「夫婦は同じベッドや寝室で寝るべき」といった考えを持っている人も少なくないでしょう。
しかし実際のところは夫婦で同一ベッドで寝ている人の割合は約3人に1人です。それは各々の睡眠の質を邪魔しないためにどうすべきか考えた結果ともいえます。
この記事でわかること
- 世の夫婦の睡眠事情
- 同一ベッド使用時に満足度の高いマットレスサイズ
- マットレス事情別パートナーへの不満
この記事では実際に夫婦で一緒に寝る人の割合や、使用しているベッドマットレスサイズやパートナーへの不満を調査しました。実例を見ながら、これからマットレスを購入する予定の夫婦やカップルに参考になる内容です。
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夫婦の睡眠事情アンケート概要
アンケート概要
- 有効回答者数:800人
- 調査期間:2023年1月17日~1月22日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:20歳以上60歳未満の既婚男女
- 男女比:男性243人,女性557人
- 調査機関:眠ハック(Actlever)
回答していただいた年齢層の内訳は20代が142人、30代が387人、40代が197人、50代が62人、60代が12人と、30~40代で過半数を占める割合となっています。
夫婦同一ベッドで寝ている割合は?
※こちらのアンケート結果が「上沼・高田のクギズケ!」の番組内で使用されました!
夫婦で同一ベッドで寝ている家庭の割合を調査するために、寝室事情3パターンについてアンケートを取りました。
「同一ベッドで寝ている」「ベッドを2台並べて寝ている」と回答した人が36.8%と同率でした。その2つの選択肢に比べやや少ないですが「別室で寝ている」と回答した人は26.5%という結果となりました。全体をみるとすべての選択肢が約3人に1人の割合で大きな偏りがないようです。
寝室が一緒の割合は約8割
別室で寝ている割合が26.5%で、同室で寝ている割合は73.5%となり、約7割程度の夫婦が同室で寝ていることがわかりました。
結婚年数を重ねるごとに離れて寝るようになる
次に結婚年数によって寝室事情はどう違うのかを調査してみました。
結婚年数別に見てみると、結婚1年目では「同一ベッド」、結婚5年目と10年目では「ベッドを2台並べている」結婚20年目と30年目では「別室で寝ている」と回答した方が最も多い結果でした。年数を重ねるごとに徐々に別々で寝ることへシフトしていくようです。
現状の寝室事情に決めた理由
現状の寝室事情に決めた理由を具体的に伺ったので、参考までにいくつかご紹介します。
お子様が生まれた、パートナーへの睡眠に関する不満など理由は様々ですが、結婚年数を重ねるごとに夫婦は離れて眠る傾向にあります。ベッドを2台併用や別室で眠る理由としては「相手のいびき」「寝返りのうちやすさ」「生活スタイル」「子供が生まれたことがきっかけ」などが多い印象でした。少数派としては、「主人が夜中に仕事の電話がくる」「ソファベッドで寝るのが好きだから」「仲が悪いから」といった声もありました。
夫婦同一ベッドで寝てる人の現状サイズに関する内容
夫婦同一ベッドで寝ていると回答した人へ、現状使用サイズや現状使用サイズへの不満を聞いてみました。
もっとも多い使用サイズはダブルサイズ
まず、同一ベッドで寝てる夫婦の現状使用サイズでもっとも多いのは「ダブルサイズ」です。続いて「セミダブルサイズ」「クイーンサイズ」、もっとも少ないのは「キングサイズ」という結果です。
現状サイズへの満足度は半数以上"満足”
同一ベッドで寝てる夫婦の現状使用サイズへの満足度は半数以上が満足しているという結果でした。一方「不満」「やや不満」と回答した人も半数近くいることから、全体で見ると不満を持ちながらも我慢している人多いことが伺えます。
セミダブルサイズは不満が多くなる恐れあり
サイズごとの満足度をまとめました。
一方、クイーンサイズやキングサイズでは不満が出る割合は少なく、満足する確率は高いといえます。
驚いたのはクイーンサイズで不満がある人が意外と多いことです。考えられるのは、お子様が生まれた場合です。親子3人並んで使用するとなると、クイーンサイズでは十分な広さとはいえません。親子3人で使用する、これからお子さんが生まれる予定の場合、不満を極力減らすためにもキングサイズの広さが必要であることがいえます。
睡眠に関するパートナーへの不満
現在の寝室事情においてパートナーへの不満があるかどうか尋ねました。
睡眠に関してパートナーに不満があると回答した人は全体の37.6%です。多いとも少ないとも言い切れませんが、それぞれの家庭で睡眠に関しての工夫がおこなわれている割合は多いでしょう。
寝室事情別の不満有無
寝室事情別に不満の有無をまとめてみたところ、意外にベッド2台で寝ている夫婦が「不満あり」と回答した割合が高いことがわかりました。もっとも「不満あり」と回答した割合が低いのは別室で寝ている夫婦です。
一方、「同一ベッドで寝ている」夫婦の不満有無の割合がほぼ変わらないのは、結婚年数がまだ1年程度であることで不満がまだ溢れていないことも要因として考えられそうです。
不満は"いびき”が最も多い
先ほどの「寝室事情別の不満」について、睡眠に関わるパートナーへの具体的な不満を伺いました。
もっとも多かったのは「いびきがうるさい」の56.1%で回答数は171人でした。続いて「就寝・起床時間の違い」で15.8%、「寝相が悪い」が8.9%、「室温の調整が合わない」が6.9%という結果となりました。
物理的な振動よりもいびきなどによる音の方が睡眠阻害になりやすいとも考えられます。
夫婦同一ベッドで寝るならどのサイズがベスト?
夫婦が同一ベッドで寝るならキングサイズがベストなサイズです。
ダブルサイズやクイーンサイズだと子供が生まれたときに、やや狭く感じる人が多い印象です。
そのため新しく買い直すか我慢してそのまま使うことになるでしょう。子供を授かりたい場合には、はじめからキングサイズで余裕を持った広さを確保しておくことをおすすめします。
夫婦同一ベッドで一緒に寝るメリットとデメリット
夫婦同一ベッドで一緒に寝る場合のメリットとデメリットをまとめています。
メリット
メリット
- 相手のぬくもりを感じられる
- 安心感が生まれる
- 寝室が狭くても対応できる
- コストを抑えられる
夫婦同一ベッドで寝るメリットは相手のぬくもりが感じられることや安心感が生まれることが大きいです。マンション自体が狭くても対応できるので部屋数や部屋の広さの制限を受けることもありません。また、ベッドを2台購入する必要がないので、コストを抑えられるでしょう。
デメリット
デメリット
- 睡眠の質が低くなる可能性が高い
同一ベッドで寝る子とはメリットもありますが、お互いの睡眠における相性が悪ければすべて裏目に出てしまいます。その結果として一番怖いのは睡眠の質が低くなってしまうことでしょう。睡眠の質が低くなると日常生活に支障をきたすだけではありません。ストレスが溜まりやすくなることから日常の些細なことで喧嘩したり、夫婦仲にも悪影響が出てしまうといえます。
夫婦別々のベッド(別室)で寝るメリットとデメリット
夫婦が別々のベッドや別室で寝るメリットとデメリットをまとめています。
メリット
メリット
- 相手に気を遣わずに済む
- お互い好みのマットレスを使える
夫婦別々のベッドや寝室で寝る場合には、相手に対して気遣う必要がないメリットがあります。いくら夫婦でも睡眠時にはお互いの影響を受けやすい状態です。寝返りを打ったり、寝るとき起きるときに気を遣わずに済むのは大きなメリットでしょう。また、お互い別々のマットレスを使うので、好みの硬さを選べるのもうれしいポイントです。
デメリット
デメリット
- マットレス2台分のコストがかかる
- 部屋が広い、部屋数が多い必要がある
夫婦で別々に寝ることに、睡眠に関してほとんどデメリットは感じられませんが、コスト面でのデメリットがあるといえるでしょう。マットレスを2台購入することは、クイーンやキングサイズを購入するよりも平均1.5倍ほどのコストがかかります。また、セミダブルを2台使う場合は狭い部屋ではスペースが厳しくなるでしょう。他にもそもそも部屋数が多くなければ別室で眠ることはできないので、諸々コストがかかりやすいのがデメリットといえます。
クイーンやキングを置くときに必要な部屋の広さは何畳?
クイーンサイズやキングサイズはある程度部屋の畳数が必要です。部屋の広さによってはやむを得ずあきらめる場合もあるでしょう。無理やり狭い部屋に置こうとしても、スペースが狭すぎて生活に支障が出てしまいます。
ここで最低限必要な畳数を確認しましょう。
ベッドしか置かない:最低6畳必要
クイーンサイズやキングサイズyの場合、ベッドしか置かない場合は最低6畳あればだいじょうぶです。
6畳の寝室サイズは[横270cm×縦360cm]。一般的なキングサイズのベッドマットレスは横幅180cm程度です。単純に横100cm・縦180cmほどスペースが空くので、他の家具を置かない場合や寝るだけの部屋にするなら問題ないといえます。
ベッド以外の家具を置きたい:最低8畳必要
ベッド以外の家具を置きたい場合は最低でも8畳必要です。
例えば「43インチのテレビとテレビ台と棚を置きたい」とします。
※43インチのテレビ用のテレビボード:横幅約150cm、奥行き45cmの場合
※棚:幅120cm、奥行き40cm
キングサイズのベッドを置いた場合でも、掃除や移動、クローゼットの開け閉めが可能なくらいのスペースが空くので8畳もあれば十分好みの家具を置けます。
夫婦におすすめしたいマットレス
夫婦におすすめしたいマットレスを用途別に3つご紹介します。
同一ベッドで寝たい:IWONUマットレス
価格 | 77,000円 |
種類 | 高反発ウレタン |
サイズ | S/SD/D/Q |
硬さ | ▼ソフト面(120N) ▼ハード面(180N) |
重さ | 17㎏ |
厚さ | 22㎝ |
耐久年数 | 約10年 |
保証 | 製品保証10年 返品保証120日間 |
IWONUマットレスはダブルサイズ以上で左右別々の硬さにカスタマイズできるため、同じベッドでありながらもそれぞれの好みの硬さに変えられます。また、6分割されていることで1枚物のマットレスよりも振動が伝わりにくくなっています。どうしても同一ベッドで寝たいけど、睡眠の質も確保したいという人におすすめです。
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2台並べて寝たい:快眠タイムズ
価格 | 50,000円 |
種類 | 高反発ウレタン |
サイズ | S/SD/D/Q |
硬さ | 1層目:40N 2層目:70N 3層目:140N |
重さ | 15.5㎏ |
厚さ | 20cm |
耐久年数 | 約10年 |
保証 | 製品保証5年 返品保証60日間 |
2台並べて使うときはコストが多くかかってしまうので、なるべく安く高品質でコスパの高い快眠タイムズマットレスをおすすめします。快眠タイムズはモチっとした感触で癒される寝心地ながら、寝返りしやすい弾力性をもっています。使用してるウレタン素材やカバー素材の質が高く、コスパ面だけでいえば最強です。
別室で寝たい:眠ハックおすすめマットレス
別室で寝たい場合は硬さや機能性などそれぞれが好みのマットレスを選べます。そのため用途別におすすめのマットレスを選んでいただければまちがいないでしょう。
また、眠ハック管理人である私が実際に体験し、独自の評価方法で作成したランキングも参考になると思います。どれも素晴らしい寝心地のマットレスなので、好みのマットレス選びでご活用ください。
まとめ
この記事のまとめ
- 同一ベッドで寝てる夫婦は約3人に1人いる
- 同一ベッドで寝る場合のベッドサイズはダブルが最多の約8割
- 出産予定があって同一ベッドで寝たいならキングサイズがおすすめ
- 結婚年数を重ねるごとに「別室で寝る」にシフトする傾向
- 睡眠の質を上げたいなら2台別々か別室がおすすめ
- クイーンやキングサイズを置くなら6畳の広さが必要
夫婦で同一ベッドで寝る場合には最低でもダブルサイズ、予算や部屋の広さに余裕があればキングサイズを選ぶと良いでしょう。また、結婚1年目と10年20年目では家庭の事情も大きく変わります。なるべく将来のことも考えてどういったスタイルで寝ると効率が良いのかを考えてみることで、あとから悩む必要性もなくなると思います。
この記事が夫婦のマットレス選びの参考になれば幸いです。
結婚1年目
20代女性