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マットレスにカビが生えたら捨てるべき?カビ取り方法と使える・使えない判断基準

マットレスにカビを見つけると、「これ、まだ使っていいの?」「捨てるしかない?」と不安になりますよね。

結論からいうと、表面にうっすら出た軽度のカビなら、自分で応急的に対処できる場合があります

ただし、黒いカビが広範囲に広がっている、内部まで湿っている、カビ臭さが取れない場合は、そのまま使い続けるのはおすすめできません。

マットレスは毎日長時間、顔や体の近くで使う寝具です。カビを放置すると、胞子を吸い込みやすくなり、アレルギーや喘息などの不調につながる可能性があります。

この記事では、マットレスのカビ取り方法、自分で落とせるケース・捨てたほうがいいケース、再発を防ぐ使い方までわかりやすく解説します。

この記事の結論

  • 表面に少し出たカビなら、消毒用エタノールで対処できる場合がある
  • 黒カビの色素は完全に消えないことがある
  • 内部までカビ臭い・広範囲に広がっている場合は処分も検討
  • 塩素系漂白剤は色落ち・素材劣化・刺激が強いため基本は慎重に
  • カビ取り後は、完全に乾かさないと再発しやすい

なお、カビを落としたあとに再発を防ぎたい方は、マットレスのカビ対策もあわせて確認しておくと安心です。

この記事の監修者

今真一 上級睡眠健康指導士 782号

今 真一

【上級睡眠指導士782号】
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。

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マットレスのカビはそのまま使ってもいい?

マットレスにカビが生えたまま使い続けるのは、基本的におすすめしません。

裏面や側面のカビであっても、寝ている間にカビの胞子を吸い込みやすくなる可能性があります。特に、アレルギー体質の人、喘息がある人、小さな子どもや高齢の方が使う寝具なら、早めに対処したいところです。

カビは「見えている部分だけ」の問題ではありません。

表面に黒い点が少しあるだけに見えても、湿気がこもっていた期間が長い場合、マットレス内部やベッドフレーム側にも広がっていることがあります。

まず確認したいポイント

  • カビの範囲は一部だけか、広範囲か
  • 表面だけか、内部まで湿っていそうか
  • カビ臭さが強く残っていないか
  • カバーを外せるタイプか
  • 洗濯表示・取扱説明書で薬剤使用が禁止されていないか

この時点で、カビが広範囲に広がっている、においが強い、何度乾かしても湿っぽい場合は、自分で無理に落とそうとせず、処分やクリーニング業者への相談も視野に入れたほうが安心です。

マットレスのカビが体に与える影響

マットレスのカビで気をつけたいのは、見た目の汚れだけではありません。

カビは湿気の多い環境で増えやすく、胞子が空気中に舞うことがあります。寝室は長時間過ごす場所なので、カビがある状態を放置すると、体に負担がかかる可能性があります。

カビで起こりやすい不調の例

  • くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状
  • 咳や喉の違和感
  • 喘息の悪化
  • 目や皮膚のかゆみ
  • カビ臭による寝苦しさ

もちろん、マットレスにカビがあるからといって、必ず病気になるわけではありません。

ただ、カビは喘息の再発・悪化やアレルギーの原因になるとされており、室内のカビを減らすことは大切です。

寝ているときに咳が出る、朝起きると鼻水が出る、寝室に入るとカビ臭いと感じる場合は、マットレスだけでなく寝室全体の湿気対策も見直したほうがよいでしょう。


今 真一 眠ハック 上級睡眠健康指導士

専門家コメント

上級睡眠健康指導士 今真一

マットレスのカビは、見た目以上に「寝室の湿気サイン」として考えたいです。マットレスだけ掃除しても、床・ベッドフレーム・壁際に湿気が残っていると再発しやすくなります。カビ取りと同時に、設置環境も見直しましょう。

自分でできるマットレスのカビ取り方法

マットレスのカビ取りは、まず消毒用エタノールでの応急処置から考えるのが現実的です。

ただし、マットレスの素材によっては水分や薬剤に弱いものがあります。作業前に、必ず洗濯表示や取扱説明書を確認してください。

また、カビ取り作業中は胞子や薬剤を吸い込まないよう、換気・マスク・手袋を使うと安心です。

軽度のカビなら消毒用エタノールで対処する

表面にうっすらカビが出ている程度なら、消毒用エタノールで対処できる場合があります。

エタノールは揮発しやすいため、マットレス内部に水分を残しにくいのがメリットです。一方で、黒カビの色素を漂白する力はないため、カビ自体に対処できても黒い跡が残ることがあります。

メリット 注意点
  • 手軽に使いやすい
  • 揮発しやすく乾きやすい
  • 軽度のカビに使いやすい
  • 黒い色素は残ることがある
  • 広範囲のカビには向かない
  • 火気の近くでは使わない

消毒用エタノールでのカビ取り手順

  1. 窓を開けて換気する
  2. マスク・手袋をつける
  3. 乾いた布やティッシュで、カビ部分をこすらず軽く押さえる
  4. 布に消毒用エタノールを含ませる
  5. カビ部分を叩くように拭く
  6. 必要に応じて、エタノールを少量吹きかける
  7. 乾いた布で水分を取る
  8. 風通しの良い場所で完全に乾かす

最初から勢いよくスプレーすると、カビの胞子が舞いやすくなります。まずは布やティッシュに含ませて、押さえるように作業するのがおすすめです。

黒い跡には酸素系漂白剤を検討する

黒カビの跡が気になる場合は、酸素系漂白剤を検討する方法もあります。

ただし、マットレス本体は水洗いできないものが多いため、使いすぎは禁物です。薬剤や水分が内部に残ると、かえってカビの再発につながることがあります。

使う場合は、カバーを外せるタイプならカバー側だけに使う、マットレス本体にはできるだけ水分を含ませない、という考え方が無難です。

酸素系漂白剤を使うときの注意点

  • 洗濯表示を必ず確認する
  • マットレス本体に水分をしみ込ませすぎない
  • 使用後は成分が残らないように拭き取る
  • 作業後は完全に乾かす
  • ウレタン素材は水分に弱いものが多いため慎重に行う

塩素系漂白剤は基本的におすすめしにくい

カビ取りというと、カビキラーやハイターのような塩素系漂白剤を思い浮かべる人も多いと思います。

ただ、マットレスには基本的におすすめしにくいです。

理由は、色落ち・素材の傷み・におい残り・肌への刺激が起こりやすいからです。特に布製品やウレタン素材のマットレスでは、薬剤が内部に残るリスクもあります。

また、塩素系漂白剤は酸性タイプの洗剤などと混ざると、有害なガスが発生する危険があります。

塩素系漂白剤で注意したいこと

  • 酸性洗剤・酢・クエン酸などと混ぜない
  • ほかの洗剤と同時に使わない
  • 換気を必ずする
  • 手袋・マスク・必要に応じてゴーグルを使う
  • 布製品や色柄物には使わない

白いカバー部分に限って使えるケースはありますが、マットレス本体へ直接使うのは避けたほうが無難です。

マットレスのカビ取りでやってはいけないこと

マットレスのカビ取りでは、間違った方法を選ぶと、カビを広げたり、マットレスを傷めたりすることがあります。

掃除機で吸い取る

カビを掃除機で吸うのはおすすめできません。

吸い込んだカビの胞子が排気から出て、部屋中に広がる可能性があります。表面のカビは、まず乾いた布やティッシュで押さえるように処理しましょう。

水拭きだけで済ませる

水拭きだけでは、カビの色素を広げたり、マットレスに水分を残したりする原因になります。

湿気が残ると再発しやすくなるため、水分を使う場合は最小限にし、最後はしっかり乾かすことが大切です。

天日干しだけで終わらせる

天日干しは湿気対策には役立ちますが、カビ取りそのものとしては不十分です。

カビが見えている場合は、先にエタノールなどで処理し、その後に乾燥させる流れが現実的です。

カビが取れないマットレスは捨てるべき?判断基準

マットレスにカビが生えたからといって、すぐに捨てる必要はありません。

ただし、次のような状態なら、処分を検討したほうがよいです。

処分を検討したいケース

  • 黒カビが広範囲に広がっている
  • カビ臭さが取れない
  • 内部まで湿っている感じがある
  • 何度もカビが再発している
  • 購入から5年以上経っていて、へたりも気になる
  • 小さな子どもや喘息・アレルギー体質の人が使う

特に、カビ臭さが取れない場合は、表面だけでなく内部に湿気やカビが残っている可能性があります。

マットレスは厚みがあるため、家庭で内部まで完全に洗浄・乾燥させるのは難しいです。長く使っていてへたりも出ているなら、無理にカビ取りへお金や手間をかけるより、買い替えたほうが安心なケースもあります。


今 真一 眠ハック 上級睡眠健康指導士

専門家コメント

上級睡眠健康指導士 今真一

「まだ使えるか」だけでなく、「安心して毎日寝られるか」で判断するのがおすすめです。カビ臭さが残るマットレスは、寝室に入るたび不快感も出やすいので、衛生面と睡眠環境の両方から考えましょう。

プロのクリーニング業者に相談するのもあり

自分でカビ取りするのが不安な場合や、高価なマットレスをすぐに捨てたくない場合は、マットレスクリーニング業者に相談するのもひとつの方法です。

業者によって対応範囲は違いますが、専用の機材や洗浄方法で、表面の汚れ・汗・皮脂・ダニ・カビなどに対応してくれる場合があります。

費用はサイズや作業内容によって変わりますが、目安としては1万円台〜2万円台ほど見ておくとよいでしょう。

業者相談が向いているケース

  • 高価なマットレスで、すぐに捨てたくない
  • 自分で薬剤を使うのが不安
  • カビ以外の汚れやニオイも気になる
  • 赤ちゃんや子どもが使う寝具で衛生面が気になる

ただし、内部までカビが深く入り込んでいる場合、業者でも完全に元通りにできるとは限りません。見積もり時に、カビの範囲や対応可能かを確認しておくと安心です。

マットレスのカビを防ぐ方法

カビ取りをしても、湿気がこもる環境のままだと再発します。マットレスのカビ対策で大事なのは、湿気をためないことです。

床に直置きしない

マットレスを床に直置きすると、床との間に湿気がたまりやすくなります。

できればベッドフレームやすのこを使い、下に空気の通り道をつくるのがおすすめです。どうしても直置きする場合は、毎日立てかける、除湿シートを併用する、敷きっぱなしにしないなどの対策をしましょう。

床に直置きしやすいマットレスはこちらでも、直置き時の選び方を詳しくまとめています。

直置きをやめたい場合は、すのこベッドを使うのもひとつの方法です。すのこベッドはマットレス下に空気の通り道をつくりやすく、湿気対策と相性が良い寝具です。詳しくはすのこベッドのメリット・デメリットをご覧ください。

定期的に立てかけて乾かす

マットレスは、寝ている間に汗や湿気を吸っています。

週に1回程度は壁に立てかけ、風を通して乾かしましょう。梅雨時期や冬の結露が多い時期は、頻度を増やすと安心です。

除湿シートやすのこを使う

床置きや湿気がこもりやすい部屋では、除湿シートやすのこを併用するとカビ対策になります。

ただし、除湿シートも敷きっぱなしでは湿気をため込むことがあります。定期的に干す、吸湿サインを確認するなど、メンテナンスも忘れないようにしましょう。

 

シーツや敷きパッドをこまめに洗う

汗や皮脂汚れがたまると、カビやニオイの原因になります。

シーツや敷きパッドは週1回を目安に洗濯し、寝具まわりを清潔に保ちましょう。

床に直置きしている場合は、マットレス下に湿気がこもりやすくなります。具体的な対策は、マットレス直置きでもできるカビ対策で詳しくまとめています。

カビが生えにくいマットレスの選び方

マットレスのカビが心配な人は、買い替え時に通気性や扱いやすさも見ておくと安心です。

カビ対策で見たいポイント

  • 通気性のよい構造か
  • 立てかけやすい重さか
  • カバーを外して洗えるか
  • 床置き前提なら湿気対策しやすいか
  • 長く使うならベッドフレームと合わせやすいか

通気性だけで選ぶなら、ポケットコイルやファイバー系のマットレスは候補に入りやすいです。

一方で、ウレタンマットレスは寝心地の選択肢が多い反面、湿気対策はしっかり考える必要があります。ウレタンを選ぶなら、立てかけやすさやカバーの洗いやすさも見ておきたいですね。

マットレスのカビ取りに関するよくある質問

マットレスのカビはエタノールで完全に落ちますか?
軽度のカビなら対処できる場合があります。ただし、黒い色素は残ることがあり、内部まで広がったカビを完全に除去するのは難しいです。
カビキラーやハイターを使ってもいいですか?
マットレス本体には基本的におすすめしにくいです。色落ち・素材の傷み・におい残り・肌への刺激が起こりやすいため、使う場合は洗濯表示や取扱説明書を必ず確認しましょう。
カビの黒い跡だけ残った場合は使えますか?
カビ臭さがなく、しっかり乾燥できているなら使える場合もあります。ただし、見た目や衛生面が気になる場合は、カバー交換や買い替えも検討しましょう。
マットレスのカビ臭さが取れません。どうすればいいですか?
カビ臭さが残る場合、内部に湿気やカビが残っている可能性があります。自分で無理に使い続けず、クリーニング業者への相談や処分を検討したほうが安心です。
マットレスを直置きするとカビが生えやすいですか?
はい。床との間に湿気がこもりやすいため、カビが生えやすくなります。直置きする場合は、毎日立てかける、除湿シートを使う、定期的に換気するなどの対策が必要です。

まとめ|軽度なら対処、広範囲なら無理せず処分も検討

マットレスのカビは、軽度であれば消毒用エタノールなどで応急的に対処できる場合があります。

ただし、黒カビが広範囲に広がっている、内部まで湿っている、カビ臭さが取れない場合は、そのまま使い続けるのはおすすめできません。

マットレスのカビ対策まとめ

  • 軽度のカビは消毒用エタノールで応急処置
  • 黒い跡は残ることがある
  • 塩素系漂白剤は素材への影響が大きく慎重に
  • カビ臭さが残るなら処分や業者相談も検討
  • 再発防止には、直置き回避・換気・除湿が大事

マットレスは毎日体を預ける寝具です。

「まだ使えるか」だけでなく、「安心して眠れる状態か」まで含めて判断してみてください。

カビが何度も再発する場合は、マットレスそのものだけでなく、寝室の湿気・床との接地・ベッドフレームの通気性も一緒に見直すことが大切です。

睡眠健康指導士が監修!

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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