日本最大級の寝具販売サイト「ビーナスベッド」は2022年10月にオリジナル寝具ブランド「暁-AKATSUKI-」の販売をスタートしました。
今回はその第一弾商品である「暁羽毛布団」を実際に体験しながら使用感を解説していきます!
【体験レビュー】ビーナスベッド「暁」羽毛布団の実際の使用感!
ビーナスベッドの暁を使用してみた感想をお伝えしていきます。
梱包の開封
開封後すぐは「あまりボリューム感がない?」と感じましたが、少し時間が経つと、もこもこふわふわな羽毛布団となりました。
立体キルトだからこそのボリュームとなっているのがわかるでしょうか。
暁の軽さ
暁はとても軽いですが、羽毛布団の中では平均的な約1㎏という重さです。
羽毛布団としては平均的ですが、それ以外の掛け布団よりはもちろん軽くて扱いやすいです。羽毛布団に高いイメージがあってまだ手をだしたことがない人にぜひ体験してもらいたいと思いました。
掛け心地
掛け心地は「これで本当に3万円台の羽毛布団?」ていうくらい暖かくボリューム感がある気持ちの良い掛け心地です。
室温15~25℃まで推奨の合掛け布団タイプを選びましたが、10度以下でも余裕で賄えるのではないかと思うほど。
もし寒すぎてムリそうであれば上記画像のような薄めの布団が家に1枚あれば問題ありません。
「合掛け」か「2枚合わせ」か悩む方もいるとおもいますが、毛布など他にかけるものがあるなら「合掛け」を選ぶと良いですよ。
保温性
暁羽毛布団の保温性はとても高く感じました。適度に体に密着することで、空気を逃さないつくりとなっているようです。
上記画像のように暁の真ん中をつまんで引き上げてみると、しっかり密閉されているおかげか、壁にくっついた吸盤を引っ張っているような感覚になります。
布団内の熱が外に逃げにくいことがいえるでしょう。
3~5万円台で羽毛布団を探しているなら、全体的にかなりおすすめできると感じました。
ビーナスベッド「暁」羽毛布団の良い点は6つ
暁羽毛布団を実際に使用して感じた良い点(メリット)を解説していきますね。
- 3タイプから好みを選べる
- 軽くて扱いやすい
- 保温性がとても高い
- 自宅で簡単に洗濯ができる
- ダニの侵入率が0%
- 品質に対しての値段がお得すぎる
3つタイプから好みを選べる
暁は3つのランクから選べるので人それぞれの目的に合ったものを選べます。今回私が購入したものは合掛け布団です。公式の説明では「室温15~25度に最適」とされていて、冬だと少し寒いのかなとおもいましたが、もし寒かったら手持ちの薄手の肌掛け布団を使用する予定です。
寒がりの方や寒い地域にお住まいの方は「2枚あわせ布団」も検討すると良いかもしれません。
軽くてあつかいやすい
暁羽毛布団の重さはちょうど1㎏(シングルサイズ合掛け)です。かなりあつかいやすい重さなので、今まで綿など他素材を使用していた方はビックリするとおもいます。押入れにしまうときも洗濯のときも苦労しません。
保温性がとても高い
暁羽毛布団は保温性がとても高くなっています。羽毛布団を選ぶときに重要なキルトは3種類ありますが、その中でも保温性と重量と値段のバランスが良い「立体キルト」を採用しているからです。
他の羽毛布団を選ぶときにも「キルト」については知っておいた方がいいので、簡単に種類とメリットデメリットをまとめた表を確認してみてくださいね。
キルト種類 | 製法 | メリット | デメリット |
立体キルト | 布団の表と裏生地にマチと呼ばれる縦の 仕切りを付ける縫い方 |
・ふくらみがありボリューミー ・保温性が高い |
・マチ部分だけ熱が逃げやすい |
タタキキルト | 布団の表と裏生地を直接縫い付ける縫い方 | ・比較的安価になる ・夏の羽毛布団に最適 |
・熱が逃げやすい |
2層キルト | 布団の表と裏で異なるキルトをつくる縫い方 | ・ドレープ性(フィット感)が高い ・羽毛の偏りが起きにくい |
・少し重たくなる ・価格が高くなる |
やはり個人的に立体キルトが人気な理由としては、ボリューミーなのでふわふわした羽毛布団感を堪能できるところやメリットデメリットのバランスの良さにあると思います。
自宅で簡単に洗濯できる
わざわざクリーニングに出さなくても自宅で簡単に洗えることはうれしいポイントですね。
ただ羽毛布団の洗濯の頻度は一般的にだいたい3~5年に1度なので、そこまで気にする必要もないかもです。
ちなみに羽毛布団を選択するときの目安は「ふわふわ感がなくなってきた」「保温性がなくなって寒く感じやすくなった」の2パターンです。汗っかきの方や汚れが気になる方は3年に1度洗濯すると良いでしょう。
ダニの侵入率が0%!
暁羽毛布団はダニが侵入しない素材を使用しています。「どんな素材か」というのはわからないですが、第三者の専門機関で検査されているので信用できそうです。
また、花粉が付きにくく落ちやすい「防汚加工」もされている上に「抗菌・防臭加工」と、衛生面に抜かりなく安心させてくれます。
品質に対しての値段がお得すぎる
暁羽毛布団の品質はかなり高いものとおもいます。10万円ほどする羽毛布団も素晴らしいですが、すべての人にそこまでの品質が必要かどうかといえば必ずしもそうではありません。
また、「羽毛布団が3万円?」と感じる方もいるとおもいます。安すぎると品質に問題があると疑いますが、暁羽毛布団は日本羽毛製品協同組合から、ロイヤルゴールドラベルの品質基準を満たしていると認められています。厳しい第3者機関が品質を認めているので、疑う余地もないでしょう。
ビーナスベッド「暁」羽毛布団の悪い点は2つ
暁羽毛布団の悪い点を探したのですがなかなかなくて、ひねり出したのが「どれを買えば良いのか迷う」と「側生地の素材」です。
どれを買えばいいのか迷う
暁羽毛布団はラベルが3つあり、タイプも3つあります。好みによって選べるのはメリットともなりますが、逆にいえば決めるときに悩みすぎてしまい、購入する意欲が失せてしまいます。
どんなモノが欲しいか曖昧な段階だと決めかねるので注意が必要です。よければ種類ごとにどんな人におすすめなのか表でまとめたので、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね。
側生地の素材
暁羽毛布団の側生地の素材は、ポリエステル85%と綿15%でできています。
ポリエステルの比率が下がり、綿の比率が上がるほど値段も比例して高くなるのですが、ポリエステルが70%以上になってくると、ムレやすさが気になってきます。
暁羽毛布団の側生地の比率だとムレやすいので布団カバーを通気性の良いものにしなければ、寝心地にも影響がでてくるといえるでしょう。
側生地の触り心地、使用感にもこだわりたい方は「デラックス羽毛布団」というビーナスベッド内で販売されるワンランク上(価格もワンランク上)の羽毛布団をチェックしてみてください。
ちなみにただ綿100%が必ずしも良いというわけではありません。ポリエステルが30%ほど含まれている方が、掛け心地が柔らかく感じます。
ビーナスベッド「暁」羽毛布団の種類は3つある
ビーナスベッドの暁羽毛布団の種類は3つ、ランクも3つあり、好みでその中から選べます。
まずは種類からです。
種類 | 肌掛け布団 | 合掛け布団 | 2枚合わせ布団 |
特徴 | 薄いタイプ | 肌掛けより厚め | 肌掛けと合掛けの2枚重ね |
おすすめ室温 | 25℃ | 15~25℃ | 15℃以下 |
おすすめ季節 | 夏 | 春・秋 | オールシーズン |
上記のとおり、寒い冬の季節は2枚重ね布団、毛布やインナーケットが家にあるのなら合掛け布団を選ぶと良いでしょう。
次にランクについてです。
商品名 | スタンダード | プレミアム | グランドプレミアム |
ラベル | エクセルゴールド | ロイヤルゴールド | プレミアムゴールド |
ダウン使用率 | 85% | 93% | 93% |
フェザー使用率 | 15% | 7% | 7% |
ダウンパワー | 350dp | 400dp | 440dp |
ダウンパワーは「日本羽毛製品協同組合」により羽毛の質をポイント化されたものです。プレミアムゴールドが最高水準で、次いでロイヤル、エクセルとなります。
当組合の品質基準(組成混合率、かさ高性、清浄度など)に合格した最高級の羽毛原料と優良な側生地を使用し、適正な縫製で仕上げられた羽毛ふとんであることを表します。
引用:日本羽毛製品協同組合
ビーナスベッド「暁」羽毛布団のお手入れ方法は簡単!
暁羽毛布団の日常のお手入れは、長持ちさせるために必要です。3つご紹介するので実践してみましょう。
- 短い時間の天日干し
- 匂いが気になるときにすること
- 洗濯はクリーニングが楽
- オフシーズンは圧縮!
短い時間の天日干し
「羽毛布団は天日干しできない」と思われがちですが、実は羽毛自体はおひさまに弱くありません。劣化しやすいのは綿やポリエステル素材の側生地です。
側生地が傷んでしまうと、中の羽毛が外に出やすくなり痩せてしまうので、やはり注意したいところ。
側生地を傷めないよう「天気の良い日中に片面1時間ずつ」干すことで中に溜まった湿気を外に出すことができますよ。
どうしても側生地を傷めるのが怖いという方は、布団カバーをつけたまま干しても良いでしょう。長く使うためにもとにかく湿気を溜めないようにしてくださいね。
匂いが気になるときにすること
羽毛布団は動物由来の素材でつくられているので、油脂分を含みます。そのため時間が経ったときや湿度が高いときには、少し嫌な匂いを感じることがあるのです。
そんなときには「空気を外に出すように折りたたむ」と嫌な匂いが溜まった中の空気を外に出せるのでいくらかマシになるはず。
洗濯はクリーニングが楽
暁羽毛布団は自宅でも選択が可能ですが、洗濯機のサイズによっては入りきらない可能性もあるし、運悪くさえない天気になってしまえば生乾き臭やカビの原因になってしまいます。
確実なのはやはりプロに任せることです。専門のクリーニング業者に依頼すると良いですよ。
相場的には1万円前後ですが、3~5年に1度で良いと考えるとそこまで大きな支出ではないかなと思います。
オフシーズンは圧縮ではなく専用袋へ
オフシーズンで羽毛布団を使わないときは、商品到着時に入っていた専用の袋に入れて保管することをおすすめします。
羽毛布団を圧縮してしまう方もいるとおもいますが、実はこれ羽毛布団の機能性を下げてしまう可能性があるのでできれば避けたいところです。
ビーナスベッド「暁」羽毛布団のコスパについて|羽毛布団の相場は?
ビーナスベッドの暁羽毛布団のコスパが高いかどうかは、羽毛布団の相場を知ることが必要です。
羽毛布団の相場はダウン率やダウンの種類、側地の素材で変わってきます。
値段帯 | ダウンの種類 | ダウン率 | 側地素材 |
10,000円前後 | ダック | 80%未満 | 低品質綿やポリエステル |
30,000円前後 | ダック | 80%台 | ポリエステルや綿との合繊 |
40,000円前後 | ダック/グース | ダック93%/グース90% | 綿、合繊、テンセル |
50,000~100,000円 | グース | 93%以上 | 超長綿、合繊、テンセル |
100,000~300,000円 | マザーグース | 93%以上 | 精紡交撚糸や特殊キルト |
暁羽毛布団(プレミアム)は、[ダック93%の側地素材がポリ85%/綿15%、価格が33,980円]です。上記表と照らし合わせると40,000円ほどの価格だということがわかります。
相場から見ると暁羽毛布団は、だいたい5,000円ほどお得でコスパが高めな羽毛布団だといえるでしょう。
ビーナスベッド「暁」羽毛布団がおすすめな人は?
暁羽毛布団がおすすめな人を以下でまとめています。
こんな人におすすめ
- 3~5万円台で羽毛布団を探している
- 寒い冬を暖かく乗り越えたい
- 10万円は出せないけど少し良い布団が欲しい
- ダニがの発生が心配
暁羽毛布団は寒い冬を乗り越えることができる暖かい布団です。価格は羽毛布団の中でもかなりお手頃となっていますが、公式サイトでもアピールしているように、高品質なモノを手に取りやすい価格で販売されています。
あなたがもし去年の冬に寒い思いをし、今年こそはあたたかくして眠りたいと考えているならピッタリの布団のはずです。
雪国でない限り、私が今回使用した「プレミアムの合掛け布団」で十分満足できると思います。
購入のご参考になれば幸いです!