私たちは寝ている間にコップ1杯分もの汗をかきます。
そのまま放置していると雑菌やダニが繁殖してしまい、悪臭やアレルギーの原因になります。
ベッドシーツを週に1回洗濯することで清潔さを保つことができ、ダニの健康被害から体を守ることができます。
今回はベッドシーツの洗濯頻度、洗い方について紹介します。
ベッドシーツを洗濯しないとどうなる?
そもそもベッドシーツを洗濯しないとどうなるのでしょうか?
ベッドシーツを洗濯しなかった場合のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
ダニが大量発生する
洗濯していないシーツには大量のダニが発生しています。
ダニが発生しているかどうかを目で見て確認することは難しいので、洗わなくてもキレイなように見えます。
ですが、ある調査によると2週間放置したベッドシーツには約2000匹のダニが発生することが明らかになっています。また、ダニが発生したまま放置してしまうと、ダニに刺されてかゆいと感じるだけでなく、ダニの死骸やフンがアレルギー性鼻炎や皮膚炎、喘息の原因になってしまいます。
寝汗で不衛生になる
人の体は深い眠りにつくために体温を下げようとします。
そのために寝汗をかくのですが、健康な大人の場合一晩でコップ一杯分もの汗をかきます。
そのためベッドシーツは一晩でかなりの汗を吸収していることになります。
また、お酒の飲み過ぎや過度なストレスによって普段よりも多くの寝汗をかいてしまうということもあります。
ベッドシーツのダニは洗濯で除去できる
ベッドシーツに付いたダニは洗濯で90%除去することができます。
またダニのアレルゲン物質はほぼ100%除去できるということが専門家の研究により報告されています。
ベッドシーツの洗濯頻度は季節で変わる
では、ベッドシーツを洗う頻度はどれくらいがいいのでしょうか?
ベッドシーツの洗濯頻度は季節によって変わるのですが、基本的には1週間に1回洗濯するのがオススメです。
夏は1週間に1回
夏は気温、湿度ともに高く一番汗をかきやすい時期です。
また、ダニは温度20~30℃、湿度60~80%の環境を好むということもあり、夏はダニが最も発生しやすい時期と言えます。
そのため、夏は最低でも1週間に1回は洗濯する必要があります。
時間に余裕がある方は毎日洗濯してもいいくらいです。
冬は2週間に1回
冬は気温、湿度ともに低く汗をかきづらい時期です。
また、その冬の環境はダニが発生しにくくなっています。
とはいえ、もちろん洗濯をしなければ夏と同じようにダニが発生してしまいます。
ですから冬の場合、最低でも2週間に1回は洗濯しましょう。
ベッドシーツの正しい洗濯方法
ここまでベッドシーツを洗うことの重要性をお伝えしてきました。
次はベッドシーツの正しい洗濯方法を確認していきましょう。
洗濯表示をチェック
まずはベッドシーツの洗濯表示を確認しましょう。
「洗濯機マーク」と「手洗いマーク」が書いてあれば水洗いすることができます。
これらのマークが書いていない場合はクリーニング店に出すか天日干しで対応しましょう。
洗濯機は普通コースでOK
洗濯機で洗濯する場合ですが、「どのコースで洗えばいいの?」と迷うこともあります。
ベッドシーツは普通コースでの洗濯でOKです。
また、ベッドシーツを蛇腹折りにして洗うと全体をまんべんなく洗濯できるのでおすすめですよ。
ベッドシーツの洗濯で気をつけること
ベッドシーツの洗濯で気をつけることは3つです。
しっかり確認しておきましょう。
- 隅のホコリに気をつける
- 洗濯後に放置しない
- 陰干しにする
隅のホコリに気をつける
ベッドシーツはマットレスに引っ掛けた際、四隅にホコリが溜まることがあります。
洗濯する前に四隅のホコリをしっかりと落としてから洗濯することでよりキレイに洗濯することができます。
洗濯後に放置しない
洗濯をしたあとはベッドシーツをすぐに干すようにしましょう。
時間が経ってしまうとシワが残ってしまったり、雑菌が繁殖したりしてしまいます。
陰干しにする
ベッドシーツを干す際は陰干しがオススメです。
太陽の下に干したほうがいいのでは?と思う人も多いでしょう。
しかし、ベッドシーツを長時間紫外線にあたり続けるのはNGです。
シーツの繊維が痛む原因になってしまいます。
雲のやすらぎの干し方
雲のやすらぎは重さが10㎏程あり、厚みも17㎝と厚いです。
- 扇風機やエアコンの風邪を利用する
- M字型になるように干す
ベッドシーツ全体に風が行き届くように干すことが大切です。
物干し竿を使う場合もハンガーを使う場合も、それぞれ2つを用意しましょう。
ベッドシーツをM字型になるように干すことで重なることなく全体に風が通り、乾きやすくなります。。
扇風機やエアコンを使う季節にはできるだけ風が出ている箇所の近くで干しましょう。
すぐに乾いて、生乾きも防げるのでおすすめです。
やむを得ずハンガーの幅に収まりきらない場合は、ベッドシーツを二つ折りにするなどして干しましょう。
乾燥機で時短も
夜に洗濯をしていてシーツを干す時間がないという方は衣類乾燥機を使うことも検討してみましょう。
最近では手頃な価格の衣類乾燥機が登場してきているので、お金に余裕がない方でもオススメです。
ベッドシーツを洗濯できないときの対処法
ここまでベッドシーツの洗濯と感想の方法を伝えてきました。
しかし、どうしても洗濯できないという人も中にはいますよね。
だからといってベッドシーツを放置することはオススメできません。
消臭・殺菌スプレーも効果あり
ベッドシーツを洗濯できない場合は。消臭・殺菌スプレーでその場しのぎするのもアリです。
スプレーすることで菌やニオイを防いでくれるので安心なのですが、やはりスプレーだけでは効果は小さいので月に1回でもいいので洗濯するように心がけましょう。
夏場はタオルケットを敷くのもアリ
ベッドシーツを洗えない場合の対策として、もう1つはベッドシーツの上にタオルケットを敷くことです。
自分の体の下にタオルケットを敷いて、毎日他の洗濯物と一緒にタオルケットを洗濯しましょう。
そうすることによって、全く洗濯しない場合と比較すればかなりキレイに使うことができます。
ベッドシーツの洗濯方法まとめ
ベッドシーツを洗濯しないままでいると、大量のダニが発生してしまいます。
ダニは人間の皮脂や汗を餌として好むので、ベッドシーツを洗濯することが1番の解決方法です。
ダニによる健康被害を受けないためにも週に1度はベッドシーツを洗濯しましょう。
洗濯やベッドシーツの交換はひと手間かかる作業ですが、清潔なベッドシーツで寝ると非常に気持ちよく眠ることができますよ。