睡眠中にマットレスがギシギシなってしまうと気になりますよね。
そのギシギシ音の主な原因はマットレスの「バネ(スプリングコイル)」です。
そのまま使い続けていると睡眠の質にも悪影響、ストレスの原因にもなります。
そこで今回はマットレスのギシギシ音についてと、その対処法も詳しく解説していきます!
マットレスのギシギシ音はバネが原因
マットレスから聞こえるギシギシ音は、マットレス内部の「バネ」がこすれあう音です。
バネとは、マットレスに入っているスプリングのこと。スプリングマットレスはバネがいくつも繋がりあってできているので、バネに何か不具合があるとギシギシ音が鳴ります。
例えば、マットレス内部に変形したバネある場合。マットレスの上で飛び跳ねたりして強い力が加わるとバネが変形します。
変形したバネはギシギシ音が出やすいため、小さな子どもがいるお家は注意が必要です。
スプリングを使ったマットレスにもいくつか種類があります。ボンネルコイルやポケットコイル、高密度連結スプリングなどです。
ポケットコイルはバネが1つ1つ独立しているためギシギシ音は鳴りにくいといえます。
注意したいのが高密度連結スプリングやボンネルコイルです。
とくに価格の安いボンネルコイルは揺れやすくもともとギシギシ音が鳴りやすい傾向にあります。
普段から音に敏感な人がスプリングマットレスを選ぶならポケットコイルにすることをおすすめします。
ベッドマットレスのスプリング以外で考えられる原因
ベッドマットレスのスプリング以外に、ギシギシ音が鳴るのはどんな原因があるのでしょうか。
こちらでは4つの原因を紹介します。
- マットレスのヘタリ
- バネが錆びている
- ベッドを置いている床
- ベッドフレームのネジ
マットレスにヘタリがある
マットレス自体のヘタリもギシギシ音の原因です。
長い間使っているうちに、負荷がかかりやすい腰あたりから凹んでいきます。
マットレスが変形すると本来備わっている体圧分散性がうまく発揮されません。
その結果、寝返りで動くたびにギシギシ音を感じるようになります。
マットレスがヘタってもウレタン系などノンコイルのマットレスならギシギシ音は出ません。
まずギシギシ音の原因がマットレスにあるかどうかチェックしましょう。
床にマットレスを直置きして、その上に寝てみると簡単に確認できます。
バネが錆びている
マットレス内部のバネが錆びるとギシギシ音が鳴ります。
錆びる原因は、私たちが睡眠中にかいた汗です。
汗はマットレス表面から吸収されて、ットレス内部に湿気として溜まります。
湿気が溜まるということは、ットレスが水分を含んだ状態。水に弱い金属のバネは時間の経過とともにゆっくり錆びていきます。
錆びたバネ同士がこすれあうとギシギシ音はさらに悪化します。
バネの錆びるスピードを緩めるためにも、コマメに陰干ししたり湿気を逃がす手入れが重要です。
ベッドを置いている床
歪みのある床にベッドを置くとベッドの脚と床に摩擦が生まれてギシギシ音が発生します。
ギシギシ音の原因がマットレスでもベッドフレームでもないときは床をチェックしましょう。
床は水平に見えて微妙な凹凸があったり少しの傾きがあります。
ベッドの脚と床にすき間ができて生じる摩擦がギシギシ音の原因に。ずっと同じ位置にベッドを置いていると床の歪みをさらに進行させる可能性もあります。
ベッドフレームのネジ
マットレスを替えてもギシギシ音を感じるなら原因はベッドフレーム本体にあるかもしれません。
例えばベッドフレームのネジです。ベッドフレームの留め具であるネジは長期間使っていると自然に緩んできます。
ネジが緩むとパーツ同士にすき間ができるためそれが軋みにつながります。
今までギシギシ鳴らなかったのに、急にうるさくなったときはベッドフレームのネジを確認してみましょう。
マットレスのバネの音の悪影響
マットレスのバネから聞こえるギシギシ音は入眠を妨げる原因になります。あなたが寝返りを打つたびに耳元でギシギシ鳴れば気になるのも当然です。
「うるさい」「耳障り」と感じるようになり、ぐっすり眠れません。
さらにバネの音は入眠を妨げるだけでなく睡眠の質も低下させます。
動くたびに聞こえるギシギシ音を避けようと体が無意識に寝返りを抑制。ぐっすり眠れていないため中途覚醒や早朝覚醒もしやすくなります。
そんな状況が長く続けば睡眠不足になるのは確実です。
しっかり疲れがとれていないので日中に眠気を感じるようになり、活動にも支障が出るようになり、さらに精神的ストレスも増大するでしょう。
マットレスのバネの音が気になるときの対処法
マットレスのバネの音に対処法はあるのでしょうか。ギシギシ音が気になり始めたら、次の3つの方法を試してみましょう。
マットレスを買い替える
マットレスのバネに原因があるときは、マットレスそのものを買い替えましょう。
経年劣化したバネがギシギシ音を鳴らしているため、音が自然に消えたり改善することはありません。
マットレスを裏返してみる、マットレスパッドで厚みを出して音を聞こえにくくする方法もありますが、完ぺきな改善はむずかしいでしょう。
もし買い替えるならNELLマットレスのような「ポケットコイルマットレス」がおすすめです。
ポケットコイルマットレスは、スプリング同士が独立して、それぞれ布で包まれています。スプリング同士の摩擦がないため、ギシギシ音はほぼ生まれません。
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マットレスを置く場所を変える
軋みによるバネの音は、マットレスの設置場所を変えてみましょう。マットレスの位置を少し変えるだけでも、ギシギシ音は改善する可能性があります。
部屋の広さや間取りの問題からマットレスの移動がむずかしい、または移動したくない人はラグマットを活用しましょう。
マットレスの位置はそのままで脚と床のすき間を埋められます。
もっと手軽に改善したい人はベッドフレームの脚裏に「滑り止め・ズレ防止の保護パッド」をつけるのもおすすめです。
ベッドフレームのネジを締め直す
ベッドフレームの軋みが原因なら、ネジを締め直してみましょう。とくに専門的な技術や道具は必要ありません。自宅に工具があれば、女性でも簡単に調整が可能です。
ネジは定期的に締め直しが必要です。一度締め直しても時間の経過とともに緩んできます。
陰干しのためにマットレスを移動したときにチェックすると忘れません。
ゆるみ以外に、ネジに付着したホコリや汚れが原因になっている可能性もあります。締め直すついでに、ネジもキレイにしてあげましょう。