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ウレタンマットレスの「オープンセル」と「クローズドセル」の違いを徹底解説!

ウレタンマットレスを選ぶ際に見落とされがちなのが、「オープンセル」と「クローズドセル」という内部構造の違いです。どちらも同じウレタンフォームですが、その構造によって通気性や寝心地、耐久性が大きく異なります。

この記事では、「ウレタン オープンセル」と「クローズドセル」の違いを、通気性・体圧分散・耐久性・保温性といった4つの観点から徹底解説します。自分に合ったマットレスを選ぶための判断材料としてぜひご活用ください。

この記事の監修者

今真一 上級睡眠健康指導士 782号

今 真一

【上級睡眠指導士782号】
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠の質向上には寝具が重要と気づいて7年経つ寝具選びのプロ。自宅の一室は検証のためのマットレスだらけ。マットレス以外にも睡眠の大切さを世の中に広げる活動をしている。

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オープンセルとクローズドセルの違いを簡単に解説

ウレタンマットレスの構造は、内部にある「気泡」の状態によって大きく2つに分けられます。

エマスリープマットレスの内部 オープンセル構造

オープンセルとクローズドセルの違い

  • オープンセル構造:気泡が連結しており、空気が自由に出入りできる
  • クローズドセル構造:気泡が独立して密閉されているため、空気の通り道が少ない

この「気泡のつながり」が、通気性や柔軟性、耐久性に大きな影響を与えるのです。

今 真一 眠ハック 上級睡眠健康指導士

専門家コメント

上級睡眠健康指導士 今真一

ウレタンマットレスは「見た目が同じでも中身が違う」ことが多いんです。
オープンセルとクローズドセルの違いは、例えるなら“スポンジ”と“発泡スチロール”のようなイメージ。通気性や寝心地、へたりやすさに関わってくるので、構造を知って選ぶだけで満足度が大きく変わりますよ。

通気性の違い|蒸れにくさで選ぶならオープンセル

オープンセル構造は、気泡がつながっていて空気が流れやすいため、マットレス全体に高い通気性があります。湿気がこもりにくく、夏場でも蒸れにくいため、寝汗が気になる人や暑がりの方にはぴったりです。

一方、クローズドセル構造は密閉性が高いため、空気の循環がほとんどなく、熱がこもりやすい傾向があります。冬の寒い時期には保温性が活かされますが、夏場は蒸れやすくなる点に注意が必要です。

体圧分散の違い|やさしい寝心地ならオープンセル

オープンセルウレタンは柔軟性が高く、体の凹凸に沿ってしなやかに沈み込む特性があります。これにより体圧が均等に分散され、特定の部位に負担が集中しにくくなります。仰向け・横向きどちらにも対応しやすく、寝返りもしやすいのが魅力です。

一方、クローズドセルは構造が硬く密度も高いため、反発力はあるものの、体のフィット感はやや劣ります。ただし、硬めの寝心地が好みの方や、あお向けでしっかり支えてほしい方には安心感のある構造です。

耐久性の違い|長持ち重視ならクローズドセル

クローズドセル構造のウレタンは気泡が潰れにくいため、長期間の使用でもへたりにくい傾向があります。密度が高く、硬めで型崩れしにくいため、耐久性を求める方には適しています。

一方、オープンセルは柔らかさが魅力ですが、そのぶん圧力に弱く、長年使うと形が崩れやすい面があります。こまめにローテーションを行うなど、工夫次第で寿命を延ばすことは可能です。

保温性の違い|冬の冷え対策にはクローズドセル

クローズドセルは空気を閉じ込める構造のため、外気の影響を受けにくく、マットレス内の熱を保ちやすい特徴があります。冬場や寒冷地では、断熱性の高いクローズドセルが重宝されるでしょう。

対して、オープンセルは空気が循環しやすいため、熱がこもりにくく、保温性は低めです。ただし、寒さは敷きパッドや掛け布団で調整できるため、通気性を重視したい方にはむしろメリットとなります。

【比較まとめ表】オープンセルとクローズドセルの違い

オープンセルとクローズドセル、それぞれの構造にどんな違いがあるのか、ここまでで詳しく見てきました。
でも「結局どっちが自分に合っているの?」と迷う方も多いはず。そこで、特徴をひと目で比べられるように、両者の違いを表にまとめました。

項目 オープンセル クローズドセル
通気性 ◎(蒸れにくい) △(蒸れやすい)
体圧分散 ◎(柔らかくフィット) △(硬めで反発あり)
耐久性 △(柔らかいため劣化しやすい) ◎(硬めで型崩れしにくい)
保温性 △(熱が逃げやすい) ◎(熱がこもりやすい)
おすすめの季節 春~夏 秋~冬
向いている人 通気性・寝心地重視派 耐久性・保温性重視派

このように、オープンセル構造とクローズドセル構造には明確な違いがあります。どちらが優れているというよりも、「通気性」や「耐久性」など、重視したいポイントに合わせて選ぶのがベストです。

迷ったときは、自分の「体質」や「住環境」「季節ごとの悩み」を思い浮かべてみてください。それだけで、マットレス選びにぐっと納得感が生まれるはずです。

どちらを選ぶべき?ライフスタイルで判断しよう

結論として、「オープンセル」と「クローズドセル」のどちらが良いかは、人によって異なります。

どちらを選ぶべき?

  • 寝汗をかきやすい、柔らかめの寝心地が好き
    オープンセルウレタン
  • 寒冷地や冬場に使う、長く使いたい
    クローズドセルウレタン

最近のウレタンマットレスは、オープンセル構造が主流になりつつあり、柔らかくもへたりにくい高密度タイプも登場しています。一方で、アウトドアや車中泊など「断熱性」が重視されるシーンでは、クローズドセルが今も選ばれています。

まとめ|「ウレタン オープンセルかクローズドセルか」で寝心地は変わる

ウレタンマットレスの中でも、「オープンセル構造」と「クローズドセル構造」の違いは、通気性・耐久性・体圧分散・保温性といったあらゆる性能に影響します。マットレス選びで後悔しないためには、「自分の体質」「住環境」「使用シーン」に合わせた構造選びがとても重要です。

快適な眠りはマットレスから。構造の違いを知った今こそ、自分に合った一枚をじっくり選んでみてください。

睡眠健康指導士が監修!

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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