「血圧が低いと朝起きられない」
よく聞きますが、これはほんとうのようです。
ただ、厳密にいうと自律神経の乱れが原因で低血圧を引き起こすことで身体の活動を鈍らせてしまうことになります。
睡眠はしっかりとれているのに?
睡眠はしっかりとれているのに朝スムーズに起きられない。
そんな方は少なくないと思います。
寝起きが悪くなるのは、脳へまわる血液量がへって、酸素が運ばれる量がすくなくなることが原因です。
脳への酸素がすくないと脳の目ざめが悪くなって、からだへの信号が鈍くなることにより寝起きの悪さにつながります。
自律神経の乱れによって低血圧になる
●寝ているときに活動しているのは副交感神経
●おきているときに活動しているのは交感神経
この2つの神経のバランスを損なうことによって、不安や緊張、全身のダルさ、めまい、そして不眠や寝起きの悪さなどにつながります。
つまり自律神経の乱れは、こんな悪い流れを生み出してしまうんです。
自律神経の乱れ→低血圧→朝起きられない
→生活リズム崩れる→不眠→さらに自律神経乱れる
つづいて低血圧で朝起きるの苦手という方に向けて、試す価値のある解決法をご紹介していきます。
低血圧解消法~生活編~
■1日3食きちんととる
■夜更かししない
■人込みは避ける
■お酒を飲むのを控える
■水を飲む
1日3食きちんととる
朝食をとることは、体温の上昇と代謝のアップが期待できます。
ご飯を食べるとからだが温まりますからね。
からだの冷えの改善にも効果があります。
夜更かししない
人は一定のリズムをつくって生活しているので、急に夜更かしをすると体のリズムが崩れて体調をくずしやすくなります。
休みの日でも、なるべく夜更かしはせず、決まった時間に寝て決まった時間に起きましょう。
人込みは避ける
俗にいう「人酔い」が起きてしまいます。
人酔いは人混みにいることでストレスを感じてしまい、そのストレスで自律神経の乱れがおき、脳に血液が回りにくくなることが原因です。
お酒を飲むのを控える
お酒を飲むと、血圧が上がって体温が上が……ると思われがち。
でも違うんです。
一時的には上昇しますが、時間がたつと血管が拡張し血圧が下がってしまいます。
夜お酒を飲む習慣があるなら控えてみてください。
水を飲む
水を飲んで血圧があがることはありませんが、水は血液をつくるときに必要です。
水分と血液の量は密接な関係にあるため、体内の水分が少ないことは血液が少なくなることにつながり、血液が少なくなると血圧も下がりやすくなります。
低血圧解消法~運動編~
■ストレッチをする
■第二の心臓をうごかす
■食事を抜くダイエットはNG
ストレッチをする
ストレッチをすることで心臓のポンプ力を高めます。
そして、ちょっとした提案ですが普通のストレッチより、朝ヨガなんてどうでしょう?
なかなか続かないなんて人には少しの工夫やエクササイズ感覚でたのしむことが続ける秘訣ではないでしょうか。
第二の心臓をうごかす
「第二の心臓」とよばれるふくらはぎは、血の巡りに大きく関わります。
ふくらはぎの筋肉をうごかすことで血液の循環が活発になるので朝のウォーキングや階段の上り下りをすると全身があったまります。
食事を抜くダイエットはNG
食事を抜くようなダイエットは、栄養素の摂取が不十分になり、血のめぐりにも影響がでてしまいます。
その結果、低血圧を引き起こしてしまうのです。
低血圧解消法~食べ物編~
■朝にあたたかいスープを飲む
■消化に良いものを食べる
■たんぱく質をしっかりとる
■チェダーチーズを食べる(効能がやばい)
■ビタミンEを含む食べ物をたべる
朝にあたたかいスープを飲む
生野菜は身体を冷やしてしまう傾向があります。
なるべくあたたかいスープや飲み物をのんでからだをあたためましょう。
消化に良いものを食べる
低血圧な方は胃がもたれやすく、弱い場合がすくなくないです。
朝は豆腐やおかゆなど消化に良いものをたべましょう。
消化に良いたべもの
豆腐/おかゆ/白身魚/鶏肉/うどん/バナナ/卵
消化に悪いたべもの
雑穀米/繊維の多い野菜/根菜/キノコ類
たんぱく質をしっかりとる
たんぱく質は血管や血液をつくるのに必要な栄養素です。
不足していると冷え性や低血圧の原因になりかねません。
たんぱく質が含まれる食材
豆腐/納豆/豆類全般/鶏のささ身など脂身の少ない肉類/卵
チェダーチーズを食べる(効能がやばい)
チェダーチーズはストレスを和らげるパントテン酸という成分が含まれていて、ストレスのやわらぎが自律神経を整え、低血圧を引き起こすことを防いでくれるといえます。
と、ここで低血圧からは少々脱線しますが、チェダーチーズは驚きの効能があるんです。
チェダーチーズの効能
チェダーチーズは糖質の代謝を助けます。糖質の代謝を助けるというのは「糖質→からだを動かすエネルギーをつくりだす」ということです。
他にも「疲労回復を助けるビタミンB1」「皮膚や粘膜の機能を維持するビタミンB2」「皮膚の健康維持、脳神経を正常にするナイアシンとビタミンB6」動脈硬化予防・ストレス緩和のパントテン酸」「貧血予防の葉酸」「骨・歯の形成に必要なカルシウムやリン、マグネシウム」そして「良質なたんぱく質」「βカロテン」など多種多様な栄養素が詰まってます。
ビタミンEを含む食べ物をたべる
ビタミンEは血行を促進する作用があります。
血の流れをよくすることは、低血圧の他にも冷えや肩こりを改善することにも効果があるんです。
ブロッコリーやアボカド、ナッツ類などに多く含まれていますよ。
寝起きの悪さはケンカの原因に!
寝起きが悪いと相手とケンカをしてしまいます。
どういうことかというと、寝起きが良い人は寝起きが悪い人にいらいらしやすいんです。
同棲中のカップルや夫婦のケンカの原因の上位にもくる「寝起きの悪さ問題」。
寝起きの悪い人の気持ちは寝起きが良いひとには理解しかねます。
寝起きが悪いのには、身体的な理由もあるし精神的な理由もあるし、けっこう複雑なものです。
逆に「寝起きが悪い人が、無理やり起こされて怒る」なんてこともよくあること。
いわゆる逆切れですね。
こうなってしまうと仲の修復に時間がかかります…
楽しみにしていたデートなどの予定を寝起きの悪さに時間を減らされたり、ケンカで予定がなくなったりしたら本当にもったいないですね。
次の章で、すんなり起きるための方法をひと目でわかりやすいように表でまとめてます。
余計なお世話かもしれませんが、寝起きの悪さの改善の努力をすることは同棲、夫婦生活の改善にもつながるかもしれません。
すんなり起きるための方法まとめ
実践・見直しすること(クリックで詳細まで飛べます) | 理由や原因 |
~生活編~ | |
1日3食きちんととる | 特に朝食を抜くのは悪手 |
夜更かししない | 自律神経の乱れが血圧コントロールに影響 |
人混みは避ける | 人酔いで知らずのうちにストレスが溜まってしまいます |
お酒を飲むのは控える | お酒は最終的に血圧が下がる |
水を飲む | 水は血液のもと |
~運動編~ | |
ストレッチをする | 朝ヨガがおすすめ |
第二の心臓をうごかす | ふくらはぎは全身に血液を運ぶポンプ |
食事を抜くダイエットはNG | 低栄養素になる恐れが… |
~食べ物編~ | |
朝に温かいスープを飲む | 温かいスープはからだを速やかにあたためる |
消化に良いものを食べる | 低血圧の人は胃がよわい傾向 |
たんぱく質をしっかりとる | 血や血管のもと |
チェダーチーズを食べる | 栄養素が多く効能の幅がすごい |
ビタミンEを含む食べ物をたべる | 血行を促進する作用あり |
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