サータのペディックシリーズは種類が多く、型番だけ見ても違いがわかりにくいですよね。
「30thアニバーサリーと61・62は何が違うの?」
「F1-PとF1-Nって結局どっちがいいの?」
「腰をしっかり支えてほしいけど、硬すぎるのは嫌」
このあたりで迷っている方は多いと思います。
そこでこの記事では、サータのペディックシリーズを迷っている人向けに整理して、どれを選べばいいかをわかりやすくまとめました。
先に結論をいうと、迷ったときは以下の考え方でかなり絞れます。
先に結論
サータのペディックシリーズはどんなシリーズ?
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ペディックシリーズは、サータのカタログ定番品より価格を抑えた販売店で置かれるカタログ外モデルとして見ると理解しやすいです。サータの中でもリーズナブルで、初めて選ぶ方にも人気のモデルとなってます。
ひとことでいうと、「サータらしいしっかりした作りをベースにしつつ、硬さや支え感、寝心地の方向性を選べるシリーズ」と考えるとわかりやすいです。
同じペディックでも、やさしくフィットする寝心地のものもあれば、腰まわりをしっかり支えやすいものもあります。さらに、30thアニバーサリーのように初めてでも選びやすいモデルもあれば、85グラフェンのように素材の個性を打ち出したモデルもあります。
サータの型番・用語の意味をまとめて解説|F1-P・F1-N・5.8・6.8・BOX-Tとは?
サータのペディックシリーズは、型番や用語が多くてわかりにくいですよね。
ここでは、よく出てくる表記の意味をまとめて整理します。
| 表記 | 意味の目安 |
|---|---|
| F1-P | 平行配列。比較的なめらかで、やややさしめの当たりを感じやすいタイプ。 |
| F1-N | 交互配列。比較的しっかりめで、安定感を感じやすいタイプ。 |
| 5.8 / 6.8 / 7.7 | 主にポケットコイルの高さの違い。数字が大きいほど、厚みや支え感の印象に差が出やすい。 |
| SOFT | やわらかめ寄りの寝心地。 |
| MID | 中間的でバランス重視の寝心地。 |
| HARD | しっかりめ・硬め寄りの寝心地。 |
| BOX-T / ボックストップ | 表面に厚みを持たせた仕様。見た目の高級感やクッション感が出やすい。 |
| ピローソフト | 表面にやわらかさを加えた仕様。寝た瞬間の当たりがやさしくなりやすい。 |
| DX | デラックスの意味で使われることが多く、標準モデルより仕様が強化されていることがある。 |
| 30thアニバーサリー | 記念モデル系の名称。※現在は後継の「65 MID」に切り替わっている |
| グラフェン | 素材名。寝心地や快適性の差別化ポイントとして使われることがある。 |
F1-PとF1-Nの違い
いちばん迷いやすいのが、F1-PとF1-N。
F1-PとF1-Nの違い
- F1-P:平行配列
→比較的なめらかで、やさしめの当たりを感じやすい - F1-N:交互配列
→比較的しっかりめで、安定感を感じやすい
ざっくりいうと、F1-Pはややなめらかでやさしめ、F1-Nはややしっかりめで安定感寄りと考えると選びやすくなります。
「少しやわらかめ寄りがいい」「当たりがきつすぎない方がいい」という人はF1-P寄り、「寝返りしやすさや支え感を重視したい」「柔らかすぎるのは苦手」という人はF1-N寄りで考えると選びやすくなります。
5.8や6.8は何の数字?
これは、主にポケットコイルの高さを示す表記として見ればOKです。
数字が大きくなるほど、マットレスの厚みや支え感の印象に違いが出やすいので、寝心地だけでなくベッドフレームとの相性も確認しておきたいポイントです。
上級睡眠健康指導士 今真一
「少しやわらかめ寄りがいい」「当たりがきつすぎない方がいい」という人はF1-P寄り、「寝返りしやすさや支え感を重視したい」「柔らかすぎるのは苦手」という人はF1-N寄りで考えると選びやすくなります。
SOFT・MID・HARDの違い
これは比較的わかりやすく、寝心地の方向性を示しています。
SOFT・MID・HARDの違い
- SOFT:やわらかめ寄り
- MID:中間でバランス型
- HARD:しっかりめ寄り
「柔らかすぎるのは苦手」「でも硬すぎるのも嫌」という人は、まずMIDから見ると候補を絞りやすいです。
上級睡眠健康指導士 今真一
BOX-Tやピローソフトとは?
どちらも表面の寝心地に関わる表記です。
BOX-T・ピローソフト
- BOX-T(ボックストップ)
→表面に厚みやクッション感を出しやすい仕様 - ピローソフト
→名前の通り寝た瞬間の当たりをやさしくしやすい仕様
つまり、同じ“しっかりめ”でも、表面の感触はかなり違うことがあるということです。
グラフェンって何?
グラフェンは素材名で、型番というより、寝心地や快適性の違いを打ち出すための特徴として見ればわかりやすいです。
上級睡眠健康指導士 今真一
ペディック系モデルの違いをざっくり整理するとこうなる
サータの「ペディック」は、公式カタログの主力シリーズ名というより、販売店で展開されているカタログ外モデル群として見るとわかりやすいです。
実際、ペディック系モデルには5.8インチ・6.8インチ・BOXトップなど複数のバリエーションがあり、カタログモデルより価格を抑えつつ、サータらしいしっかりした作りを選びやすい立ち位置になっています。
ただし、型番や表記が多いため、最初から細かい違いを追うと迷いやすいです。そこでまずは、寝心地の傾向と向いている人でざっくり整理すると、次のように分けて考えられます。
| モデル系統 | 寝心地の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 30thアニバーサリー系 | 比較的選びやすいバランス型 | 初めてのサータで失敗しにくい1枚を探している人 |
| 61・62 F1-P | ややなめらか、やさしめ寄り | しっかり感は欲しいが、硬すぎるのは避けたい人 |
| 61・62 F1-N | しっかりめ、安定感寄り | 腰まわりの支え感や寝返りしやすさを重視したい人 |
| 65 MID | 価格と支え感のバランスが良い | コスパも重視しながら選びたい人 |
| 68系・99ハード | より支え感が強め | 柔らかめが苦手で、しっかり支えられたい人 |
| 85グラフェン | 素材感や寝心地の個性が出やすい | 寝心地の高級感や快適性にもこだわりたい人 |
こうして見ると、ペディック系モデルはただ型番が多いだけではなく、「価格を抑えて選びやすいもの」「やさしめ寄り」「しっかり支えるタイプ」「素材感に特徴があるタイプ」など、方向性がしっかり分かれています。
迷ったときは、まず「やさしめがいいのか、しっかりめがいいのか」、次に「コスパ重視か、寝心地の満足感重視か」を決めるだけでも候補はかなり絞れます。
このあと、それぞれのモデルがどんな人に合いやすいのかを、もう少し詳しく見ていきます。
モデル別にわかりやすく解説
ここからは、ペディック系モデルを順番に見ていきます。
同じペディックでも、バランス型のもの、やさしめ寄りのもの、しっかり支えるものなど、寝心地の方向性は意外と違います。
「自分ならどれが合いそうか」をイメージしながら読むと、候補を絞りやすくなります。
サータ 30thアニバーサリー/30thアニバーサリーDX(※旧モデル)
ペディック系モデルを見ていると、「30thアニバーサリー」「30thアニバーサリーDX」という名前を見かけることがあります。
ただ、ここは少し注意が必要。現在は、30thアニバーサリーDXの流れをくむ後継モデルとして、サータ・ペディック65 MIDとなっています。
さらに、後継モデルは単なる名前変更ではなく、内部仕様の見直しも。旧仕様では腰・臀部にも大きめのポケットコイルを配列していましたが、後継モデルではサイド部分のみの配列に変更されています。
とはいえ、現状「30thアニバーサリーDX」の販売をおこなっている店舗もあるため、新モデルが出ているという点を把握しておくと安心です。
こんな人に向いている
- 初めてサータを選ぶ
- 極端に柔らかい・極端に硬いは避けたい
- まずは失敗しにくいモデルから見たい
サータ 61 F1-P
61 F1-Pは、しっかりした作りをベースにしつつ、当たりが比較的なめらかに感じやすいモデルです。
「サータらしい支え感は欲しいけれど、寝た瞬間から硬さが前に出るのはちょっと苦手」という人に向いています。
こんな人に向いている
- やさしめ寄りの寝心地が好き
- 仰向けだけでなく横向きも多い
- しっかり感とやわらかさの中間くらいを探している
サータ 61 F1-N
61 F1-Nは、61系の中でもよりしっかり感を重視して選びたい人向けです。
「柔らかめだと腰が頼りない感じがする」「寝返りしやすさも大事」という人には、F1-Pよりこちらのほうが合いやすいです。
こんな人に向いている
- 柔らかすぎる寝具が苦手
- 腰まわりの支え感を重視したい
- 安定感のある寝心地が好き
サータ 62 F1-P
62 F1-Pは、61よりも清潔感のある見た目や通気性の印象も含めて検討しやすいモデルです。
方向性としてはF1-Pなので、やはり「しっかり感は欲しいけれど、当たりは少しやさしいほうがいい」という人に向いています。
こんな人に向いている
- F1-P系のなめらかさが気になる
- 支え感はほしいが、硬すぎるのは避けたい
- 見た目や清潔感も含めて選びたい
サータ 62 F1-N
62 F1-Nは、62系の中でもしっかりめの方向で考えたい人向けです。
腰や臀部をしっかり支える方向で選びたいなら、有力候補になります。硬すぎてカチカチというより、安定感を重視しやすいタイプとして考えるとイメージしやすいです。
こんな人に向いている
- 寝返りしやすいマットレスがいい
- 腰まわりが沈み込みすぎるのが苦手
- F1-Pでは少し物足りないと感じそう
サータ 65 MID(旧モデル名:30thアニバーサリー)
65 MIDは、旧モデル「サータ・ペディック65 30thアニバーサリーDX」の後継モデルです。
価格と支え感のバランスが取りやすく、ペディック系モデルの中でも比較的選びやすい立ち位置にあります。サータは気になるけれど、いきなり上位モデルまで広げると迷ってしまう、という人にとってはかなり有力な候補でしょう。
ただし、前身の30thアニバーサリーDXとまったく同じ仕様ではありません。後継モデルでは内部構造に見直しが入っているため、旧モデルの情報を見ている方は「近い立ち位置の現行モデル」として考えるのがわかりやすいです。
こんな人に向いている
- 価格と品質のバランスを重視したい
- コスパ重視でペディックを見たい
- しっかり支えられる方向が好き
サータ 68系
68系は、より支え感を重視したい人向けに見やすいモデルです。
「ふわっと沈む感じより、押し返してくれる感じが好き」「腰をしっかり支えてほしい」という人は、30thや61/62よりも68系が合うことがあります。
こんな人に向いている
- しっかりした寝心地が好き
- やわらかめのマットレスが苦手
- 支え感を最優先したい
サータ 85グラフェン
85グラフェンは、ただ支え感だけでなく、素材感や寝心地の個性も含めて選びたい人向けです。
「せっかくサータを選ぶなら、少し上の満足感も欲しい」「表面の感触や快適性にもこだわりたい」という人には、この系統が候補になります。
こんな人に向いている
- 素材感にもこだわりたい
- 少し上の満足感がほしい
- 支え感だけでなく寝心地の高級感もほしい
サータ 99ハード
99ハードは、名前の通りしっかりめを前提に検討したい人向けです。
「とにかく柔らかい寝心地は合わない」「沈み込みを抑えたい」という人に向いています。逆に、包み込まれる感じやフィット感を優先したい人には、別の候補のほうが合いやすいです。
こんな人に向いている
- かなりしっかりめの寝心地が好き
- 沈み込みを抑えたい
- 硬め寄りで候補を絞りたい
結局どれを選べばいい?タイプ別のおすすめ
ここまで読んでもまだ迷う場合は、まず「やさしめがいいか、しっかりめがいいか」、次に「価格重視か、寝心地の満足感重視か」で考えるとかなり絞りやすくなります。
特にペディック系モデルは型番が多いので、最初から細かい違いを追うよりも、自分がどんな寝心地を求めているかに合わせて候補を絞るのがおすすめです。
タイプ別おすすめ
旧モデルの30thアニバーサリーDXが気になっていた方は、今はその後継モデルの65 MIDを現行候補として見るのがわかりやすいです。
一方で、「柔らかすぎるのは苦手」「腰まわりをしっかり支えてほしい」といった好みがはっきりしているなら、61・62のF1-Nや68系、99ハードのようなしっかりめ寄りから見たほうが迷いにくくなります。反対に、当たりのやさしさを重視したいならF1-P系のほうが候補に入れやすいです。
迷ったときは、まず65 MIDを基準にして、そこからもっとやさしめにしたいか、もっとしっかりめにしたいかで前後に広げていくと選びやすくなります。
後悔しにくい選び方
ペディック系モデルは種類が多いので、最初から全部を比べようとすると、かえって決めにくくなります。
迷ったときは、硬さ → 予算 → 厚みとサイズの順で絞っていくと考えやすいです。
この順番で見ていくと、自分に合わない候補を自然に外しやすくなります。
まずは硬さの好みを決める
最初に考えたいのは、やさしめの寝心地がいいのか、しっかり支えられる感じがいいのかです。
ここが決まるだけでも、候補はかなり絞れます。
少しやわらかさを残したいならF1-P系、支え感を重視したいならF1-N系や68系、99ハードあたりを中心に見ていくと整理しやすいです。
次に予算で絞る
同じペディック系モデルでも、価格には差があります。
できるだけ価格を抑えたいのか、バランス重視で選びたいのか、少し上の寝心地まで見たいのかで、残すべき候補は変わってきます。
迷ったときは、無理のない予算の中で「ここまでなら出せる」というラインを先に決めておくと選びやすいです。
最後に厚みとサイズを確認する
ペディック系モデルは厚みのあるものも多いので、ベッドフレームとの相性は意外と大事です。
寝心地だけで決めてしまうと、置いてみたときに「思ったより高さが出た」と感じることもあります。
見た目のバランスだけでなく、乗り降りのしやすさにも関わるので、今使っているフレームに合わせる場合は事前に確認しておくと安心です。
厚みで迷っている方は、マットレスの厚さの選び方も参考にしてみてください。
ペディックシリーズを選ぶ前にあわせて読みたい記事
ペディックだけで決めきれないときは、サータ全体や他ブランドとの比較も見ておくと判断しやすいです。
よくある質問
30thアニバーサリーと30thアニバーサリーDXはどっちがおすすめ?
迷ったらDXから見たほうが選びやすいです。
理由は、初めてのサータとして見たときに、バランスよく候補に残しやすいからです。価格を少しでも抑えたいなら通常モデル、より失敗しにくさを重視するならDX、という考え方でもOKです。
F1-PとF1-Nはどっちが腰にいいですか?
一律にどちらがいいとは言い切れません。
ただ、柔らかめで腰が不安になる人はF1-N寄りのほうが合いやすく、硬さの当たりが気になりやすい人はF1-Pのほうが楽に感じることがあります。大切なのは、腰だけでなく全身の寝心地との相性です。
61と62はどう選べばいいですか?
まずはF1-PかF1-Nかを先に決めるのがおすすめです。
やわらかめ寄りならF1-P、しっかりめならF1-N。そこから61と62を比較すると、迷いにくくなります。
910Fは今も選択肢に入りますか?
旧表記や旧モデルとして見かけることはありますが、今ペディックシリーズで比較するなら、まずは現行で見つけやすい30th、61、62、65、68、85、99あたりから見るほうがわかりやすいです。
まとめ
サータのペディックシリーズは種類が多いですが、迷ったときは「やさしめか、しっかりめか」「価格帯はどうするか」で絞ると選びやすいです。
とくに初めてなら30thアニバーサリーDX、やさしめ寄りならF1-P系、しっかり支え感を重視するならF1-N系や68・99系が候補になります。
型番が多くて難しく見えますが、選び方の軸が見えてくると、意外と候補はすぐに絞れます。
「ペディックだけでなくサータ全体で比較したい」という方は、サータマットレス全体の解説記事もあわせてご覧ください。
上級睡眠健康指導士 今真一