エアウィーヴはムレにくく通気性もバツグン、カビが生えにくいマットレスです。
しかし「生えにくい」だけで、絶対に生えないわけではありません。
この記事ではエアウィーヴにカビが生える原因やカビ防止の方法も紹介しています。
エアウィーヴがなんかカビ臭い、カビ対策をしたい人は参考にしてくださいね。
エアウィーヴにカビが生える原因
カビが生えにくいはずのエアウィーヴに、なぜカビが生えるのか気になりますよね。今回は4つの原因について、詳しく紹介します。
- 寝汗による湿気
- 体温で温められた環境
- 皮脂などの汚れ
- お手入れ不足
寝汗
エアウィーヴにカビが生える1番の原因は私たちの寝汗です。
シーツから吸収された汗がエアウィーヴ内に湿気として溜まります。
カビは湿度60%以上の環境で活発になり、湿度80%を超えると一気に繁殖します。
健康な大人が一晩にかく寝汗はコップ約1杯分といわれます。
その汗を例えば1カ月放置したと考えてみると、相当量の湿気になるのがイメージできますよね。
とくに梅雨などジメジメした時期や夏の暑い時期は、注意しましょう。エアウィーヴもカビ対策が必要です。
体温で温められた環境
私たちの体温もエアウィーヴにカビが生える原因になります。
カビは20~30℃の温度環境で繁殖しますが、睡眠中のエアウィーヴ内がまさにその温度です。
体温によって温められたエアウィーヴは、カビが繁殖しやすい最適な温度環境となってしまうのです。
皮脂などの汚れ
髪の毛や皮脂、ホコリやダニなどの汚れが、カビの栄養分です。
寝汗による湿気と適した温度環境に栄養分が加わると、カビはもっと元気になります。
カビに栄養分を与えないためには、日々のお手入れがとくに大切。湿気や汚れを溜めない対策が必要です。
お手入れ不足
陰干しをサボったり、カバーを付けっぱなしのまま使い続けるなど、必要な手入れを怠ればエアウィーヴにもカビは生えます。
エアウィーヴに限った話ではありませんが、カビにとってマットレスは最高の環境だからです。
エアウィーヴのトッパータイプは1枚では使用できません。
しかし、トッパーとしてマットレスや敷ふとんに重ねるとカビはさらに生えやすくなります。
敷パッドやすのこベッドなどを使い、カビ対策を忘れずに取り入れましょう。
エアウィーヴにカビが生えるのを防止する方法
エアウィーヴにカビが生えるのを防ぐ、おすすめの方法3つを紹介します!どの方法も実践しやすい内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 定期的に陰干し
- カバーはコマメに洗う
- エアウィーヴ本体も洗う
定期的に陰干し
エアウィーヴはコマメな陰干しで、カビ対策をしましょう。
そもそもカビが生える原因は、湿気と温度、栄養分の3つが揃うことです。
カバーや中材を頻繁に洗うのが難しい人は、風通しのいい室内でエアウィーヴを立てておきましょう。
陰干しでたまった湿気を外に逃がすだけでも、エアウィーヴのカビ予防につながります。
カバーはこまめに洗う
エアウィーヴ本体に付いているカバーは、週1回を目安に洗濯しましょう。
カバーに使われているポリエステル素材のほうが、中材のエアファイバーよりカビが生えやすい素材です。
カバーは洗濯機で洗えますが、押さえておきたい4つのポイントがあります。
- 表向きのまま洗う
- 塩素系漂白剤は避ける
- 天日干しで乾かす
- 一枚洗い推奨
エアウィーヴのカバーを洗うときは裏返しせずに表向きのまま洗濯しましょう。
ファスナーで着脱するため、取り外しは簡単です。
洗剤はOKですが塩素系漂白剤だけはカバーの生地を傷める可能性があるので避けましょう。
中材のエアファイバーは熱に弱いので天日干しNGです。カバーについては天日干しはできます。
ただし、一般的なドラム式洗濯乾燥機のようなタンブラー乾燥機はNGです。
乾燥機内の壁にぶつかったり、衣類同士で擦れあったりするため、カバーが傷む原因になります。
同様の理由からカバーを洗うときはカバーだけを洗濯する「一枚洗い」が推奨されています。
エコではない、水がもったいないと感じる人は、洗濯ネットを活用しましょう。
エアウィーヴ本体も洗う
エアウィーヴ本体も、定期的にシャワーで水洗いましょう。
中材はポリエチレン樹脂でできているため、自宅の浴室で丸洗いできます。
一般的なウレタンやスプリングコイルのマットレスは洗えない場合がほとんどです。
小さな子どもがいればマットレスに飲み物をこぼしたり、ペットがいれば粗相をした場合、布で拭いたり消臭・除菌スプレーで対応するしかありません。
その点エアウィーヴなら、カバーだけでなく中材も洗えます。
気になったときにさっと水洗いできるので、長く清潔に使えるのがうれしいですよね。
エアウィーヴにもしカビが生えたら丸洗いしよう!
もしカビが生えたとしても、エアウィーヴなら大丈夫です!
今すぐ家で水洗いしましょう。
エアウィーヴを洗う手順を紹介します。
- ぬるま湯(40℃以下)のシャワーで洗い流す
- 汚れが落ちたら、ホコリが少ない環境で陰干しする
エアウィーヴを洗うときには特別な道具は必要なく簡単です。
40℃以下のぬるま湯か、水のシャワーで洗い流しましょう。
エアウィーヴが全体的に黄ばんでいるときは中性洗剤を薄めてつけ置き洗いをします。
洗ったあとはなるべく室内で陰干しです。
もし「すぐに乾かしたい」「天日干ししたい」とは1時間以内に止めるようにしましょう。
エアウィーヴは耐熱性が低く、日光や紫外線に弱い素材です。
長時間の天日干しはエアウィーヴを劣化させる原因になります。
どうしても陰干しでしっかり乾くか心配という人は、空気清浄機をつけた室内で陰干ししましょう。
エアウィーヴを傷める心配もなく衛生的に乾かせます。
まとめ
カビが生えにくいエアウィーヴも陰干しせずに使い続けた、長期間洗わなかったなど、必要な手入れを怠ればカビが生えます。
カビは胞子を飛ばすのでそのまま放置するのは危険です。
胞子が呼吸によって体内に入ると、肺胞内で繁殖して病気になったりアレルギーの原因になります。
もしカビを見つけたり、カビ臭いと思ったら早めに対処しましょう。
カバーも本体も洗えるエアウィーヴなら自宅で簡単に対処できるので、長く衛生的に使用したい人におすすめします。