寒い地域にお住まいの方は、冬に厚着したり靴下を履いて寝る方も少なくないはず。しかし、それでは寝ているあいだの体温調整がうまくいかずに途中で起きることが増えたり、睡眠の質が下がってしまうことがあります。
この記事でレビューを紹介するトゥルースリーパー ヒートモアは、羽毛布団(当社販売の羽毛布団※ホワイトダックダウン85%/ダウンパワー350dp/シングルサイズ:充填量1.1kg)よりも約2.1倍暖かく、2万円前後と手を出しやすい価格。寒い冬を快適に過ごすひとつのお助けアイテムとしておすすめできます。
実際に使ってみなければわからないメリットやデメリットもまとめているので、ぜひ購入の検討材料にしてみてください。
トゥルースリーパーヒートモアの特徴や基本情報
トゥルースリーパーヒートモアは、ヒーターと掛け布団が一体化したセルフヒート掛け布団です。頭寒足熱の考えをもとに設計しているため、熱源であるヒーターは足元のみに設置。一般的な電気毛布よりも自然な暖かみを感じられます。
特徴について
主な特徴は以下のとおり。
ヒートモアの特徴
- 4層構造で熱が逃げない設計
- 首元にフィットしてくれる
- 足元にヒーターがついている
- USBコネクタを使用している
- 洗濯機で丸洗い可能
ヒートモアは、蓄熱わたや断熱アルミシートなどを使い、4層構造の熱が逃げにくい設計です。また、首元にフィットするように適度な重さがあるため、睡眠中の動きで熱が逃げにくくなっています。
ヒートモアの足元にはヒーターがあり、電源供給にはUSBコネクタを使用。モバイルバッテリーでも使えます。この点は、プラグを利用する一般的な電気毛布とは大きく違う点でしょう。
そのUSBコネクタを取り外せば、自宅の洗濯機で丸洗いができる点も大きな特徴。清潔さを保ちやすいので、ダニから本体を守ります。
基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
価格(税込) | 19,980円 |
サイズ | シングルサイズ |
重さ | 約2.9kg |
洗濯 | 可能※洗えない部品あり |
付属 | 本体(電源ケーブル付き)×1,コントローラー×1,取扱説明書×1 |
保証 | 1年保証,60日間全額返金保証 |
トゥルースリーパーヒートモアのレビュー
トゥルースリーパーヒートモアを使用してみました。肌触りや暖かさなど、実際に使わないとわからない点を中心にレビューしています。
収納バッグ付き
ヒートモア掛け布団は収納バッグがついています。
この収納バッグに入れれば、アウトドアで使うときや収納時にコンパクトに収まります。
しっかりボリュームのある掛け布団
収納バッグから取り出すと、しっかりボリュームのある掛け布団が出てきました。
ボリュームがありながらも、重さは約2.9kgなので取り扱いも楽そうです。
コードは右側の真ん中あたりからでています。
肌触りは滑らかで温かみがある
ヒートモアはしっかり起毛タイプのフランネル生地で、肌触りは滑らかです。電熱を利用しなくても十分に暖かい掛け布団なので、冬が来てから活躍する印象を受けました。
掛け布団カバー用のループもあり、好みの肌触りに変えることも可能です。
ヒートモア本来の暖かさを感じられない場合があるため、掛け布団カバーを被せずに使う方がおすすめです。
掛け心地は重すぎず軽すぎず
掛け心地は重たすぎず軽すぎずといったところです。軽すぎると寝ているあいだにはだけて寒さを感じてしまいますし、重すぎると寝苦しさを感じる場合があります。ちょうどいい掛け心地である点も快眠感を高めるポイントだと思います。
体全体というよりは足元が集中的に温まる
熱源となる糸状のヒーターは、真ん中から下にかけて4か所あります。
そのため、体全体に熱が伝わるというよりは、足元が温められて体自体が温まるといった感覚です。体がポカポカするので、足が冷たくて寝つきにくいような冷え性さんには最適な温まり方かもしれません。
暖かさは「高」だと真冬、「弱」「中」は秋ぐらいに向いてる
ヒートモアの設定温度は弱から高までの3段階。どの温度が適正なのかは、住んでいる地域や家の造り、季節や人の感じ方により異なります。
各設定温度の布団内温度を検証してみたので、以下をごらんください。
※布団の内部温度を簡易的に測った数値です。周囲の環境や測定方法によって数値が異なる場合があります。
設定温度 | 布団内温度 |
弱 | 約28度 |
中 | 約33度 |
高 | 約42度 |
検証概要
- 計測時の室温:約25℃
- 温度計の設置位置:布団内部(ヒーターの近く)
- 人の有無:なし(温度計のみ入れ込む形)
- 計測タイミング:スイッチ切り替え後約1時間
結果、「弱」は約28度、「中」は約33度、「高」は約42度の布団内温度になりました。検証時の部屋の温度は25度だったので、室温との差は弱で+3度、中で+8度、高で+17度といったところです。
もう少し寒くなってから再度検証してみようと思います。
肌感ですが、弱と中は秋からでも使えるような温度設定で、高は冬であったり冷え性の場合に適してそうな温度設定に感じました。
安い羽毛布団を買うならヒートモアが良い
羽毛布団はダウンパワーや充填量によって暖かさが異なりますが、一般的に安いほど暖かさが足りないので、冬には毛布と併用することがあります。
ヒートモアは、それ一枚で羽毛布団※当社販売の羽毛布団(ホワイトダックダウン85%/ダウンパワー350dp/シングルサイズ:充填量1.1kg)より暖かいため、安い羽毛布団を買って毛布と併用するよりも節約できる点がうれしいポイントでしょう。
トゥルースリーパーヒートモアを実際に使用してわかったメリット・デメリット
メリット
メリット
- 足元から入眠にアプローチしてくれる
- 冬の寝具がコンパクトになる
- 暖房を使うより電気代がおさえられる
- 衛生面で安心できる設計や仕様
- キャンプや防災の備えとして重宝する
- 気に入らなければ返品できる
ヒートモアを使うと、上記のように価格面、快適さ、防災面、保証面でたくさんのメリットを得られます。
特に、掛け布団には珍しい60日間の返品保証はネット購入だからこそ必須のサービスです。「使用感は公式ページどおりなのか」「自分の住んでる地域でも暖かくなるのか」など、失敗リスクが怖い方でも安心して購入できるでしょう。
デメリット
デメリット
- タイマーやダニ退治などの機能性がない
- 温度設定が3段階しかない
タイマーやダニ退治などの機能性がない
ヒートモアはタイマー機能やダニ退治機能はありません。
しかし、どちらもあまり気にする必要はないように思います。というのも、3時間経てば自動でスイッチがOFFになるから、また、丸洗いできることやダニ透過率が0.01%とほぼゼロに近いという特徴があるからです。
よほど細かいタイマー設置をしたい方や、どうしてもダニが気になるという方以外は特に問題となるデメリットではないでしょう。
温度設定が3段階しかない
ヒートモアの温度設定は3段階。微調整が効かない点をデメリットに感じる方も少なくないでしょう。ただ、設定できる温度帯が多くても実際に使いこなすのはむずかしい場合もありますし、シンプルに3段階でも不便は少ないのかなと思います。
3段階の温度設定を試してみて、自分に合う温度帯でなければ返品も可能です。電気代や肌触りなど別のメリットを重視して一度試してみてはいかがでしょうか。
トゥルースリーパーヒートモアの使い方-お手入れ方法
トゥルースリーパーヒートモアの使い方は簡単。
①USB電源アダプタに繋いで、②3段階の内、好きな温度に設定するだけです。USBアダプタは付属していないため、別途用意しましょう。
USB 電源アダプター(もしくはモバイルバッテリー)は、出力が電圧5V・電流2A 以上のUSB(Type-A)ポートを用意してください。
お手入れ方法
ヒートモアの主要なお手入れは2つです。
- 陰干しをする:1~2週間に1回程度
- 洗濯をする:1か月に1回程度
陰干しは、ヒートモアが吸収した汗や湿気を取り除き、カビ発生リスクをおさえるためにおこないます。天日干しは商品に不具合が生じる場合があるそうなのでNGです。
また、ヒートモアはコードごと自宅の洗濯機で丸洗い可能です。推奨頻度は1か月に1回程度ですが、気になったときに洗うことで清潔さを常に保つことができます。洗えないものや洗濯方法は以下のとおりです。
注意ポイント
- コントローラー(黒)、電源アダプター(別売品)、 USB 延長ケーブル(別売品)は取り外す。
- 本体コードが故障の原因となるので必ず洗濯ネットに入れる。
- 乾かすときは天日干しNG。晴れた日に陰干しで乾かす。
- 乾燥機の使用はNGです。
コントローラーを取り外す
まず、コントローラーは洗えないので取り外しておきます。
白いコードをもって黒いコードをまわすとロックが外れます。ロックが外れたのを確認してから引き抜きましょう。
適切に折りたたむ
白いコードが内側に入るように折りたたみます。
両側から縦に三つ折りしましょう。
続いて、上記画像の点線に沿って内側に折りたたみます。
この状態で洗濯ネットに入れます。洗濯は、手洗いコースなど優しいコースにして洗いましょう。
陰干しをおこない完全に乾かす
最後に陰干しをして完全に乾かします。
陰干しの前に、白いコードについている水気はタオル等でふき取ってください。
以上で洗濯完了です。
※ヒートモアの説明書通りです。
トゥルースリーパーヒートモアがおすすめな人
私が実際に体験した感想から考えるトゥルースリーパーヒートモアがおすすめな人をまとめてます。購入の参考にしてみてください。
こんな方におすすめ
- 何枚も重ねて冬を乗り越えている
- 肌触りのいい掛け布団を探してる
- 自宅で洗える布団が良い
- アウトドアや災害時の備えとして活用したい
- 羽毛布団だけだと寒くて毛布も使っている
- 気に入らなかった場合に返品できる商品が良い
価格帯が安い羽毛布団を使用している場合は、1枚だけで寒い冬を越せない場合があります。トゥルースリーパーヒートモアは羽毛布団よりも暖かいため、特に「安い羽毛布団と毛布を併用している」方におすすめできます。