マットレスにカビはつきものというのは一般的ですが、実はカビないマットレスもあります。
それがエア系マットレスと呼ばれる「エアファイバー素材のマットレス」です。
代表的な例でいうと、おそらく皆さん聞いたことがある「エアウィーヴ」もエアファイバー素材を使用しています。
ただカビないといっても、100%カビないわけではありません。
ここではエアファイバー素材マットレスがおすすめな理由とおすすめ4選、そして最低限のカビ対策をご紹介していきます。
カビないエア系マットレスの特徴
エア系マットレスがカビないのは素材の特徴によるものです。
エアファイバー素材の特徴
- 通気性が高い
- 濡れても問題ない
エアファイバー素材のマットレスは細いポリエステルでできた繊維が網目状に絡み合ってつくられています(以下画像)。
画像のとおり、体積のほとんどが空洞になっているので抜群の通気性をもち、カビが好む環境になりにくいのです。
また、水に濡れても問題ない素材なのでシャワーで簡単に丸洗いできるという特徴もあります。
通常のマットレスや布団だと、絶対といって良いほど濡れてはいけませんよね。
丸洗いできるファイバー素材マットレスは、簡単に清潔さを保つことができます。
カビないエア系マットレスがおすすめな理由
カビないエア系マットレスがおすすめな理由は、やはりカビが生えにくいこととムレずに快適なことです。
カビが生えにくいので通常の布団やマットレスよりもお手入れに神経を使う必要がなく、多少ずぼらでもカビの心配なく使えます。
また、通気性の高さはカビが生えにくいだけではありません。
空洞が多く、マットレス内部に暖かい空気が溜まりにくいので暑い夏の時期でもムレることなく快適に眠れます。
さらにウレタンやポケットコイルにカビが生えてしまうと水で濡らすわけにもいかず洗う手段がありません。しかしエアファイバーマットレスならが丸洗いができるので簡単に水で流してきれいに洗えるのです。
カビないエア系マットレスのデメリット
エアファイバーのマットレスにもデメリットはあります。
- 通気性が良すぎて冬が寒い
- 暖房や布団乾燥機などの熱に弱い
- 値段が高い
通気性が良すぎて冬が寒い
エア系マットレスは通気性がとても高く暑くなりにくいので、逆にいえば冬になると布団内がなかなか温まりません。
そのため冬の間は寒いと感じる場合があるので、しっかり暖かい敷パッドや掛け布団を使う必要があります。
あらかじめ覚悟し、早めに冬に備えておきましょう。
暖房や布団乾燥機などの熱に弱い
エア系マットレスのファイバー素材はポリエステル100%です。
暖房は問題なく使用できますが、温風のヒーターを近くで使用するのはマットレスが変形する可能性があるので危険です。
また、布団乾燥機は最低でも50度くらいで使用しますが、そのくらいの温度もNGですし、濡れたエア系マットレスを乾かそうとドライヤーをかけるのもNGです。
すべてマットレス自体の変形の原因になってしまいます。
値段が高い
ファイバー素材は、その製造工程や複雑な構造から値段が高くなる傾向にあります。
エアウィーヴを例に出すと、最低でも6万円以上という値段です。
丸洗いできてカビない素材だとしても、予算が合わなければ満足のいく買い物ができませんね。
カビないエア系マットレスのおすすめ4選【2023年最新版】
カビないエア系マットレスのおすすめ4選をご紹介します。
今回ご紹介するのは、単にファイバー素材であるだけでなく、寝心地も最高品質のマットレスばかりです。
- エアリーマットレス
- エアウィーヴ
- リテリーマットレス
- ブレインスリープマットレス
エアリーマットレス
価格(税込) | 15,800円 |
サイズ | ・シングル ・セミダブル ・ダブル |
素材 | エアロキューブ |
重さ | 4.4㎏ |
厚さ | 5cm |
保証 | なし |
エアリーマットレスはアイリスオーヤマが販売しているマットレスです。これ1枚では床つきしてしまうので使用することができず、手持ちのマットレスや布団の上に敷くトッパータイプとなっています。ファイバー素材の中ではかなり安価でお財布にやさしいマットレスです。
使用されている東洋紡エアロキューブは特殊加工により体圧分散性と反発力を兼ねそなえています。
さらに8万回の耐久テストにも合格していて、耐久寿命も長いので、コスパがかなり高い商品です。厚みはいくつか種類があり、最も人気なのが9cmのエアリーマットレスです。
エアウィーヴ スマートZ01
価格(税込) | 74,800円 |
サイズ | ・シングル ・セミダブル ・ダブル |
素材 | エアファイバー |
重さ | 約9㎏ |
厚さ | 9cm |
保証 | ・30日間お試し保証 ・3年製品保証 |
エアウィーヴスマートZ01は、床に直置きできてカビない素材を使用しているマットレスです。エアウィーヴの中でも唯一、三つ折り可能なタイプで軽く、女性でも簡単に押し入れにしまうことできます。また、押し入れにしまわなくても日中折りたたんでおけば、狭い部屋でも空間を確保できます。
寝心地はエアウィーヴの他のモデルと比較すると若干硬めです。ただその硬さと反発力の高さが寝返りしやすい構造となっており、腰痛対策にもおすすめです。
このマットレスを詳しく見るリテリーマットレス スリーピア
価格(税込) | 60,830円 |
サイズ | ・シングル |
素材 | ライトウェーブ |
重さ | 15㎏ |
厚さ | 18㎝ |
保証 | ・60日間お試し保証 ・3年製品保証 |
リテリースリーピアはしっかりとした厚みがあり、18㎝という厚みのわりに価格がリーズナブルなマットレスです。ウレタンとの2層仕立てにより、贅沢でふんわりした寝心地ながら、高い弾性と反発力を持っていて、ちょうど良い硬さを実現しています。耐久年数も7年以上と長寿命となってます。
ただシングルサイズしかないのがデメリットです。他モデルにはサイズ展開があるのでぜひ商品ページを参照してみてください。
少し価格は上がりますが、1番人気はグラマラスダブルコアマットレスです。
このマットレスを詳しく見るブレインスリープマットレス
価格(税込) | 88,000円 |
サイズ | ・シングル ・セミダブル ・ダブル ・クイーン ・キング |
素材 | グリーンファイバー |
重さ | 6.85㎏ |
厚さ | 9cm-5cm |
保証 | 1年製品保証 |
ブレインスリープマットレスは近年SNSを中心に大人気となり、枕やマットレス探しをしていれば必ずといっていいほど耳にするブランドのマットレスです。特徴的なのは脚元が他の部位よりも4cm高くなっている点です。
足を高くあげて眠ると身体全体の血流を良くなります。肩コリなどのコリはこの血流が滞ることも原因のひとつといわれ、ブレインスリープマットレスは特殊な形状で血流をスムーズにすることで朝起きたときのスッキリ感を目指します。
また、カラーバリエーションも6色あり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
このマットレスを詳しく見るカビないマットレスのカビ対策?
エア系マットレスはカビないといってますが、正確にはカビにくいというだけです。
手入れをせず放置しすぎてしまえばカビが生える可能性は十分にあります。
また、マットレス内部に生えずとも、カバーに生える可能性がありますし、注意が必要です。
ここでは始めからカビさせないための最低限の方法を3つご紹介していきます。
- 陰干しをする
- すのこを敷く
- 除湿シートを敷く
陰干しをする
陰干しは湿気の多い時期は必須です。
マットレス内部に溜まっている湿気を外に逃がしてあげなければカビの温床になってしまいます。
目安として3日~1週間に1度、風通しの良い部屋で壁に立てかけておきましょう。
また、家にいるときはなるべく寝室の窓をあけておくことも部屋の湿気を外に逃がすことができるので、カビ対策効果があります。
すのこを敷く
エア系マットレスのカビ対策としてすのこを敷くことも効果的です。
すのこは木材と木材の間にすきまがあるので、湿気溜まりを防ぐことができます。
また、素材がひのきであれば尚良しです。
ひのきは消臭・抗菌・防カビ効果、さらに湿気を吸収してくれる調湿効果があり優れた素材です。
当サイトでは源ベッドのひのきすのこをおすすめしています。
除湿シートを敷く
もし、1枚敷きで使用したい、あまりかさばるアイテムを増やしたくないなどがあれば、除湿シートを敷きましょう。
とにかく何か対策をしなければカビはあっというまに発生してしまいます。
除湿シートなら比較的安価で手に入るのでおすすめです。
マットレス探しをしている人は以下のリンク先も参考にしてみてくださいね。