スリープエンリッチは、マットレストッパーを中心に寝具を企画・販売しているブランドです。
この記事ではスリープエンリッチの上位商品である「ロイヤルマットレス」の口コミや評判、筆者自身が体験したリアルな感想をまとめています。
トッパーとして寝心地は改善できたものの、致命的なデメリットも感じられたので正直に書いていますので、購入を検討中の人はぜひごらんください。
スリープエンリッチロイヤルマットレスとは
スリープエンリッチロイヤルマットレスとは、「株式会社ライフェンリッチ」が販売するマットレストッパーです。スリープエンリッチには3つのモデルがあります。ロイヤルマットレスは寝姿勢と通気性を重視した商品で、スムーズな入眠を目的としたモデルです。
ロイヤルマットレスの特徴は3つ
ロイヤルマットレスの特徴は3つあります。
2素材2層構造
ロイヤルマットレスは「ウレタンフォーム」と「ファイバー」の2素材を使用しています。2素材が重なった2層構造です。
両面それぞれ夏冬仕様
カバーは両面リバーシブルで夏冬仕様になっています。片面は伸びのあるあたたかなニット素材、もう片面は通気性の高いメッシュ素材です。
シャワーで丸洗い可能
ファイバー素材に限りますが、シャワーで洗うことができるので、定期的に水洗いすることで清潔を保てます。
スリープエンリッチロイヤルマットレスの総評
スリープエンリッチロイヤルマットレスを実際に体験して評価、寝心地を写真付きで解説しています。まずは筆者自身のレビュー評価をごらんください。
レビュー評価
▼総合評価:64/100点
硬さの見方は?
硬さ | 推奨体重 | 推奨体型 |
---|---|---|
0~3 | 40kg以下 | 小柄・お子様 |
4~7 | 41~69㎏以下 | 痩せ~ふつう |
8~10 | 70kg | ふつう~がっちり |
※体験者:身長175cm/体重65kg/ふつう体型
※当サイトの評価基準について
評価に対するコメント
スリープエンリッチロイヤルマットレスは、値段の割にはあまり感動がなかったなという印象でした。5cmという薄さの中で2層かつ両面別素材という一見便利な印象を受けますが、中途半端な商品になってしまっている感覚はぬぐい切れませんでした。なので、あえてロイヤルマットレスにする必要もなく、低反発の寝心地にしたいなら蒸れないもっちりマットレスを選んでみると満足しやすいかと思います。逆に反発力や通気性を重視したい場合は、ファイバー素材のトッパー「ブレインスリープオーバーレイ」をおすすめします。
スリープエンリッチロイヤルマットレスのレビュー
スリープエンリッチロイヤルマットレスをGOKUMINの三つ折りマットレスの上に敷いてレビューしていきます。
梱包~設置
スリープエンリッチロイヤルマットレスはコンパクトな梱包で届きます。
トッパーなので約5.2kgしかないため軽いです。開封していきます。
あけるときはカッターなどを使いますが、本体を傷つけないように慎重におこないましょう。
特に圧縮されているわけではないですので、開封後すぐに使えます。
カバーの質感
カバーの質感をみていきます。
伸縮性が高く柔らかな肌触りです。
無数の通気孔があるニット生地なので、温かみがありつつ通気性が高い印象です。
裏面はさらに通気性の高い仕様のメッシュ地になっています。
リバーシブルなので秋冬はニット面、春夏はメッシュ面と1年中適しな寝心地に調整可能です。
中材は凹凸ウレタンフォームと、ファイバー素材が使われています。
ファイバー面がしっかりめで、ウレタン面はそれより少しふんわりするような硬さです。
いずれにせよ、体をしっかり支えてくれそうな感じです。
寝心地
スリープエンリッチのロイヤルマットレスはトッパーなので、今回は「GOKUMINプレミアムグランマットレス」の上に敷いてレビューします。
GOKUMINプレミアムグランマットレスは、250Nと硬くて腰がほとんど沈まず圧迫感が強い寝心地です。身長175cm・体重65kgの筆者には合わない寝心地でした。これがロイヤルマットレスを敷くことで、どんな寝心地になるのかをお伝えしていきます。
まずあお向けの寝心地レビューです。
凹凸ウレタンの心地よいクッション性が体を包み込むよう感覚です。凹凸は「点」で支えられるので、体圧分散の効率が良く、腰やかかとなどの部位にも負担が偏らず快適です。
上記画像を見てわかるとおり、腰まわりが適度に沈み、きれいな寝姿勢になります。
次に横向きの寝心地レビューです。
横向きもあお向けのときと同様に、適度なクッション性によってちょうどよく沈むため、寝姿勢がきれいになっています。
肩の圧迫感は、GOKUMINプレミアムグランマットレスだけのときよりもかなり抑えられています。それでも個人的にはもう少し柔らかさが欲しいかなという印象です。
ロイヤルマットレスはもともとある程度の硬さや反発力をもつタイプです。ふんわり感や高いフィット感をイメージしている場合にはもう一方のモデル「蒸れないもっちりマットレス」にした方が満足感があると思います。
スリープエンリッチのロイヤルマットレスは、硬くて体を圧迫するようなマットレスの寝心地を改善するのに非常に良いトッパーだなと思いました。
寝返りのしやすさ
ロイヤルマットレスは反発力のある素材を使用しているので、寝返りはスムーズにできます。
寝返りはひと晩に20~30回が適正といわれますが、うまくできていないと寝起きの身体のだるさにもつながってしまいます。そういった意味では、寝起きのスッキリ感が期待できる商品です。
使い勝手の良さ
スリープエンリッチロイヤルマットレスは以下の2つの理由から使い勝手が良いアイテムです。
- 今ある寝具の上に敷くだけ
- 夏冬仕様変更はひっくり返すだけ
- ファイバーはシャワーで洗える
トッパータイプで、今お使いのマットレスや敷布団の上に敷くだけで使えます。
スリープエンリッチロイヤルマットレスを使って感じたメリットやデメリット
スリープエンリッチロイヤルマットレスを使って感じたメリットやデメリットを紹介します。
メリット
メリット
- 手軽に寝心地を変えられる
- 腰の痛み軽減が期待できる
- 両面リバーシブルで1年中快適
- ファイバー素材は水洗い可能
- お試し期間があるので失敗リスクが少ない
手軽に寝心地を変えられる
一番のメリットは手軽に寝心地を変えられるという点です。例えば「新しくマットレスを買ったけどイメージと違って硬すぎた」といった場合、痛みを我慢して使うか誰かに譲るかなどの選択肢が出てくると思います。そういうときに、トッパーであるスリープエンリッチロイヤルマットレスがあれば、マットレスを手放す必要もなく手軽に好みの寝心地に変えられる可能性があります。
腰の痛み軽減が期待できる
スリープエンリッチロイヤルマットレスは、スタンダードモデルの蒸れないもっちりマットレスに比べ寝返りがしやすくなっている設計です。また、凹凸プロファイルカット面では体圧分散性が高まるような寝心地になるため、腰に負担がかかりにくくなり腰痛軽減が期待できます。
両面リバーシブルで1年中快適に
カバーは両面リバーシブル設計で、片面がニット生地で秋冬仕様、もう片面がメッシュ生地で春夏仕様となっています。季節ごとに通気性の良さや寝心地を変えられるので、1年中快適に過ごせるメリットがあります。
ファイバー素材は水洗い可能
ファイバー素材の方のみ水洗い可能なので、不意に汚れたときにはシャワーで洗い流すことができます。また、定期的に水洗いすることで清潔さを保つことができるのはメリットです。
お試し期間があるので失敗リスクが少ない
スリープエンリッチでは、ネット通販が中心のメーカーで近年当たり前になりつつある「返品保証制度」を採用しています。
60日間じっくり自宅で試すことができるので、体に合わないと判断した場合は使用後でも返品できます。ただし返品時の送料は自己負担となるので注意が必要です。それでもまるごと購入コストが無駄になるよりはマシですね。
デメリット
デメリット
- ファスナーが壊れやすい
- 中材ウレタンの出し入れがしにくい
ファスナーが壊れやすい
ファスナーが壊れやすいのは少しがっかりしたポイントです
。検証のためにカバーを外そうとしたところ壊れました。
正直記載するか迷いましたが、せっかくの良い寝心地や機能性がチープなつくりのカバーによって、すべて台無しになった感覚を得ました。
約4万円という値段はけっして安くはありません。
商品ページにも信頼性があって、CMなどの広告も打っているので安心感や期待感が高まったというあると思いますが、もう少し実際の使い手の気持ちも考えられていたらよかったのかなと感じます。
中材ウレタンの出し入れがしにくい
中材の凹凸ウレタンフォームは保護カバーに包まれていません。
不織布などの保護カバーで包むのは、保護する意味合いもありますがカバーを着脱しやすさにも大きな影響がでます。
ウレタンは滑りが悪いので、保護カバーなしではカバーの着脱が非常に難しいです。
カバーが洗えるのに着脱だけでかなりのストレスを感じました。ファイバーの方は保護カバーに包まれていたのになぜウレタンはないのか、と思ってしまいました。
スリープエンリッチロイヤルマットレスの口コミ評判
スリープエンリッチロイヤルマットレスの口コミ評判を紹介しています。
※まだ口コミは集まっていません。
スリープエンリッチロイヤルマットレスの下に敷くものは?
スリープエンリッチロイヤルマットレスはトッパータイプですが、どんな寝具の上に敷くべきか悩む人もいるでしょう。
結論からいうと、トッパーの下に敷く適切な寝具の特徴は「硬すぎるマットレス」一択です。
トッパーはそもそも「硬い寝心地を柔らかくするもの・体圧分散性を高めるもの」であり、柔らかい寝心地を硬くするためのものではありません。
柔らかい寝心地の寝具を硬くする目的で硬めのトッパーを上に敷くと、硬いトッパーごと身体が沈み込むようになり寝姿勢が崩れる恐れがあるからです。
一方、硬い寝心地を柔らかくするために柔らかめのトッパーを敷くと、硬さを和らげることができ、適度な沈み込みを与えることができます。
これはかなり大きい違いなのでよく知っておくべきポイントだとおもいます。
つまり、スリープエンリッチロイヤルマットレスの下に敷くべき寝具は硬いものであるべきなのです。