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【60代向け】高齢者のベッド選び方|おすすめマットレスも紹介

高齢者とは、65歳以上のことを指しますが、本記事の内容は60代以上の方に向けています。

昔ながらの和室に敷布団スタイルは減少傾向にあります。現在では、ベッドフレームの上にマットレスを敷いて使う高齢者が増えています。

なぜ増えているのかというと、実は敷布団スタイルよりも、ベッドやマットレスを使用する方が、高齢者にとってメリットが大きいからです。



高齢者にはベッドマットレスがおすすめな理由

高齢者には、敷布団よりもベッドマットレスがおすすめです。その理由を説明します。

横になりやすく立ち上がりやすい

多くの高齢者は、足腰が弱まっているため、なるべく負担をかけたくないことでしょう。実際、床に座りこむときがきつかったり、立ち上がり時の膝の痛みに悩んでいる人も多いです。

ベッドフレームの上に、マットレスを置くことで、横になりやすく立ち上がりやすい高さになります。

椅子って座りやすいですよね。椅子は人が座りやすく立ち上がりやすい高さの平均である、座面42cmで設計されています。

そのため、ベッドフレームの高さとマットレスの高さの合計を、40cm前後になるように選

健康被害リスクを下げられる

高齢者は、若い人たちに比べると、風邪などのウイルスに対して抵抗力が低下しています。

ベッドフレームで高さをつけることにより、風邪などの感染症を引き起こす原因となる、ホコリやハウスダストを吸い込みにくくなります。



敷布団のように床に近いよりも、ベッドやマットレスを使用して、少しでも高さをつけることで、健康被害リスクを抑えられるはずです。

また、自宅介護の観点でも、高さがある方がメリットがあるでしょう。

底冷えからの体温低下を防げるできる

ベッドを使わずにフローリングに直置きする場合、底冷えによる床の冷たさが伝わりやすくなってしまいます。底冷えは、体を冷やす原因となるため、低体温症などのリスクを引き起こしやすくなるでしょう。

歳を重ねていくとは、筋肉量が低下するのと比例して、基礎代謝が低くなっていきます。それにより高齢者は、体温が低下しやすくなっているので、低体温症のみならず、免疫力が低下し、感染症のリスクも高まる可能性があります。

そのため、寒さ対策をしっかりする必要があります。

ベッドフレームを使うと、敷布団よりも高さがあるため、底冷えを回避することができます。また、通気性が高くなりますので、快適な寝床内環境を保ちやすくなり、快眠にもつながるでしょう。

60代高齢者がマットレスを選ぶときのポイント

高齢者の睡眠に関わる悩みでもっとも多いのは、

反発力の高いマットレスを選ぼう!

高齢者のマットレス選びのポイントとしては、高い反発力を持っていることが欠かせません

高齢になるにつれて、筋力が低下するため、睡眠時に寝返りを打ちにくくなっていきます。寝返りが打ててないと、中途覚醒や寝起きのだるさに繋がってしまうでしょう。

寝返りが打ちやすいことは、61~56歳に向けた研究で、高齢者にとって睡眠改善に強く影響することがわかっています。

近年人気が高く、販売される種類の多い高反発ウレタンフォームを使用したマットレスがおすすめです。

ちょうど良い負担の少ない高さを選ぼう!

足腰が弱まっている高齢者は、なるべく膝に負担のかからないよう、ちょうど良い高さのマットレスを選びましょう。

低すぎたり高すぎたりすると、ひとりで横になるのも困難です。

座るときも立ち上がる時も、足腰に負担がかかりにくいのは、膝が90度になる高さです。ベッドも含めて、42cm前後の座面にすると、ちょうど良い高さになります。

柔らかすぎない硬さがベスト

「腰痛には硬めがいい」「硬めが好き」などの意見も多いですが、なるべく硬すぎず柔らかすぎない硬さを選ぶことをおすすめします。

硬すぎると、体に負担がかかりやすくなり、腰や肩・背中に痛みが生じやすくなります。一方、柔らかすぎると寝返りが打ちにくくなり、筋肉のコリや寝起き時のだるさにもつながるでしょう。さらに立ち上がりにくいというデメリットもあります。



表面層が柔らかめで、2層目がしっかり身体をサポートしてくれるような構造のマットレスがベストです。

介護不要or要介護で決める

健康で介護が不要な場合には、高反発タイプのマットレスを選びましょう。

筋力の低下、腰痛や肩こりなど身体的なトラブルを考慮し、それに合わせたマットレスを選ぶことが重要です。

また、介護が必要で、在宅介護をする場合は、電動タイプのベッドマットレスがおすすめです。

要介護の高齢者は、ベッド上で寝た切り生活です。腰痛や褥瘡予防のためにも、体圧が分散されやすいマットレスやを選びましょう。

60代高齢者におすすめのマットレス5選

おすすめのものが多いと逆に悩みますよね。こちらでは5つに厳選して、60代高齢者におすすめのマットレスを紹介していきます。

選んだ時にもっとも重視したのは「寝返りのしやすさ」と「適度な硬さ」です。ぜひ参考にしてみてください。



モットン


価格 39,800円
種類 高反発ウレタン
硬さ
厚さ 5cm
構造 1層構造

株式会社グリボーが販売するモットンは、シンプルな寝心地ながら、筋力の低下で寝返りしにくくなった高齢者にもピッタリ。腰痛肩こり持ちの方におすすめです。

発売開始から、累計10万枚販売していることから、その人気や評判の良さがうかがえるでしょう。医療従事者にも支持されています。

購入時に硬さを3つのタイプから選べるので、好みの寝心地を選べます。もし選んだ硬さが合わなくても、交換保証があるので安心です。また、100日間であれば使用後でも「合わなかった」といった理由で返品できる返品保証もついているので、選びやすいのも特徴です。

公式サイトで詳細を見る

マニフレックスモデル246



価格 40,480円
種類 高反発ウレタン
硬さ かたさ
厚さ 16cm
構造 1層構造

イタリアのメーカーマニフレックスが販売する「モデル246」は、同ブランドのスタンダードモデルです。

高密度で高反発の独自素材のエリオセルを使用し、ちょうどいい硬さを持ちながらも寝返りのサポートをしてくれます。側地にも詰め物として入っていて、ソフトなクッション性のある寝心地です。

12年の長期保証が付いているのもマニフレックスが人気の理由のひとつです。

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他おすすめ高反発マットレスはこちら

マニフレックス メッシュウイング

マニフレックス、メッシュウィング

価格 36,520円
種類 高反発ウレタン
硬さ
厚さ 11cm
構造 1層構造

マニフレックスから、三つ折りタイプのメッシュウイングもおすすめします。

メッシュウイングは軽量で扱いやすいため、陰干しするときやシーツカバーの付け替え時にも苦労をしなくて済みます。フローリングや畳にも使用できますが、ベッドフレームにももちろん使えます。モデル246と比べ、通気性が高く夏でも快適な睡眠環境を維持できるのもおすすめポイントです。

また、厚み11cmと、硬さ調整のために敷布団やトッパーを重ねて使うときも高さが出すぎないため安心です。

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他の三つ折りできるマットレスおすすめはこちら

メディテムマット

メディテムマット

価格 40,000円
種類 高反発ウレタン
硬さ 普通 やや硬め
厚さ 14cm
構造 2層構造

メディテムマットはもともと医療機関にのみ販売されていたマットレスですが、看護師など医療従事者に支持され、一般販売も開始しました。凹凸マットの「点」による寝心地で、体圧をしっかり分散。14cmのボリュームがあるので、横向きでも底付きを感じにくいです。

また、凹凸構造により、身体との接触面が減り、空気の通り道も多いため、通気性が高くムレを感じにくいのも大きな特徴です。100日間の返品保証もついているので、安心してお試し購入ができます。

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トゥルースリーパープレミアリッチ

トゥルースリーパー プレミアリッチ

価格 27,800円
種類 ウレタン
硬さ かたさ
厚さ 5cm
構造 2層構造

プレミアリッチは従来のトゥルースリーパーの低反発とは違い、高反発と低反発の2層構造のトッパーです。1層目でちょうど良い沈み込みとフィット感、2層目で寝返りをサポートします。

敷布団の上や、硬すぎるマットレスの上に敷くことで、寝返りのしやすさを維持しながらも、適度なやわらかさに調整できます。

体圧分散性も高いため、腰痛や肩の痛みの改善も期待できるでしょう。「もちもちした寝心地」も欲しいという、比較的健康的かつ活発的な高齢者におすすめです。

公式サイトで詳細を見る

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60代高齢者におすすめの電動ベッドマットレスメーカー2選

自宅で介護が必要な場合には、電動ベッドを使うことで、する側される側の両方の負担が軽減されます。

60代高齢者におすすめの電動ベッドマットレスのメーカーを2つ紹介していきます。

ニトリ

ニトリでは、約4万円から手軽に購入できる電動ベッドを販売しています。

ポケットコイルを採用しているものもあるので、寝心地の良さにもこだわった商品がそろってます。

ただ、そこそこの品質で比較的低価格で手に入るメリットはありますが、耐久性に不安が残ります。それでも初めて電動ベッドを購入される場合には、お試し感覚で購入してみると良いでしょう。2~3年ならニトリでも十分満足できると思います。

ニトリのベッドを見る

パラマウントベッド

パラマウントベッドは、世界でも圧倒的なシェアを誇る、日本の介護ベッドメーカーです。

介護が広い意味を持つのに対し、身体的な行動の補助のことを「介助」といいます。介助には、以下のようなものがあります。

  • 起き上がりの介助
  • 立ち上がりの介助
  • 寝返りの介助
  • 移乗の介助
  • 着替えの介助
  • 食事の介助
  • 排泄の介助

上記それぞれの介助には、それぞれに合った機能性が電動ベッドには求められます。

例えば、起き上がりの介助には、背上げ機能があると起き上がりやすくなります。移乗の介助では、車椅子に乗り移る必要があるため、高さ調整機能のある電動ベッドがあるとスムーズに移乗できるでしょう。

介護される高齢者側のことはもちろん重視すべきですが、介護する側に負担がかからないベッド選びが重要です。

パラマウントベッドは、どの介助にも適した機能を持つ電動ベッドを販売しているため、介護される側だけでなく、介護する側の負担も減らしてくれるのです

自宅で介護する場合は、パラマウントベッドのような、質が良く安心できるブランドを選び、環境を整えてあげることがたいせつです。

パラマウントベッドを見る

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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