エマ・プレミアムV2プラスは、当ページで紹介するエマ・プレミアムV2のカバーをさらに通気性UPさせたモデルです。寝心地はまったく同じとなっています。
エマプレミアムV2は、エマ・マットレスプレミアムのアップグレード版です。
この記事では、エマ・プレミアムV2を実際に体験した睡眠の専門家がレビューを紹介。前モデルであるエマ・マットレスプレミアムと、一番人気モデルエマ・ハイブリッドV2との違いも解説していきます。
各モデルのまとめ記事
>>エマ・オリジナルV2
>>エマ・ハイブリッドV2 1番人気
>>エマハイブリッドV2 プラス 通気性UP
>>エマ・ラグジュアリー 最上位
エマ・プレミアムV2を簡単に紹介!
公式サイトによると、エマ・プレミアムV2は「エマ・マットレスプレミアム」のアップグレード版です。独自のウレタンフォーム4層と19.5cmのポケットコイルとで構成されています。
エマ・プレミアムV2の基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
価格(税込) | 198,400円 60%OFF→79,360円 |
タイプ | ポケットコイル |
厚さ | 27cm |
重さ | 21.4kg |
硬さ | 1層目:60N(2cm) 2層目:60N(1.5cm) 3層目:60N(1.5cm) 4層目:120N(1.5cm) |
反発弾性率 | 約28% ※眠ハック調べ(表層のみ) |
ウレタン密度 | 不明 |
コイル仕様 | 不明 |
耐用年数 | 推定10年以上 |
保証 | 10年間 |
特徴や機能性
一番の特徴は「通気性・放熱性」。つまり、暑い夏でも快適な温度に保ってくれるような機能性を持つ点です。快適さを保つ役割は1層目の「Thermosync(サーモシンク)層」が担っています。サーモシンク層は放熱性に優れたNanoCarbon(ナノカーボン)粒子を練り込んでいる層で、入眠時の身体からの放熱や発汗による熱を感じづらくしてくれます。
公式サイトによると、同様の放熱性を持つエマ・マットレスプレミアムよりも、約22%も放熱効率が向上しているとのことです。
2~5層目もエマプレミアムV2の寝心地を作る重要な要素ですが、簡単にいえば、体への負担を最小限に抑えるために「柔らかい層と弾力の高い層や寝姿勢を整える層などがお互いの足りない部分を補い合っている」といったところです。
具体的にどのような寝心地なのかは、この先の評価やレビューで解説しています。
エマ・プレミアムV2の評価
エマプレミアムV2の評価
▼総合評価:80/100点
項目 | 評価 |
---|---|
あお向け | 7/10 |
横向き | 10/10 |
端の沈み込み | 5/10 |
通気性 | 8/10 |
腰サポート | 8/10 |
反発弾性 | 7/10 |
耐久性 | 9/10 |
素材 | 9/10 |
振動吸収性 | 10/10 |
コスパ | 7/10 |
※体験者:身長175cm/体重65kg/ふつう体型
※当サイトの評価基準について
評価に対するコメント
エマプレミアムV2は、特に横向き寝がしやすいマットレスです。肩や腰への圧迫感はほとんど感じられないくらい表面の体当たりが柔らか。ふわふわでとても気持ちの良い寝心地を体験できるメリットを感じられます。反面、体型や体重によってはあお向け時に腰が沈むような印象を与える可能性があります。また、エマシリーズはすべて端の沈み込みに重点を置いてないので、端っこは不安定です。2人で使用する場合や、2台並べて使う場合はよく検討する必要があるでしょう。
エマ・プレミアムV2のレビュー
エマ・プレミアムV2を実際に体験してみたレビューをまとめてます。
商品到着:重たいので注意
エマプレミアムV2は、約21kgの重さです。重さだけでなく、コンパクトとはいえども大きいので持ち運ぶのは意外と大変。
ウレタンフォームだけのエマ・マットレスよりも3kg重たい程度ですが、実際にはもっと重く感じました。階段で2階に運ぶ必要がある場合には特に注意が必要です。事故防止のためにも2人で作業をしましょう。
封を切ってビニール袋から取り出すと、ほんの数秒で圧縮状態から復元します。
ほとんどは数時間以内に既定の27cmに戻りますが、まれに戻りきらない不良品もあるそうです。
数日経っても厚みが戻らない場合はカスタマーサポートに連絡するとすぐに対応してくれます。
質感や硬さ:ふわふわした感触、前モデルとは大きく違う
カバーは伸縮性があり寝心地の良さを邪魔しないタイプ。ドライな印象がありさらさらしています。硬さを確かめるため、手で押し込んでみました。
エマプレミアムV2はふわふわしたような感触がありながら、下層まで押し込むとグッと跳ね返されます。公式サイトに記載されているとおり「体が沈み込むほどに、サポート力が高まる設計」を感じさせる印象です。
前モデルのエママットレスプレミアムはしっとりとした低反発感のある感触とはまったく違う印象でした。
寝心地:あお向けと横向き
表面がふわふわした感触なので、沈み込みが深くなることも頭をよぎりましたがその心配はありませんでした。あお向けのときは、下層でしっかりサポートしてくれるので、腰がちょうどよく支えられ寝姿勢が良くなります。体圧分散性は高い印象です。
横向きのときは、肩への圧迫感の少なさがエマスリープで一番だと思いました。柔軟さがありますが、横向きでも下層のサポート力により寝姿勢が崩れることはありません。背骨もまっすぐキレイです。
カバーを外すと、沈み具合とサポート性がよりわかりやすいと思います。
エマ・マットレスプレミアムとエマ・ハイブリッドV2と比べてみると...
前モデルのエマ・マットレスプレミアムと比べると、大きくふわふわ感が増しています。先述したとおり、まったく別の印象といった方が良いかもしれません。また、エマハイブリッドV2に対しては、腰まわりはエマプレミアムV2の方が少し柔らかさがあるといった程度の感覚。特に違いを感じたのは肩部分の圧迫感です。
寝返り:エマシリーズ中だと中間程度のしやすさ
寝返りは、表面層の柔らかさと反発力が大きく関わります。エマプレミアムV2はどちらかというと柔らかめ、反発力は普通程度のため寝返りのしやすさもそこそこといった感じです。
反発力を知るために、反発弾性率を計測してみると約28%でした。
この数値は一般的にみるとレギュラーの中でも中間程度です。
反発弾性率 | 分類 | 寝返り |
15%以下 | 低反発 | △ |
15~50% | レギュラー | 〇 |
50%以上 | 高反発 | ◎ |
ただし、エマプレミアムV2は5層構造であり、表層の弾力だけでは測れません。
実際、下層まで沈みこんだときにはしっかり跳ね返す力を感じます。とはいえ、硬めで反発弾性率が高いマットレスと比べると寝返りはしにくい方なので、ふつう程度かなという評価です。
通気性:ウレタンの中では熱がこもりにくいと感じる
通気性が高い方が寝つきや睡眠の質も良くなります。
エマスリープが販売するマットレスの通気性は、ウレタン素材を使用した他社マットレスの中でも高い方。エマプレミアムV2は、エマスリープ全モデルの中だとエマラグジュアリーに次ぐ通気性や熱のこもりにくさに優れているモデルです。
その役割は、1層目の熱伝導性の高いナノカーボンを練り込んだウレタンフォームと2層目の体熱を吸収してくれる層が担っています。
実際に寝てみると、たしかに熱のこもる感じは少ないです。ただし、真夏の夜にエアコンや扇風機を使用しなくても快適という意味ではありません。それでも一般的なウレタンに比べるとその違いは歴然だと思います。
お手入れ:エマシリーズは取手があるので移動しやすい
エマスリープは全モデルに取っ手がついています。
この取手はあるとないのとでは、取り扱いやすさが大きく変わります。
陰干しのときや移動時にとても楽です。
エマ・プレミアムV2と他モデルとの違いを比較
エマ・マットレスプレミアムとの違い
エマ・プレミアムV2はエマ・マットレスプレミアムのアップグレード版とのことですが、実際は寝心地が大きく変わります。スペックなども比較して、どっちがどんな人におすすめできるのかをまとめていきます。
商品名 | エマプレミアムV2 | エマプレミアム |
---|---|---|
商品画像 | ||
価格 | 198,400円 | 198,400円 |
タイプ | ポケットコイル | ポケットコイル |
厚さ | 27cm | 24cm |
重さ | 21.4㎏ | 約21㎏ |
密度 | 不明 | 不明 |
反発弾性率 | 約28%(レギュラー) | 約12%(低反発) |
硬さ | やや柔らかめ | やや硬め |
ニュートン | 1層目:60N(2cm) 2層目:60N(1.5cm) 3層目:60N(1.5cm) 4層目:120N(1.5cm) 5層目:ポケットコイル(19.5cm) |
1層目:80N(3cm) 2層目:150N(6cm) 3層目:ポケットコイル(19.5cm) 4層目:200N(3cm) |
体熱放出性 | あり | あり |
保証 | 10年 | 10年 |
返品保証 | 100日間 | 100日間 |
エマ・マットレスプレミアムとの違い
エマ・プレミアムV2はエマ・ハイブリッドV2よりもやや柔らかい印象です。そのため、横向き寝主体の場合はエマ・プレミアムV2を、仰向け寝主体の場合は、エマ・ハイブリッドV2を選んだ方が合いやすいと思います。
また、体熱放出素材を使用しているのはエマプレミアムV2の方だけとなってますね。それと、値段がセール時の価格で約2万円の差があります。意識しておくべきおおまかな違いはその3点でしょう。
スペックなどは以下の表を参考にしてください。
商品名 | エマプレミアムV2 | エマハイブリッドV2 |
---|---|---|
商品画像 | ||
価格 | 198,400円 セール時→79,360円 |
133,000円 セール時→59,850円 |
タイプ | ポケットコイル | ポケットコイル |
厚さ | 27cm | 25cm |
重さ | 21.4㎏ | 約18.4㎏ |
密度 | 不明 | 不明 |
反発弾性率 | 約28%(レギュラー) | 約40%(レギュラー) |
硬さ | やや柔らかめ | やや柔らかめ |
ニュートン | 1層目:60N(2cm) 2層目:60N(1.5cm) 3層目:60N(1.5cm) 4層目:120N(1.5cm) 5層目:ポケットコイル(19.5cm) |
1層目:60N(1.5cm) 2層目:100N(1.5cm) 3層目:150N(1.5cm) 4層目:ポケットコイル(19.5cm |
体熱放出性 | あり | なし |
保証 | 10年 | 10年 |
返品保証 | 100日間 | 100日間 |
エマ・プレミアムV2、プレミアム、ハイブリッドV2それぞれのおすすめな人
エマ・プレミアムV2がおすすめな人
- 柔らかめの寝心地が好きな人
- より通気性の良さを重視したい人
- 寝返りしやすい方がいい人
- 横向きで寝ることが多い人
- リスクフリーで試したい人
エマプレミアムV2はエマシリーズの中でも特に表層にふわふわ感があり、身体への負担を和らげてくれるような優しさがある寝心地です。包み込むような寝心地と適度な弾力の両立ができているため、圧迫感が少ないながらも寝返りしやすいマットレスを探している、横向きで寝ることが多い人などにおすすめです。
また、エマ・マットレスプレミアムの通気性をさらに向上させたモデルなので、通気性を重視したい方にもおすすめできます。
エマ・マットレスプレミアムがおすすめな人
- やや硬めの寝心地が好きな人
- 低反発の寝心地が好きな人
- あお向けで寝ることが多い人
- リスクフリーで試したい人
エマ・マットレスプレミアムは体熱放出機能があるものの、表層が低反発で密着度が高いことと寝返りがややしにくいという特徴があるため、背中に熱がこもる感覚があります。そのため、通気性重視であればプレミアムV2の方がおすすめです。
また、高い反発力で体が痛くなったことがある人や、あお向けで寝ることが多い人にもぴったりの寝心地となってます。
エマ・マットレスプレミアムも他モデルと同様に100日間の返品保証付です。返品時はほとんどメーカー側が対応してくれるので、わずらわしいこともなく気軽に試せます。
エマ・ハイブリッドV2がおすすめな人
- やや硬めの寝心地が好きな人
- 仰向け寝主体の人
- 腰がなるべく沈まない寝心地が良い人
- リスクフリーで試したい人
エマ・ハイブリッドV2は、プレミアムV2と比べてやや硬い印象を持っています。あお向け寝主体で、腰の沈みこみを防ぎたいと考えている場合はハイブリッドV2がおすすめです。
また、エマ・ハイブリッドV2「プラス」もありますが、こちらはカバーの通気性がアップしただけのバージョンです。値段は1,000円上がりますが、より快適さを求める場合は「プラス」の方を選んでみてください。良ければ、エマ・ハイブリッドV2プラスのレビュー記事もチェックしてみていただければと思います。