寝不足で具合が悪い、または具合が悪いのは寝不足が原因なんじゃないか。
こんな経験はだれしもあると思います。
からだは正直です。
すこしでも「気持ち悪いな~」と感じたら、しっかりと対処しましょう。
寝不足にはさまざまな弊害があります。
>>不眠に悩んできたわたしがおすすめする工夫3つ
>>睡眠の質が高い女性は肌がきれい
現代では「睡眠負債」ということばもあるほど、睡眠不足によるリスクは注目されているんです。
寝不足で具合が悪くなる理由
寝不足で具合が悪くなるのは「自律神経」が関係しています。
自律神経とは?
自律神経とは、自分の意識ではコントロールできない神経です。
人間の神経の全身に関わる神経は「末梢神経」で、その末梢神経には「体性神経」と「自律神経」があります。
体性神経は手や足を動かすときなどに使われる神経で、自律神経はさきほどもいったとおり自分の意識ではどうにもならない神経となります。
交感神経と副交感神経
当ブログでもたびたび出てきますが、ここでも説明をします。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれ「起きている時間帯」「就寝時やリラックス時」と役割がちがっています。
交感神経は、スポーツをしているときや仕事のときの集中力にとても関わりの深い神経で、副交感神経は座ってくつろいでるときや就寝時に優位になる神経です。
普段は、18時前後を境目に、交感神経から副交感神経、朝起きたあとに副交感神経から交感神経へ自動的に活発な神経が移り変わりバランスを保っているんです。
そしてこのふたつの神経のバランスが睡眠不足によって崩れてしまうことで、心身に異常をきたしてしまうわけです。
寝不足で具合が悪いとでてくる症状
睡眠不足→自律神経の乱れとなるのはここまで説明してきました。
では「具合が悪い」とは具体的にどんな症状がでてしまうんでしょうか。
- 疲労感
- 頭痛
- 体温の異常
- 動悸,息切れ
- 肩など筋肉のコリ
- 皮膚や粘膜のかゆみ
- 胸やけ,圧迫感
このような症状を感じてしまうときは、注意してください。
早めの睡眠不足解消をおすすめします。
自律神経の乱れで引き起こされやすい疾患3つ
●神経性胃炎
●メニエール病
●過敏性腸症候群
神経性胃炎
胃炎の中でも、ストレスや過労が原因のものです。
自律神経の乱れによって、胃酸が過剰に分泌されて「胸やけや胃痛など」が起きてしまいます。
メニエール病
メニエール病もストレスが原因となります。
内耳のリンパ液に異常がでて「めまい・片耳の耳鳴り・難聴」の3つの症状が同時に起きてしまいます。
つよい吐き気にもおそわれたり、難聴を放置するとどんどん進行するため注意が必要です。
過敏性腸症候群
慢性的な下痢や便秘が起きてしまいます。
交互に症状がでることもあり、何週間か便秘になったあとに1度治って、またすぐ再発などのケースもあるようです。
検査をしても異常が見つかりにくいことでも知られています。
寝不足で具合が悪くなったときの対処法5つ
寝不足では吐き気がでることが多いです。
そんなときには無理をしないでさらに悪化するリスクを避けることを意識するべきです。
- 消化に良いものを食べる
- アルコール・たばこは控える
- においや刺激の強いものは避ける
- 30分~1時間寝てみる
- 吐きそうなときは吐いてみる
消化に良いものを食べる
からだにさらに負担をかけないように消化に良いものをたべましょう。
固形のものや、脂っこいものは消化器官に負担を与えてしまうので避けるのが無難です。
他にも、食物繊維が多いものは避けた方が良いです。
消化に良い食べ物例
主食:うどん、食パン、おかゆ
肉魚類:脂身の少ない赤身やささみ、白身魚系
野菜:ほうれん草、白菜、じゃがいも
果物:バナナ、リンゴ
他:ヨーグルト、チーズ、豆腐、納豆など
自分でつくるときは、なるべく小さく細かく切って、油を少なめに調理しましょう。
アルコールやたばこは控える
アルコールはほとんどの消化器官に影響があります。
ストレスが原因の疾患(神経性胃炎など)にも悪影響が及びます。
また、たばこに関しては胃の血流がわるくなり、胃の機能が低下してしまう恐れがあります。
どちらも体調の悪いときは控えましょう。
においや刺激の強いものは控える
ニンニクやトウガラシが入っている料理は胃への負担がかなり高いので避けましょう。
食べなくても、においだけで胃酸を過剰に分泌させてしまう香辛料も中にはあります。
少しでも「寝不足で具合が悪いとき」は香辛料の多い料理は控えた方がよさそうです。
30分~1時間寝てみる
本来は夜の睡眠を邪魔しないために、昼寝は15分程度に済ませるべきです。
しかし、具合が悪いほどに睡眠不足になってしまったときは別です。
アラームをかけて、30分以上仮眠をとってみましょう。
仮眠の少し前に、コーヒーなどでカフェインを摂取すると起きるときにすんなり起きれるようになります。
吐きそうなときは吐いてみる
吐きそうでつらいときはいっそのこと吐いてしまった方が楽になる場合があります。
吐いた後は、喉が胃酸で荒れてしまいます。
水分補給も兼ねて水を飲み、胃酸を洗い流しましょう。
そもそもの原因である寝不足を改善する方法
そもそもの睡眠不足を改善しましょう。
1度、睡眠不足になって負のらせん状態になってしまうと抜け出すのもたいへんです。
日々の生活から少しずつ、そしてひとつずつ行動を改善していくのことで無理なくつづけられます。
下の記事に対処法をまとめているので参考にしてください。
パジャマにすることで眠りへのスイッチの切り替えができるようになります。
その効果についてはこちらを参考にどうぞ。
寝不足で具合が悪い時の対処法まとめ
寝不足で具合が悪くなった時はそれ以上悪化させないようにすることを心がけましょう。
そして症状が落ち着いてから日々の睡眠や生活を見直すことが大切です。
睡眠の質を上げる方法はこちらの記事にあるので、ぜひ1度目をとおしてみてください。
睡眠不足に悩む、あなたの人生を変えることができるかもしれません。
自力じゃ眠れないという方は睡眠サプリもおすすめですが、あまりいい商品ではないものも出まわっています。
自分の身体を守るのは自分です。
こちらの記事で基礎知識をつけてからサプリ選びをしてくださいね。