60代になると、敷布団からの立ち上がりがつらくなったり、今まで使っていたマットレスが合わなくなったりすることがあります。「そろそろベッドに買い替えた方がいい?」「60代に合うマットレスはどれ?」「将来の介護も見据えるなら、どんなベッドが安心?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、60代のベッド選びでは、立ち上がりやすい高さ・寝返りしやすい反発力・柔らかすぎないマットレスを重視することが大切です。まだ介護ベッドまでは必要ない方でも、敷布団からベッドに替えるだけで、膝や腰への負担を減らしやすくなります。
この記事では、60代でベッドを買い替えるタイミング、使いやすいベッドの選び方、60代におすすめのマットレス、将来の介護も見据えた電動ベッドまで解説します。
※価格・仕様・保証内容は変更される場合があります。購入前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
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60代のベッド選びは何を重視すべき?
60代のベッド選びで大切なのは、寝心地だけではありません。
もちろんマットレスの硬さや体圧分散性も大切ですが、それ以上に起き上がりやすさ・立ち上がりやすさ・将来の使いやすさを考える必要があります。若いころは床に敷いた布団でも問題なく寝起きできたかもしれません。
しかし、年齢を重ねると膝・腰・股関節に負担がかかりやすくなり、床から立ち上がる動作が少しずつ大変になります。そのため、60代で寝具を見直すなら、まずはベッドの高さを確認しましょう。
60代のベッド・マットレス選び早見表
| 悩み | おすすめ | 理由 |
| 敷布団から立ち上がるのがつらい | 高さ40〜45cm前後のベッド | 膝や腰に負担をかけにくい |
| 朝起きると腰や背中が痛い | 高反発マットレス | 寝返りをサポートしやすい |
| 柔らかい寝心地が好き | 表面やや柔らかめ+芯はしっかり | 沈み込みすぎを防ぎやすい |
| 将来の介護が心配 | 電動ベッド・手すり対応ベッド | 起き上がりや介助がしやすい |
| 60代夫婦で使う | シングル2台 | 硬さを別々に選べ、振動も伝わりにくい |
60代でベッドを買い替えた方がいいサイン
「まだ今の寝具でも使える」と思っていても、体の変化に寝具が合わなくなっていることがあります。
特に60代以降は、寝具の不便さがそのまま睡眠の質や日中の疲れにつながりやすいです。以下に当てはまる場合は、ベッドやマットレスの買い替えを検討してもよいでしょう。
敷布団から立ち上がるのがつらい
敷布団は床に近いため、寝起きのたびに膝や腰を大きく曲げる必要があります。
60代になって「床から立ち上がるのが前よりつらい」と感じるなら、ベッドへの買い替えを検討するタイミングです。ベッドにすると、椅子に座るような動作で寝起きできるため、膝や腰への負担を減らしやすくなります。
朝起きると腰・背中・肩が痛い
朝起きたときに腰・背中・肩が痛い場合、マットレスが合っていない可能性があります。柔らかすぎるマットレスは腰が沈み込みやすく、硬すぎるマットレスは肩や背中を圧迫しやすいです。
痛みが続く場合は医療機関への相談も必要ですが、寝具のへたりや硬さも確認しておきましょう。
寝返りがしにくくなった
寝返りは、同じ部位に圧がかかり続けるのを防ぐ大切な動作です。
筋力が落ちてくると、柔らかすぎる寝具では体が沈み込み、寝返りに余計な力が必要になります。
夜中に目が覚めやすい、朝起きても疲れが取れないと感じる場合は、寝返りしやすい反発力のあるマットレスを検討しましょう。
マットレスの中央がへこんでいる
マットレスの中央や腰の部分がへこんでいる場合は、買い替えサインです。
へたったマットレスは寝姿勢を崩しやすく、腰や背中に負担がかかりやすくなります。
トッパーで一時的に寝心地を調整できることもありますが、へたりが大きい場合は買い替えた方が効率的です。
60代は敷布団よりベッドがおすすめな理由
60代以上の方には、敷布団よりもベッドをおすすめしやすいです。
理由は、寝心地だけでなく、起き上がりやすさ・ホコリ対策・底冷え対策の面でもメリットがあるからです。
横になりやすく立ち上がりやすい
多くの方は、年齢を重ねるにつれて足腰への負担をできるだけ減らしたいと感じるはずです。
床に敷いた布団では、横になるときも立ち上がるときも、膝や腰に大きな負担がかかります。
一方、ベッドフレームの上にマットレスを置くと、椅子に座るような高さで寝起きしやすくなります。
目安としては、ベッドフレームとマットレスを合わせた高さが40〜45cm前後です。
低すぎると立ち上がりにくく、高すぎると足が床につきにくくなるため注意しましょう。
床付近のホコリを吸い込みにくい
敷布団は床に近いため、ホコリやハウスダストの影響を受けやすくなります。
ベッドにすることで床から距離を取れるため、床付近のホコリを吸い込みにくい環境を作りやすくなります。
特に、寝室の掃除がしにくい方や、アレルギーが気になる方は、ベッドにするメリットがあります。
底冷えを防ぎやすい
フローリングに敷布団やマットレスを直置きすると、床の冷たさが体に伝わりやすくなります。
60代以降は冷えが気になりやすくなる方も多いため、底冷え対策は大切です。
ベッドフレームを使うと床との間に空間ができるため、床からの冷えを受けにくくなります。
通気性も確保しやすく、マットレスの湿気対策にもつながります。
60代が使いやすいベッドの選び方
60代が使いやすいベッドを選ぶときは、デザインや価格だけでなく、毎日の起き上がりやすさを重視しましょう。
高さは40〜45cm前後を目安にする
ベッドの高さは、立ち上がりやすさに直結します。
低すぎるベッドは膝を深く曲げる必要があり、立ち上がるときに負担がかかります。
反対に高すぎるベッドは、座ったときに足裏が床につきにくくなり、転倒リスクが高まります。
椅子に座るときのように、膝が90度前後になる高さを目安にしましょう。
一般的には、ベッドフレームとマットレスを合わせて40〜45cm前後が使いやすいです。
低すぎるローベッドは避ける
ローベッドは見た目がおしゃれですが、60代以降の方にはあまりおすすめしません。
床に近いぶん、立ち上がりにくく、膝や腰への負担が大きくなりやすいからです。
将来的に手すりを付けたり、介助しやすい環境を整えたりすることを考えても、ある程度高さのあるベッドの方が安心です。
手すりを後付けしやすいか確認する
今は必要なくても、将来的に起き上がりや立ち上がりの補助として手すりが必要になるかもしれません。
ベッドフレームを選ぶときは、後付けの手すりを使いやすい形状かも確認しておくと安心です。
収納付きや特殊な形状のベッドは、手すりを付けにくい場合があるため注意しましょう。
ベッド下の掃除がしやすいものを選ぶ
ベッド下にホコリが溜まりやすいと、掃除の負担が増えます。
60代以降は、重い家具を動かして掃除するのも大変です。
ロボット掃除機を使う場合は、ベッド下の高さも確認しておきましょう。
収納付きベッドは便利ですが、掃除のしやすさや湿気対策も考えて選ぶことが大切です。
将来を考えるなら電動ベッドも候補
今は元気でも、将来的に起き上がりがつらくなることはあります。
夜中のトイレで起き上がるのが不安、腰痛で起き上がりにくい、将来の介護も見据えたいという方は、電動ベッドも候補になります。
ただし、健康なうちから必ず電動ベッドにする必要はありません。
まずは、立ち上がりやすい高さのベッドと寝返りしやすいマットレスを選ぶことが基本です。
60代に合うマットレスの選び方
60代のマットレス選びでは、寝心地の良さだけでなく、寝返りのしやすさ・立ち上がりやすさ・体への負担の少なさを重視しましょう。
寝返りしやすい反発力を選ぶ
60代以降は、筋力の低下によって寝返りがしにくくなることがあります。
柔らかすぎるマットレスでは体が沈み込み、寝返りに余計な力が必要です。
寝返りしにくい状態が続くと、同じ場所に圧がかかりやすくなり、腰や背中の痛みにつながる場合があります。
そのため、60代には高反発タイプや、しっかり体を支えられるマットレスが候補になります。
柔らかすぎない硬さを選ぶ
「柔らかいマットレスの方が体にやさしい」と思われがちですが、60代以上では柔らかすぎる寝具に注意が必要です。
柔らかすぎると腰が沈み込み、寝姿勢が崩れやすくなります。
また、立ち上がるときに体が沈み込んでしまい、起き上がりにくくなることもあります。
おすすめは、表面はほどよく体に沿いながら、芯の部分でしっかり支えるタイプです。
体圧分散性も確認する
硬さだけで選ぶと、肩や背中が圧迫される場合があります。
60代のマットレス選びでは、体を支える反発力と、圧を分散する体圧分散性のバランスが大切です。
腰だけが沈まず、肩や背中にも圧が集中しにくいものを選びましょう。
厚みは10cm以上を目安にする
床に敷いて使う三つ折りマットレスなら、厚みは10cm以上あると安心です。
薄すぎると底付き感が出やすく、背中や腰に負担がかかる場合があります。
ベッドフレームに乗せて使う場合は、マットレスの厚みとベッドフレームの高さを合わせて、40〜45cm前後になるか確認しましょう。
扱いやすい重さか確認する
マットレスは、シーツ交換や陰干し、掃除のたびに動かすことがあります。
重すぎるマットレスは扱いにくく、日常の負担になりやすいです。
三つ折りタイプや軽量タイプは、60代の方にも扱いやすい場合があります。
ただし、軽すぎて薄いものは底付きしやすいので、厚みとのバランスを見ましょう。
60代におすすめのマットレス5選
ここからは、60代におすすめしやすいマットレスを5つ紹介します。
選定では、以下のポイントを重視しました。
選定基準
- 寝返りしやすい反発力がある
- 柔らかすぎず、体を支えやすい
- 60代でも扱いやすい重さ・形状
- 床置き・ベッドフレームどちらでも検討しやすい
- 買い替え時の候補として選びやすい
| 商品名 | 特徴 | おすすめな人 |
| モットン | 硬さを選べる高反発マットレス | 腰や寝返りが気になる人 |
| ムアツマットレスPro | 点で支える構造と高弾性ウレタン | 体圧分散と寝返りを両立したい人 |
| エアウィーヴ スマートZ01 | 三つ折り・通気性・洗える中材 | 清潔さと扱いやすさを重視する人 |
| マニフレックス メッシュウィング | 三つ折り高反発マットレス | 軽さ・収納性・高反発を重視する人 |
| エムール グランドマットレス | 12cm厚・2層高反発・三つ折り | コスパと底付き感の少なさを重視する人 |
※価格・仕様・キャンペーンは変更される場合があります。購入前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
モットン
モットンは、60代で寝返りのしにくさや腰まわりの沈み込みが気になる人に向いている高反発マットレスです。
大きな特徴は、硬さを選べること。
体重や好みに合わせて硬さを選べるため、「柔らかすぎるマットレスで腰が沈む」「硬すぎるマットレスで背中が痛い」といった失敗を減らしやすいです。
また、公式サイト購入では返品保証や硬さ交換保証が用意されているため、ネット購入が不安な方にも選びやすいマットレスです。
モットンがおすすめな人
- 寝返りしやすい高反発マットレスを選びたい
- 体重に合わせて硬さを選びたい
- 腰まわりの沈み込みが気になる
- 返品保証や硬さ交換保証も重視したい
一方で、厚みはベッドマットレスとしてはそこまで厚くありません。
ベッドフレームと合わせて使う場合は、合計の高さが40〜45cm前後になるか確認しておきましょう。
ムアツマットレスPro
ムアツマットレスProは、昭和西川のムアツシリーズの中でも、耐久性と寝心地を重視したプロモデルです。
点で支えるような構造が特徴で、体圧分散性を重視したい60代に向いています。
また、上層に高弾性ウレタンを使っており、寝返りをサポートしやすい設計です。
レギュラーとハードのタイプがあるため、体格や好みに合わせて選びやすいのもポイントです。
ムアツマットレスProがおすすめな人
- 体圧分散性を重視したい
- 寝返りしやすい高弾性ウレタンを選びたい
- 老舗寝具メーカーの安心感を重視したい
- 床置きでもベッドでも使いやすいマットレスを探している
価格は安くありませんが、寝心地と耐久性を重視して長く使いたい方には候補になります。
エアウィーヴ スマートZ01
エアウィーヴ スマートZ01は、三つ折りできる一枚敷きマットレスです。
エアウィーヴらしい寝返りのしやすさと、通気性の高さが魅力。
床や畳に一枚敷きでき、三つ折りで収納できるため、敷布団からマットレスに買い替えたい60代にも候補になります。
また、中材のエアファイバーは水洗いできるため、清潔さを重視したい方にも向いています。
エアウィーヴ スマートZ01がおすすめな人
- 寝返りしやすさを重視したい
- 湿気や蒸れにくさが気になる
- 中材を洗えるマットレスを選びたい
- 三つ折りで収納しやすいものがよい
一方で、寝心地はしっかりめです。
柔らかい寝心地が好きな方は、硬さの感じ方に注意しましょう。
マニフレックス メッシュウィング
マニフレックス メッシュウィングは、三つ折りできる高反発マットレスです。
収納しやすく、床置きでもベッドフレームの上でも使いやすいのが特徴。
敷布団からマットレスに変えたい方や、日中は折りたたんで部屋を広く使いたい方に向いています。
高反発の寝心地で、寝返りのしやすさも期待できます。
マニフレックス メッシュウィングがおすすめな人
- 三つ折りマットレスを選びたい
- 高反発の寝心地が好き
- 陰干しや収納のしやすさを重視したい
- 敷布団からマットレスに買い替えたい
一方で、マットレスを毎日たたむ場合は、重さや扱いやすさも確認しておきましょう。
エムール グランドマットレス
エムール グランドマットレスは、厚さ12cmの三つ折り高反発マットレスです。
上層と下層で硬さの異なる2層構造になっており、体を支えながら寝心地にも配慮されています。
シングル・セミダブル・ダブル・クイーンなどサイズ展開もあり、ベッドにも床にも使いやすいマットレスです。
価格を抑えながら、厚みのある高反発マットレスを選びたい60代に向いています。
エムール グランドマットレスがおすすめな人
- コスパの良い三つ折りマットレスを選びたい
- 床置きでも底付きしにくい厚みがほしい
- 高反発ウレタンでしっかり支えたい
- サイズ展開のあるマットレスを探している
一方で、ウレタン素材のため、湿気対策は必要です。
床に直置きする場合は、定期的に立てかけたり、除湿シートを使ったりしましょう。
将来の介護も見据える人におすすめの電動ベッド・折りたたみベッド
60代で元気に過ごしている方なら、いきなり本格的な介護ベッドを選ぶ必要はありません。
ただし、起き上がりに不安がある方、夜中のトイレで立ち上がるのがつらい方、将来の介護も見据えたい方は、電動ベッドや折りたたみベッドも候補になります。
ここでは、価格を抑えやすいモデルから本格的な介護ベッドメーカーまで紹介します。
ニトリ|価格を抑えて電動ベッドを試したい人向け
ニトリは、価格を抑えながら電動ベッドを検討したい人に向いています。
いきなり高額な介護ベッドを購入するのは不安という方でも、比較的検討しやすい価格帯の商品があります。
「まずは電動リクライニングの便利さを試したい」「介護専用というより、起き上がりやすさを補助したい」という方に候補になります。
ただし、本格的な介護用途や長期的な安全性を重視する場合は、介護ベッドメーカーも比較しておきましょう。
パラマウントベッド|将来の介護や安全性を重視する人向け
パラマウントベッドは、介護ベッドや医療・介護向けベッドで知られるメーカーです。
自宅での介護や、将来的な起き上がり・立ち上がりのサポートを考えるなら、安心感のある選択肢になります。
電動で背上げできるだけでなく、立ち上がりや移乗のしやすさ、介助する側の負担まで考えられている点が特徴です。
価格は高くなりやすいですが、介護する側・される側の両方の負担を減らしたい方には検討価値があります。
エムール 折りたたみベッド MEHOL smart|省スペースで使いたい人向け
エムールのMEHOL smartは、完成品で届く折りたたみベッドです。
シングルサイズ・スリムサイズがあり、マットレスの厚さは約8cm。背もたれは5段階リクライニングに対応しています。
折りたたんで収納できるため、部屋を広く使いたい人や、来客用・一時的なベッドとして使いたい人にも向いています。
60代の方が使う場合は、マット面の高さやリクライニング操作のしやすさを確認して選びましょう。
MEHOL smartがおすすめな人
- 折りたたみベッドを探している
- 組み立て不要で届いた日から使いたい
- 部屋を広く使いたい
- 本格介護ベッドまでは必要ない
ただし、介護用ベッドではないため、本格的な介助や安全性を重視する場合は、介護ベッドメーカーも比較してください。
アイリスオーヤマ 電動ベッド OTB-KDH|組み立て不要の電動折りたたみベッド
アイリスオーヤマのOTB-KDHは、高反発ウレタンを使用した電動折りたたみベッドです。
組み立て不要で使える電動タイプで、マット部の厚さは約10cm。マット面までの高さは約44.5cmと、立ち上がりやすさに配慮されています。
背もたれを電動で起こせるため、起き上がりがつらい方や、寝室で読書・テレビを楽しみたい方にも向いています。
OTB-KDHがおすすめな人
- 電動で背もたれを起こしたい
- 組み立て不要のベッドを選びたい
- 立ち上がりやすい高さを重視したい
- 本格的な介護ベッドより手頃な電動ベッドを探している
ただし、最大使用者体重や設置スペースは必ず確認しましょう。
電動ベッドは便利ですが、マットレスの寝心地や耐久性、サイドグリップの使いやすさも含めて選ぶことが大切です。
60代夫婦で使うベッドの選び方
60代夫婦でベッドを選ぶ場合、ダブルベッド1台にするか、シングル2台にするかで迷う方も多いと思います。
結論からいうと、60代以降はシングル2台もかなりおすすめです。
シングル2台なら硬さを別々に選べる
夫婦で体格や寝心地の好みが同じとは限りません。
片方は硬めが好き、もう片方は少し柔らかめが好きということもあります。
シングル2台にすれば、それぞれに合うマットレスを選びやすくなります。
寝返りの振動が伝わりにくい
ダブルベッド1台だと、片方の寝返りや起き上がりの振動がもう片方に伝わることがあります。
シングル2台なら振動が伝わりにくく、睡眠を妨げにくいです。
夜中にトイレで起きる回数が増えてきた方にも、シングル2台は使いやすいでしょう。
将来の介護にも対応しやすい
シングル2台にしておくと、将来的に片方だけ電動ベッドや介護ベッドに変更しやすくなります。
夫婦それぞれの体調に合わせて寝具を変えられるため、長い目で見ても扱いやすいです。
60代が避けたいベッド・マットレス
60代の寝具選びでは、選ぶべきものだけでなく、避けたいものも知っておきましょう。
低すぎるローベッド
ローベッドは見た目がおしゃれですが、立ち上がりにくいのがデメリットです。
膝や腰に不安がある方は、低すぎるベッドは避けた方が安心です。
柔らかすぎるマットレス
柔らかすぎるマットレスは、腰やお尻が沈み込みやすくなります。
寝返りや立ち上がりがしにくくなることもあるため、60代以降は注意が必要です。
薄すぎるマットレス
薄すぎるマットレスは、底付き感が出やすく、背中や腰に負担がかかる場合があります。
床置きで使うなら、厚み10cm以上を目安にしましょう。
重すぎて動かしにくいマットレス
重すぎるマットレスは、シーツ交換や掃除のたびに負担になります。
扱いやすさも考えるなら、三つ折りタイプや軽量タイプも候補にしましょう。
トゥルースリーパーは高齢者に向いている?
トゥルースリーパーは、体への当たりがやわらかい寝心地を求める人には候補になります。
ただし、低反発系の寝心地は体が沈み込みやすく、寝返りや立ち上がりがしにくいと感じる人もいます。
60代以上で腰や膝に不安がある方は、柔らかさだけで選ばず、反発力や寝返りのしやすさも確認しましょう。
すでに敷布団やマットレスが硬すぎる場合には、トッパーとして使いやすいこともあります。
一方で、メインのマットレスとして使うなら、沈み込みすぎないかをよく確認しておくと安心です。
よくある質問
- 60代でベッドに買い替えるなら何を重視すべきですか?
- 立ち上がりやすい高さ、寝返りしやすいマットレス、将来の手すり設置や介護のしやすさを重視しましょう。特にベッドフレームとマットレスを合わせた高さは40〜45cm前後を目安にすると立ち上がりやすいです。
- 60代には敷布団とベッドのどちらがおすすめですか?
- 足腰への負担を考えると、敷布団よりベッドの方が立ち上がりやすいです。床に近い敷布団は起き上がりや立ち上がりの動作が大きくなるため、膝や腰に不安がある人はベッドへの買い替えを検討してもよいでしょう。
- 60代におすすめのマットレスの硬さは?
- 柔らかすぎず、寝返りしやすい反発力のあるマットレスがおすすめです。体重や体型によって合う硬さは変わるため、硬さを選べるマットレスや返品保証のある商品も候補になります。
- 高齢者に低反発マットレスは向いていますか?
- やわらかい寝心地が好きな人には合う場合もありますが、沈み込みすぎると寝返りや立ち上がりがしにくくなることがあります。60代以上では、柔らかさだけでなく反発力も確認しましょう。
- 60代夫婦にはダブルベッドとシングル2台のどちらがおすすめですか?
- 寝返りのしやすさや硬さの好み、将来の介護を考えるならシングル2台がおすすめです。それぞれに合うマットレスを選びやすく、振動も伝わりにくくなります。
- 60代で電動ベッドは早いですか?
- 介護が必要でなければ必須ではありません。ただし、起き上がりに不安がある、将来の介護を見据えたい、夜中のトイレで起き上がりがつらい場合は、早めに検討してもよいでしょう。
- ベッドの高さはどれくらいが使いやすいですか?
- ベッドフレームとマットレスを合わせて40〜45cm前後を目安にすると、座ったときに足裏が床につきやすく、立ち上がりやすいです。ただし、身長や足の長さによって合う高さは変わります。
- 60代で三つ折りマットレスは使いやすいですか?
- 三つ折りマットレスは収納や陰干しがしやすく、敷布団からの買い替えにも向いています。ただし、重すぎるものや薄すぎるものは扱いにくい場合があります。厚みと重さのバランスを確認しましょう。
まとめ|60代のベッドは高さ・寝返り・将来の使いやすさで選ぶ
60代でベッドやマットレスを買い替えるなら、寝心地だけでなく、立ち上がりやすさ・寝返りのしやすさ・将来の使いやすさまで考えて選ぶことが大切です。
敷布団からの立ち上がりがつらい方は、ベッドに替えるだけでも膝や腰への負担を減らしやすくなります。
また、マットレスは柔らかすぎるものではなく、寝返りしやすい高反発タイプや、体をしっかり支えられるものを選びましょう。
60代は、まだまだ元気に過ごせる一方で、寝具の小さな不便が体への負担につながりやすい時期でもあります。
今の寝具で「立ち上がりにくい」「朝起きると体が痛い」「寝返りしにくい」と感じているなら、ベッドやマットレスの買い替えを検討してみてください。
今 真一