【体験リポ】源ベッド 爽夜バリューハイとミナモト枕をポップアップストアで実際に触れてきました！

東京都渋谷区にあるRAYARD MIYASHITA PARKの「THE[　] STORE（ザ・ストア）」にて、眠ハックでもたびたび紹介させていただいている「源ベッド」の新商品の体験説明会に参加してきました！

新商品は、新たに源ベッドの最上位モデルとなる「爽夜バリューハイマットレス」、大阪に本社を構える1929年創業の日の本寝具株式会社と共同開発した「ミナモト枕」の2商品。結論からいうと、どちらも大変すばらしく、両社長の想いがこれでもかというほど反映された最高の商品でした。

この記事では、それぞれの寝心地を写真付きで簡単に紹介していきます。興味が湧いた方は、2025年12月16日(火)〜2026年1月14日(水)の期間中にぜひイベント会場へ足を運んでみてくださいね。

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この記事の監修者

今 真一

【上級睡眠指導士782号】
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。

>>プロフィール

今回訪れたポップアップストアについて

THE [　] STORE（ザ・ストア）公式ページより

今回足を運んだのは、東京都渋谷区・RAYARD MIYASHITA PARK North 2Fにある次世代型ショップ 「THE [　] STORE（ザ・ストア）」。
渋谷駅から徒歩数分という立地ながら、店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと商品を体験できる空間が広がっていました。

THE [　] STOREは、EC/D2Cブランドがリアルの場で“体験”を届けることを目的としたポップアップ型ストア。単なる展示や販売ではなく、「実際に触れる・試す・納得する」ことを重視した設計が特徴です。今回の源ベッドの出店も、そのコンセプトと非常に相性が良いと感じました。

また、源ベッドは2025年6月の出店に続き、今回で三度目の出店。体験を重ねながらブランド理解を深めてもらおうという姿勢が伝わってきます。

専門家コメント

上級睡眠健康指導士 今真一

源ベッドはネット通販中心ながらに返品保証を設けていない寝具販売店。同会場での出店は3回目とのことですが、本社やショールームが広島にあるため関東地区で実際に商品に触れて横になれるのは貴重です。評判の高い源ベッドブランドが気になる方には非常におすすめのイベントとなってます…！

源ベッド・日の本寝具とは？｜改めて簡単にブランド紹介

源ベッドは自社一貫製造の国産ブランド

源ベッドは、広島県北広島町に拠点を置く老舗ベッドメーカー「株式会社チヨダコーポレーション」のプライベートブランドです。
自社工場での一貫製造にこだわり、マットレスからベッドフレームまでを日本国内で丁寧につくり続けています。

ブランドの大きな特徴は、「必要以上の装飾やコストを省き、本質的な寝心地を追求する姿勢」。
派手な広告やイメージ先行の商品づくりではなく、素材選び・構造設計・通気性・耐久性といった、長く使う寝具にとって欠かせない要素を最優先にしています。

また、源ベッドは以下のような点にも定評があります。

• 自社製造だからこそ可能な細かな仕様調整
• ユーザーの声を反映した改良のスピード感
• 日本の気候（特に湿気）を前提にした設計

価格帯は決して最安ではありませんが、品質と価格のバランスが非常に良く、「コストパフォーマンスが高い国産寝具ブランド」として支持を集めているのも特徴的です。

専門家コメント

上級睡眠健康指導士 今真一

眠ハックでも継続的に紹介してきた理由は、こうした姿勢が一貫しており、モデルチェンジを重ねるごとに“アップグレードしている”ことが体感できるブランドだから。
今回のポップアップで体験した新商品からも、源ベッドが積み重ねてきたものづくりの哲学がはっきりと感じられました。

日の本寝具｜枕づくりに向き合い続けてきた老舗寝具メーカー

日の本寝具株式会社は、大阪に本社を構える1929年創業の老舗寝具メーカーです。
長い歴史の中で、布団・枕・寝具全般を手がけてきましたが、特に評価が高いのがオーダーメイド枕の分野。多くの実店舗で、一人ひとりの体型や寝姿勢に合わせた枕づくりを行ってきました。

日の本寝具の強みは、流行や見た目に左右されない、徹底した実用主義。
「首に負担をかけないこと」「寝返りを妨げないこと」「長時間使っても違和感が出にくいこと」など、現場で蓄積してきた膨大な顧客データと経験をもとに、理にかなった寝具設計を続けています。

今回、源ベッドと共同開発された「ミナモト枕」は、まさに日の本寝具が長年向き合ってきた以下のようなテーマを、オーダーメイドの知見を活かしながら、既製品として成立させた挑戦的なプロダクトです。

• 枕に必要な高さとは何か
• フィット感と安定感のバランス
• 多くの人に合う“標準”の考え方

使い手の寝姿勢と本気で向き合ってきたからこそ生まれる設計です。日の本寝具は、「寝具は道具である」という本質を忘れず、静かに信頼を積み重ねてきたメーカーだと感じます。

専門家コメント

上級睡眠健康指導士 今真一

日の本寝具は大阪に店舗がある老舗寝具店です。寝具フィッターや睡眠健康指導士もいるので、トータル的な睡眠の悩み解決をサポートしてくれます。足を運べる方はぜひ。

【体験①】爽夜バリューハイマットレスで実際に寝てみた

※今回の体験ポップアップでは販売されていません。販売時期など詳細は来場の際、店舗スタッフへお問い合わせください。

縄をイメージして描かれたデザインだそう

新作マットレスについて熱のこもった解説をする山中社長

今回体験した爽夜バリューハイマットレスは、ボトム層のポケットコイルに加え、2枚のポケットコイルシートを重ねた構成。

合計すると約1,500個ものポケットコイルから成る寝心地です。

結論から言ってしまうと、価格約14万円で体験できる寝心地ではありません。
体感としては、20万円以上の最高級モデルに通じるラグジュアリーさがあり、「これは価格設定を間違えているのでは？」と思ってしまうほどでした。

トッパー層のポケットコイルシートは、やや硬めタイプ・やや柔らかめタイプの2種類が用意されており、フィット感とサポート性のバランスが非常に良い印象です。

座ったときはコイルのしなやかさを強く感じる

なお、爽夜バリューハイはポケットコイルシート2枚重ねのものがプラス約4万円（通常シングルサイズ約9万円）。

今回は2枚重ねの仕様を主に体験しましたが、1枚にしたときの寝心地の違いも体験させていただきました。

比べたうえで率直に、私は2枚重ねの方が圧倒的に好きでしたし、購入するなら4万円予算を絞り出してでも欲しいと感じました。ただ、体重が重ためな方やしっかりした硬さも感じたい方は通常タイプの方がおすすめできる場合もあります。
店舗では、その違いの体験、寝姿勢などからみてどちらの硬さが合うかという点も、スタッフが相談に乗ってくれます（皆さんとても親切で優しいです！）。

体験中、源ベッド代表取締役の山中氏は次のように語っていました。

これらの言葉は決して誇張ではなく、実際に寝てみるとその意図がはっきり伝わってきます。仰向けでは、体全体をソフトに受け止めつつ、沈み込みすぎない絶妙な支え方。体圧分散の良さを、はっきりと体感できる寝心地です。

横向きになると、その完成度はさらに際立ちます。圧迫を感じやすい肩や腰への負担が驚くほど少なく、肩まわりのクッション性が非常に高い。枕の高さを適切にマッチングしてもらっている影響もあるとは思いますが、体のラインに沿って自然に密着し、圧力が一点に集中しない感覚が印象的でした。

柔らかいのに、頼りないわけではなく、支えているのに、硬さは感じない。爽夜バリューハイマットレスは、源ベッドが長年磨いてきた「ポケットコイルの使い方」が、最も洗練された形で結実した一台だと感じました。

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【体験②】ミナモト枕について｜老舗2社の知見が凝縮された“引き算の設計”

源ベッド代表取締役の山中雅俊氏と、日の本寝具代表取締役の高谷和志氏による枕の解説は、非常に熱量の高いものでした。
お二人が語る内容は理論だけでなく、長年の現場経験と膨大な顧客データに裏打ちされたもので、「この枕は経験の集合体だ」と感じさせる説得力がありました。

印象的だったのは、次のような考え方です。

派手な機能やキャッチーな言葉ではなく、「多くの人の首と向き合ってきたからこそ出てくる答え」が、そのまま形になっている印象です。

実際に寝てみると、まず感じたのはしっかりと頭を支えてくれる硬さ。

いわゆるホテル枕やウレタン枕のような“包み込まれるフィット感”とは明確に違い、感覚としては昔ながらのそば殻枕やパイプ枕に近い寝心地です。

高谷社長が語っていた「枕の厚みや派手さはそれほど必要ない」という言葉も、体験すると腑に落ちます。
オーダーメイド枕を数多く手がけてきた老舗メーカーだからこそ、感覚論ではなく顧客データという確かなエビデンスをもって言える言葉なのでしょう。

フィット感は控えめですが、物足りなさはありません。むしろ、頭の重さを預けられる安心感があり、自然に首が安定します。
体験時には高谷社長自ら高さを調整してくださいました。私の場合は、中央が1枚、左右が3枚ずつという構成。

合計8枚の調整シートで最適な高さに

源ベッドの爽夜バリューハイマットレスはクッション性が高く、横向きになると肩がある程度沈み込みます。

その分、横向き時の首の高さを補うためにサイドは3枚すべて使うのが最適だったのだと思います。

ミナモト枕は枕単体ではなく、マットレスとの関係性まで含めて高さを決めていくという「本来あるべき枕選び」を、非常にシンプルな形で体現した一品だと感じました。

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今回の体験ポップアップストア会場で体験できる内容まとめ

今回のポップアップストアで体験できることを一覧でまとめてます。

• 爽夜バリューハイマットレスの寝心地体験
  源ベッド最上位モデルの新作マットレスを実際に横になって体験可能。
  ポケットコイルシートを重ねた構造による体圧分散や、仰向け・横向きそれぞれの寝心地をその場で確認できます。
  ※本ポップアップでは体験のみで、販売は行われていません。
• ミナモト枕の高さ・素材体験
  日の本寝具と共同開発したミナモト枕を実際に使用し、高さ調整を体験。
  ポリエチレンタイプ・ヒノキタイプの違いや、寝返りのしやすさ、首まわりの安定感を確認できます。
• ひのきベッドフレームの展示・体感
  国産ひのきを使用したすのこベッドを展示。
  無垢材ならではの香りや木の質感、安心感のあるつくりを直接手で触れて確かめられます。
• マットレス＆ベッドの自由体験（予約不要）
  出店期間中は、予約なしで源ベッドのマットレスやベッドに触れることが可能。
  寝具選びの第一歩として、気軽に体験できるのが特徴です。
• 睡眠のプロによる睡眠診断（予約制）
  →眠り診断予約ページ（LINE登録画面へ）
  睡眠診断士が問診内容をもとに、体型・寝姿勢・悩みに合わせた寝具を提案。
  自分に合うマットレスや枕を客観的に知ることができます。
• スタッフ・開発者による直接説明
  製品開発の背景や設計思想を、その場で詳しく聞ける貴重な機会。
  スペックだけでは分からない「なぜこの形なのか」を理解しながら体験できます。 

【チェック】来場特典・キャンペーン情報について

来場特典として、普段は値引きをおこなわないネット販売商品が5％OFFに。もともと源ベッドの商品を購入しようとしていた方も来場する価値があります。他にもお得なキャンペーンもあるので、このあとの表をチェックしてみてくださいね。

ポップアップストア開催概要

まとめ｜写真では伝わらない“想い”を体験できる場

一番人気モデル咲夜レアルなど他モデルも体験可能！

今回の源ベッドのポップアップストアは、単に新商品を展示する場ではなく、ものづくりに込められた考えや姿勢までを体感できる空間でした。
マットレスや枕は、写真やスペック、口コミだけではどうしても判断しきれません。実際に寝てみて、体がどう反応するのか。その感覚こそが、寝具選びでは何より重要だとあらためて感じます。

爽快バリューハイマットレスからは、ポケットコイルの可能性を突き詰めてきた源ベッドの技術と覚悟が、ミナモト枕からは、長年多くの首と向き合ってきた日の本寝具の知見が、はっきりと伝わってきました。
どちらも「流行っているから」「高級だから」ではなく、本当に必要な要素だけを残した結果の形です。

また、会場では開発背景や設計意図を直接聞きながら体験できるため、寝心地の良し悪しだけでなく、「なぜこの寝心地なのか」まで理解できるのも大きな価値でした。
これはオンラインでは得られない、リアルな場だからこその体験だと思います。

寝具選びに迷っている方、今使っている寝具に違和感を覚えている方ほど、一度足を運んでみてほしいポップアップストアです。
写真では伝わらない“想い”が、きっと体を通して伝わってくるはずです。