【専門家が推奨】高反発マットレスおすすめ7選

高反発マットレスは近年人気で主流のマットレスタイプです。当サイト「眠ハック」は2019年から運営しており、2023年現在までに約70種類ものマットレスをひとりで体験しています。

この記事では、その経験から睡眠の専門家である筆者がおすすめしたい高反発マットレスを7商品紹介していきます。

高反発マットレスとは

高反発マットレスとは、読んで字のごとく反発力の高いマットレスのこと。現在では主流となっているタイプで、もっとも出まわっている商品種類が多いマットレスです。高反発のマットレスは、体を支えてくれたり寝返りをサポートしてくれる寝心地のため「高反発＝硬め」と捉えられがちですが、実際には硬さは無関係で、跳ね返す力が強いかどうかです。

高反発おすすめ７選へジャンプ

高反発マットレスがおすすめな人は？

高反発マットレスがおすすめな人は以下のとおりです。

あお向け寝が多い人

高反発マットレスはあおむけ寝が多い人におすすめです。 あお向け寝は他の寝姿勢に比べて、もっとも体への負担が少ない姿勢です。ただし、きれいな寝姿勢が保てた場合に限定されます。 「きれいな寝姿勢」とは自然に立っているときの姿勢のことをいいます。

あお向け寝が自然にできる高反発マットレスは、腰痛予防や肩コリ予防という意味合いでも非常にメリットの大きいマットレスといえるでしょう。

寝起きでだるいと感じている人

寝返りが打ちにくいことは寝起きでだるいと感じる原因のひとつです。

低反発マットレスのように体が深く沈むことで寝返りがしにくくなると、余計に力を使ったり、ひと晩のうちに目を覚まして寝返りを打つといったことが数度繰り返されます。

中途覚醒といわれる睡眠障害の原因となってしまいますので、寝起きのだるさなど心当たりのある人には寝返りのしやすい高反発マットレスをおすすめします。

寝苦しいと感じている人

寝苦しさも寝返りが打ちやすくなることで解消することがあります。

寝返りの役割には「温度調整」もあります。睡眠中に動きが少ないと体熱でどんどん暑くなっていき、やがて汗によるムレや寝苦しくて中途覚醒が起きる原因ともるでしょう。

高い反発力があると寝返りがスムーズになり、体熱の放出や湿度の調整がストレスなくできますので、快眠へとつながりやすくなります。

腰の辛さに悩む人

高反発マットレスは、低反発マットレスやポケットコイルマットレスよりもフィット感が少ない寝心地です。

低反発の感触

フィット感が高いと身体が大きくなるにつれて腰や肩が沈みすぎる傾向にあります。その結果、寝姿勢の崩れによる腰痛や肩コリの原因となってしまうため、腰に違和感を感じているような人は高反発マットレスが合いやすいといえます。

日本人らしい体型の人

欧米諸国の人に比べ、日本人は平坦な身体のラインをもっています。海外産のマットレスはフィット感が高い設計のものが多く、日本人の体型には合いにくいとされます。米国メーカーのシモンズやシーリーが古くから日本工場で日本人向けのマットレスづくりをしている点からも裏付けられていますね。 つまり、フィット感が高すぎない高反発マットレスの方が日本人の大半に合いやすいマットレスといえるでしょう。

高反発おすすめ７選へジャンプ

高反発マットレスの失敗しない選び方

実際に高反発マットレスを選ぶときにどの点を見れば良いのか悩みますよね。こちらで自分でネット購入する際に、失敗しないための選び方を紹介します。

どう使いたいのか目的を決める

まずは、どう使いたいのかを決めましょう。高反発系のマットレスには大きく3タイプあります。

ベッドマットレスの例

使い方や使用目的で3つのタイプの内もっともあてはまるものに決めましょう。

折りたたみタイプの例

ベッドマットレスはベッドフレーム上で使うタイプ、折りたたみマットレスはフローリングや畳などに直置きして使い収納も視野に入れたタイプ、マットレストッパーは今使用中のマットレスの上に敷いて使うタイプです。

トッパーの例

ベッドマットレスも直置きはできますが、収納やお手入れ面で扱いにくいことがあるためあまりおすすめしません。どうしても直置きして使いたい場合はすのこマットや除湿シートを使い、カビ対策を徹底しましょう。

なるべく多層構造のマットレスを選ぶ

高反発マットレスにはいくつもの別素材や違う特性を持った層が重なり合って構成される多層構造のマットレスがあります。 多層構造の方が高反発マットレスの硬すぎる寝心地や、通気性の悪さといったデメリットを解消されているものが多くなってます。価格は比例して高くなる傾向ですが、なるべく多層構造のマットレスを選ぶことをおすすめします。

硬さが自分に合っているか見極める

寝心地に1番影響する「硬さ選び」です。 マットレスの硬さは「ニュートン(N)」という値で表されています。選んだマットレスの硬さが自分に合っているかどうか見極めるためには、自身の体重とニュートンを照らし合わせると適正な硬さが見えてきます。 以下の表で自身の適正な硬さを確認してみてください。

ニュートンや硬さ早見表

ただし多層構造のマットレスは上層が40Nと柔らかめ、2層目が150Nと硬めにつくられることがあるため、これに限りません。あくまでも単層構造のマットレスの目安です。

>>マットレスの理想的な硬さって？

耐久性は密度で判断する

せっかく新調したマットレスですから、できれば長く使いたいですよね。寿命に関わる耐久性は「密度(D)」で判断しましょう。以下の表では密度と耐久寿命の関係性をまとめています。

※ウレタンマットレスに限る

例えば、5年は同じ寝心地で使いたいという人は、30～35Ｄのウレタンマットレスを選ぶといった具合です。ただし密度が高くなると価格も比例して高くなります。予算と照らし合わせて最適な耐用年数の価格帯と密度を選んでみてください。

お試し期間があるかどうか

購入したマットレスが体に合うかどうか最終的には数日寝てみなければ判断しかねます。多くの人にとって、お試し期間があるかどうかは大きな判断材料となるでしょう。 購入時にもお試し期間があることがわかれば、失敗する心配がなくなり購入ハードルが下がりますよね。最近では、30日から最大180日間の返品保証を設けているメーカーがほとんどです。

お試し期間の長さは30日あれば十分ですが、もし不安であれば100日程度の期間に設定されているものを選んでみてください。また、返品時に送料がかからなかったり、配送手配をおこなっているメーカーもあります。そのようなサービスがあるところを選ぶと、返品時の手間も減るのでおすすめです。当記事で紹介しているマットレスだと「エマスリープ」や「Newコアラマットレス」が該当します。

高反発マットレスおすすめ7選

睡眠の専門家である筆者が実際に体験・検証し、とても寝心地良く感じた高反発マットレスを7商品紹介しています。

emma sleep Japan「エマスリープ」

エマスリープはドイツ生まれの寝具メーカーです。世界で約600万人以上が愛用するマットレスを販売しています。エママットレスは3層構造で、密度や弾力性の高い表面層と、硬めのサポート層で構成されています。

寝心地は反発力の高さから少し硬く感じますが、表面層は低反発なのでフィット感が心地よくなってます。オープンセルのウレタンを使用しているため、通気性が高くムレにくいのも特徴のひとつです。エママットレスの他にも1番人気のエマハイブリッドと最上位モデルのエマプレミアムもあり、目的や予算で選べます。

リフレーションジャパン「SOMURESTA(ソムレスタ)」

2019年末に設立された新進気鋭の実力派メーカー「リフレーションジャパン」。代表取締役の方は睡眠コンサルタントの肩書を持ち、13年程大手寝具メーカーで勤めた経験もあります。

赤ちゃんでも安心して使えるような品質や、高い密度による寿命の長さを持ち、コスパ面では最高クラスのウレタンマットレスです。

三つ折りタイプながらに折り目がないのもポイントで、三つ折りが良いけど折り目が苦手なという人にもおすすめできます。

ウェクセルマットレス

ウェクセルマットレスは凹凸プロファイルカットウレタンとJIS規格国内最高品質のスプリングコイルを使用したハイブリッドタイプのマットレスです。

比較的硬めの寝心地ですが、凹凸プロファイルカットのウレタンを使用することで適度なフィット感があり、横向き時の肩への圧迫感が軽減されています。

周囲1列は中心部よりも硬めのエッジハード設計。端っこの不安定さを解消しているのも特徴です。

イッティ「雲のやすらぎプレミアム」

雲のやすらぎプレミアムは純国産マットレス。カバー表面にまで施す独自技術の新クロスクラウド製法により体圧分散性が非常に高い寝心地です。

両面リバーシブルで季節ごとに合わせた生地感に仕上がっているため、1年を通して快適さを保ちやすいのも特徴のひとつです。

フィット感は適度に、ふかふかした敷布団に近いような感覚のため、敷布団に慣れているけど初めてマットレスを購入してみるという人にもおすすめできます。

モットン

モットンは元プロ野球選手もおすすめする腰痛対策特化のマットレスです。

各体重別に合わせて、硬さをソフト・レギュラー・ハードの3タイプから選ぶのが特徴。反発弾性率が50%以上あり(当サイト調べ)、寝返りしやすい高い反発力をもっています。

中国製が多い中、日本製のウレタンフォームを使っている点もおすすめしたいポイントです。 100日間の返金保証もあるため腰痛持ちで悩んでいる人も安心して購入できます。

Newコアラマットレス

Newコアラマットレスはオーストラリアからやってきたコアラスリープが販売するマットレスです。海外ブランドですが日本人に合わせた設計でつくられています。

シリーズ中1番人気のNewコアラマットレスは、硬さ変更やゾーニング設計など基本的な性能がそろったスタンダードタイプ。約50Dという高い密度のウレタンが使われ、もっちり感がありながらも寝返りのしやすい弾力性を持つ寝心地です。

サポート力はありますが、ガタイが良い人は沈みすぎる傾向があるため、女性やお子様のように比較的体型が小柄な人におすすめです。

エムリリ―優反発

エムリリ―優反発マットレスは世界で1200万枚を超えるヒット商品で、マンチェスターユナイテッドの選手や、Jリーガ－も使っているマットレスです。身体のメンテナンスを重要視するスポーツ選手も愛用しているため、それだけでエムリリ―の良さが伝わってくるはず。

また、復元率99.5%と非常に高い耐久性を持ちます。長く使えるのにリーズナブルな価格設定でコスパが高いもうれしいポイントですね。セミシングルサイズもあるためお子様や小柄な方にも合わせやすいのもメリットです。

ひとめで確認！高反発マットレス比較表

当ページで紹介している高反発マットレス7商品の比較表です。

マットレス名	詳細情報	特徴
エママットレス 詳しく知りたい>	価格：99,000円 厚み：25㎝ 重さ：21㎏	コスパ最高クラス 7ゾーニング カバー洗濯可能
ソムレスタ 詳しく知りたい>	価格：59,800円 厚み：10㎝ 重さ：9.6㎏	高密度高耐久性 カバー洗濯可能 高体圧分散性
快眠タイムズ 詳しく知りたい>	価格：50,000円 厚み：20㎝ 重さ：15.5㎏	高弾性フォーム 高体圧分散性 羊毛使用
雲のやすらぎ 詳しく知りたい>	価格：44,800円 厚み：17㎝ 重さ：6.7㎏	ふかふか癒される 裏表リバーシブル 体圧分散性が高い
モットン 詳しく知りたい>	価格：39,800円 厚み：10㎝ 重さ：7.5㎏	仰向寝がしやすい 選べる硬さタイプ 腰痛対策特化
Newコアラ 詳しく知りたい>	価格：89,900円 厚み：23㎝ 重さ：19.4㎏	硬さ変更可能 フィット感が高い コアラ1番人気
エムリリー8cm 詳しく知りたい>	価格：25,980円 厚み：8㎝ 重さ：5.4㎏	中間の硬さ エムリリー1番人気 リーズナブル