西川エアー01のハードをレビュー｜ベーシックとどっちがおすすめ？

老舗で有名な寝具店「西川」の西川エアー01をレビューしています。

硬さはベーシックとハードの2種類がありますが、今回はハードを選んで実際に体験してみました。感想を簡単にお伝えすると、西川エアー01ハードは想像よりも柔らかく、そして薄いマットレス。トッパーとして使うならまだしも1枚だと横向きのときに頼りないなという印象でした。

この記事では、西川エアー01ハードのメリット・デメリット、また、どんな人におすすめなのかをまとめています。安い買い物ではないので、購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

西川エアー01の特徴-他モデルとの違いも解説！

西川エアー01はプロ野球選手が広告塔となっているいわずと知れたマットレスです。美しい凹凸プロファイルカット「特殊立体波形凹凸構造」による高い体圧分散性が備わっているのが大きな特徴。特殊なカット方法により高い通気性も確保されています。

以下では、人気の特徴を3つに分けて紹介していきます。

特徴１：1,200個の点による波形凹凸構造

西川エアー01といえば、もっとも特徴的なのがシングルサイズで1,200個もある凹凸でしょう。この表面の凹凸構造により、高い体圧分散性をもった寝心地が実現しています。

筆者

複数の「点」は、ポケットコイルマットレスと同じような体圧分散性の高い寝心地をつくります。

特徴２：クロスホールによる高い通気性

西川エアー01のウレタンフォームのには、クロスホールという「X」形状の上下に貫通した通気孔がシングルサイズで36個あります。睡眠中の動きでポンプのように内部の空気が抜けるため、熱がこもりにくい通気性をもっています。また、凹凸構造であることも熱がこもりやすい要素です。体と接する面が小さいため蒸れを感じにくくなっています。

特徴３：軽くて取り扱いやすい設計

西川エアー01は、重さがシングルサイズで約6.7Kgです。一般的な敷布団とほぼ同じくらいの軽さなので、取り扱いやすい設計となってます。クローゼットにしまうのも、部屋の隅に片付けるのも簡単です。

西川エアー01と他モデルとの違いは？

西川エアー01は、7種類あるエアーシリーズの中でもっともスタンダードなタイプです。そのため初めて西川エアーを購入する方には一番選ばれているモデルとなります。

また、西川エアー01SEは西川エアー01に抗菌性を持たせたモデルで、価格や寝心地などは同じです。エアー03は凹凸の数は同じ1,200個で、中間層の安定感を増したモデル。エアーSIは凹凸の数が1,800個とシリーズ最多。エアーSXは「ハイバウンドレイヤー」という技術が使われており、より反発性を高めて寝返りがしやすくなったモデルです。

西川エアー01 ハードの評価は？

西川エアー01 ハードをレビュー！

正直いうと、西川エアー01は値段の割には寝心地が良いというものではありませんでした。ただ、今回購入した8cmはトッパーとして使うなら快適な寝心地に改善できると思います。1枚だけで使用するなら14cmの厚みがある「ベッドマットレス」を購入するのがおすすめです。

それでは西川エアー01(8cm)の寝心地などを紹介していきます。

コンパクトな圧縮梱包で届く

西川エアー01は圧縮梱包で届きます。数年前前では圧縮技術がなく、そのままのサイズで配送されていましたが、配送コストを抑えられたり倉庫で保管するのもスペースが確保できるメリットなどから西川も導入したのでしょう。

伸縮性のある薄目で通気性ばつぐんのカバー

通気性の良さはカバーの素材や仕様にも左右されます。

西川エアー01のカバーは、ところどころメッシュ素材になっており、内部の空気が外に逃げやすくなる工夫がされています。

また、伸縮性が高く、寝返りなどの動きに合わせてくれるので、快眠の邪魔をしないこだわりが強く見られます。

生地自体は薄めですが、チープな印象はなく耐久性もありそうです。

きれいな加工で品質の良さが伝わる

西川エアーといえば凹凸プロファイルカットのウレタンフォーム。カバーを外して内部のウレタンフォームをみてみると、その美しさに圧巻します。

西川エアー独特の光景が広がりますね。「さすが西川」と感じる品質の良さがうかがえます。

品質が悪いマットレスだと、ウレタンフォームの端っこが崩れていたり綺麗なエッジができていなかったり、見た目でわかるくらいの違いがあります。加工技術が高いからといってウレタン自体の品質が高いとは限りませんが、商品として完璧な形で世に出すという気概が見られる点に好印象です。

「ハード」を選んだがあまり硬くない

硬さは人によって感じた方が違うのであくまでも参考程度となりますが、印象としては「柔らかめ？」という感想を持ちました。

一般ユーザーの口コミをみても「硬め好きはやめた方がいい」とあります。私の意見も同様で、硬いマットレスを好む方、グッと支えるサポート力がある寝心地が好きな方にはすすめません。

あお向け・横向きで寝てみた感想

8cmの西川アー01は、あお向けは快適でしたが、横向きだと床やベッドの硬さを感じやすいので注意が必要です。

あお向けでは体への負荷が均等に分散されているような心地よさを感じます。

凹凸ひとつひとつを感じることはなく、違和感もありません。少し柔らかい気もしますが、特に腰が沈むような印象はありませんでした。

横向きだと、一番負荷がかかりやすい肩と腰にベッドの硬さを感じられ、いわゆる「床付き」を感じました。

ただじっとしている分にはベッドまで沈み切ることはありません。端っこで横向きになった様子をみても、ベッドまで沈んでいるようには見えませんが、寝返りなどで動いたときに硬さを感じます。

うつ伏せは快適

体重が重ためだったり、肩幅、腰幅が広めな方は14cmの厚みのあるベッドマットレスタイプを選ぶと、より快適でしょう。もちろん、トッパーとして使うなら8cmのタイプでも満足する可能性があります。

折りたたむときはマジックテープで留める

西川エアーシリーズは薄めのタイプだと丸めてコンパクトに収納可能です。

折り目がないので、一般的な折りたたみマットレスをイメージしているなら求めているものと違う可能性があります。

ただ、折り目がないことは耐久性UPや寝心地の良さにも寄与しています。それをメリットと感じる場合は西川エアー01で満足するはずです。

筆者

眠ハックで紹介している、折り目をほぼ感じない折り畳みマットレス「ソムレスタ ゼロギャップ」もおすすめです。

自立はしない

西川エアー01は自立しません。

陰干しや立てて置いておきたい時などは不便に感じる可能性があります。日々どのような扱いをするのかも想定しながら選んでみてください。

西川エアー01の口コミ・評判

私以外で体験したユーザーの口コミや評判も参考にしてみてください。良い口コミ、悪い口コミで分けて紹介しています。

Amazonで評価をみると、星4.4と高評価を得ていました。ほとんどが良い口コミでしたが、一方で悪い口コミもあるため両方しっかりチェックしておきましょう。

良い口コミ

良い口コミには、「腰痛が改善された」という内容が多かったです。8cmと薄いながらも、適度な硬さで体への負担を軽減してくれると大変評価が高くなってます。他にも、「ぐっすり眠れる」「暑い夏でもよく眠れる」といった声もあります。

具体的な口コミは以下で紹介していきます。

10日前にすべり症でちょっとひねったら腰痛になり口コミを見て買ってみました。ベッドに固めのマットレスに敷布団だった敷布団をやめてAIRへ、3日目に腰痛がなくなっていてビックリ! そういえば、使用する前は夜中毎日トイレに起きていたけど、使用後1度も起きることなく、朝までぐっすり眠れています。

引用元：Amazon

西川のAirの購入は２度目になりますが、前よりもポイント（凸）部が少し固くなり、体のあらゆる箇所を支えてくれます。試しに昼寝で仰向けに寝ると、１時間でかなりの疲れが取れ元気が復活します。

引用元：Amazon

家族で、5年前に購入して使用しています。50代男性です。確かに5万円は安くありませんが、1日の1/4～1/3を寝ています。おかげで、一切腰痛がなくなり、疲れも取れてぐっすり眠れます。

引用元：Amazon

小さな凹凸が気になるかも？と思ったのですが、全く気にならずこの暑い夏でもよく眠れています。

引用元：Amazon

なかなかいい！ムレないきがする。柔らかめで女性向きかも。

引用元：Amazon

悪い口コミ

一方で悪い口コミには、「想像よりも柔らかかった」という内容が多い印象でした。硬めのマットレスを使用していた方にとって、また、硬めのマットレスを求めて購入した方にとっては期待外れの硬さだったようです。

ヘタリの早さについてコメントしている方もいました。約10か月ほどでへたったとありますが、1件だけだったので不良品に当たってしまった可能性も考えられます。西川エアー01は、平均寿命が3～5年ほどとされています。

具体的な口コミは以下で紹介していきます。

以前、分厚いほうのハードタイプを買ってとても良かったので、今回も期待して買ったのですが、ニュートンが違いました。
こっちは薄いから、柔らかいんですねー皆さん、気をつけてください！こちらのハードタイプは期待したほどの硬さはなかったです！！

引用元：Amazon

これの下に以前使用していた安いマットを敷いている。背中が楽になった。

引用元：Amazon

4万出す価値あるのか？という感じです。デザインは良いのですが。

引用元：Amazon

使用10ヶ月を過ぎたあたりから就寝中に腰の痛みが発生するようになりました。小生の見立てでは臀部をサポートするエリアのヘタリが原因だと思います。見た目は変わり無いのですが、明らかに他のエリアに比べ強度が落ちていました。この早いヘタリ発生は個体差なのか？メーカー保証対象になるのか？

引用元：Amazon

私には柔らかすぎたようで寝起き背中が痛み、腕に軽く痺れが出るようになり使用をやめました。柔らかいゆえ背中がまるまって寝てしまうようで、固いマットレスを使っていた私には合わなかったようです。

引用元：Amazon

西川エアー01がおすすめな人は？

私自身が体験した感想や口コミ評判から、西川エアー01がおすすめできそうな人をまとめてみました。購入の参考にしてください。

西川エアー01を購入するならAmazonがおすすめ！その理由とは

西川エアー01の購入はAmazonがおすすめです。その理由は、30日間のお試し保証が利用できるから。30日間のお試し保証は、公式サイトなど他販売サイト、また、実店舗では取り扱っておらずAmazon限定です。

安い買い物ではないので、「体に合わなかった」と後悔しないようにAmazonを利用しましょう。

Amazonで確認する

なお、西川オンラインストア(公式サイト)では、14日間5,500円からレンタルできるプランがあります。購入を前提としないならレンタルを利用するのもひとつの手です。

西川エアー01と比較したいマットレス

西川エアー01と同じような以下の特徴を持ったマットレスと比較していきます。

項目	西川エアー01ハード	モットン	グングネル	GOKUMIN プレミアムグラン
商品画像
価格(税込) ※シングルサイズ	49,500円	39,800円	33,000円	約17,000円
タイプ	ウレタンフォーム	ウレタンフォーム	ウレタンフォーム	ウレタンフォーム
硬さ	普通	普通～硬め	やや硬め	普通～硬め
サイズ	S/SD/D	S/SD/D	S/SD/D	セミシングル
厚さ	8cm	10cm	10cm	10cm
重さ ※シングルサイズ	約6.7Kg	約9Kg	約8Kg	約5.2Kg
保証	3年間 ※公式サイト限定	5年間 ※公式サイト限定	なし	1年間 ※公式サイト限定
お試し保証	あり	あり	あり	なし

すべて体験した筆者の感想でいうと、総合的におすすめなのはモットン、コスパを求めるならグングネル、安さ重視ならGOKUMIN、既存のマットレスの上に敷いて使うなら西川エアー01といったところです。

各マットレスのレビューや口コミまとめは以下からご覧ください！