和室でマットレスを使うなら、私は三つ折りタイプがおすすめだと思っています。使わないときに立てかけられますし、畳の湿気対策もしやすいからです。
ただ、三つ折りならどれでもいいわけではありません。厚さは十分でも重くて片づけにくいものがありますし、軽くても寝心地が合わなければ意味がないですよね。そこで今回は、畳に直接敷けること、寝心地、日々の扱いやすさを重視して3つのマットレスを選びました。
実際に多くのマットレスを触ってきた経験も踏まえながら、それぞれの向き不向きを紹介します。
この記事の執筆・監修者
身長175cm・体重62kg。100種類以上のマットレスを体験し、寝心地や体型との相性をレビュー。YouTubeでは500件以上の寝具相談に対応してきました。
和室におすすめの三つ折りマットレス3選
今回選んだのは、エムリリー優反発、雲のやすらぎプレミアム三つ折り、エアウィーヴ スマートZ01の3つです。
どれも三つ折りですが、寝心地はかなり違います。
| 商品名 | 画像 | 厚さ | 重さ | 価格 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| エムリリー 優反発8cm |
8cm | 約6kg※ | 32,980円 | 柔らかさと支えのバランス | |
| 雲のやすらぎ 三つ折り |
13cm | 約8kg | 46,800円 | 厚みがあり底付きしにくい構造 | |
| エアウィーヴ スマートZ01 |
約9cm | 約9kg | 77,000円 | 高い通気性と水洗いできる中材 |
※シングルサイズで比較。価格は2026年10月時点の参考価格。エムリリーの重量は旧記事の確認値で、現行モデルの再確認が必要です。
- 柔らかめが好きならエムリリー
- 厚みを優先するなら雲のやすらぎ
- 硬めの反発感と通気性を求めるならエアウィーヴ
大雑把にいえば、上記の考え方で選ぶといいと思います。
エムリリー優反発8cm|柔らかさも欲しい人に
エムリリー優反発8cmは、硬すぎない寝心地を求める人におすすめしたいマットレスです。上層には独自の優反発フォーム、下層には高反発フォームを採用しています。表面は体になじみやすく、下の層で支えるような構造ですね。
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高反発マットレスというと、硬くて体があまり沈まないものを想像する人もいると思いますが、エムリリーは上層の柔らかさを感じながら、下層の反発力で支えるタイプです。
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畳で使うことを考えると、厚さ8cmは扱いやすい部類。比較的コンパクトに折りたためるので、昼間は部屋を広く使いたい人にも向いています。
ただ、体格が大きい人や深い沈み込みを好む人は、底付きしないか確認したいところです。
おすすめな人
- 硬すぎるマットレスが苦手な人
- 収納性と寝心地のバランスを重視する人
- 予算を3万円台に抑えたい人
注意点
- 体格によっては8cmの厚さが物足りない場合がある
- ウレタン中材は基本的に水洗いできない
エムリリーが気になる方は、エムリリー優反発とエコヘルスの違いも参考にしてみてください。
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合わせて読みたい!エムリリー優反発とエコヘルスの違いを比較|[価格・目的・体型]の3項目。
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雲のやすらぎプレミアム三つ折り|厚みを重視する人に
雲のやすらぎプレミアム三つ折りは、13cmという厚みが大きな特徴です。
直置き用のマットレスで心配なのが底付き。特に体重が重めの人は、薄いマットレスだと腰やお尻の下に床の硬さを感じることがあります。
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その点、雲のやすらぎは厚みに余裕があります。
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内部には高反発ウレタンを使い、体を支える構造になっています。単に柔らかく沈み込むマットレスというより、ある程度しっかり支えられる寝心地を求める人に合いやすいでしょう。
この商品で注目したいのは、厚さと重量のバランスです。13cmの厚みがありながら、シングルサイズで約8kg。以前、重量が気になってメーカーに直接問い合わせたこともあります。
ただ、8kgは決して軽いわけではありません。毎朝押し入れまで運ぶなら、負担になる人もいると思います。部屋の隅に折りたたんで立てかけておくような使い方のほうが、扱いやすいかもしれません。
おすすめな人
- 厚みのある三つ折りマットレスが欲しい人
- 薄型マットレスで底付きが気になった人
- 適度なしっかり感を求める人
注意点
- 折りたたんでも厚みがあり収納場所を取る
- 毎日持ち運ぶには約8kgの重さが気になる場合がある
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※クーポンはセールと併用可能です。注文画面にクーポン入力欄があります。
構造や実際に気になる点については、雲のやすらぎプレミアム三つ折りのメリット・デメリットで詳しくまとめています。
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合わせて読みたい!【レビュー】雲のやすらぎプレミアム三つ折りマットレスの口コミ評判!デメリットも解説
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エアウィーヴ スマートZ01|通気性と洗いやすさで選ぶなら
最後は、エアウィーヴ スマートZ01です。今回紹介する3つの中で、素材の特徴が最も違うマットレスです。
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中材には独自のエアファイバーを使用。繊維状の樹脂が立体的に絡み合う構造で、空気が通りやすく、反発力も強めです。寝心地は比較的硬め。体をふんわり包み込むというより、下から押し返されるような感触が特徴ですね。
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眠ハックのレビューでは、仰向け7/10、横向き5/10という評価でした。横向きだと肩まわりに硬さを感じやすい点は、選ぶ際に考えておきたいところです。
そして、和室で使ううえで魅力的なのが通気性と洗いやすさ。
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カバーだけでなく、中材まで取り外して水洗いできます。汗や汚れが気になるときに洗えるのは、ウレタンにはないメリットです。
ただし、通気性がいいからといって、畳に敷きっぱなしにしていいわけではありません。
畳との接地面には湿気が残る可能性があるので、使用後は折りたたんで風を通してあげましょう。
また、シングルで約9kgあるため、見た目ほど軽量ではない点にも注意。今回の3商品の中では最も重いモデルです。
おすすめな人
- 硬めで反発力のある寝心地が好きな人
- 通気性を重視してマットレスを選びたい人
- 中材まで水洗いできる商品が欲しい人
注意点
- 横向き寝では硬さが気になる場合がある
- 約9kgあり、毎日の持ち運びにはやや重い
- シングルで7万円台と価格が高め
予算は必要ですが、通気性の高さと洗いやすさを重視するなら、十分検討する価値があると思います。
※リンク先でスマートZ01を選んでご確認ください。価格や返品条件は購入時の案内が優先されます。
和室で使う三つ折りマットレスの選び方
和室用のマットレスを選ぶとき、私が特に確認してほしいのは3つです。
① 重さだけでなく、毎日片づけられるか
まず重さです。和室で使う場合、寝心地と同じくらい重要だと思います。
マットレスは買ったその日だけ使うものではありません。毎朝持ち上げて、風を通して、必要なら収納するといった使い方が続きます。
例えば9kgという重量でも、持ち手があるかどうか、折りたたんだときに安定するかどうかで扱いやすさは変わります。
② 厚さだけで底付きを判断しない
畳には多少の弾力があるとはいえ、薄いマットレスなら何でも使えるわけではありません。大人が毎日使うなら、8〜10cm程度を最初の目安にしてみてください。
ただ、厚さが10cmあれば絶対に底付きしない、とは言えません。反発力や体重、寝姿勢によって沈み込み方は違います。
特に横向きで寝る場合は、肩や腰に圧迫感がないかも重要です。厚さばかり気にして硬すぎるマットレスを選んでも、寝心地が合わないことがあります。
実店舗などで試せるなら、仰向けだけでなく、普段よく寝る姿勢でも確認してみてください。
③ 素材と寝心地の違いを確認する
今回の3商品は、ウレタンとファイバーという大きく2種類の素材に分かれます。
| 比較項目 | ウレタン | ファイバー |
|---|---|---|
| 寝心地 | 柔らかいものから硬いものまで幅広い | 硬めで反発感が強い製品が多い |
| 通気性 | 製品の構造による | 空気が通りやすい |
| 水洗い | 中材は原則不可 | 中材も洗える製品が多い |
柔らかさやフィット感を優先するならウレタン、硬めの反発感と通気性を求めるならファイバーが候補になります。
ただし、素材だけで寝心地が決まるわけではありません。ウレタンでも硬めの製品はありますし、ファイバーも密度や厚みによって感触が違います。
あくまで選び始めるときの参考にしてください。
和室で使うなら湿気対策も忘れずに
畳に直接マットレスを敷くなら、湿気対策は必要です。どれだけ通気性のよいマットレスでも、畳と接している面は湿気が逃げにくくなります。
そのため、毎朝とはいかなくても、できるだけこまめに立てかけて乾燥させましょう。除湿シートを使う方法もありますが、それだけでカビを完全に防げるわけではありません。
畳とフローリングではどちらがカビやすいのか、すのこを使ってもよいのかなどについては、畳にマットレスを直置きするときの注意点とカビ対策で詳しく解説しています。
今回の3つなら、以下のような考え方で選ぶのがおすすめ。
- 柔らかさを求める人にはエムリリー
- 厚みを優先する人には雲のやすらぎ
- 通気性と洗いやすさを重視する人にはエアウィーヴ
和室用のマットレスは、寝心地だけでなく毎日のお手入れまで考えて選ぶこと。長く気持ちよく使うためにも、そこは大事にしてほしいと思います。
今 真一