近頃、「ウレタンフォーム素材」のマットレスブランドが、SNSを中心とした販売方法で世に出てきていて大変人気を集めています。
有名なところで、2020年に販売開始をした「エマスリープ」や「コアラマットレス」などでしょうか。
このウレタンマットレスブームで購入された方はたくさんいらっしゃるかと思います。
そこで今回の記事のテーマは、かつて良い評判ではなかったウレタン素材の知っておくべきこと、寿命を短くしない手入れ方法です。
こんな方におすすめ
- 良さそうと思った勢いでウレタンマットレスにした
- ウレタンについてよく知らない
- マットレスを長持ちさせたい
- 湿気の多い地域に住んでる
- 簡単な手入れ法が知りたい
- カビが生えるのは嫌
- ダニの発生も嫌
ウレタンは高反発と低反発に使われる素材
ウレタン素材は主に高反発と低反発に分かれます。
でも知っていましたか?そう呼んでいるだけで実際にはどちらも同じくくりなんですよね。
厳密にかたさなどの数値分けられているわけでもありません。
高反発=ウレタン素材を使った硬めのマットレス
低反発=ウレタン素材を使った柔らかめのマットレス
これくらいの違いです。
つまり、どちらも同じ素材なのでお手入れ方法も同じなんですね。
高反発ウレタン素材の知っておくべきこと
高反発ウレタン素材について知っておいた方がいいことを確認しましょう。
湿気がたまりやすい
最新のウレタンは、通気性がアップする工夫がなされているので安心はできそうに感じます。
それでもウレタンはウレタン、もとは通気性に難のある素材です。
マットレス内部に、寝汗や空気中の水分がたまりやすいことがデメリットです。
その内部の湿気は、カビやダニの温床となってしまうこともあるんです。
ウレタンは洗えない
ウレタンは洗うことができません。
なので、なるべくカバーだけは洗えるマットレスブランドを選びましょう。
ウレタンは水に弱く、崩れてボロボロになることがあります。
また、一度水にぬれると乾くのにも時間がかかってしまいます。
クリーニング業者でも断られることがほとんどなんです。
頼めたとしても1万円は覚悟しておきましょう。
カビが生えるところは?
カビは表面にも内部にも発生する可能性があります。
内部のカビはどうすることもできないですし、表面のカビは、漂白剤を使った除去が一般的ですが、深く根付いてしまっている場合は諦めて「捨てる」ことがほとんど。
絶対にカビの発生は防止したいですね。
ウレタンマットレスの寿命を短くしない方法5つ
ウレタンマットレスの寿命を延ばす方法は基本的には湿気とうまくつきあうこと。
その湿気を、うまくコントロールする5つの方法をご紹介します。
このうち、最低2つピックアップして習慣づけてみてください。
除湿器を使う
ウレタンマットレスのある寝室の湿度をあげないように、除湿器を使うことをおすすめします。
カビは室温20℃以上、湿度70%以上で発生しやすくなります。
ただ乾燥しすぎるのも、インフルエンザウィルスの好む環境となるので目指すところは「室温20℃、湿度40%~60%」くらいがベストです。
すのこベッドを使う
すのこベッドを使うと、通気性が良いので、陰干しをする手間も省けます。
特に「ひのき製のすのこ」は、吸湿性や防カビ、防ダニ性に優れているのでおすすめします。
当ブログでおすすめの「ひのき製のすのこ」は「源ベッド」というメーカーの国産ベッドです。
吸湿・除湿パッドを使う
吸湿・除湿パッドを使うと、寝ている間の汗(寝汗)を吸いとって、マットレスまで浸透させません。
マットレスの内部に水分が届かないので、カビの発生リスクを抑えます。
5つ星ホテルでも採用されているマットレスパッドはこちら。
定期的に陰干しする
定期的な陰干しは必須です。
知らずのうちに、マットレス内部にはたくさんの水分がたまってしまうもの。
風通しのいい場所で、陰干しをして水分を蒸発させましょう。
床に直置きで使用の場合は、週に1回ほど陰干しした方が良いです。
掛け布団は敷きっぱなしにしない
掛け布団をそのまま敷きっぱなしにすしてはいけません。
マットレスの内部の水分が、掛け布団でふたをされることで蒸発しきらず、カビやダニの温床となってしまいます。
やってはいけない逆効果の対策!
ウレタンは定期的な陰干しが必要です。
しかしその際、やってはいけないことがひとつあります。
それは「夜中の陰干し」です。ついでに「天日干し」がダメな理由も一緒にご説明します。
夜中の陰干しがダメな理由
夜中の陰干しがダメな理由は、「夜に湿度が上がるから」です。
夕方16時ころから上がり始め、朝方8時ころまでは湿度は高い状態です。
夜中にマットレスを陰干しすると、どんどん空気中の水分を吸いとってしまうんです。
陰干しをしても風通しが悪いと意味がない!
天日干しがダメな理由
布団みたいに「天日干しの方がいいでしょ」と思いがちですが、実はウレタン側に問題があります。
「ウレタンは紫外線に弱い」のです。
すぐに劣化や変形をしてしまいます。
絶対にやめましょう。
まとめ
「ウレタンフォーム素材」の手入れ方法や寿命を延ばす方法についてご紹介しました。
以下でまとめます。
ウレタンの寿命を延ばす方法
●除湿器を使う
●すのこベッドを使う
●吸湿・除湿パッドを敷く
●定期的に陰干しする
●掛け布団は敷きっぱなしにしない
干すときにしてはいけないこと
・夜中に干すこと
・天日干し
少しの意識や習慣で、せっかく買った高価なマットレスを長持ちさせることができます。
カビが発生してからでは遅いので、しっかり癖づけましょう。
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