寝ている体に直撃します。

冬にすのこベッドを使うなら、寒さ対策が必要です。例えばベッド下にラグやカーペットを敷いたり、ホットカーペットを入れてもいいでしょう。

かなり簡易的な対策にはなりますが、厚さのあるマットレスや布団に変更する方法もおすすめです。

ギシギシ音が気になる

すのこベッドは、ギシギシ音が出やすいデメリットもあります。そもそもすのこベッドのギシギシ音とは、すのこの木材がしなったり、木と木がこすれあっている音です。

すのこの素材はすべて木材なので、どうしてもギシギシ音は感じやすくなります。

ちょっとした物音で目覚めたり、気になってしまう人は、強度の高いすのこベッドを選びましょう。一般的なすのこベッドに比べて価格は少し高くなりますが、ギシギシ音は緩和されるはずです。また、コアラマットレスのような衝撃の吸収性や分散性に優れたマットレスを一緒に使うだけでも、ギシギシ音は気になりにくくなります。

寝心地が堅い

すのこベッドは、堅さが気になりやすいのもデメリットです。すのこ自体にクッション性はなく、組み合わせる寝具によっては背中に当たる感覚があります。

とくにすのこベッドに布団を敷いて使うときは、厚さのあるものを選びましょう。

いわゆる「せんべい布団」のような薄い布団では、寝たときに板の堅さが気になりやすくなります。

マットレスを敷いて使うときは「マットレストッパー」と併用しましょう。低反発のような薄いマットレスでも、トッパーと併せることで堅さを和らげることができます。

すのこベッドとは?

すのこベッドとは、底板がすのことなっているベッドです。

木材を一定の間隔で並べて板に打ちつけたものを「すのこ」と呼び、日本では古くから湿気対策アイテムとしても使われてきました。

すのこベッドの素材は「桐(きり)」「檜(ひのき)」「杉(すぎ)」「パイン材」の4種類がよく使われます。桐や檜といった高級木材を使ったすのこベッドは、吸湿性や防腐性に優れているのが特徴です。ベッドの材質にもこだわりたい人なら、桐や檜を選びましょう。比較的購入しやすいのが、杉を使ったすのこベッドです。杉は軽くて柔らかさもあり、断熱性にも優れています。

桐や檜より価格が安いのは、日本で1番植林されている木材だから。何かが劣っているわけではないので、高級木材にこだわらないなら杉のすのこベッドで十分です。

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すのこベッドの特徴

最後にすのこベッドの特徴についても紹介します。ベッド選びに失敗しないように、ぜひ参考にしてくださいね。

通気性がいい

すのこベッドの特徴には、通気性の良さがあります。さまざまな素材を使ったベッドフレームがあるなかでも、すのこベッドの通気性の良さはダントツです。

例えば布製のファブリックフレームや革製のレザーフレームは、通気性がいいとは言えません。高さのない枠型のデザインも多いため、熱や湿気がこもりやすい特徴があります。

すのこベッドは使われている木材によっても機能性が変わるベッドフレームです。

基本的にどの木材でも通気性には優れているので、他にどんな機能があるといいのか考えてみると選びやすいかもしれません。

定期的なメンテナンスは必要

すのこベッドも、定期的なメンテナンスは必要です。通気性がいいからといって、絶対にカビが生えないわけではありません。

マットレスや布団を敷きっぱなしにしていれば、すのこの木材にはカビが発生しやすくなります。

天気のいい日はマットレスや布団をよけて、すのこベッドの木材に溜まった湿気も逃がしましょう。

風を通してあげるだけで、カビやダニ予防に効果的です。万が一それでもカビが生えてしまったら、濡らしたキッチンペーパーやティッシュで拭きとります。

仕上げにアルコール除菌スプレーやエタノールで消毒すると、さらに安心です。

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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