エアウィーヴのベッドマットレスSシリーズの中でも、S01とS02は特に人気の高い2モデルです。
しかし、実際に選ぶ段階になると「何が違うの?」「価格差の理由は?」「自分にはどっちが合うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
上級睡眠健康指導士として数多くのマットレスを試してきた私の結論は、S01とS02の違いは厚み・寝心地・カバーの質感・価格に集約されます。
この記事では、両モデルの違いを分かりやすく比較し、あなたの予算や好みに合わせた最適な選び方をご提案。さらに、同じような高反発性・サポート性・通気性を持ちながら価格を抑えた代替モデルも紹介します。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
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エアウィーヴ S01・S02の魅力と共通する特徴
エアウィーヴ S01とS02は、どちらも同社を代表する**「エアファイバー®」素材**を採用しています。
これは、ポリエチレン樹脂を三次元に絡ませた独自構造で、一般的なウレタンやコイルとは異なる寝心地を生み出します。
上級睡眠健康指導士の視点から見ても、この素材は睡眠の質を高める要素を多く持っています。
高反発で寝返りしやすい
エアファイバー®は、特に高い反発性が特徴。
体が沈み込みすぎず、わずかな力で寝返りが打てるため、夜間の血流を妨げにくく、翌朝の倦怠感軽減にもつながります。
優れた体圧分散
エアウィーヴは優れた体圧分散性も持っています。
繊維状のエアファイバー®が複雑に絡み合った三次元構造により、体圧を均等に分散。腰や肩などの特定部位に負担が集中しにくく、横向き・仰向けどちらの寝姿勢でも快適さを保ちやすい設計です。
抜群の通気性
ファイバー素材は約90%が空気層でできているため、湿気や熱がこもりにくく、ムレを防いで快適な睡眠環境を維持します。
特に夏場や湿度の高い地域でも、寝床内の温湿度が安定しやすいのが利点です。
カバー・中材の洗える清潔設計
中材を取り出して水洗い可能なため、ダニやカビ、臭いの発生を抑えられます。
アレルギー対策や衛生面を重視する方にも安心です。
長く使える耐久性
エアウィーヴで使われるポリエチレン素材はへたりにくく、適切に使えば長期間の使用にも耐えます。ウレタンのように湿気で劣化しやすい心配が少ないのもポイントです。
また、エアウィーヴ全モデルを通して、寿命は約5~8年といわれます。ただし、使用環境やお手入れ次第では10年近く使用することも可能。寿命に関する詳細は「エアウィーヴはすぐへたる?寿命・へたりの原因と復活方法を徹底解説!」も参考にしてみてください。
エアウィーヴ S01とS02の違いはこの5つ!
S01とS02はどちらも同じエアファイバー®構造を採用しており、基本性能は共通しています。
しかし、実際に寝心地や使い勝手を左右する要素にはいくつかの明確な違いがあります。上級睡眠健康指導士としての視点から、特に重要な5つの差を解説します。
厚み・寝心地の違いで変わる体感
エアウィーヴS01
- 中材厚:約15cm(全体18cm)
- シンプルな均一硬さ構造で、軽量かつ硬めの反発感をダイレクトに感じられる。
- 中材の空気層率がやや高く、反発性は強めだが沈み込みは少なめ。
エアウィーヴS02
- 中材厚:約18cm(全体21cm)
- 厚みが増すことでエアファイバー®の密度感も上がり、底付き感が減少。
- 弾力性と包み込み感のバランスが良く、寝姿勢による体圧分散がより滑らか。
S01は、厚み15cmの中材によるシャキッとした硬さが特徴。畳の上に布団を敷いたときのような安定感があり、腰が沈み込みすぎない感覚を好む方には心地よいでしょう。
一方、S02は厚み18cmの中材で包み込むような弾力が加わり、横向きに寝たときの肩の沈み込みがスムーズ。仰向けでも背中から腰にかけてのフィット感が増し、寝姿勢が自然に保たれる感覚があります。
カバーと肌触りの違いで変わる入眠のしやすさ
エアウィーヴS01
- 軽量・薄手のカバーで通気性重視
エアウィーヴS02
- 表面に綿が入り、よりソフトな肌触りと高級感
S01は薄手カバーで通気性を最優先。夏場や湿気の多い季節には特に快適です。対してS02は綿入りのソフトカバーで、寝転んだ瞬間からふわっとした優しい触感に包まれます。感覚的には、夏の冷やっとしたシーツより、冬の毛布にくるまれた安心感に近い印象です。
重量・扱いやすさの差は日々のメンテナンスにも影響
エアウィーヴS01
- シングル約17kgで比較的軽く、移動・掃除がしやすい
エアウィーヴS02
- シングル約22〜22.5kgで安定感は増すが移動はやや大変
S01はシングルで約17kgと軽量で、ベッドフレームから持ち上げて掃除機をかけたり、シーツ交換時に動かすのも比較的ラク。
S02は約22kgと重く、頻繁に動かすのは少し大変ですが、その分安定感と高級感があります。
価格差の感じ方は「毎日の満足度」で変わる
サイズ | S01 | S02 |
---|---|---|
シングル | 115,500円 | 148,500円 |
セミダブル | 132,000円 | 167,200円 |
ダブル | 148,500円 | 185,900円 |
クイーン | 165,000円 | 204,600円 |
価格はS01が約115,500円〜、S02が約148,500円〜と、およそ3万円の差。この差は「厚み+弾力性+肌触り」の快適性アップに直結します。
もし毎日の寝心地に妥協せず長く使うつもりならS02、予算を抑えつつも高反発の良さを体感したいならS01が選択肢になります。
購入時のポイント
エアウィーヴば実店舗で購入すると返品保証が適用されません。30日間の返品保証を受けたい場合は、エアウィーヴ公式オンラインストアかエアウィーヴ楽天市場店で購入しましょう。
S01・S02はこんな人におすすめ
エアウィーヴのS01とS02は、どちらも高反発×通気性のエアファイバー®構造を採用していますが、厚みや寝心地の違いから向いているタイプが異なります。ここでは、それぞれの特徴を踏まえ、「硬め派」と「弾力派」に分けておすすめタイプを整理しました。
S01がおすすめ
S01はこんな方におすすめ
- 硬めでシャキッとした寝心地が好きな人
→ 畳や固めの布団に慣れている方に近い感覚。腰が沈み込みにくく、寝返りがしやすい。 - 軽くて扱いやすいマットレスが欲しい人
→ シングルで約17kgと比較的軽量。掃除や模様替えで動かす機会がある方に便利。 - 予算を抑えながらエアウィーヴを体験したい人
→ 同シリーズ内で最も価格を抑えつつ、高反発×通気性のメリットを実感できる。
S02がおすすめ
S02はこんな方におすすめ
- 包まれるような弾力感を求める人
→ 厚みと密度感で底付き感が少なく、横向きでも肩や腰が自然に沈み込みやすい。 - 肌触りや高級感にもこだわりたい人
→ 綿入りのカバーが柔らかく、寝転んだ瞬間の安心感が大きい。 - 長期間使う前提で快適性を優先したい人
→ 価格は高めだが、厚みと素材感が長く満足度を保ちやすい。
腰や背中に違和感を感じやすい方は、自分の体型や寝姿勢に合った“沈み込み量”を選ぶことが重要です。硬めで反発力を活かしたいならS01、柔らかめのフィット感も求めるならS02が合う傾向があります。
価格を抑えてエアウィーヴ級の寝心地を狙うなら?
高反発・通気性・寝返りのしやすさを備えるマットレスとして、エアウィーヴ同様の快眠を目指すなら、以下の2モデルも注目です。
モデル | 構造 | 寝心地の特徴 | 通気性・衛生性 | 保証 | 価格(シングル) | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|---|
エアウィーヴ S01 |
エアファイバー® (中材厚15cm) |
硬めでシャキッ とした安定感 |
中材90%空気層・水洗い可 | 3年保証 | 115,500円 | ・硬め派 ・軽量で扱いやすいモデルが欲しい人 |
エアウィーヴ S02 |
エアファイバー® (中材厚18cm) |
厚みで弾力と 包み込み感が向上 |
中材90%空気層・水洗い可 | 3年保証 | 148,500円 | ・弾力性や高級感 ・肌触りを重視する人 |
ウェクセル マットレス |
プロファイルウレタン +ポケットコイル |
硬めで寝返り しやすい |
抗菌・制菌・防カビ加工 | 120日返品+10年保証 | 約59,800円〜 | ・腰への負担を減らしたい硬め派 |
スリーピー とうふ |
高分子ウレタン +ポケットコイル |
ふわっと包まれ るような寝心地 |
グラファイト混入で通気良好 | 120日トライアル+10年保証 | 約39,800円〜 | ・柔らかく包まれる感触を重視する人 |
ウェクセルマットレス
凸凹の高反発プロファイルウレタンと高圧縮ポケットコイルを組み合わせ、包み込む感触としっかり支える力を両立。抗菌・防カビ加工で衛生面も安心。硬めの寝心地を求め、寝返りのしやすさや腰へのサポートを重視する方に適しています。120日返品保証と10年保証付きで長期使用にも安心です。
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スリーピー・とうふ
高弾性ウレタンと並行配列コイルを組み合わせ、やさしく支えつつ沈み込みすぎないバランス設計。グラファイト混合で湿気や熱を逃がし、夏も快適。柔らかく包み込まれる感触を好み、保証や通気性も重視する方に向いています。片面仕様でローテーションは不可だが、120日お試し&10年保証が魅力です。
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マットレスの失敗しない選び方のコツ
マットレス選びで後悔しないためには、「寝心地の好み」「体型・寝姿勢」「予算」「設置・メンテナンス性」の4つを軸に考えることが重要です。ここでは、S01・S02をはじめとしたモデル選びの具体的なチェックポイントをご紹介します。
失敗しない選び方のコツ
- 寝心地の好みを優先する
硬めで反発感をダイレクトに感じたい → S01やウェクセル
包み込み感と弾力性を重視 → S02やスリーピーとうふ - 体型と寝姿勢で選ぶ
体重が重め・仰向け寝が多い → 硬めモデルが腰を支えやすい
体重が軽め・横向き寝が多い → 厚みがあり沈み込みが適度なモデルが快適 - 予算と長期使用のバランスを考える
長期的な快適性を優先するなら、初期投資が高くても耐久性の高いモデルを選ぶ
試しやすい価格で始めるなら、トライアル期間や返品保証がある製品を - 設置・メンテナンス性を確認する
軽くて移動しやすい → S01
重くても安定感と高級感を優先 → S02
洗えるカバーや中材、ローテーションの可否も確認
まとめ|S01・S02の違いを理解して、自分に合うマットレスを選ぼう
エアウィーヴのS01とS02は、どちらも高反発×通気性に優れたエアファイバー®構造を採用し、寝返りのしやすさや清潔性は共通しています。
違いは厚みや寝心地のフィーリング、カバーの質感、重量、そして価格帯にあります。硬めで軽量なモデルを求めるならS01、厚みと包まれる感触を重視するならS02がおすすめです。
さらに価格を抑えつつ近い寝心地を試したい場合は、ウェクセルマットレスやスリーピー・とうふといった代替モデルも候補に加えると選択肢が広がります。自分の体型・寝姿勢・予算に合った一枚を選び、快適な眠りを手に入れましょう。
今 真一