マットレスを汚してしまうと、「コインランドリーで洗える?」「家の洗濯機に入れてもいい?」と迷いますよね。
結論からいうと、ほとんどのマットレスはコインランドリーで洗えません。
洗濯機に入れると中材が傷んだり、乾ききらずにカビが発生したり、重さで機械トラブルにつながる可能性があります。ただし、ファイバー素材のように中材をシャワーで水洗いできるマットレスもあります。大事なのは、「洗える素材かどうか」と「洗濯機で洗えるかどうか」は別と考えることです。
この記事では、マットレスをコインランドリーで洗えるのか、素材別の洗い方、汚れ別の落とし方をわかりやすく解説します。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
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マットレスはコインランドリーで洗える?
マットレスは、基本的にコインランドリーでは洗えません。
理由はシンプルで、マットレスは洗濯機で回すことを前提に作られていないものが多いからです。
コインランドリー洗濯が向かない理由
- 中材が変形・劣化する
- 水を含むと重くなりすぎる
- 乾ききらずカビの原因になる
- 乾燥機の熱で傷むことがある
- 洗濯機・乾燥機の故障につながる可能性がある
「洗えるマットレス」と書かれている商品でも、洗濯機で丸洗いできるという意味ではないことがあります。多くの場合、カバーだけ洗える、または中材をシャワーで水洗いできるという意味です。そのため、マットレスを洗う前には、必ず洗濯表示や取扱説明書を確認しましょう。
素材別|マットレスは洗える?
マットレスが洗えるかどうかは、素材によって大きく変わります。
| 素材 | コインランドリー | 水洗い | 対応方法 |
|---|---|---|---|
| ウレタン | × | × | 部分拭き・陰干し |
| 低反発 | × | × | 部分拭き・陰干し |
| スプリング | × | × | 部分拭き・業者相談 |
| ラテックス | × | × | 部分拭き・陰干し |
| ファイバー | × | ○ | シャワーで水洗い |
ポイントは、水洗いできる素材でも、洗濯機で洗えるとは限らないことです。たとえばファイバー素材は水洗いできるものがありますが、基本はお風呂場やシャワーで洗い流す方法になります。
ウレタン・低反発マットレスの洗い方
ウレタンマットレスや低反発マットレスは、基本的に水洗いできません。水を含むと乾きにくく、素材が劣化したり、カビやニオイの原因になったりします。
汚れた場合は、丸洗いではなく部分的に拭き取る方法で対処しましょう。
ウレタンマットレスの部分洗い手順
- 乾いたタオルで水分や汚れを吸い取る
- 中性洗剤を薄めた水をタオルに含ませる
- 汚れた部分をトントン叩くように拭く
- 水を含ませたタオルで洗剤を拭き取る
- 乾いたタオルで水分を取る
- 風通しの良い場所でしっかり陰干しする
ゴシゴシこすると汚れが広がったり、生地を傷めたりすることがあります。汚れはこすらず、叩くように移し取るのがポイントです。
スプリングマットレスの洗い方
スプリングマットレスも丸洗いはできません。
内部に金属コイルが入っているため、水が入り込むとサビや劣化の原因になります。カバーを外せるタイプなら、カバーのみ洗濯表示に従って洗いましょう。
本体の汚れは、ウレタンマットレスと同じように中性洗剤を薄めたタオルで部分拭きします。
スプリングマットレスで注意したいこと
- 本体を水で濡らしすぎない
- 洗剤を残さない
- 完全に乾くまで使わない
- 広範囲の汚れは業者に相談する
ニトリのマットレスのお手入れでも、シミ汚れは水かぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤を布に含ませ、たたくように拭き取り、自然乾燥させる方法が案内されています。
ファイバーマットレスの洗い方
ファイバー素材のマットレスは、中材を水洗いできるものがあります。
エアウィーヴのようなファイバー系は、カバーを外し、中材をお風呂場などで洗い流す方法が基本です。
ファイバーマットレスの洗い方
- カバーを外す
- 中材をお風呂場へ運ぶ
- シャワーで汚れを洗い流す
- 必要に応じて中性洗剤を使う
- 水をしっかり切る
- 風通しの良い場所で陰干しする
エアウィーヴ公式では、中材は中性洗剤と40℃以下のお湯で洗い、洗った後は陰干しする方法が案内されています。天日干しは避けるようにされています。
ただし、すべてのファイバーマットレスが同じ方法で洗えるわけではありません。
メーカーによって温度や洗剤の使用可否が違うため、必ず説明書を確認してください。
ニトリの洗えるマットレスはコインランドリーで洗える?
ニトリには「洗える」と案内されているマットレスもあります。
ただし、これもコインランドリーで丸洗いできるという意味ではありません。
ニトリのプロセルは、ファスナー付きで外せる構造になっており、三次元スプリング構造体とダブルラッセルは水洗い可能と案内されています。一方で、ウレタンは水洗いできません。
洗えるマットレスで確認したいこと
- 洗えるのはカバーだけか
- 中材も洗えるのか
- ウレタン部分は洗えるのか
- 洗濯機対応か、シャワー洗いか
- 乾燥機を使ってよいか
「洗える」と書いてあっても、パーツごとに洗える・洗えないが分かれることがあります。
自己判断でコインランドリーに入れず、商品ごとの取扱説明を確認しましょう。
洗えないマットレスの汚れの落とし方
洗えないマットレスでも、小さなシミなら自宅で対処できる場合があります。
ここでは、汚れの種類ごとに落とし方をまとめます。
おねしょ・尿汚れ
おねしょは、できるだけ早く水分を吸い取ることが大切です。
放置するとニオイやシミが残りやすくなります。
おねしょ汚れの落とし方
- 乾いたタオルで水分を吸い取る
- クエン酸水をタオルに含ませる
- 汚れ部分をトントン叩く
- 水拭きでクエン酸を拭き取る
- 乾いたタオルで水分を取る
- しっかり陰干しする
クエン酸水は、水200mlにクエン酸小さじ1程度を目安に作れます。
スプレーで大量に吹きかけると中まで湿るため、タオルに含ませて少しずつ使うのがおすすめです。
血液汚れ
血液汚れは、熱いお湯を使わないことが大切です。
お湯を使うと血液のタンパク質が固まり、落ちにくくなることがあります。
血液汚れの落とし方
- 冷たい水を含ませたタオルで軽く叩く
- セスキ炭酸ソーダ水または重曹水を使う
- 汚れをトントン叩くように落とす
- 水拭きで成分を拭き取る
- 乾いたタオルで水分を取る
- 陰干しでしっかり乾かす
血液は時間がたつほど落ちにくくなります。
気づいたら早めに対処しましょう。
食べこぼし・飲み物
食べこぼしや飲み物のシミには、中性洗剤を薄めて使います。
食べこぼし汚れの落とし方
- 固形物を取り除く
- 中性洗剤を薄めた水をタオルに含ませる
- 汚れ部分を叩くように拭く
- 水拭きで洗剤を拭き取る
- 乾いたタオルで水分を取る
- しっかり乾燥させる
洗剤が残るとベタつきや変色の原因になるため、最後の水拭きは丁寧に行いましょう。
マットレスを洗うときの注意点
マットレスを洗うときは、汚れを落とすことだけでなく、乾燥まで考えることが大切です。
注意点
- 洗濯表示を必ず確認する
- 水を含ませすぎない
- 洗剤を残さない
- 乾燥機は自己判断で使わない
- 完全に乾くまで寝ない
特にウレタンやスプリングマットレスは、中まで水分が入ると乾きにくいです。
表面が乾いたように見えても、内部に湿気が残ることがあります。
濡らしてしまった場合は、風通しの良い場所で立てかけ、扇風機や除湿機も使いながらしっかり乾かしましょう。
広範囲の汚れはクリーニング業者も検討
汚れが広範囲に広がっている場合や、ニオイが取れない場合は、無理に自分で洗おうとしないほうが安心です。
家庭でできるのは、基本的に表面の部分洗いまでです。
マットレスの中まで汚れが染み込んでいる場合は、クリーニング業者への相談も検討しましょう。
業者相談が向いているケース
- おねしょや嘔吐の範囲が広い
- ニオイが取れない
- カビが出ている
- 高価なマットレスで買い替えたくない
- 自分で薬剤を使うのが不安
ただし、素材や状態によってはクリーニングできないこともあります。
依頼前に、マットレスの種類・サイズ・汚れの内容を伝えて、対応できるか確認しておきましょう。
マットレスを汚さないための予防策
マットレスは簡単に洗えないからこそ、汚れを防ぐ対策が大切です。
シーツ・敷きパッド・ベッドパッドを使う
マットレスに直接寝ると、汗や皮脂が付きやすくなります。
清潔に使うなら、シーツだけでなく、敷きパッドやベッドパッドを併用すると安心です。
敷きパッドは肌に触れる一番上の寝具で、汗取りや肌触りの調整に便利。夏は冷感タイプ、冬はあたたかいタイプを使うと、季節ごとの寝心地も整えやすくなります。
一方で、ベッドパッドはマットレスとシーツの間に敷き、汗や汚れを受け止める役割があります。マットレス本体を長くきれいに使いたいなら、ベッドパッドも候補に入れておきたいところです。
敷きパッドは週1回を目安に洗濯し、ベッドパッドも汗をかきやすい時期はこまめに干す・洗うようにしましょう。
夏の寝苦しさ対策なら冷感敷きパッドおすすめランキング、冬の冷え対策ならあったか敷きパッドおすすめランキングも参考にしてみてください。
ベッドパッドと敷きパッドの違いが分かりにくい方は、ベッドパッド・敷きパッド・トッパーの違いで詳しく解説しています。
防水プロテクターを使う
子どものおねしょ、ペット、飲み物のこぼれが心配な場合は、防水プロテクターを使うと安心です。
防水プロテクターは、マットレス本体に水分が染み込むのを防ぐための寝具です。
シーツや敷きパッドだけでは、尿・飲み物・寝汗がマットレスまで届いてしまうことがあります。特にウレタンマットレスやスプリングマットレスは丸洗いできないため、汚れる前に守っておくほうが現実的です。
ただし、防水性が高いものほど蒸れやすい商品もあります。選ぶときは、防水性だけでなく、肌触り・通気性・洗いやすさも確認しましょう。
防水プロテクターの使用感や選び方は、マットレスプロテクターのレビュー・選び方で詳しくまとめています。
定期的に立てかけて乾かす
湿気がこもると、カビやニオイの原因になります。
2〜3週間に1回程度はマットレスを立てかけ、風を通しましょう。
マットレスのカビが気になる方は、マットレスのカビ対策も参考にしてください。
よくある質問
- マットレスはコインランドリーで洗えますか?
- 基本的に洗えません。洗濯機や乾燥機で中材が傷んだり、乾ききらずカビが発生したりする可能性があります。
- 低反発マットレスは洗濯できますか?
- 低反発マットレスは水に弱いものが多く、基本的に洗濯できません。汚れた場合は部分拭きで対応しましょう。
- スプリングマットレスは洗えますか?
- 丸洗いはできません。内部の金属コイルがサビる可能性があるため、部分拭きかクリーニング業者への相談が現実的です。
- 洗えるマットレスなら洗濯機に入れていいですか?
- 洗えるマットレスでも、洗濯機対応とは限りません。中材をシャワーで流すタイプも多いため、必ず取扱説明書を確認してください。
- マットレスのニオイが取れない場合はどうすればいいですか?
- 部分洗い後もニオイが残る場合は、内部まで汚れが染み込んでいる可能性があります。クリーニング業者への相談や買い替えも検討しましょう。
まとめ|マットレスはコインランドリーではなく素材に合った方法で洗おう
マットレスは、基本的にコインランドリーで洗えません。
洗濯機や乾燥機に入れると、中材の劣化やカビ、機械トラブルにつながる可能性があります。
マットレスを清潔に使うなら、汚れてから丸洗いするより、シーツ・敷きパッド・防水プロテクターで汚れを防ぐことが大切です。
素材に合った方法でお手入れしながら、できるだけ長く快適に使いましょう。
今 真一