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【体験レビュー】ネルパンダ「シルク・真綿布団」の使い心地は?

NELPANDA(ネルパンダ)の掛け布団「シルク・真綿布団」を実際に使ってみたので、その使い心地をレビューしていきます。

おおげさかもしれませんが、シルク布団の高級感のある滑らかな質感は1度使うと虜になりますね。肌掛けタイプもあり使い勝手が良いので、手持ちの布団では冬を越せなそうなときの補助用としてもちょうど良いです。

質感もさながら、わたしが最近意識してる「サスティナブル志向」という観点でも、おすすめできる掛け布団です。

良ければ最後までごらんください。

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ネルパンダ「シルク・真綿布団」の使い心地をレビュー

ネルパンダ シルク

ネルパンダ「シルク・真綿布団」の使い心地を中心にレビューしていきます。

各商品ひとつずつエコバッグと挨拶カードが入っていました。

ネルパンダ

エコバッグは公式サイトに未記載なので、サプライズなプレゼントです。

掛け心地がしっとり

今まで綿や羽毛布団しか使ったことがなかった私としては、しっとりした掛け心地は新鮮に感じました。

その「しっとり」はシルク独特の素材感ですが、ほど良い重さがあることも関係しています。

ネルパンダ シルク

上記画像をみていただけるとかわかるかなと思いますが、身体の形に沿ってフィットしています。

また、羽毛布団よりも少し重さがあることも、布団内の熱を逃しにくくする要因のひとつでしょう。

ほど良い重さで安心感

先ほども「ほど良い重さ」をお伝えしました。フィット感の他にも、安心感も生み出してくれるといえます。この安心感はオキシトシンによるものです。

筆者
オキシトシンはペットとの触れ合いなどで分泌する脳内物質です。セロトニンと同じく「幸せホルモン」ともいわれます。

最近では「重い布団は安心感がある」と流行ったりしてますが、実は重すぎると逆に眠れないデメリットもあるのです。

個人的にネルパンダのシルク・真綿布団はほど良い重さなので、安心感によるオキシトシン分泌が活発化して心がリラックスし、「睡眠の質が上がるかもしれない」とひそかに期待しています。

ムレを感じない

ネルパンダ シルク

秋でも冬でも布団の中は暑くなりすぎることがあります。シルク素材のおかげで暑くなることも寒くなることもなく、ムレを感じません。

適切な寝床内温度は32~34℃、湿度50%前後といわれてます。

肌感ですがよく眠れる快適な温度と湿度が保たれているので、シルクの高い吸湿放湿性が機能しているのだと思います。

薄いのに暖かい

ネルパンダ シルク 厚さ

肌掛けの厚み

真綿布団を使用するのが初めてなもので、わくわくしながら梱包をあけていくと、まず想像よりもかなり薄いことにまず驚きました。

そして薄いのにしっかり暖かいことにも驚きました。

ネルパンダ シルク

公式サイトの表示通り、肌掛けは夏にちょうど良さそうですし、合掛けは春秋、アタッチメントで2枚重ね布団として使えば冬にも使えるほどの保温力を持っていそうです。

ネルパンダ 肌掛け 合掛け

上:合掛け,下:肌掛け

ネルパンダ シルク

アタッチメントで2枚を合わせる

ただ福岡なので、雪降る真冬は体験できませんが、実際室温12,3度くらいの寝室だと2枚重ねで十分あたたかく感じました。

※追記2023年11月~3月の間、肌掛けと合掛け2枚重ねでとても暖かく過ごせました。なお室温は10度を下回ることはなく12~20度の幅です。10度以下になる部屋だと毛布があるといいですね。

ネルパンダ シルク

2枚合わせパターン

また、今お使いの羽毛布団などと併用するのもおすすめです。

寒いのが苦手な人は、「合掛け」の方を、暑がりの人は「肌掛け」の方を羽毛布団のインナーケットとして使うと、真綿布団のフィット感と羽毛布団のボリューム感を両方味わえてとても快適です。

寝返りのときにすきまができるかも

フィット感がアダとなり、寝返りのときに少しすきまができる可能性があります。

ネルパンダ すき間

妻にも試してもらいました

私の妻が使用したときに気づいたことです。

毎回ではないですが、寝返りでフィットしてる布団がそのまま持っていかれるので背中が寒くなってしまうことがあったようです。

ただ、わたし自身はそのようなことがなかったので、寝相など人によるのかなとも思います。身体が大きい人は、ひとつ大きいサイズを選ぶのも良いかもしれませんね。

ネルパンダ「シルク・真綿布団」の感想|羽毛布団とちがうところ

ネルパンダ シルク

ネルパンダ「シルク・真綿布団」は公式サイトの説明通りフィット感が高く、肌触りも気持ちの良い寝心地でした。

また、私は普段羽毛布団を使っているのですが、明らかに違う点がありました。

それは「ムレ感」です。寒い季節とはいえ羽毛布団で寝ていると、暑くて起きてしまうときがあります。朝方起きたときも「けっこう汗かいたな」と感じることも。

しかしシルクの掛け布団で寝た日はムレが感じられず、よく眠れました。吸湿放湿性については自信をもって羽毛布団よりも機能性が高いといえます。

筆者
口コミにあった、「誰にも教えたくないくらい良い」という言葉が良く理解できました。

ただカバーなしで使ったところ、ひんやり感があったのが気になりました。もちろんカバーをかけて使えばこのひんやり感はなくなります。せっかくのシルクですから、別途カバーは肌触りやわらかで通気性の高い綿100%のものを選ぶと良いですよ。

和ざらし 布団カバー

カバーはAmazonで「和晒 Wazarashi」という商品を購入して使ってみました。理想どおりの薄手で柔らかく、フィット感を損なわない仕様だったので参考にしてください。

筆者
補足ですが、3万円台の羽毛布団を使っているので、10万円クラスと比較するとまた違う結果かもしれません。

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ネルパンダ「シルク・真綿布団」のメリットデメリット

ネルパンダのシルク・真綿布団を体験して感じたメリットやデメリットについてまとめています。

メリット5つ

ネルパンダ真綿布団の主なメリットは以下のとおりです。

  • 布団の中の熱がすきまから逃げにくい
  • 美肌効果がある
  • 肌心地の良さを長く保てる
  • 洗濯せずとも清潔を保てる
  • 手に取りやすい価格

真綿布団のメリットをあげると中々きりがないのですが、主に4つご紹介していきます。

布団の中の熱がすきまから逃げない

真綿布団は体験レビューでも紹介したとおり、フィット感が高く適度な重さがあるので、布団と身体のすきまができにくくなってます。そのため暖まった布団内の空気が外に逃げにくいといえます。

美肌効果がある

シルクには人間の肌に近い「フィブロイン」というたんぱく質成分が含まれています。このフィブロインは約20種類のアミノ酸で構成される、肌を刺激することのない弱酸性の成分です。約20種類のアミノ酸の中には、保湿性の高い「セリン」が含まれます。また「セリシン」という成分も含まれ、紫外線(UV)を90%以上もカットし肌を守ります。

シルクが肌に優しく美肌効果があるとされるのは以上のことが理由です。

肌心地の良さを長く保てる

シルクなのに10年?」と疑問に感じる方もいるかもしれませんが、適切な使用法とお手入れを怠らなければ打ち直しの必要もなく十分に可能な寿命期間です。

もちろん適切な使用法、お手入れといってもそんなに難しいものでもありません。※参照:長く使うためにしたいこと

ちなみに「寿命について」は直接メーカーさんに聞いてみたのですが、製造過程で特殊な処理をしていることも耐久性を上げている要因(企業秘密)のひとつとのことです。

洗濯せずとも清潔を保てる

通常のシルク製品と比較して、ネルパンダの「シルク・真綿布団」は長く清潔さを保てます。

その理由は「ポリジン®・ステイフレッシュ加工」をしていることです。ポリジン加工をひとことでいうと、銀イオン(Ag+)の力による抗菌防臭加工です。

ただ長く使い続けるためにも、別途布団カバーを使用して、1~2週間に1度はそのカバーを洗うことをおすすめします。

手に取りやすい価格

ネルパンダは質が高い真綿布団にもかかわらず、かなりお手頃な価格で手に入ります。もしかしたらもともと真綿布団の存在を知っていたけど「高くて買えない」と嘆いた経験がある方もいるかもしれませんね。そんな方にもおすすめできます。

デメリット3つ

とても良い商品にもデメリット部分は必ずあります。しっかり確認していただけると、購入後の後悔を回避できるはずです。

  • 自宅で洗濯できない
  • 陰干しを忘れると劣化に繋がる
  • 直射日光に弱い

自宅で洗濯できない

真綿布団は自宅で洗濯できないので、汚れるのが少し怖いなと感じました。素材のシルクが水に弱く、濡れたあとにしっかり乾かしても、本来の風合いが失われてしまいます。

クリーニング店に出さなければいけませんが、いまどき取り扱ってくれるお店も少ないそうで、洗う必要があるくらいの汚れがつくと大変です。

小さなお子様や、ペットの粗相には気をつけなければいけませんね。

筆者
汚れを防ぐために別途布団カバーは必須です。

陰干しを忘れると劣化に繋がる

放湿性が高いとはいえ、シルクは湿気にとても弱いので、月に1度、湿気の多い季節や地域では月に2度ほど陰干しをしなければ劣化に繋がります。

できるだけ長く真綿布団の掛け心地を楽しみたいなら陰干しをサボって忘れないようにしなければなりません。

直射日光に弱い

布団というと、天日干ししたくなるイメージもあります。

しかし真綿布団は紫外線(UV)のカットはできるのですが、直射日光に弱い天然素材です。これもまた変色などの劣化に繋がります。まちがっても天日干ししないようにしましょう。

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ネルパンダ「シルク・真綿布団」の一般の評価

私だけのレビューだと偏ってしまうので、他の人の一般評価がどんなものなのか見ていきます。

古き良きって本当なんだな

今までにない感動、ってあまりしないと思います。それが寝具で起きる、ということにまず驚いています。それを母に話したら、「真綿布団って昔はよくあったんだけどね」とのこと。古き良き、って本当なんだなと思いますし、それをこの価格で製品化したこの会社に感謝だなって、思いました。

引用:NELPANDA公式サイト

真綿布団は木綿布団が日本に浸透する前からの伝統的な布団です。「古き良き」とはまさにこのことで、天然素材を使用した「シルク・真綿布団」を体験してみると、今までにない感動を得られるはずです。

いい香りがします

動物繊維だから、羽毛と同じようににおいがするかもと心構えをしていましたが、においが全くないです。逆に、いい香りがします。個人的にかなり好きでミルクと優しい石鹸の香りみたいです。掛けている間、思わず何度もクンクンと嗅いでしまいました。

引用:NELPANDA公式サイト

この「香り」については人それぞれ感じ方が違うと思います。真綿は動物性たんぱく質ですから、コットンや化学繊維とは違った匂いがするのは確かです。

この価格でシルク布団?買わない理由なし

この価格でシルク布団?!と思わずパソコンを2度見してしまいました。笑 届いた商品はきちんと縫製されているし、使い心地も最高。暑くも寒くもなく快適な温度に保ってくれます。これは買わない理由はないと思います!

引用:NELPANDA公式サイト

真綿布団は普通、最低でも10万円くらいはします。ネルパンダ「シルク・真綿布団」は合掛けでもシングルサイズ2万円台です。

なぜこんなに低価格で提供できるのかメーカーさんに問い合わせたところ「布団として10万円は高すぎる」「だからシルクの良さを享受できない」といった考えが根本にあるからだそうです。

また、いろいろな面でコストを削減できている点も理由として大きいはずです。

筆者
創業者が元Googleエンジニアで、自社でのサイト構築、流通や製造コストの最適化などといった企業努力が裏にはあると思います。

そもそも適正な価格で高品質な製品を提供することが株式会社ネルパン(メーカー名)の信念なのでしょう。

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ネルパンダ「シルク・真綿布団」の特徴

ネルパンダ「シルク・真綿布団」の特徴を簡単にご紹介していきます。

吸湿放湿性・保温性が高い

公式サイトにも書かれていますが、シルクの吸湿放湿性はコットンの1.3~1.5倍あります。暑くてムレやすい夏でもネルパンダの肌掛け布団なら快眠をキープさせてくれるでしょう。また、シルク綿の細かな繊維間に暖かい空気がとどまることで、保温性も高く冬でも暖かさを保ちます。

サスティナブル製品

サスティナブル製品という点は、個人的に重要なポイントです。持続可能な社会をつくっていく上で企業のみならず個人の選択もだいじだと思います。

シルクの原料である蚕は廃棄率のない素材です。繭を取り出した後の蛹を食料とする地域もあります。日本の企業でも「シルクフード」として販売しているところもありますね。素材としては余すとこなく使えるわけです。

この辺賛否両論であるため、話すと長くなるので割愛しますが、私としてはサスティナビリティな選択をするならシルク製品を選びます

シルク・真綿布団ってなに?

真綿布団はご年配の方がその名前を聞くと「昔はよく使ってた」とおっしゃる方もいます。近年では真綿布団の名を聞く機会は少ないです。老舗寝具店の東京西川がアンケートで調べた結果、「真綿布団を知っていますが?」という質問に対し「知らない」と答えた方は64.7%と過半数を超えています。

そもそもシルク・真綿布団というのがなんなのかわからない方もいるかと思いますので、簡単にその特徴を解説していきます。

真綿布団とは

真綿布団は羽毛布団と肩を並べるほどの高級布団です。

ネルパンダの真綿布団がどう作られているかはわかりませんが、本来の作り方でいうと「正繭をアルカリ水で煮てセリシンを取り出す→広げる→乾燥」の工程を経てさらに布団の大きさまで広げます。それを何百枚にもかさねて布団にしていくのです。

つまりかなり手間のかかる製品だといえます。

興味のある方は上の動画を観ていただきたいんですけど、伸ばされたシルクがとても美しく、それと同時にいかに繊細な布団なのかがわかる動画です。

筆者
ネルパンダではないので参考程度にごらんください。

シルク・真綿布団を長く使うためにしたいこと

ネルパンダ 真綿シルク

出典:NELPANDA

シルク・真綿布団の寿命は10年程度とされていますが、油断するとできるだけ長く使うためにしておきたいことやお手入れ方法をまとめています。

  • 布団カバーを使う
  • 陰干しをする
  • 洗う必要があるならクリーニングにだす

※参照:NELPANDA

掛け布団カバーを使う

掛け布団カバーは真綿布団を保護するために必要です。もちろんそのまま使用しても大丈夫ですが、より長く使いたいならカバーは必須となります。ネルパンダでも肌触りが滑らかな掛け布団カバーが販売されています。CLASSICタイプとTREEタイプの2種類があるため、迷いそうな人はこちらの記事で質感をチェックしてみてください。

陰干しをする

陰干しは湿気を取り除くために必要なお手入れです。とはいえ真綿は湿気を放出する能力が高いので、「少し湿気を含んできたな」と感じたくらいで陰干しすると良いでしょう。目安としては月に1度くらいですね。時間は日の出てる午前10時から午後3時あたりの1~2時間がベストです。

洗う必要があるならクリーニングにだす

いくらネルパンダの真綿布団が高品質でも、「真綿」という素材を使っている時点で自宅では洗えません。実はクリーニングもあまり好ましくないのです。万が一汚れなどで洗う必要性が出た場合は、信頼のおけるお店でドライクリーニングをしてもらいましょう。

小さな汚れは、水気を絞った布で素早くお拭きください。中のシルクまで染み渡ってしまった場合は、その部分のみ細心の注意を払いながら、30℃〜40℃のぬるま湯を少々使い、手洗いしてください。

※参照:NELPANDA

小さな汚れだったら、手洗いでも問題ないようです。

ネルパンダ「シルク・真綿布団」について知っておきたいこと

ネルパンダ公式サイト内にも「よくある質問」として、簡単な疑問点は整理されていますが、ここでは他にも気になりそうな点についてのQ&Aです。

他製品と同様に返品できる?

シルク・真綿布団に返品保証はついていないので、製品不良でない限り返品できません。

長期間収納するときはどうする?

収納前に陰干しして十分に湿気を取り除いたあと、通気性のある布団袋に防虫剤と一緒に入れて、すのこなどの上に置きます。収納中も時々陰干しするとより安心です。とにかく「虫食い」と「湿気」には要注意。

真綿布団は洗わなくていいの?

真綿布団は汚れに強く、基本的に洗う必要はありません。カバーが汚れたら洗う必要がでてきますが、ネルパンダ「シルク・真綿布団」の場合は別途布団カバーを用意して、1~2週間に1度洗濯しましょう。可能なら、洗い替え用に2枚用意することをおすすめします。

まとめ

ネルパンダシルク真綿 掛け布団

出典:NELPANDA

おすすめポイントまとめ

  • 適度な重さによる安心感
  • シルクによる美肌効果
  • しっとりフィット感がある
  • 適切なお手入れで10年近い寿命
  • サスティナブル製品
  • 高品質なのにお手頃価格

シルク・真綿布団は素直に一度使って欲しいと思える製品です。シルクによるしっとりした使用感、10年近く使える耐久性、質が良いのにお手頃価格といったメリットがあります。

また、記事中でもご紹介していますが、女性にはうれしい美肌効果も持ち合わせています。

もちろんデメリットもあるので確認必須ですが、羽毛布団ばかりが高級布団と思っていた方には、あえてお試しいただきたいアイテムと考えます。

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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