エアウィーヴのマットレスは、独自のエアファイバー®を採用し、高い反発力と優れた通気性を持つことで知られています。しかし、どんなに高品質なマットレスでも、長年使えば寿命やへたりは避けられません。
「エアウィーヴはどのくらい持つの?」「へたってきたらどうすればいい?」そんな疑問をお持ちの方のために、エアウィーヴの寿命や劣化の原因、長持ちさせる方法について詳しく解説します。買い替えの目安や適切なメンテナンス方法を知り、快適な寝心地をできるだけ長く維持するコツを押さえておきましょう!

この記事の結論!
- エアウィーヴの寿命は5〜8年が目安。
- 使い方や体重によっては、早くへたることもある。
- 復活方法や、保証制度を活用した交換方法もあり。
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エアウィーヴの寿命はどれくらい?
エアウィーヴのマットレスは、独自素材「エアファイバー®」を採用しており、耐久性の高さが特徴です。一般的な寿命は5〜8年程度とされており、適切なお手入れを行えば、より長く快適に使用することが可能です。では、他のマットレスと比較すると、どのような違いがあるのでしょうか?
一般的な寝具同様、長期間使用できます。お客様の体形・体格、ご使用状況により異なりますが、およそ7年程度利用可能です。 ※20~30回/日寝返りをうつと想定し算出しております。※マットレスパッドの場合、下に敷く寝具の影響を大きく受けます。
引用:エアウィーヴ

他のマットレスとの寿命を比較
以下の表のように、エアウィーヴは寿命面では比較的優れていますが、使用状況によっては劣化が早まることもあります。
マットレス名 | 寿命(目安) | 特徴・耐久性のポイント |
---|---|---|
エアウィーヴ | 約5〜8年 | 高反発のエアファイバー®を使用。復元力が高く、定期的なローテーションで寿命を延ばしやすい。 |
テンピュール | 約8〜10年 | 低反発素材のため、長期間使用すると徐々に沈み込みが固定化する傾向がある。 |
コアラマットレス | 約6〜10年 | ウレタンフォームとゾーニング技術により耐久性が高いが、体重や湿気の影響を受けやすい。 |
ニトリNスリープ | 約5〜7年 | コイルとウレタンのハイブリッド設計で耐久性はあるが、使用環境によってヘタリが出やすい。 |
エアウィーヴは高反発素材を採用し、適切なメンテナンスを行うことで比較的長持ちしやすいマットレスです。一方、低反発のテンピュールは耐久性は高いものの、長期間の使用で沈み込みが固定されやすく、寝心地が変化しやすい特徴があります。
自分の体型や寝姿勢、使用環境に応じて最適なマットレスを選ぶことが、快適な睡眠と長持ちさせるコツにつながります。
エアウィーヴはへたりやすいのか
結論からいえば、エアウィーヴは約7年の耐久性があるためへたりやすいマットレスとはいえません。
ただ、エアウィーヴの口コミには「へたりやすい」という書き込みもみかけます。
腰痛のため購入。使用して1週間も経たずに、臀部の部分が明らかに凹んで戻らないです。全てのシリーズがこうなのか、エントリーモデルだからか分かりませんが、期待していただけに残念。シリーズの中では安い方ですが、他の商品を買った方が良かったです。
引用:Amazon
しかし、ここ数年でエアウィーヴはリニューアルしたので耐久性が上がっています。また、エアウィーヴがへたる原因として考えられるのは以下の3点です。
エアウィーヴがへたる原因
- 体重の影響
- 湿気による劣化
- 使用環境の影響
エアファイバー®は通気性と復元力に優れますが、体重や湿気、使用環境の影響で劣化しやすくなります。重い体重で同じ場所に寝続けると弾力が低下するため、定期的なローテーションが必要です。また、高湿度環境では汗や湿気が蓄積しやすく、敷きっぱなしは避け、乾燥させることが大切です。

エアウィーヴを長く快適に使うためのポイント|お手入れ方法
エアウィーヴの寿命を最大限に伸ばすには、正しい使い方とメンテナンスが重要です。適切なお手入れをおこないながら、快適な寝心地を長く維持しましょう。
- 3〜6ヶ月ごとにローテーション(上下・裏表を入れ替える)
- 週に1回は立てかけて通気性を確保
- 除湿シートやすのこベッドを活用し、湿気対策を徹底
- カバーをこまめに洗濯して清潔に保つ
- 定期的にぬるま湯以下の温度で洗う
陰干しによって湿気を取り除いたり、ローテーションをして圧力がかかる部位を分散させたり、ぬるま湯以下の温度のシャワーで洗うことで清潔さを保ち長持ちさせましょう。
エアウィーヴで使われるエアファイバー素材は熱に弱いため、変形や劣化を引き起こす可能性のある天日干しはNGです。他にも電気毛布や乾燥機、湯たんぽなど熱を発するものと接触させるのもNGとなります。
正しいお手入れ方法で寿命を最大限に伸ばしましょう。

エアウィーヴは湿気に注意が必要ですが、具体的なカビ対策については「エアウィーヴにもカビは生える|原因と対策を解説!」をご覧ください。
"下に敷く寝具"について実際に問い合わせてみた!
実は、先ほどのQ&A内の抜粋には以下のような記載もあります。
※20~30回/日寝返りをうつと想定し算出しております。※マットレスパッドの場合、下に敷く寝具の影響を大きく受けます。
引用:エアウィーヴ
気になるのは「下に敷く寝具の影響を大きく受ける」という部分ですね。これについてエアウィーヴに実際に問い合わせてみたのでお話ししていきます。
下に敷く寝具がエアウィーヴの寿命に影響する?
エアウィーヴは「下に敷く寝具」によって耐久性や寝心地が大きく左右されます。メーカーによると、以下の寝具は劣化を早める可能性があるため注意が必要です。
エアウィーヴの下に敷くのを避けるべき寝具
- 低反発マットレス
→柔らかすぎて沈み込みやすい - ウォーターベッド・ジェルマットレス
→安定性がなく変形しやすい - へたりやへこみが激しいマットレス
→サポート力が不足 - デコボコした寝具(例:すのこベッド)
→接地面が不均等で変形しやすい
エアウィーヴの特長を十分に活かし、長く快適に使用するためには、フラットで硬めの寝具の上に敷くのがベストです。
エアウィーヴを正しく使うためのポイントは「エアウィーヴの正しい使い方|下に敷くもの・上に敷くものを解説!」で解説しています。
エアウィーヴのへたりは元に戻せる?
エアウィーヴのエアファイバー®は弾力性に優れていますが、一度大きくへたると完全に元の状態に戻すことは難しいとされています。そのまま使い続けると、体のサポート力が低下し、寝心地が悪くなる可能性があります。
そのため、へたりが気になり始めたら、買い替えや別のマットレスを検討するのが適切です。定期的なローテーションやお手入れを行い、できるだけ長持ちさせるよう心がけましょう。
エアウィーヴの耐久保証は3年間|無償交換可能
エアウィーヴの耐久保証は3年間あるので安心して購入できるといえます。
もし購入後、3年未満にへたりが確認できた場合は耐久保証が適用され、新しいものと交換できます。(別の対応になる可能性もあり。)
念のため公式サイトにある保証内容を確認していきましょう。
製品保証期間内に下記事項が認められた場合、保証対象として代替品もしくは同等品と無償交換させていただきます。
- エアファイバー:®初期不良(商品開封時に汚損または破損がある場合)※通常の使用により、当社の規定以上に変形を起こした場合
- カバー:初期不良(商品開封時に汚損または破損がある場合)
※不具合確認の際は、商品をご提供いただき、弊社で検査を行います。多少お時間がかかるおそれがございます。予めご了承願います。但し、当該商品をご使用頂き、発生しましたその他の損害に関しては、保証の対象とはなりません。
引用:エアウィーヴ
上記は公式サイトからの引用です。記載のとおり「規定以上に変形を起こした場合」には無償交換してもらえます。
規定以上にへたりが確認されたら交換可能
「規定以上」とはどれくらいか記載されていませんね。記載がなかったのでこれまで数々のマットレスを見てきた私の予想となってしまいますが、約2.5cmの凹みが目安だと考えます。
他ブランドでへたりの詳細を記載しているところはほとんど2.5cmだからです。予想とはいえ、2.5cmのへたりがあると寝心地にかなり影響がでてしまうのでおそらく対応してくれるはずです。
もちろん保証期間の3年以内の話ですので、期間を過ぎる前に一度へたりを確認してみると良いでしょう。
エアウィーヴ枕については1年間
エアウィーヴの枕は1年間の保証です。
マットレスよりも短いのでしっかりチェックしておきましょう。
しかし、エアウィーヴの枕は耐久性も高い製品なので、1年以内でへたったりすることはまずないです。
エアウィーヴの中で寿命が短いモデルがある?
前の章でエアウィーヴの寿命を延ばす方法をご紹介しました。しかしエアウィーヴには、そのうちのローテーションに不利なモデルがあるんです。
ローテーションに不利なモデル
- エアウィーヴスマート01
- エアウィーヴスマート02

スマート01
「スマート」シリーズは、エアウィーヴを少しでも低価格で体験したい人向けのマットレスパッドです。
安い理由はいくつかありますが、ローテーションを不利にするのは裏表使えないことです。通常モデルのエアウィーヴはリバーシブルで両面使用できます。

そのため、上下裏表4パターンのローテーションが可能です。裏表使えないスマートシリーズは、上下の2パターンしかローテーションができないのでその分寿命が短くなります。
そのため通常7~8年としているエアウィーヴですが、ローテーションのパターンが少ないスマートシリーズの寿命は3~4年となるでしょう。

モデル選びで迷ったら、エアウィーヴスマート01と02の違いをわかりやすく比較した記事をチェックしてみてください。
まとめ:エアウィーヴを長持ちさせるために大切なこと
エアウィーヴの寿命は約5〜8年とされていますが、体重・湿気・使用環境によって劣化のスピードは変わります。特に、定期的なローテーション、通気性の確保、適切な寝具の選択が重要です。
忘れずにおこなうべき手入れ
- 定期的に上下を入れ替え、へたりを防ぐ
- 敷きっぱなしを避け、乾燥させることで湿気対策をする
- フラットで安定した寝具の上に敷き、変形を防ぐ
適切なメンテナンスをすることで、エアウィーヴの快適な寝心地をより長く楽しめます。寿命が気になり始めたら、買い替えや他の選択肢も検討しながら、自分に最適な睡眠環境を整えましょう!