ウェクセルマットレスは高級ホテルのマットレスにも採用されるような構造を持ったマットレスです。使用者は「2度寝がなくなった」「スッキリ起きられるようになった」という内容の口コミを投稿しており、認知度はまだまだ低いですが、その寝心地の良さで人気を集め始めています。
この記事では、そんなウェクセルマットレスを実際に体験し、本当のところ寝心地はどうなのか、どんな人におすすめなのかを解説。他人気メーカーのマットレスとも比較するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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ウェクセルマットレスとは｜特徴を簡単解説！
ウェクセルマットレスは、株式会社ウェクセルが販売するポケットコイルマットレスです。「ウェクセル」は「wake(目を覚ます)」と「accelerate(加速する)」を掛け合わせた造語で、目覚めを良くすることであらゆる活動を加速するという想いが込められています。
主な特徴は3つ
ウェクセルマットレスには主に、以下の3つの特徴があります。
ウェクセルマットレスの特徴
- ウレタンとポケットコイルを使ったハイブリッドマットレス
- 衛生的な特殊素材を使用している
- 保証が充実している
- 衛生面に優れた側地や中綿
- 凹凸プロファイルカットウレタン
- ポケットコイル
ウェクセルマットレスは、凹凸プロファイルウレタンとポケットコイルをクッション材として使用し設計されたハイブリッドタイプのマットレス。ハイブリッドタイプはシモンズや日本ベッドなど超一流メーカーでも採用されている構造です。
ポケットコイルはJIS基準最高クラスの硬鋼線「SWRH82BC」を使用しており、優れた耐久性を持っています。
また、抗ウイルス･制菌･抗カビ効果のある側地と、防ダニ･抗菌･防臭作用のある中綿を使用しており、衛生的な環境を保ちやすい仕様となってます。機能性と安全性を第三者機関(一般社団法人繊維評価技術協議会)によって認められ、SEKマークを取得している点も安心できるポイントです。
ウェクセルマットレスには120日間返品無料サポートと、10年間の製品保証がついています。
もし寝心地が合わなければ返品・返金できるため、ネット販売限定ながらに実店舗よりもじっくり試すことが可能です。10年間の製品保証は、商品に不備があり、耐久性に問題があった場合に無料で修繕･交換してくれるサービスです。
各保証の詳細については公式サイトのページでご確認ください。
基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 価格(税込) | 95,000円 |
| タイプ | ポケットコイル |
| 厚さ | 24cm |
| 重さ | 27kg |
| 硬さ | 中層ウレタン：170N/230N |
| 反発弾性率 | 50%(凹凸プロファイルカットウレタン) |
| ウレタン密度 | 中層ウレタン：40D/30D |
| コイル仕様 | コイル規格：SWRH82BC コイル高：5.7インチ |
| 耐用年数 | 推定10年以上 |
| 保証 | 10年間 |
ウェクセルマットレスの評価
当サイトでは各マットレスを専門家によるフラットな目線で寝心地を評価しています。まずはウェクセルマットレスの総合評価をごらんください。
ウェクセルマットレスの評価
▼総合評価：79/100点
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| あお向け | 8/10 |
| 横向き | 7/10 |
| 端の沈み込み | 10/10 |
| 通気性 | 7/10 |
| 腰サポート | 9/10 |
| 反発弾性 | 7/10 |
| 耐久性 | 9/10 |
| 素材 | 9/10 |
| 振動吸収性 | 7/10 |
| コスパ | 6/10 |
※体験者：身長175cm／体重65kg／ふつう体型
※当サイトの評価基準について
評価に対するコメント
ウェクセルマットレスは実際に寝てみて、硬め好きにかなりおすすめしたい寝心地に感じました。硬さはやや硬め～硬めの寝心地です。あお向けのときは腰が支えられ、腰のサポート力に秀でています。ただ、「良いマットレス=柔らかい寝心地」というイメージがある方は少し硬すぎると感じるのかなと思います。また、耐久性が高いのもメリットのひとつでしょう。衛生加工も踏まえると、長く快適に使用できるコスパ良好マットレスであるといえます。
どんなひとにおすすめ？おすすめできない人も
実際に体験した評価を元に、ウェクセルマットレスをおすすめできる人をまとめてます。
こんな人におすすめ
- 硬めの寝心地が好き
- 今のマットレスで腰が沈んでいる感覚がある
- 比較的体重が重ため・筋肉質
- 保証が充実しているのが最低条件
ウェクセルマットレスの寝心地はやや硬め～硬めです。イメージでいうとフランスベッドやシモンズの5.5インチレギュラーの硬さに近いかもしれません。例えば、「今使っているマットレスや敷布団だと腰が沈んでしまっている」といった場合にはウェクセルマットレスの寝心地が合う可能性があります。
また、筋肉質であったり体重が重ためな方は、硬めの寝心地が合う傾向です。「自分には合うだろうか」とお悩みの方も、120日間のお試し保証を利用して、ウェクセルマットレスをぜひ一度試してみてください。
おすすめできない…！
- もちっとしたフィット感が好き
- 柔らかい寝心地で癒されたい
- 比較的体重が軽め・痩せ型
ウェクセルマットレスは体を包み込むようなフィット感はありません。
ウェクセルマットレスのレビュー！
ウェクセルマットレスの具体的な硬さや寝心地などをレビューしていきます。
梱包や開封
ウェクセルマットレスは圧縮梱包で届きます。
コンパクトなので狭い廊下や入り口なども難なく通ります。ただし、重さが約27kgあり重いです。ダンボールも小さくはないので2階などへ運ぶ際は2人で慎重におこないましょう。
ビニールを外していくとあっという間に圧縮から復元。
厚みも規定の24cmまで戻り、すぐに使える状態になりました。
タオル地のような側地でさらっとしている
ウェクセルマットレスの側地に触れてみると、タオル生地のような肌触りです。
この生地は「アムンゼン」と呼ばれる生地で、梨の皮のような細かい凹凸感を出した梨地織りの一種。
肌に張り付きにくくさらっとした清涼感があります。
また、天然由来のミネラルを利用してつくられた「デオファクター」という液剤を使用し衛生加工されています。制菌・防臭・抗ウイルス・防カビという寝具にあったらうれしい機能性が詰まっています。
手でグッと押し込んでみると、やや硬め～硬め程度の感触です。動画では簡単に沈んでいるようにみえますが実際はかなり力を入れています。
縫製も丁寧でほつれなし
体圧分散が高く下からの支えが強い印象
あお向けで寝てみると、1層目のわた素材と2層目の凹凸プロファイルウレタンにより適度なフィット性を感じます。
下層では硬めの170Nウレタン層と硬めのポケットコイルを使用しているため、主に腰まわりの沈み込みを防いでくれています。
これはつまり、寝姿勢をキレイに保ってくれるので、身体のゆがみによる腰への負担を最小限に抑えられるということ。腰痛持ちの方にもおすすめできるような寝心地だと思います。
硬めなのに肩の圧迫感は少ない
一般的に硬めのマットレスは肩の圧迫感が強まるため横向き寝が適さないことがデメリットになりがちです。
しかしウェクセルマットレスは凹凸プロファイルカットウレタンを使用していることで、肩への圧迫感というデメリットを解消してくれています。これはウェクセルマットレスの特筆すべき点のひとつでしょう。
ただできれば枕は高めの方がより肩への圧迫感を防げるのでおすすめです。もちろん、無理して高くすると別の問題が生じるのでできる限りで調整しましょう。
あお向けも横向きも自然な寝姿勢になる
あお向けと横向きの沈み具合は以下の画像のとおり。
沈み具合による寝姿勢の崩れは起きていません。正しい寝姿勢の参考を置いておきます。
寝返りは非常にスムーズ
寝返りについては最近試したマットレスの中でもトップクラスのしやすさです。
寝返りしやすい理由は2つあり、「硬めなこと」と「反発力の高いウレタンフォームを使用していること」。反発力は反発弾性率で表されますが、ウェクセルマットレスで使用する凹凸プロファイルウレタンフォームは50%あります。50%は一般的にいわれる高反発マットレスの中でも数値が高めです。
プロファイルウレタンは弊社完全オリジナルの素材になっており、スペックとしては、硬さ170N、密度40D、反発弾性50%の高弾性になります。
引用元：ウェクセルマットレス公式ブログ
反発弾性率が記載されていない高反発マットレスは「高反発」と呼ばれる基準に達していない可能性があり、ウェクセルのように公式サイトでスペックが明記されている方が品質に対する信頼度は高いです。
耐久性は推定10年以上
耐久性は推定で10年以上です。
根拠はウレタン素材の「密度」や品質の高い「スプリングコイル」、そして「10年の製品保証がある」点です。
ウェクセルマットレスで使われるウレタンフォームは2種類、公式サイトにはそれぞれ40Dと30Dと記載があります。(こちらで記載されてます。)
密度と寿命の目安は以下のとおりです。
上記表を参考にすると、ウェクセルマットレスのウレタンフォームは数値的に8～10年程度が目安の寿命といえます。これは単体での寿命目安となりますが、複層構造の場合はその限りではなくより長くなる傾向です。
もう一点、下層のコイル素材は一般的な平均値をみても10年以上の寿命が期待できます。特に、ウェクセルマットレスのスプリング素材は品質が高く、さらに線径が太めでコイル高は低めです。これらのことから耐久性が高い条件はそろっています。
また、10年保証があります。これはメーカー側が耐久性について自信があることの裏付けでしょう。10年保証の条件は以下のとおり。
当社指定商品に限り、売買契約が成立した日から10年間、商品保証（マットレスの一部に他の部分と比べて3ｃｍ以上の凹みやヘタリがある場合、商品到着後、正しく開封下にも関わらず、コイルやウレタンに不備があった場合等）を行うものとします。
引用元：ウェクセルマットレス利用規約
3cm以上のへたりが見られた場合は交換なり修繕なり対応をしてくれるはずです。より長く安心して使用できますね。
エッジサポート設計で立ち上がりやすく座りやすい
ウェクセルマットレスのポケットコイル層は、中心部と比べて周囲2列が硬めにつくられてます。
この設計方法をエッジサポートといい、座りやすい、立ち上がりやすいなどのメリットがあるのが特徴です。
老舗寝具店の自社工場でつくられている
製品の品質表示タグをみると下部「表示者」に「株式会社チヨダコーポレーション」の文字があります。
株式会社チヨダコーポレーションは広島にある老舗の寝具店。広島県内に自社工場も持っており、その工場で作られる商品は高い品質を保っています。また、そこでつくられているため当然日本製です。中国製品がすべて悪いということではありませんが、国産というだけで安心する気持ちはだれもが持っているはずでしょう。
ウェクセルマットレスの口コミ評判
出典：ウェクセル公式サイト
販売開始まもないウェクセルマットレスの口コミや評判は、ネット上で見つけられませんでした。そのため公式サイトにあるレビューを参考に、一般ユーザーがどんな感想を持っているのかまとめていきます。
口コミまとめ
ウェクセルマットレスの口コミのほとんどはポジティブな内容で、横向きもあお向けもしやすい、2度根がなくなってスッキリ起きられるようになったなどの内容がありました。一方、悪い口コミはほぼなく、「想像より硬かった」や「ウレタン臭が気になった」の2点だけでした。
優しく包むフィット感があるような寝心地を想像すると、少しイメージと違うのかもしれません。
SNSでの評判
2024年5月時点でウェクセルマットレスに関する口コミが1件だけ見つかりました。
ウェクセルマットレスっていうマットレスめっちゃ良かった。 ちょうど良い固さというか、気持ちよくて寝やすい。寝つきも寝起きもめっちゃ良くなった。
引用元：X
「ちょうど良い固さ」といわれているとおり、ウェクセルマットレスは表面のクッション層により、硬いけど硬すぎないような寝心地です。睡眠になんらかの悩みがある方で、今のマットレスだと寝返りのときに力が必要、腰が沈んでいる気がするといった方はベストな寝心地の可能性があります。
ウェクセルマットレスのメリットやデメリット
ウェクセルマットレスのメリットやデメリットは以下のとおりです。
| ◎メリット | △デメリット |
|---|---|
|
|
おおまかに、「しっかり腰を支える硬めの寝心地」という特徴から、ウェクセルマットレスは硬め好きの方や腰に負担が少ないマットレスを探している方にメリットがあるタイプのマットレスです。
一方、「寝心地が硬め」「重たい」という側面をみると、柔らかくモチモチしたような寝心地を求める方や、引っ越しが多い方、2階に寝室がある、床に置いて使いたいなど目的によってはデメリットの方が大きく感じます。
ウェクセルマットレスは120日間の返品保証があります。硬さが合うか迷っている場合は、当記事レビュー内の「寝心地・沈み具合・寝返り」などを参考にし、好きそうかどうかレベルの判断で決めてみると良いと思います。
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ウェクセルマットレスと人気マットレスを比較
ネット上でポケットコイルマットレスを探しているとほぼ必ず目につくであろう「NELLマットレス」との寝心地の違いを簡単に解説します。
まずスペックの違いです。
構造の違い
| ウェクセルマットレス | NELLマットレス |
|
 |
| ①高機能綿 ②凹凸＆フラットウレタン ③ポケットコイル |
①高機能綿 ②不織布/ウレタンシート ③ポケットコイル ④不織布/ウレタンシート ⑤高機能綿 |
ネルマットレスは不織布や高機能綿(わた)と薄いフラットなウレタンシートを重ねたクッション層とポケットコイル層で構成されています。
ウェクセルマットレスも表面に高機能綿(わた)が使われている点は同じです。しかし、ウェクセルマットレスでは中間層に厚めの凹凸ウレタンフォームとフラットなウレタンフォームが使われており、ここが大きく違う点でしょう。
また、両マットレス共に端の沈み込みを防ぐエッジサポート設計や、抗菌性のある中綿が使われているという共通点もあります。
硬さの違い
簡単にいうと、硬さはウェクセルマットレスの方がネルマットレスよりも硬め。表面クッション層自体の硬さ(ふわふわ感)は同程度ですが、土台であるコイルの硬さが変わる印象です。
ネルマットレス
ネルマットレスのコイル(土台)自体の硬さはふつう程度で、使われるコイル数が多いため、部分的には比較的柔らかいような感触もあり、横になるとしっかり支えられている感覚を得られます。
ウェクセルマットレスはコイル(土台)自体が硬いので、凹凸ウレタンフォームで体圧分散性とフィット性を補っているといった構成かと思われます。
ウェクセルマットレス
これにより、腰の沈み込みを最小限に抑えることができてかつ、適度なフィット感と高い体圧分散性を持った寝心地が作られています。
以上のことから、体重が重ため・筋肉質、腰のサポート性を重視する、フランスベッドなど「硬め」といわれるマットレスが好きな方はウェクセルマットレスの方がおすすめできます。一方、ふわふわ感を伴い癒し要素のある寝心地が好きな方、体重は軽め～ふつう程度の方はネルマットレスの方が合いやすいと思います。
ウェクセルマットレスのよくある質問
ウェクセルマットレスのよくある質問をまとめています。
返品時の梱包は必要？
返品時の梱包は業者がおこなってくれるため、自分で作業する必要はありません。商品は裸の状態で玄関にて引き渡しましょう。
返品保証の適用期間は？
返品保証が適用されるのは、商品到着から14日~120日以内です。
お手入れは何をすればいい？
1～2週間に1度の陰干しで湿気を飛ばし、3カ月に1度上下のローテーションをしましょう。
シーツは必要？
シーツなしでそのままの使用でも問題ありませんが、長く清潔に使い続けるためにも別途シーツを装着しましょう。また、必要に応じて敷パッドや防水シーツを使用してください。本体が汚れたり水に濡れたりすると寿命が来る前に廃棄する羽目になってしまうので衛生面には注意が必要です。
寿命はどれくらい？
寿命ははっきりしていません。しかし、高品質なスプリング素材を使用している点、ウレタン密度の高さ、10年保証が付いている点など考慮すると最低でも10年は快適に使えるはずです。
