睡眠の質は寝方で決まる?ベストな寝姿勢の見極め方

皆さんは普段、どんな寝方をしていますか?

仰向け、もしくは横向きで寝ている人が多いのではないでしょうか。

実は睡眠の質を上げるために理想的なのは背骨を体に負担のない形に保てる「仰向け」なのです。

ただ、体質や悩みによって最適な寝方は違ってきます。

この記事では、寝方が睡眠の質に与える影響や、仰向けのメリット・デメリットを知ることができます。

そして、横向きやうつぶせで寝るのが適している人の特徴も紹介しますね。

睡眠の質に寝方が影響する理由

寝方は睡眠の質に深く関係しています。

寝るときは同じ体勢が続くので、身体のある一部分にひと晩中負担がかかってしまうことになるからです。

わかりやすいのがうつ伏せ寝です。

うつぶせ寝は背骨が反り、首にも負担がかかってしまうでしょう。

これはそれぞれ「腰の痛み」「首のコリ」の原因となってしまいます。

このように、からだの様々なトラブルを引き起こしかねない寝方は睡眠の質を悪くする直接的な理由になるんです。

睡眠に理想的な寝方は仰向け

睡眠に良い寝方は、正しい立ち姿勢のまま横になる「仰向け」です。

背骨の自然なS字カーブを保てると、身体への負担が少ないからです。

しかし、⇒「ただ」仰向けで入眠すれば睡眠の質を高めてくれますが注意しなければならない点もあります。

仰向けにどんなメリット・デメリットがあるのかお伝えしますね。

仰向けのメリット

体への負担が少ないことが最大のメリットです。

仰向けは寝返りもうちやすく、睡眠中の動きのストレスが軽減されるからです。

どんな良い寝具を使っていても、朝まで同じ体勢のままでは辛く寝返りのしやすさは重要なポイントですよね。

他にも、背骨が安定すると身体の負担が減り血流もよくなるので疲労回復の効果も期待できます。

睡眠の質を上げるために仰向けは1番理にかなっている寝方なんです。

仰向けのデメリット

デメリットは呼吸を妨げる可能性があることです。

仰向けの場合、重力で舌が下に落ちて気道を狭くしてしまうことがあるからです。

特に、肥満気味の人は脂肪で気道が狭くなっているので注意が必要です。

空気の通り道である気道が狭くなると、呼吸が苦しくなってしまいますよね。

寝ている時に十分な酸素が入ってこなければ、体の疲れもとれず睡眠の質が上がるはずもありません。

さらに、気道が狭くなるといびきや無呼吸症候群を引き起こすリスクが増える心配があります。

横向きがベストな人の特徴

横を向いて寝るのが楽だと感じる人も多いですよね。

実は、体質や悩みによって睡眠の質に良いベストな寝方が違ってきます。

では、横向きで寝るのが適しているのはどんな人なのでしょうか。

腰痛がある

横向きがベストな人の特徴は「腰痛がある」ことです。

本来は身体に負担がかからない仰向けですが、腰痛時には痛みが悪化してしまう可能性があるからです。

腰が痛いと、身体をほんの少し動かすのも辛かったりしますよね。

横向きで寝ると痛みに合わせて腰の角度も調整できて、楽な姿勢で眠ることができますよ。

抱き枕を足に挟んだり、背中を丸めて腰に負担のないよう寝ることのできる横向きは、腰痛がある場合にベストな寝方です。

無呼吸症候群

睡眠時に一時的に呼吸が止まってしまう「無呼吸症候群」の人は、横向きがベストです。

横向きで寝ると、舌が落ちて気道を塞ぐことがなく呼吸がしやすくなるからです。

無呼吸症候群は放っておくと睡眠の質が下がるだけでなく、別の病気を引き起こす危険があります。

横向きで寝て少しでも病気の予防ができるなら、今日からでも寝方を変えたいですよね。

慣れた寝方を変えるのは簡単ではないですが、無呼吸症候群の人は横向きで寝るのがベストです。

うつぶせがベストな人の特徴

うつぶせで寝ると首に負担もかかるし、寝苦しそうなイメージがありませんか?

そんなマイナスのイメージがあるうつぶせですが、意外にも睡眠の質に嬉しい効果があるのです。

うつぶせで睡眠の質が上がる人の特徴をみていきましょう。

いびきがひどい

うつぶせがベストな人の特徴は「いびきがひどい」ことです。

仰向けは1番いびきをかきやすく、逆にかきにくいのがうつぶせだからです。

いびきをかくのは舌や脂肪で気道が塞がれることが原因だといわれています。

うつぶせの姿勢は、気道が確保されるのでいびきの改善に効果的です。

いびきは周りの人にも影響してしまうものなので、寝方を変えて改善できるのは嬉しいですね。

気道を狭くする原因を改善できるので、いびきがひどく悩んでいるならうつぶせがベストです。

リラックスしたい

リラックスして安眠したい場合もうつぶせがベストです。

うつぶせには自律神経を整えてリラックスする効果があるからです。

胸部が圧迫されると、横隔膜が下がり下腹部が膨らむので腹式呼吸がしやすくなります。

自律神経にはリラックスモードにする副交感神経と、活発モードにする交感神経があります。

腹式呼吸をすると副交感神経が優位に働くためリラックスできるのです。

一見苦しそうなうつぶせに、呼吸がしやすくなる効果があるなんてびっくりですね。

自律神経を整える腹式呼吸が自然にできるうつぶせは、リラックスしたい場合にベストなんです。

まとめ

睡眠の質を上げるためには、自分の体質や悩みに合った寝方をすることが大切です。

ベストな寝方をしていないと、体のトラブルの原因になってしまうからです。

睡眠中に腰痛の悪化やいびき、息苦しさを感じたくないですよね。

今日から寝方を変えて睡眠の悩みを解消し、体の不調も改善していきましょう。

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  • この記事を書いた人

今 真一

【上級睡眠指導士782号】 身長175㎝/体重62㎏。睡眠の質を高める寝具の重要さに気づいて7年経つ寝具選びのプロ。腰痛にやさしいマットレスが特に好き。寝室はマットレスだらけです。 自己紹介ページ

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