冷え込みが強まる季節、足元の快適さは意外と大切なポイント。そんな冬のリラックスタイムを支えてくれるのが、TENTIAL(テンシャル)の「リカバリーサンダル」シリーズです。
この記事では、秋冬向けに登場した「ウォーム」と「ホーム(2025年新作)」の2モデルを実際に履いてレビュー。履き心地やサイズ感、素材の違いなどを体験ベースで紹介します。口コミや評判もあわせてまとめていますので、購入前の参考にしてみてください。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
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TENTIALリカバリーサンダルとは?
TENTIAL(テンシャル)は、「人の可能性を引き出す」をコンセプトにウェルネスアイテムを展開する日本発のブランドです。
その中でもリカバリーサンダルは、日常の歩行や立ち仕事などで負担がかかる足を、やさしく支える設計が特徴。ブランド独自の素材「SELFLAME®(セルフレーム)」を採用し、着用中に発生する遠赤外線のぬくもりで心地よい快適さをサポートします。
あくまで「雑貨」として設計されており、リカバリーウェア「BAKUNE」とは違い医療機器ではありません。そのため、疲労回復や痛みの改善といった医療的な効果を示すものではなく、履き心地の良さ・姿勢の安定・足裏の心地よさを重視した日常使いのサンダルです。
軽量なEVAソールと足裏に沿うアーチサポート構造により、長時間履いていても快適でリラックスできる感覚を目指して設計。ルームシューズとしてはもちろん、ちょっとした外出にも使えるデザイン性の高さも人気の理由です。
2つの秋冬用モデル「ウォーム」と「ホーム」の違い
TENTIALのリカバリーサンダルには、季節や用途に合わせた複数のモデルがあります。
その中でも秋冬シーズンに人気なのが、「ウォーム」と「ホーム」。どちらも室内外での快適さを追求した設計ですが、素材や履き心地、フィット感に違いがあります。
どちらのモデルも、ブランド独自の「SELFLAME®」素材を採用しており、やさしい温かみを感じられるのが特徴です。冷えやすい季節でも足元を心地よく保ち、くつろぎ時間や在宅ワーク中のリラックスにぴったりです。
比較項目 | ウォーム | ホーム |
---|---|---|
商品画像 | ![]() |
![]() |
参考価格(税込) | 10,890円 | 8,580円 |
カラー | 5色 | 3色 |
サイズ | 2XS/XS/S/M/L/XL/2XL | 2XS/XS/S/M/L/XL/2XL |
アッパー素材 | 中綿入りポリエステル素材 (ふんわり保温タイプ) |
起毛ポリエステル素材 (ソフトで軽いタイプ) |
ソール構造 | PUインソール+EVAアウトソール (柔らかさと安定性のバランス) |
PUインソール+EVAアウトソール (軽量で柔軟性が高い) |
フィット感 | かかとを包み込む立体ホールド設計 (脱げにくく安定感あり) |
かかとを踏んでも履けるスリッポン設計 (着脱がスムーズ) |
保温性 | ◎ (非常に暖かい) |
◎ (ほどよい暖かさ) |
おすすめシーン | 冷え性対策・在宅勤務・就寝前のリラックス | 風呂上がり・家事中・軽い外出 |
デザイン | 丸みのあるフォルムで包み込むような印象 | ややシャープな印象で軽やか |
どちらも共通して、足裏のアーチサポート構造と反発性のあるインソールを採用しており、歩行中の快適さを高めています。一方で、「ウォーム」はより保温性を重視したモデル、「ホーム」は軽さと気軽さを重視したモデルと言えます。
筆者の感覚としては、寒さの厳しい冬や冷え性の方・外出で使いたい方には「ウォーム」、冬に室内履きで使いたい方や寒い時期のギフト用途には「ホーム」が向いています。
TENTIALリカバリーサンダルを実際に履いてみたレビュー
「ウォーム」と「ホーム」どちらも実際に履いてみました。どちらも柔らかく足当たりが良く、履いた瞬間に「あ、気持ちいい」と感じる仕上がりです。
以下では共通して感じた点と、それぞれの特徴を簡単にまとめました。
共通して感じたこと|リカバリーサンダル ウォーム・リカバリーサンダル ウォーム
普段のスニーカーは27.0〜27.5cmを履いており、今回はXL(27.0〜27.5cm)を選びました。サイズ感は表記どおりでぴったり。
履いた瞬間の肌触りは非常に滑らかで、裸足で履くと「これ以上心地よいスリッパはないのでは」と思うほどです。

リカバリーサンダル ホーム
ただ、清潔さを保つため靴下を履いて使用しており、直接の肌触りは評価の中心ではありませんが、靴下越しでもふかふかとした柔らかさを感じます。

リカバリーサンダル ウォーム
公式サイトでは「室内・屋外どちらにも使える」とありますが、実際に使ってみるとホームは起毛素材のため汚れが付きやすく、外履きにはあまり向かない印象でした。
屋外での使用を考えている方には、汚れが目立ちにくいウォームのほうがおすすめです。
リカバリーサンダル ウォーム|履き心地・質感・サイズ感
実際の耐寒性については、冬を迎えてから改めて検証したいと思いますが、クッション性の高さはすぐに実感できました。
柔らかさの中にも反発力があり、歩くたびに軽く押し返されるような感覚があります。さらにアーチサポート構造によって土踏まずが持ち上げられ、安定した履き心地を感じます。
かかとまで覆うデザインのため、サンダルというよりもスリッポンに近い印象。
脱ぎ履きがスムーズで、室内はもちろん近所への買い物など外出時にも気軽に使えます。
重量はホームよりわずかに重いものの、履いていて気になるほどではありません。保温性が高いぶん、長時間履くとやや蒸れを感じることもありそうですが、寒い季節にはその暖かさが頼もしく感じられます。
リカバリーサンダル ホーム|履き心地・質感・サイズ感

筆者が履いている様子(BAKUNEスウェット メンズ着用)
クッション性やソールの感触はウォームとほぼ同等です。
違いを感じるのは、かかとがない構造と見た目のデザイン。ホームの方がより室内履きらしく、起毛素材によって見た目にも温かみがあります。

筆者の妻Sサイズでピッタリ(普段24.0~24.5cm)
保温性はウォームに劣るものの、室内で過ごす分には十分な暖かさ。

左:ウォーム,右:ホーム
軽くて通気性もよく、暖房の効いた部屋でも快適に過ごせます。
一方で、起毛素材のためゴミやホコリが付きやすい点がやや気になるところ。
また、洗濯機での丸洗いができないため、汚れやすい環境では少し注意が必要です。
それでも自宅でのリラックスタイム用としては非常に快適で、立ち仕事の多い方の“足休めアイテム”としてもおすすめできます。
総評(筆者の一言)
どちらのモデルも、履いた瞬間から感じるやわらかさとフィット感が魅力で、日常のちょっとした時間を快適にしてくれるアイテムです。
外でも使いたい人や冷えやすい方は「ウォーム」、家の中で軽く履きたい人やデザイン重視の方は「ホーム」を選ぶと満足度が高いと思います。どちらも「履き心地の良さ」と「使いやすさ」を両立した冬のリラックスサンダルとして、1足あると重宝します。
どっちがおすすめ?ウォームとホームの選び方
どちらも履き心地が良く、冬の室内時間を快適にしてくれるTENTIALのリカバリーサンダル。
最後に、実際に履いてみた印象や使い勝手を踏まえて、どんな人にどちらのモデルが向いているかをまとめました。
タイプ | おすすめの人 | ポイント |
---|---|---|
ウォーム |
|
中綿入りのアッパーで保温性が高く、足全体を包み込むような履き心地。 屋内外どちらでも使いやすく、寒い季節の冷え対策にぴったりです。 |
ホーム |
|
起毛素材のやわらかい質感で、素足でも快適。 軽くて脱ぎ履きしやすく、リラックスタイムや家事中にも最適です。 |
どちらもソール構造やインソールのクッション性は共通しており、履き心地に大きな差はありません。
違いは「保温性」と「使うシーン」にあります。外にも履いていきたい方や冷えが気になる方はウォーム、軽さと手軽さを求める方はホームを選ぶと満足度が高いでしょう。
筆者としては、寒い季節のリラックスタイムにはウォーム、春や秋の室内ではホームといった使い分けが理想的。どちらも「足もとから心地よく過ごすための一足」として、生活スタイルに合わせて選べるのが魅力です。
まとめ|冬のリラックスタイムを快適にする一足
TENTIALのリカバリーサンダルは、足を包み込むようなやわらかさと上質な履き心地が魅力のアイテムです。
履いた瞬間に感じるフィット感や軽やかさは、在宅時間やリラックスタイムをより心地よいものにしてくれます。
中綿や起毛などの素材がもたらすあたたかさに加え、EVAソールのほどよい弾力が歩行時の安定感をサポート。寒い季節も足元から穏やかに整う感覚を楽しめるよう設計されています。
室内でくつろぐ時間が長くなる秋冬、「履くだけで気持ちが和らぐようなスリッパが欲しい」という方に、TENTIALのリカバリーサンダルはぴったり。自分へのご褒美にも、家族への贈り物にも選びたくなる一足です。
今 真一