理由はいくつかありますが、結論からいうとマットレスだけで寝るのは基本的にNGです。
ただ使用マットレスの厚みや素材はさまざまなので、良い場合もあります。
この記事のまとめを簡単に
- 三つ折りマットレスならそれだけでOK
→注意点あり - 分厚い(20㎝以上)マットレスはそれだけだとNG
→必須アイテムはこちら - 良い場合とダメな場合の詳細はこちらでチェック
マットレスだけで寝るのはやめたほうがいい理由【デメリット】
マットレスだけで寝るのはやめたほうがいい理由は以下の2つです。
- 床つきして寝心地悪い
- カビが生えやすい
- ホコリを吸いやすい
もちろんマットレスの素材や厚みによって誤差はありますが、上記がマットレスだけで寝るのはやめたほうが良い主な理由(デメリット)です。
ひとつずつ説明していきます。
床つきして寝心地悪い
一般的に、厚みが10cm以下のマットレスは床つきして寝心地が悪いことがあります。床の硬さを感じて寝起きで体がバキバキになった経験がある人も少なくないはずです。また、10cmのマットレスで初めは寝心地良くても、数か月使うとへたってきて床付きすることもあるので、耐久性や硬さを考慮するべきといえます。
カビが生えやすい
マットレスだけで寝ると寝汗がマットレス内部にしみ込み、湿気として溜まります。そのまま湿気が床とマットレスの間にも浸透します。浸透した寝汗が原因でカビが生えやすい環境となってしまうというデメリットがあります。敷パッドやプロテクターを使ってマットレス本体に水分を通さないようにする対策が必要です。
ホコリを吸いやすい
マットレスだけで寝るときは高さがなく床に近くなるので、ホコリを吸ってしまいやすくなります。また、マットレスのすき間にホコリや髪の毛が溜まり、衛生面が気になることがあります。なるべく毎日掃除機をかけるなど、掃除をこまめにすることを心がけましょう。
睡眠中にホコリやダニなどのハウスダストを吸い込んでしまった場合、気管支喘息やアレルギー性の鼻炎を引き起こす可能性もあります。敏感な体質の人は避けたほうが無難でしょう。
マットレスだけで寝ることのメリット
マットレスだけで寝ることのメリットも確認しておきましょう。
- ベッドフレームのコストがかからない
- 部屋を広く見せられる(使える)
ベッドフレームのコストがかからない
マットレスだけで寝るなら、当然ベッドフレームを買う必要がありません。そのためベッドフレームのコストがかからないことがメリットのひとつです。ベッドフレームは数万円するものですから、かなりのコスト削減につながります。
部屋を広く見せられる(使える)
マットレスを床に直で置くと、視覚的に部屋を広く見せることができます。また三つ折りマットレスであれば日中は押し入れなり部屋の隅に片づけておけるので、部屋が広く使えます。ひとり暮らしで部屋が狭い人には大きなメリットといえます。
マットレスだけで寝るのが良い場合とダメな場合
マットレスだけで寝るのは、良い場合とダメな場合があります。ここでは両パターンを具体的に例をだして解説していきます。
良い場合
良い場合
- 薄めのマットレス(三つ折りなど)でも高反発タイプの場合
- ファイバー素材のマットレスの場合
薄めのマットレス(三つ折りなど)でも高反発タイプの場合
体重によっては沈みすぎることがあるので一概にはいえませんが、10cm程度と薄めでも高反発タイプであれば床付きする可能性は低くなります。
ただ5cm以下のマットレスだといくら硬めにつくられていても、断言して良いくらいの確率で床つきします。そもそも5cm以下で売られているようなマットレスは「トッパー」という種類でマットレスや敷布団と併用するタイプなので使用目的が変わります。
ファイバー素材のマットレスの場合
ファイバー素材のマットレスであれば通気性が高い上にシャワーで丸洗いできるので、床置きしても衛生面では問題ないでしょう。例えばエアウィーヴがファイバー素材です。ただカビがまったく生えないわけではないので注意してください。
ダメな場合
ダメな場合
- 薄くて低反発系の寝心地の場合
- 分厚いマットレスで直置きする場合
上記をダメな場合として挙げたのはこちらで紹介した「床つきして寝心地が悪い」「カビが生えやすい」の2点が起こりうるためです。
薄くて低反発系の寝心地の場合
低反発までいかずとも、柔らかいタイプのマットレスだと床付きすることがあり、寝心地が悪いといえます。三つ折りタイプや薄めのマットレスを選ぶときは高反発系を選びましょう。
ちなみに上記画像は、床付きしない高反発の雲のやすらぎ三つ折りマットレスです。
スプリング素材の分厚いマットレスの場合
分厚いマットレスは通気性が工夫されていても、直置きするとカビリスクが高くなります。
特にスプリング素材の分厚いマットレスは重くて陰干しをするのもひと苦労です。ウレタン素材は通気性が低いのがデメリットですが、比較的軽いので定期的に陰干しして湿気を放湿すればなんとかなるでしょう。
分厚いマットレスの中でも重たくて陰干しするために持ち上げるのが困難そうであれば、諦めてベッドフレームを使うことをおすすめします。
分厚いマットレスだけで寝るための方法を提案!
それでもどうしても床にマットレスだけで寝たい人もいると思います。
ここでは分厚いマットレスだけで寝たい場合のカビ対策について、以下の3つの方法をご紹介します。
- 防水パッドやプロテクターを使う
- すのこを使う
- 週に1~2度陰干しする
防水パッドやプロテクターを使う
防水機能がある防水パッドやプロテクターのいずれかを使いましょう。カビの原因は寝汗による湿気被害です。寝汗がマットレス内に溜まるとコイルの錆の原因にもなります。防水パッドやプロテクターを使うことで、マットレス内部に寝汗が浸透するのを防いでくれます。
すのこを使う
すのこは床とマットレスを話してくれるアイテムです。そのおかげで空気の通り道もでき、湿気が溜まりにくい状態をつくりだしてくれます。すのこの質は寝心地に直接関わることがあるので、ギシギシ音がでにくいなるべく丈夫なタイプを選びましょう。
週に1~2度陰干しする
週に1~2度は晴れた日に風通しの良い部屋で窓をあけ、3時間ほど陰干ししてマットレスの湿気を放出してください。
マットレスが週に1度陰干しできないような重さであれば、ベッドフレームを使用しましょう。また、湿気の多い地域ではそもそもベッドフレームを使用する方が無難です。
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まとめ
マットレスだけで寝るなら、この記事で紹介した湿気対策はかならずおこなってください。
カビは気づかないうちに生えていますし、生えたあとは完全に取り除くことはできません。
また、カビが生えたまま使用すると気管支喘息などハウスダストによるアレルギーを発症する可能性もあります。
お手入れを続ける自信がないのであればベッドフレームの使用を推奨します。
もし問題なく湿気対策をできそうならこちらの記事で直置きできるマットレスを紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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