敷布団がどれくらい使えるのか、今お使いの方もこれから購入する方も、気になるところでしょう。
この記事では敷布団の寿命を素材別に紹介していきます。ニトリや西川など有名ブランドの敷布団についての寿命もまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
敷布団の寿命を素材別に解説!
- 木綿(コットン)敷布団の寿命
- 羊毛(ウール)敷布団の寿命
- ウレタン敷布団の寿命
- ポリエステルわた敷布団の寿命
- 綿混紡(綿+ポリエステル)の寿命
- キャメル(ラクダの毛)敷布団の寿命
- シルク(真綿)敷布団の寿命
- トルマリン入り敷布団の寿命
カビの生えやすさの指標は以下のとおりです。
- ○=比較的カビが生えにくい
- △=カビリスクは中程度
- ✕=カビリスクが高め
木綿(コットン)敷布団の寿命
寿命 | 3~7年 |
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カビの生えやすさ | △ |
柔らかく肌触りが良いく吸湿性が高いため、寝心地良く夏場にも快適に使用できます。日本の昔ながらの敷布団としては木綿が一般的です。比較的耐久性が高いですが、品質によって差があります。平均値は5年程度、最大でも7年程度でしょう。
羊毛(ウール)敷布団の寿命
寿命 | 3~7年 |
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カビの生えやすさ | ○ |
保温性が高く、冬場に最適。通気性も高いため夏場にも快適な使用感です。ウールの天然の抗菌・防臭効果もあるので衛生面で安心感がある素材です。耐久性は平均的に高く、長期間使用できる敷布団となります。
ウレタン敷布団の寿命
寿命 | 3~5年 |
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カビの生えやすさ | ✕ |
弾力性や体圧分散性が高めの素材です。低反発なら体にフィットし、高反発なら体をしっかり支えるサポート力のある寝心地となります。ただし、通気性が低めなので、夏場は暑く感じることがあるでしょう。耐久性は高い方ではありませんが、比較的低価格で手に入るため、短期間での使用におすすめです。
ポリエステルわた敷布団の寿命
寿命 | 3年 |
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カビの生えやすさ | ✕ |
軽量で通気性が良くお手入れが簡単です。また、比較的安価で手に入るのもうれしいポイント。ただ耐久性はあまり高くないので、短期間の使用がおすすめです。
綿混紡(綿+ポリエステル)の寿命
寿命 | 3~5年 |
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カビの生えやすさ | △ |
綿とポリエステルのメリットを合わせ持ち、綿100%よりもクッション性が高くなってます。耐久性は中程度、ポリエステルの使用率が大きいほど耐久性が低くへたりやすくなる特徴があります。
キャメル(ラクダの毛)敷布団の寿命
寿命 | 5~8年 |
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カビの生えやすさ | ○ |
キャメルは高級素材です。保温性が高く、保湿力をもち、軽量で肌触りが良く高級感もあるため、贅沢な寝心地を求める人に最適です。耐久性は比較的高く、10年以上使えるような敷布団もあります。
シルク(真綿)敷布団の寿命
寿命 | 5年前後 |
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カビの生えやすさ | ○ |
シルク敷布団は肌触りが滑らかでとても気持ちの良い敷布団です。肌にやさしい風合いなので敏感肌の人にもおすすめできます。また、保湿力もあり、寝ているだけで美肌効果が期待できます。耐久性は比較的高く、適切なお手入れをおこなえば長く使える素材です。
トルマリン入り敷布団の寿命
寿命 | 3~6年 |
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カビの生えやすさ | △ |
トルマリン入りの敷布団は、体に赤外線を放出することで、血行を促進し疲労回復の相乗効果が期待できます。また静電気防止効果もあり、乾燥した季節にもうれしいポイントです。耐久性は比較的高く、適切なお手入れをおこなえば長く快適な寝心地を維持できます。
有名メーカーの敷布団寿命(買い替え時期)目安まとめ
有名メーカーの敷布団寿命(買い替え時期)の目安をまとめています。
ニトリ
ニトリの敷布団の寿命は約2~3年といわれます。
中綿がポリエステル素材なので、耐久性はそこまで高くなく、比較的へたりやすい敷布団を取り扱っています。
ただニトリ敷布団の価格帯によっては3年以上使えるといったものもあります。
例えば「N Breath」の場合、ファイバー素材で比較的耐久性が高いため、約5年の耐久寿命となるでしょう。
こういったように、ニトリだからといって一概には言えません。簡単にまとめてますので、以下の表を参考にしてください。
価格帯 | 寿命 | 商品例 |
15,000円未満 | 3年未満 | ・5総ボリューム敷布団 ・抗菌防臭敷布団 ・プレミアフィット |
15,000円以上 | 3~5年程度 | ・N BREATH ・N-CUBE ・エアトリップ2 ・高反発敷布団 ・デュアルサポート など |
エアウィーヴ
エアウィーヴ敷布団の寿命は5~8年程度です。
エアウィーヴではエアファイバーという独自の素材を使用しています。ファイバー素材は一般的な敷布団素材よりも耐久性が高い素材です。
正しくお手入れすれば最大8年程度使用できるでしょう。
東京西川
東京西川の敷布団における寿命目安は2~3年です。
一般的なワタ物の敷き布団の寿命は、2~3年程度と考えております。お客様のご使用環境などにより異なりますので、へたり、汚れが気になった際のお買い換えをお薦めします。
引用:東京西川
雲のやすらぎ敷布団
雲のやすらぎ敷布団タイプはの寿命目安は5~8年程度です。
高密度35Dのウレタンフォームを使用、8万回のJAS規格耐久試験にも合格していることから、その耐久性の高さがうかがえます。一般的な敷布団に比べ、かなりへたりにくい商品です。
雲のやすらぎは17cmものボリュームがあり、ふかふかと気持ちの良い寝心地で人気です。
敷布団の打ち直しについて
敷布団の打ち直しとは、使用しているあいだに、中材が固まってしまったり、形が崩れたりして、寝心地が悪くなってしまった場合に、その状態を改善するための作業です。
打ち直しの方法って?
具体的な方法は、敷布団を広げ、手で中綿や羽毛をほぐし、軽くたたいて空気を含ませます。この作業により、敷布団の保温性や通気性が改善され、快適な寝心地を取り戻すことができます。
打ち直しにかかる費用目安
敷布団の打ち直しにかかる費用はサイズにより異なります。
各サイズでかかる費用目安は以下のとおりです。
- シングルサイズ :9,000円前後
- セミダブルサイズ:10,000円前後
- ダブルサイズ ;12,000円前後
打ち直すなら買い替えがお得!
正直、敷布団の元の価格によっては打ち直すよりも買い替える方が断然お得といえます。
もし高級な敷布団(キャメルや羊毛など)を打ち直したい場合は、約1万円かけておこなう価値があると思います。しかし2~3万円以下の敷布団を打ち直したい場合には、買い替えを検討するべきではないでしょうか。
カビが生えたらすぐに対処しよう
もし敷布団にカビが生えてしまったら寿命がきたときと同じく、そのまま使用し続けるのはやめましょう。最悪の場合、喘息やアレルギーを引き起こす原因となります。
軽いカビであればクリーニング業者に依頼すると除去できるかもしれませんが、カビが根深く入ってしまうと完全に取り除くのはほぼ不可能です。
またクリーニング業者に依頼すると5,000円~10,000円かかるので、新しく新調する方がお得な場合もあるでしょう。
その敷布団が高級なモノであればクリーニングでも良いかと思いますが、カビが生えたら買い替えてしまう方が早くて衛生的にも安心して使えます。
ただ、そもそもカビが生えないようにお手入れは欠かさずおこないましょう。