近年人気のでてきているFooTokyo(フートウキョウ)というブランドをはじめとし、ハイブランドがこぞって扱う「スーピマコットン素材」。
いったい普通のコットンとはなにが違うんでしょうか。
今回はその「スーピマコットン」の意外と知られていない特徴や機能性・デメリットを2つご紹介します。
さらに、スーピマ素材の製品を購入しようとしている方は、洗濯の仕方もチェックしておきましょう。
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スーピマコットンとは?
「スーピマ」は登録商標です。
アメリカ南西部のカリフォルニア州、アリゾナ州、テキサス州、ニューメキシコ州で生産されたものだけが名乗ることができる名称のこと。
もちろん、その産地以外のコットンは「スーピマ」を名乗れません。
その希少性は高く、全世界で生産されている綿全体のうちたった1%しか生産されていません。
この希少性と素材としての品質が高いことが高級ブランドがこぞって使用する理由でもあります。
日本でのスーピマ製品
日本でもスーピマコットンという名称の付く製品が多くなってきました。
パジャマやタオルやTシャツ、シーツや枕カバーまでさまざまな製品になりますがどれも高級ブランドの取り扱いで「高級品」として知られます。
あの有名な高級ブランドの「今治タオル」もスーピマコットンを使ったタオルを販売しているんです。
スーピマコットンの特徴は4つ
- なめらかで、柔らかい肌触り
- 耐久性があり丈夫
- 繊維が細くきれいな発色
- 希少性の高さ
なめらかで、柔らかい肌触り
さらっとしていて、滑らか、そして柔らかい。
この3点がそろうと、身に着けるモノとしては極上の肌触りであるといえますね。
敏感肌タイプの方はダブルガーゼなどなるべく優しい生地を選ぶかとおもいます。
「スーピマコットン」は、そのダブルガーゼに負けない優しさを持っています。
耐久性があり丈夫
繊細なイメージもありますが、緻密にできあがる糸は毛羽立ちにくく、毛玉になりにくいです。
高級な理由には、丈夫さを兼ね備えている耐久性にもあります。
長い糸だから、つなぎ目が少ないことも耐久性に関係しています。
例えば、スーピマコットン製のタオルやTシャツは長く使っても生地がヘタりにくく長く使い続けられます。
繊維が細くきれいな発色
スーピマの繊維は、染料を吸収するために適した密度となっています。
染料をたくさん吸収できるので、鮮やかな発色になります。
触感や耐久性だけでなく色合いの観点からみても高品質です。
希少性が高い
全世界でわずか1%しか生産されていません。
なので、なかなか「スーピマコットン」を扱えるブランドって少ないんです。
企業側から見ても、他社と差別化するためにスーピマコットンを使いたいわけです。
「大量生産で安価で手に入るもの」から「高品質で長く使い続けられるもの」への需要にシフトしているこの時代だからこそ、スーピマコットンは人気が高まるんですね。
スーピマコットンは超長綿
「超長綿」とはなにかわかりますか?その名前の文字通り「とても長い綿」です。
通常の綿は約25㎜がほとんどですが、スーピマの超長綿は約35㎜以上となります。
この10㎜の差が、いったいどんな品質の違いを生むんでしょうか。
ちなみに、、、
繊維の長さ
- 短繊維綿(21mm以下)
- 中繊維綿(21mm~28mm)
- 長繊維綿(28mm以上)
- 超長繊維綿(35mm以上)
と、繊維の長さはこんな感じで分けられ、長ければ長いほど高級となります。
細く長い「超長綿」が生む品質
- 柔らかさ
- 光沢
- 軽さ
上記の3つは「織り方」や「原料の素材」などの要素で左右される項目です。
その要素のひとつに「糸の細さ」があって、この糸の細さが1番重要になってきます。そしてその細い糸にするためには、原料である「綿(コットン)が長いこと」が条件になるわけですね。
超長綿は通常の綿(コットン)よりも長い繊維の原料です。
つまり、より細い糸がつくれるから柔らかく光沢がきれいで軽いということになります。
スーピマコットンのデメリットは2つ
スーピマコットンのデメリットは、基本的に耐久性が上がったこと以外は通常のコットン(綿)と一緒です。
色落ちしやすい
スーピマコットンは染料を吸収しやすいです。吸水しやすいということは逆にいうと、色落ちしやすいといえます。
さらに特に濃い色の洋服は多く染料を使っているので、色移りなどしやすいです。そのため、白いものと一緒に洗濯するのは避けましょう。
乾きにくい
吸水性に優れている反面、すこし乾きにくいことがデメリット。コットンは自然乾燥の場合、乾きにくいです。
湿ったまま長時間干しておくと嫌なにおいの原因になります。
干すときに洗濯もの通しが重なるのも要注意。じめじめした日や、雨の日の洗濯はなるべく避けて風通しの良いところでしっかり乾き切りましょう。
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スーピマコットンの製品展開
[タオル・パジャマ・Tシャツ・Yシャツ・シーツ・布団や枕カバー・下着]
おり方 | 製品 | できあがった製品の特長 |
ニット織 | Tシャツ、下着など | 柔らかく吸水性が高いうえ放湿性も高い。肌に直接触れても低刺激で敏感肌の方におすすめ。 |
綿サテン織 | シーツ、枕や布団カバー、Yシャツ | しなやかで優しく美しい色合い。数年使用できるような丈夫さを持つ。 |
パイル織 | タオル、バスタオル、ガウン・バスローブ | ふわっとした肌ざわりで吸い込まれそうになります。それでいて吸水性が高いです。 |
綿サテン織は、平織よりも圧倒的になめらかさや光沢のあるシルクのようなパジャマができあがります。
パイル生地はタオルをつくるときによく使われる織り方です。
他に、パイル生地のガウンやバスローブをつくっているところがあります。
非常に着心地がよく、5つ星ホテルのアメニティで使われるような品質に仕上がります。
最高級パジャマブランド「FOO TOKYO(フートウキョウ)」
上の画像はFooTokyo(フートウキョウ)というブランドのガウンです。
シルク製のパジャマを主体とし、スーピマコットンを使ったパジャマやギフト用のタオルなどを取り扱っています。
「おうち時間を豊かにするアイテム」を多数そろえているので気になる方はぜひ。
スーピマコットンのお手入れ
スーピマコットンでつくられたアイテムは、洗濯をしても肌触りが変わりにくいんです。
それでも高級なモノですからできるだけ長く使いたいですね。
「なにか特別な洗濯・手入れ法があるの?」と疑問におもわれるかたもいるのではないでしょうか。
でも実はスーピマコットンのすごさはここにもあります。
スーピマコットンの洗濯方法
なんと、普通の綿(コットン)と同じ洗濯・お手入れ方法でいいんです。
高級で希少な綿でありながら、簡単お手入れなんです。
通常通り、あまり神経質にならずに扱えることは日用品としては必須の条件ですよね。
まとめ
今回の記事で、スーピマコットンの魅力が伝わったと思います。
これを機会に、ただコットンという表示だけを見るのではなく「スーピマ」という表示を意識してアイテム選びをしてみてはいかがでしょうか?
より自分の求めていたモノが新たにみつかるかもしれません。