仕事や家事、移動やデスクワーク。
毎日を忙しく過ごす中で、「しっかり寝たはずなのに疲れが抜けない」と感じる男性は少なくありません。
そんな中、リカバリーウェアに次いで注目されているのがリカバリーインナーです。VネックやUネックのTシャツタイプを中心に、普段の服の下に着るだけで使える手軽さが魅力で、就寝時から日中まで24時間、身体のリカバリーをサポートしてくれます。
ただし、ひと口にリカバリーインナーといっても、一般医療機器として届出されているか、どんな特殊素材を使っているか、ラインナップや価格帯はどうかなど、ブランドごとに違いはさまざま。
この記事ではメンズ向けに特化し、「インナー」カテゴリーのみを厳選。一般医療機器の有無、素材、ラインナップ、価格を比較しながら、無理なく続けられる1枚を選ぶためのポイントを分かりやすく解説していきます。
この記事の監修者
身長175㎝/体重62㎏。眠ハックの運営者。睡眠で悩む人の相談を受けたり講習会を通して睡眠の大切さを世に広める活動をしている。マットレスや枕選びはYouTubeで好評受付中。
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メンズ向けリカバリーインナーの選び方【5つのチェックポイント】
メンズ向けリカバリーインナーは、「どれが一番効くか」よりも、自分の生活に無理なく組み込めるかで選ぶほうが満足度は高くなります。
仕事中も着るのか、就寝時だけなのか。インナーとしての形状や価格帯も含めて、重視すべきポイントは意外とシンプルです。
一般医療機器の届出有無|安心材料のひとつ
リカバリーインナーを選ぶ際、まず目に入るのが「一般医療機器」という表記です。これは国への届出が行われ、血行促進などの作用について一定の整理がされている製品である、というひとつの目安になります。
ただし、一般医療機器=絶対に効果がある、という意味ではありません。あくまで「判断材料のひとつ」として捉え、素材や着用シーンと合わせて見ることが大切です。
特殊素材の種類とアプローチ|体感差が出やすい
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リカバリーインナーの“中身”とも言えるのが、繊維に使われている特殊素材です。鉱物を練り込んだ繊維や遠赤外線を意識した設計など、ブランドごとにアプローチはさまざま。
ここはスペックだけでは分かりにくく、体感差が出やすいポイントでもあります。着ていることを忘れるほど自然なタイプもあり、「合う・合わない」がはっきり分かれやすい部分です。
インナーとしての形状|普段着ているインナータイプを
リカバリーインナーは、基本的に重ね着前提です。そのため、Vネック・Uネックといった形状や、首元の開き具合、フィット感は非常に重要なポイントになります。
普段着ているインナーとかけ離れた形状だと、「結局着なくなる」というケースも少なくありません。今使っているインナーに近い感覚で選ぶことが、継続のコツです。
着用シーン|生活動線に合わせる
リカバリーインナーは、「寝るとき専用」と決めつける必要はありません。就寝中だけでなく、仕事中・移動中・在宅時間など、どの時間帯で使いたいかを意識すると選びやすくなります。
生活動線に合わないと、どうしても着用頻度は下がってしまいます。「無理なく着られる時間帯」を基準に考えるのが現実的です。
価格帯と買いやすさ|無理なく継続できる価格帯がおすすめ
リカバリーインナーは、1日で劇的に変化を感じるものではありません。だからこそ重要なのが、価格と継続性のバランスです。
最初から高価格帯を選ぶよりも、「この価格なら続けられる」と思えるラインを基準にするほうが、結果的に失敗しにくくなります。
リカバリーインナーとは?メンズが知っておきたい基礎知識
リカバリーインナーとは、厚生労働省で定められているカテゴリー名でいうと「家庭用遠赤外線血行促進用衣」。一般的には普段着や仕事着の下に着ることで、日常生活の中から体のコンディションケアを意識できるインナーウェアのことです。
Tシャツ(Vネック・Uネック)やレギンスなど、肌に直接触れる設計が多く、就寝時だけでなく日中も含めた24時間着用を前提に作られている点が特徴です。
一般医療機器とは?表示がある・ないの違い
リカバリーインナーを選ぶ際によく目にするのが「一般医療機器」という表記です。
これは、国(厚生労働省)に届出を行い、一定の基準を満たした製品であることが公的に整理されている状態を指します。血行促進や疲労軽減といった作用について、表現できる範囲が明確になるのも特徴です。
ただし注意したいのは、一般医療機器の表示がない=効果がない、という意味ではない点。
同じブランド内でも、インナーは未届出、ルームウェアは一般医療機器、といったケースは珍しくありません。これは、素材自体は共通でも、商品カテゴリごとに届出の有無が分かれているためです。
リカバリーウェアとインナーの違い
リカバリーウェアとリカバリーインナーの違いは、着用シーンと役割設計にあります。
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リカバリーウェアは、パジャマやルームウェアのように「1枚で着ること」を前提に作られているのが特徴です。就寝時や自宅でのリラックスタイムを想定し、デザインやシルエットもそのまま外に出られるような仕様のものが多く見られます。生地も比較的しっかりしており、包み込むような着心地を重視したモデルが中心です。
一方で、リカバリーインナーは服の下に着ることが前提。Tシャツ型やレギンスなど、肌に直接触れる形状が多く、日常の服装に自然に組み込めるよう設計されています。特徴的なのは、「寝るときだけ」ではなく、就寝中から日中まで着用するという考え方。仕事中や移動中にも使えるため、生活リズムを大きく変えずに取り入れやすい点、リカバリーウェアに比べて安価に手に入る点がインナーならではの魅力です。
なお、インナーはリカバリーウェアと比べると身体に触れる範囲は限定的になります(特に下半身)。
そのため、全身を包み込むような着用感を求める場合は、リカバリーウェアの方が合うと感じる人もいるでしょう。
リカバリーインナーおすすめメンズ6選|比較一覧表も
リカバリーインナーはブランドや素材、ラインナップによって性能や着心地が異なります。
ここでは、主要なメンズ向けインナー6ブランドを一覧で比較し、各モデルの特徴がひと目でわかるようにまとめました。「どれが自分に合いそうか」を判断する際の基準としてお使いください。
| ブランド | 価格帯 | リンク | 医療機器区分 | 素材・技術 | インナー形状 |
|---|---|---|---|---|---|
ReD インナー |
約4,000円〜 | 一般医療機器 | VITALTECH® 鉱石配合繊維 |
Vネック 長袖 ボクサー等 |
|
BAKUNE インナーウェア |
約5,000 〜6,000円 |
一般医療機器 ※一部未届 |
SELFLAME® | Vネック ボクサーパンツ等 |
|
Recoverypro Lab. インナー |
約4,600 〜5,000円 |
一般医療機器 | セラミック系素材 | 半袖 長袖Vネック |
|
UNITE インナー |
約5,000円前後 | 一般医療機器 | セラミック混ベア天 | 九分袖Vネック | |
リライブ インナー |
7,700円 | 一般衣料品 | 鉱石配合プリント | 半袖 ノースリーブ等 |
|
VENEX おうちインナー |
8,800 〜9,900円 |
一般衣料品 ※おうちインナー |
PHT繊維 | レギンス 9分袖 半袖等 |
このあと、それぞれのブランドについて特徴や向いている人をもう少し具体的に解説していくので、自分の生活に合う一枚を探す参考にしてみてください。
24時間リカバリーウェア ReD インナー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | 24時間リカバリーウェア ReD(レッド) |
| 医療機器区分 | 一般医療機器 |
| リカバリー素材 | VITALTECH® (8種の天然鉱石配合繊維) |
| ラインナップ | 半袖Vネック/長袖/ボクサーパンツなど |
| 価格帯 | インナー最安:約4,000円〜 |
| 主な着用シーン | 就寝時/日中/仕事中 |
ラインナップさまざま。生活に組み込めるリカバリーインナー
ReDは、リカバリーウェアの中でも「続けやすさ」に重きを置いたブランドです。8種類の天然鉱石を繊維に配合したVITALTECH®素材を採用し、疲労回復をサポートする設計ながら、価格帯は比較的控えめ。インナータイプは約4,000円台から選べるため、リカバリーインナーを初めて試す人でもハードルが高くありません。
インナーも一般医療機器の届出済みという点も知っておきたいポイント。すべてのモデルにおいて安心感があります。ボクサーパンツタイプもあり、無理なく自然に着られる1枚を探しているメンズに向いた、バランスのいい選択肢といえます。
BAKUNE インナーウェア
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | BAKUNE(バクネ)インナーウェア |
| 医療機器区分 | 一般医療機器 ※一部未届 |
| リカバリー素材 | SELFLAME® |
| ラインナップ | 半袖Vネック/ボクサーパンツ/ロングボクサーパンツなど |
| 価格帯 | インナー:約5,390円〜 |
| 主な着用シーン | 就寝時/在宅時間/リラックスタイム |
“気持ちよく続ける”リカバリーインナー
BAKUNEのインナーウェアは、リカバリー性能を前面に出すというより、まず「着心地の良さ」を最優先に設計されています。鉱物を練り込んだSELFLAME®素材を採用しつつも、生地は非常になめらかで、一般的な高品質インナーとほぼ同じ感覚で着用できるのが特徴です。
半袖Vネックやボクサーパンツは一般医療機器の届出はありませんが、ロングボクサーパンツは届出済み。同じ素材でも商品カテゴリによって扱いが分かれており、「基準として何を重視するか」を考えながら選べるのはBAKUNEならではです。強い体感を求める人よりも、睡眠中やリラックスタイムにストレスなく着られる1枚を探しているメンズに向いた、バランス型の選択肢といえるでしょう。
Recoverypro Lab. 疲労回復インナー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | Recoverypro Lab.(リカバリープロラボ) |
| 医療機器区分 | 一般医療機器 |
| リカバリー素材 | 鉱物練り込み繊維(血行促進サポート設計) |
| ラインナップ | 長袖Vネック/半袖Vネック |
| 価格帯 | 半袖:4,620円〜/長袖:4,950円〜 |
| 主な着用シーン | 就寝時/日中/仕事中 |
実用性重視。出版社発の、手に取りやすいリカバリーインナー
Recoverypro Lab.(リカバリープロラボ)は、宝島社が関わるブランドという背景もあり、リカバリーウェアの中では比較的リーズナブルで現実的な価格設定が特徴です。専門性を前面に出しつつも、日常に取り入れやすい距離感を保っている点は、このブランドならでは。
そんなリカバリープロラボから登場したインナーウェアは、トップスに響きにくいなめらかな着心地と、体にしっかり沿うフィット感が特徴となってます。伸縮性が高く、動いてもズレにくいため、就寝時だけでなく日中や仕事中でも使いやすい設計。一般医療機器として届出されている点も安心ポイントです。
サイズ設計はメンズ・レディースで分かれており、メンズはVネック仕様。襟ぐりが広めで、シャツやカットソーの下に着てもインナーが見えにくく、実用性のある作りです。派手さや高級感は控えめですが、その分「いつでも、どこでも、気負わず着られる」インナーを探しているメンズに向いた、堅実な選択肢です。
UNITE リカバリーインナー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | UNITE(ユナイト) |
| 医療機器区分 | 一般医療機器 |
| リカバリー素材 | セラミック混ベア天(遠赤外線保温素材) |
| ラインナップ | 九分袖インナー(Vネック) |
| 価格帯 | 約5,000円前後 |
| 主な着用シーン | 仕事中/日中/就寝時 |
「温めて巡らせる」発想の、医療由来リカバリーインナー
UNITEのリカバリーインナーは、医療用ユニフォームを手がけるメーカー発のブランドで、設計思想が非常に明確です。独自配合の特殊セラミックスを練り込んだ「セラミック混ベア天」素材を採用しています。
生地は薄く軽く、伸縮性が高いのが特徴。ラグラン袖で肩が突っ張りにくく、デスクワークや立ち仕事でも動きを妨げません。Vネック仕様で首元からインナーが見えにくく、UVカット機能も備えるなど、実用面はかなり現実的です。
RELIVE リライブインナー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | リライブ(RELIVE) |
| 医療機器区分 | 一般衣料品 ※一般医療機器でない |
| リカバリー素材 | 鉱石配合プリント(独自加工) |
| ラインナップ | 半袖/ノースリーブ/あったかインナー(綿混)/βモデル |
| 価格帯 | 7,700円~ |
| 主な着用シーン | 日中/仕事中/軽作業時 |
“体感を求める人”が選ぶ、独自路線のリカバリーインナー
リライブインナーは、一般医療機器ではなく一般衣料品として展開されているリカバリー系インナーです。最大の特徴は、生地そのものではなく、衣服の特定部位に施された鉱石配合プリント加工という独自アプローチ。着用時の感覚や動きやすさに着目した設計で、他ブランドとは異なる方向性を取っています。
ラインナップは半袖・ノースリーブに加え、綿混の「あったかインナー」や鉱石量を増やしたβモデルなど幅広く、用途や季節で選びやすい構成。また、購入日から6ヶ月の保証や返品保証など、保証が充実しているのは他ブランドと比べて魅力的。安い買い物ではないので、ローリスクでお試しできるのは嬉しいポイントです。
VENEX おうちインナー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | VENEX(ベネクス) |
| 医療機器区分 | 一般衣料品 ※一般医療機器でない |
| リカバリー素材 | PHT繊維(ナノプラチナ含有繊維) |
| ラインナップ | レギンス/クルーネック9分袖/Vネック半袖 |
| 価格帯 | 8,800円〜9,900円 |
| 主な着用シーン | 就寝時/在宅時間/休養・オフタイム |
「休む時間の質」を重視する人のためのリカバリーインナー
VENEXは、「アクティブに動くため」ではなく、しっかり休むことに価値を置くリカバリーウェアブランドです。おうちインナーシリーズには、独自のPHT繊維(ナノプラチナ含有繊維)を採用し、着用中のコンディションを穏やかに整えることを目的とした設計がなされています。
レギンスや9分袖、Vネック半袖など、いずれも締め付けを抑えた作りで、就寝時や在宅時間との相性は良好。反対に、仕事中や外出時のインナーとしてはオーバースペックに感じる人もいるかもしれません。価格帯は高めですが、その分「着ると自然とオフに切り替わる感覚」を重視したい人、「ギフト用に購入を考えている人」には納得しやすい製品です。日中の回復より、夜の休養を大切にしたいメンズに向いた一枚といえるでしょう。
おうちインナーシリーズは一般医療機器未届アイテムですが、届出済みの製品と同じ特殊繊維を使用しています。
メンズ用リカバリーインナーの注意点・よくある誤解
リカバリーインナーは便利な反面、期待の持ち方を間違えると「思っていたのと違う」と感じやすいアイテムでもあります。
ここでは、実際によくある誤解と、選ぶ前に知っておきたい注意点を整理しておきます。
注意点・よくある誤解を確認!
- 「着ればすぐ疲れが取れる」と思ってしまう
リカバリーインナーは医薬品ではありません。1回着ただけで劇的な変化を感じるというより、着用を続けることでコンディションを整える考え方に近いものです。
即効性を期待しすぎると、評価が厳しくなりがちです。 - 一般医療機器=誰にでも同じ効果が出るわけではない
一般医療機器の届出がある製品は、一定の基準を満たしている目安になりますが、体感には個人差があります。
体格、冷えやすさ、着用時間帯などによって感じ方は変わるため、表示だけで判断しきらない視点が大切です。 - サイズは「ゆったり=正解」ではない
リカバリーインナーは、肌に近い距離で着ることで素材の特性を活かす設計が多くなっています。
大きすぎるサイズを選ぶと、効果以前に着心地が悪くなったり、重ね着しづらくなることも。普段のインナーに近いサイズ感を基準に選ぶのが無難です。 - 高価格=自分に合うとは限らない
高価なモデルほど素材や設計が凝っている傾向はありますが、必ずしも全員に合うわけではありません。
まずは1枚、無理のない価格帯で試してみるほうが、結果的に納得感のある選択になりやすいです。
まとめ|メンズのリカバリーインナーは“継続して着られる1枚”を選ぼう
メンズ向けリカバリーインナーを選ぶうえで、もっとも大切なのは「続けて着られるかどうか」です。
どれだけ素材や仕組みにこだわっていても、着心地が合わなかったり、生活シーンに合わなかったりすると、自然と着なくなってしまいます。リカバリーインナーは、特別な日に使うものではなく、日常の中に無理なく組み込めることが価値になります。
今回紹介したように、
- 価格を抑えて試しやすいもの
- 肌触りやフィット感を重視したもの
- 仕事中や就寝時など用途を絞ったもの
ブランドごとに方向性はさまざまです。正解はひとつではなく、自分の生活リズムや着用シーンに合うかどうかで選ぶのが失敗しにくい考え方といえるでしょう。
まずは「日中も着られそう」「これなら違和感がなさそう」といった感覚を基準に1枚選んでみてください。継続して着られるインナーこそが、結果的にもっとも満足度の高い選択になります。
今 真一