【2025年最新版】高反発枕おすすめランキング7選|専門家が選び方と失敗しないコツを解説

「柔らかい枕が合わないのかな」「柔らかいと寝返りがうまく打てない」「寝起きが辛い・だるい」と悩んでいる人に高反発枕はおすすめです。
そのサポート力の高さで首や肩をしっかり支え、寝姿勢を整えてくれます。
今回は高反発枕が気になっている人のために、メリットとデメリット、選び方のポイントを解説。さらに上級睡眠健康指導士で寝具に詳しい筆者が、実際に体験した枕の中からおすすめできると感じた枕をご紹介していきます。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
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高反発枕とは?低反発との違い
高反発枕とは、体をしっかり押し返す力を持つ素材(ウレタンフォームやファイバー素材など)を使った枕のことです。沈み込みが少なく、頭や首を面で支えるため、寝返りをスムーズにサポートできるのが大きな特徴です。
一方で低反発枕は「ゆっくり沈み込む柔らかさ」があり、頭を包み込むようなフィット感を得やすいのが魅力です。しかし反発力が弱いため、寝返りがしにくいというデメリットがあります。
つまり、高反発=動きを助ける/低反発=包み込んで安定させるという違いがあり、どちらを選ぶかは体質や寝方のスタイルによって変わります。
高反発枕とは|メリットとデメリット
高反発枕とは、しっかりとした反発力で頭や首を押し返す力を持つ枕のことです。代表的な素材は高反発ウレタンやポリエチレンファイバーで、沈み込みすぎず、寝返りをスムーズにサポートできるのが特徴です。
それぞれのメリット・デメリットは以下のとおり。
高反発枕のメリット
- 寝返りがしやすく、体圧を分散できる
- 首や肩が沈み込みすぎず、自然な姿勢を保てる
- 通気性の良い素材が多く、蒸れにくい
高反発枕はしっかりと体を押し返す力があるため、寝返りがスムーズに打てます。これは「夜中に同じ姿勢で固まって肩が痛い」と悩んでいた人にとって大きなメリットです。
また頭が深く沈まないので、首から背骨にかけてのラインが崩れにくく、ストレートネックや肩こりを抱える人のサポートにもつながります。さらに、ファイバー素材やメッシュ構造のモデルを選べば通気性が良く、夏場や汗をかきやすい人でも快適に使える点が強みです。
高反発枕のデメリット
- 硬さが合わないと首や頭に違和感を感じやすい
- 人によっては「硬すぎる」と感じてリラックスできない
- 安価な製品はへたりやすく、寿命が短いこともある
一方で、高反発枕は「硬さ」がネックになることがあります。特に柔らかい寝心地に慣れている人にとっては圧迫感が強く、「リラックスできない」と感じる場合もあります。
また、価格が安い製品は中材の密度が低く、数か月で反発力が落ちることも珍しくありません。長く快適に使いたいなら、密度の高い素材を使ったモデルや、返品保証がある製品を選ぶのがおすすめです。
高反発枕が合う人・合わない人
高反発枕は寝返りをサポートしてくれる一方で、人によっては「硬すぎる」と感じることもあります。ここでは、どんな人におすすめで、どんな人には合わないのかを具体的にまとめました。自分の睡眠スタイルに当てはめてチェックしてみましょう。
高反発枕が合う人
- 寝返りが多い人
- 首や肩のこりに悩んでいる人
- 仰向けでも横向けでもバランスよく寝たい人
- 暑がりで蒸れにくい枕を探している人
高反発枕は反発力が強く、体を押し返してくれるので寝返りがしやすいのが特徴です。夜中に何度も寝返りを打つ人にとっては、朝起きたときの体のこわばりが減りやすいでしょう。首や肩が沈み込みすぎないため、ストレートネックや肩こりに悩んでいる方にも向いています。
また、通気性の良い素材が多いので「暑がりで夏場に蒸れて困る」という方には快適さを実感しやすい枕です。
高反発枕が合わない人
- 柔らかい寝心地を好む人
- 包み込まれる安心感を求める人
- 筋力が弱く、寝返りをあまり打たない高齢者
- 首や頭に硬さの圧迫感を感じやすい人
一方で、ふんわり沈む低反発のような「包まれる安心感」が好きな人にとっては、高反発枕のしっかりした硬さは違和感になりやすいです。
特に寝返りをほとんど打たない高齢者や、首まわりに敏感な方は圧迫感を感じて眠りにくいことも。柔らかさやリラックス感を重視するなら、低反発枕やジェル素材の枕の方が合う場合があります。
高反発枕は“動きながら眠る人”に相性が良く、低反発枕は“動かずに眠る人”に合う傾向があります。自分がどちらのタイプかを見極めることで、枕選びの失敗を大きく減らせます。
▶ 「やっぱり低反発枕が気になる」という方はこちら → 低反発枕のメリット・デメリット解説
▶ 枕選びで迷ったらこちら → 専門家がおすすめする枕ランキング
高反発枕の選び方(高さ・サイズ・素材・通気性・保証)
高反発枕を選ぶときは「高さ」「サイズ」「通気性」「素材」「保証制度」の5つを意識することで、後悔しにくい選び方ができます。それぞれのポイントを具体的に解説します。
高さが自分に合っているものを選ぶ
枕の高さは快眠の要。高すぎても低すぎても首や肩に負担がかかり、寝返りがしにくくなります。理想は立っているときの自然な姿勢を寝た状態で再現できる高さ。耳・肩・腰のラインが一直線になり、目線がまっすぐ天井を向けるのが正しいポジションです。
ネット購入の場合は高さを試せないため、返品保証つきや高さ調整可能なタイプを選ぶのが安心できます。
【自宅でできる】簡単セルフチェック
バスタオルを折りたたんで頭を乗せ、背骨のS字カーブと首の角度が自然に保てる高さを探してみましょう。その高さがあなたに合う枕の目安になります。
用意するもの
枕の適切な高さをセルフチェックするために用意するものは3つ。
- 使用中のマットレスor敷布団
- バスタオル
- 定規(高さを計るもの)
2人でおこなえるなら、スマホなどで寝姿勢の写真を撮ってもらってみてください。
バスタオルを折りたたむ
バスタオルを折りたたんで頭を乗せましょう。このときに、以下の3点を確認してください。
- 背骨(脊柱)が自然なS字を描いている
- 首に無理な力が加わっていない
- 力を抜いたときに目線がまっすぐ天井を向く
上記3点の状態が無理なく維持できてる高さがちょうど良い高さです。
バスタオルの高さ=選ぶべき高さ
頭を乗せた状態で、バスタオルの高さを定規などで計って見てください。その高さがあなたの適切な高さに近いものになります。
注意点
バスタオルの沈み込みが少ないからこそできる測り方です。低反発枕を探している人には適さない場合が多いので注意してください。また、枕によって沈み込み方が変わるので、あくまでもおおまかな目安として捉えてみてください。
自分に合った枕の高さをさらに詳しく知りたい方は、実店舗のある寝具屋さんに計測器があるので、実際に足を運んでみるのも良いかと思います。
サイズが広めなものを選ぶ
高反発枕は寝返りのしやすさが魅力ですが、幅が狭いと寝返りのたびに頭が枕から落ちてしまいます。一般的なサイズは約63×43cmですが、最低でも幅60cm以上の枕を選ぶと安心です。成人の頭3つ分のスペースが目安になります。
通気性の高いものを選ぶ
高反発枕でも素材によっては熱がこもりやすく、中途覚醒の原因になります。特に暑がりの人や夏場の使用では、通気孔のあるウレタンやメッシュ構造のファイバー素材を選ぶと快適です。最近は「頭の熱を逃がす設計」に特化した枕も増えています。
素材の特徴を加味して選ぶ
高反発枕に使われる代表的な素材はウレタン・ファイバー・ジェル・ラテックスです。素材ごとに寝心地やメンテナンス性が異なるため、自分の優先ポイントに合わせて選びましょう。
素材 | 特徴・メリット | デメリット |
![]() ウレタン |
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|
![]() ファイバー |
|
|
![]() ジェル |
|
|
![]() ラテックス |
|
|
保証制度をチェックする
実際に寝てみないと合うかどうか分からないのが枕選び。最近は30日〜100日のトライアル期間や返品保証を設けているメーカーも多いです。特にネット購入では保証制度の有無が「後悔しないかどうか」を左右します。
主要な高反発枕の比較表
どの枕を選ぶか迷った方のために、今回紹介した人気枕のスペックを横並びで比較できるよう表にまとめました。価格・素材・高さ調整・丸洗い可否・保証の有無をチェックすれば、自分に合う枕が絞りやすくなります。
↓この表は横にスクロールできます。
枕名 | 画像 | 価格 | リンク | サイズ | 素材 | 高さ調整 | 丸洗い | 保証 | 返金保証 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エマピロー | ![]() |
12,000円 | 60×30×10cm | ウレタン | 〇 | カバーのみ | 1年 | 100日間 | |
BAKUNE MAKURA | ![]() |
15,950円 | 70×40×5〜10cm | ウレタン・ファイバー | 〇 | カバー・シート | なし | 30日間 | |
モットン 高反発枕 |
![]() |
17,800円 | 55×40×3〜11cm | ウレタン | 〇 | カバーのみ | 1年 | 100日間 | |
エアウィーヴS-LINE | ![]() |
24,200円 | 66×40×7〜11cm | ファイバー | 〇 | 本体可 | 1年 | 30日間 | |
テクノジェル アナトミックカーブ |
![]() |
29,700円 | 66×40×7〜11cm | ジェル・ウレタン | × | カバーのみ | 3年 | × | |
ヒツジのいらない枕 調律 |
![]() |
19,800円 | 60×30×10cm | ウレタン・ファイバー | 〇 | 枕全体 | 1年 | 100日間 | |
ブレインスリープ ネックコンディショニング |
![]() |
33,000円 | 58×32×8cm | ファイバー | × | 枕全体 | 1年 | 100日間 |
【専門家が厳選】高反発枕おすすめランキング7選
高反発枕のおすすめランキングです。筆者が実際に体験した枕の中から、特に寝心地が良かったものをランキング形式でまとめています。
ランキングの評価基準は以下の5項目です。
評価基準
- 寝心地:単純に寝心地良いか悪いか
- 通気性:頭が蒸れないかどうか
- 寝返り:寝返りしやすいかどうか
- 首肩こり:首肩こり改善に適切な寝心地か
- コスパ:価格と質のバランスはどうか
エマピロー
価格(税込) | 12,000円 →9,600円 |
---|---|
サイズ | 60cm×30cm×10cm |
素材 | ウレタン |
高さ調節 | 可能 |
丸洗い | カバーのみ |
保証 | 1年 |
返金保証 | 100日間 |
▼フラットで幅広だから寝返りしやすい
エマピローは世界600万人が愛用してる人気ブランド「エマスリープ」が販売している枕です。ジェルメモリーフォームと呼ばれる宇宙飛行士を大きな衝撃から守るために、NASAが開発した素材を使用。頭・首・肩にかかる体圧をしっかり分散してくれます。
高さ調整は3段階、形状はフラットタイプ。ウレタンながらに通気性の高いオープンセル構造素材を使用してるため、ムレを感じにくいバランスの良い枕です。
BAKUNE MAKURA
価格(税込) | 15,950円 |
---|---|
サイズ | 70×40×高さ5〜10cm |
素材 | ウレタン,ファイバー |
高さ調節 | 可能 |
丸洗い | カバーとファイバーシートのみ |
保証 | なし |
返金保証 | 30日間 |
▼6段階の高さ調整が可能!
BAKUNE枕は、BAKUNEリカバリーウェアで有名なブランド「TENCIAL」が販売する枕です。4枚のシートを抜き差しすることで高さを6段階、5~10cmの幅に調整可能できます。フォームは首に当たる部分が緩やかなカーブを描き、寝心地にストレスを感じにくい設計となってます。
モットン 高反発枕
価格(税込) | 17,800円 |
---|---|
サイズ | 55cm×40cm×3~11cm |
素材 | ウレタン |
高さ調節 | 可能 |
丸洗い | カバーのみ |
保証 | 1年 |
返金保証 | 100日間 |
▼日本人の体型に合わせた設計
モットン枕は首肩コリを解消するためにつくられた枕です。70D以上の高密度独自ウレタン素材「ナノスリー®」を使用しています。密度が高いとへたりにくい特徴があります。
高さ調整は3段階、形状はフラットタイプ。デスクワークや日々の寝不足で悩む人におすすめです。
エアウィーヴピローS-LINE
価格(税込) | 33,000円 |
---|---|
サイズ | 66cm×40cm×7~11cm |
素材 | ファイバー |
高さ調節 | 可能 |
丸洗い | 可能 |
保証 | 1年 |
返金保証 | 30日間 |
▼あお向けも横向きもしやすく高通気性
エアウィーヴピローS-LINEは、エアウィーヴ枕の中でも寝返りのしやすいゾーニング設計の枕です。中材はシャワーで丸ごと洗えるファイバー素材を使用し、長く清潔さを保てます。
高さ調整は7~11cm、形状はフラットタイプです。通気性はウレタンよりも断然高く、暑がりな人におすすめできます。
テクノジェルピローアナトミックカーブピロー
価格(税込) | 29,700円 |
---|---|
サイズ | 66×40×7~11cm |
素材 | ジェル・ウレタン |
高さ調節 | ✕ |
丸洗い | カバーのみ |
保証 | 3年 |
返金保証 | ✕ |
▼医療で使われるゲル素材使用のイタリア製枕
テクノジェル穴とも一句カーブピローは、医療用途で開発されたTechnogel®を使用したイタリア製の枕です。Technogel®素材はスポーツカーのシートやオフィスチェアなどにも使われ、安全性や信頼のおける素材。また耐久性が高いのも特徴です。
高さ調整はできませんが、購入時に高さ7・9・11cmの3種類から選べます。
ヒツジのいらない枕 調律
価格(税込) | 10,800円 |
---|---|
サイズ | 60cm×30cm×10cm |
素材 | ウレタン・ファイバー |
高さ調節 | 可能 |
丸洗い | 枕全て |
保証 | 1年 |
返金保証 | 100日間 |
▼独特な三角ハチの巣構造で高体圧分散を持つ
ヒツジのいらない枕は、TPE素材を使用した高体圧分散&高耐久性をもつ枕です。TPE素材はボールペンのグリップにも使われるゴム素材。ハチの巣のような独特形状が、頭を多方向から支え、重さを分散します。
ファイバー素材のシートが使われているため通気性にも優れています。高さ調整は8段階と、当ページで紹介している枕の中では最多です。TPE素材もファイバー素材も水で洗えるので、丸ごと洗えるメリットがあります。
ブレインスリープネックコンディショニング
価格(税込) | 33,000円 |
---|---|
サイズ | 58㎝×32㎝×8cm |
素材 | ファイバー |
高さ調節 | ✕ |
丸洗い | 枕全体 |
保証 | 1年 |
返金保証 | 100日間 |
▼ストレートネック特化ブレインスリープ
近年人気急上昇中のブレインスリープピローシリーズで、ストレートネック改善に特化したモデルです。緩やかなカーブによる高低差が首と肩をやさしく支えられることで体圧を分散。頸椎への負担を軽減します。
また両サイドが硬め設計となっており、寝返りがしやすい仕様です。ただ高さ調整はできませんので8cmだと低そうだと感じる場合は避けたほうが良いかもしれません。
よくある質問(寿命・お手入れ・価格相場など気になる点)
- 高反発枕の寿命はどのくらいですか?
- 一般的には2〜3年程度が目安です。毎日使うことで反発力が少しずつ弱まり、高さや形が変わってサポート性が落ちていきます。押しても戻りが遅くなったり、へたりが目立つようになったら買い替え時期と考えてよいでしょう。
- 高反発枕は洗えますか?
- 素材によります。ウレタン素材は基本的に水洗いできませんが、ファイバー素材やパイプ素材の高反発枕は丸洗い可能なものが多いです。ウレタン枕の場合はカバーをこまめに洗濯し、本体は陰干しで湿気を飛ばすのがお手入れの基本です。
- 高反発枕の価格相場は?
- 相場は5,000円〜15,000円ほど。機能性やブランドによっては2万円以上する商品もあります。安価なものは耐久性が低いこともあるため、長く快適に使いたい場合は1万円前後を目安に選ぶと失敗が少なくなります。
- お試しや返品保証はありますか?
- 最近は30日〜100日間のトライアルを設けているメーカーも増えています。枕は実際に寝てみないと合うか分からないため、返品保証があるかどうかは購入前に必ず確認しましょう。
まとめ|自分に合った高反発枕で快眠を手に入れよう
高反発枕は、しっかりした反発力で寝返りをサポートし、首や肩への負担を軽減してくれるのが大きな魅力です。一方で、硬さや高さが合わないと逆に寝づらさを感じることもあります。
後悔しないためには高さ調整ができるか・通気性の工夫があるか・返品保証があるかといったポイントを押さえて選ぶことが大切です。
自分の寝姿勢や体格に合った高反発枕を選べば、朝の目覚めが変わり、毎日の睡眠がもっと快適になります。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの一つを見つけてください。
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今 真一