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マットレスの理想的な硬さは?自分にピッタリ合う硬さの選び方

マットレスの硬さ選びは1番迷う人が多いといっても過言ではありません。寝心地に直結するため慎重に選ぶ項目のひとつです。今使ってるマットレスの硬さが合わない、次に買うマットレスの硬さはどれが良いかわからない人はぜひこのページを参考にしてみてください。

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【重要】マットレスの硬さが適切でないと起こること

マットレスの硬さが適切でないと身体の歪み、腰痛や肩コリ、睡眠不足などの悪影響が起こる可能性があります。具体的に、硬さ次第でどんな影響があるのか、パターン別にみてみましょう。

柔らかすぎるマットレス

柔らかすぎるマットレスの改善方法

柔らかすぎるマットレスは過度な腰の沈み込みが発生します。過度な腰の沈み込みによって、寝姿勢が崩れ体が歪んでしまい、背中や腰への負担が大きくなってしまいます。また、寝返りが打ちにくくなってしまうため、寝返りの回数が減り、体の同じ箇所を圧迫し続けやすくなります。その結果、血行不良による身体のコリやだるさに繋がります。

硬すぎるマットレス

硬すぎるマットレスの改善方法

硬すぎるマットレスの場合は、クッション性に欠けるので腰や肩など身体の凹凸部分に圧力がかかりやすくなります。また、寝返りはしやすいですがそもそも体への圧迫感が強いため、血行不良が起きやすくなり血行不良による身体のコリやだるさを引き起こしてしまう可能性があります。硬すぎると寝心地も悪くなりがち。睡眠不足にも繋がりやすいです。

マットレスの適切な硬さとは

マットレスの適切な硬さをひとことで言うなら、「寝姿勢が整っていて体への圧迫感が極限に少ない状態を維持できる硬さ」です。"言うは易く"ですが、問題は人それぞれの感覚で変わること。各個人の感覚で決める必要があるので、適切な硬さ選びは困難を極めているわけですね。

ここでは適切な硬さを見極めるポイントを紹介します。「硬さ」に関わる評価項目は以下の2つです。

硬さに関わる評価項目

  • 体の当たりの柔らかさ(体圧分散性)
  • 跳ね返りの強さ(弾力性・反発性)

簡単にいえば上記2つの項目が両立しているマットレスが適切な硬さであることがいえます。それぞれどんなものなのか解説します。

体の当たりの柔らかさ(体圧分散性)

マットレスには体圧分散という役割があります。あお向け時、体圧がかかる部位は主に頭・肩・腰・脚の4か所です。比率でいうと腰部分が約44%と、もっとも圧力がかかる部位となります。

体の一部への圧迫感を減らすためにはある程度の柔らかさ、つまり体圧分散性が必要です。体の当たりの柔らかさは体圧分散性の良し悪しを大きく左右します。

高反発マットレスより低反発マットレスの方が体圧分散性が高いのは聞いたことがあるでしょうか。

  • 硬い寝心地:体圧分散性は低め
  • 柔らかい寝心地:体圧分散性は高め

限度はありますが、基本的な考えとしては硬ければ硬いほど体圧分散性が低くなり、柔らかければ柔らかいほど体圧分散性が高くなります。体圧分散性が低いと腰痛や肩こりなどのリスクは高まる傾向です。

跳ね返りの強さ(弾力性・反発性)

跳ね返りの強さは主に寝返りをサポートするために必要です。いわゆる「弾力性」や「反発性」といわれるものです。

反発性が低いと、体が沈みすぎてしまったり、寝返りのときに余計な力が必要だったりして、寝姿勢の崩れや睡眠を妨げ体のだるさが残ってしまう原因となります。

どのくらいの体圧分散性と反発力が必要なのか

体圧分散性や反発力は人それぞれ体型や体重、筋肉量、骨格、腰痛や肩コリといった症状などによって必要な度合いが変わります。

さまざまな要素が合わさって変わるので、これといった回答はむずかしくなっているのが現実。

一般的にいわれる基本の考え方は、「体重・筋肉量が重ければ重いほど硬め」「体重・筋肉量が低ければ柔らかめ」です。この考え方を基本にし、骨格の凹凸具合・腰の痛みの有無によって硬めか柔らかめなのかを調整していくのが良いでしょう。

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「高反発は硬い」はまちがい!マットレスの反発力と硬さの関係性

一般的に「高反発マットレスは硬いモノ」という認識が広まっています。しかし、これは半分正解で半分まちがっている認識です。

極論、反発力と硬さは違う概念の指標です。ですから、反発力が高ければより硬くなるとはなりません。

ただ反発力が高いマットレスで横になると下からグッと強い力で押されることになるので、押された身体は「硬い」と認識しやすくなります。身体が硬いと認識する要素のひとつに反発力があるから、先ほどの「半分正解で半分まちがっている」といった言い方になります。

硬さは150N・180Nといったように「N(ニュートン)」で表されています。は以下の表を参照するとと自分に適切な硬さがイメージしやすいと思います。

ニュートン マットレスの硬さ

ニュートンや硬さ早見表

マットレスの素材による硬さの違い

マットレスの素材によって硬さが変わります。ここでは素材の種類と特徴を簡単に解説しています。

ノンコイルタイプ

ノンコイルタイプには、ポリウレタンを発泡させてつくられた素材を使ったウレタンマットレス、樹脂に特殊な加工を施してつくられたファイバーマットレス、天然のゴムを使用してつくられたラテックスがあります。

高低反発ウレタン・高弾性ウレタン

反発弾性率 反発力 マットレス

高反発ウレタンは反発力が高いマットレスです。比較的硬めの寝心地でつくられることが多いです。反発力を示す反発弾性率でいうと15~50%となってます。一方、低反発ウレタンはフィット感が高く柔らかめの寝心地になりやすく、反発弾性率は15%以下のものを指します。

ほとんどのウレタンマットレスは高反発か低反発のどちらかに分かれます。

また、さらに高い弾力を持つマットレスは高弾性ウレタンに分類され、高反発ウレタンと低反発ウレタンの両方の特性を持ち合わせた寝心地となり、より上質となります。この高弾性ウレタンを使用したマットレスは少なく、あまり出回っていません。

ファイバー(樹脂)

高反発ファイバー

ファイバーマットレスは比較的硬めの寝心地になりやすい素材です。ファイバータイプのマットレスは比較的新しいタイプ。樹脂を網目状に加工してつくられています。高価な素材ですので、エアウィーヴやブレインスリープのように最低でも数万円を超えるマットレスとなります。通気性がよく丸洗い可能なメリットがありますが、耐久性が他素材と比べて低い傾向です。

>>ファイバーマットレスを探す

ラテックス

ラテックスは天然ゴムを使用したものと、比較的安価な人口ゴムを使用したものがあります。弾力性や耐久性に優れており、高弾性マットレスの反発力を持ちますので寝返りがしやすく長く使えます。また、適度な柔らかさも併せ持つため体圧分散効率も高く、全体バランスが良い寝心地となりやすいです。そのかわり、値段が高いマットレスになってしまうデメリットがあります。

>>ラテックスマットレスの欠点

スプリングコイルタイプ

スプリングコイルタイプには大きく2種類があります。

ポケットコイル

ポケットコイル素材

ポケットコイルマットレスはひとつひとつ不織布などに包まれたコイル、マットレスの土台として敷き詰められてつくられたマットレスです。コイルひとつひとつは独立しているので、「点」で支えられ、比較的柔らかめの寝心地となります。

ポケットコイルの硬さは密度やコイルの太さ(線径)、高さが関わっています。詳細はこちらの記事を参考にしてください。

>>ポケットコイルの選び方詳細

ボンネルコイル

ボンネルコイルマットレスは連結されたコイルが1つとなり土台がつくられたマットレスです。一点に力を入れたときに隣接するコイルも一緒に動くため、「面」で支えるタイプ。比較的硬めの寝心地となります。

また、不織布に包まれたポケットコイルに対し、ボンネルコイルは裸の状態で使われるので通気性が高くなるのも特徴のひとつです。

>>ボンネルコイルとポケットコイルの違い

マットレスの硬さを失敗しない選び方

マットレスの硬さ選びをなるべく失敗しないための選び方を紹介します。どんなマットレスを選ぶべきか見当もつかない場合の糸口として活用してみてください。

多層構造のマットレスを選ぼう!

エマハイブリッド

多層構造の例(エマハイブリッド)

体圧分散性と反発性のバランスが良くなるため、特に寝心地の良いマットレスを探している場合は多層構造を選びましょう。

多層構造のマットレスは高反発の層、低反発の層といったように、いくつかの硬さや素材を組み合わせて構成されたマットレスです。2層以上のことをいいます。

また、当然マットレス自体に厚みがなければ多層構造にはできません。

層が多ければ奥行きがあり極上の寝心地をつくりやすいため、おすすめは3層以上の構成です。折り畳みタイプのマットレスは15cm未満のものがほとんどなので2層構造が主体。1層のものよりは断然寝心地が良くなります

>>快眠マットレスを探す

硬さの変更ができるマットレスを選ぼう!

自分に合う硬さがいまいち想像つかない場合は硬さの変更ができるマットレスを選んでみてください。

中材を入れ替えるタイプ( IWONU)

硬さ変更できるものは、ウレタン素材を使ったマットレスに多いです。

ひっくり返すタイプ(コアラマットレス)

コンフォート層をひっくり返したり、中材のフォームを入れ替えることで硬さ調整できるタイプがあります。

返品保証が付いているマットレスを選ぼう!

マットレス お試し メリット

まずは試してみなければわからない」という人は返品保証付のマットレスを選ぶことをおすすめします。

返品保証は「自宅で実際に使ってからでも返品可能」なサービスです。近年のネット販売のメーカーはほとんどこの返品保証制度を採用しています。有名メーカーであるエアウィーヴや昭和西川のムアツもネット限定で返品保証制度を取り入れています。

>>返品保証付のマットレスおすすめ

マットレスの硬さが合わなかったときの寝心地改善に役立つおすすめアイテム

マットレスの硬さが合わなかったときはトッパーを使うと、簡単に寝心地を改善できます。トッパーはマットレスの上に敷いて使う厚さ5cm以下の寝具です。

トッパーのメリット

  • 比較的安価
  • マットレスの買い替えが必要ない
  • 上に敷くだけで手軽に改善できる

気になる人は当サイトがおすすめするトッパー9選も参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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